経営を立て直すマネジメントコンサルタントの具体的な仕事内容とは

最新更新日:2024/07/02
作成日:2019/03/08

 

マネジメントコンサルタントという職業があります。経営者から依頼を受けて企業を立て直すために、組織構造そのものにメスを入れていく。それがマネジメントコンサルタントの主な役割で、高年収も期待できる職業の1つです。ここでは、マネジメントコンサルタントの具体的な仕事内容や職を得るために必要なことを紹介していきます。

 

 

目次

■マネジメントコンサルティングとは?

 
■マネジメントコンサルタントの主な仕事内容
(1)クライアントの要望を聞く
(2)問題が起こる原因を探る
(3)企業の経営システムを再構築
(4)新たな市場開拓の支援
(5)リスク管理と対策

 

■他のコンサルタントとの大きな違い
(1)一般的なコンサルティングとは
(2)他のコンサルとは改革方法が異なることも
(3)問題解決よりも問題が起こらない組織作り

 

■マネジメントコンサルタントとして仕事を得るためには
(1)コンサルティングファームへの入社
(2)マネジメントコンサルタントとしての独立

 

■経営を立て直した事例
(1)労働環境と商品単価を見直した改革
(2)消費者の生の声を取り込んだ商品作りで業績回復
(3)従業員教育とチームビルディングによる成長
(4)デジタル化とプロセスの自動化で効率化を実現
(5)サステナビリティへの取り組みでブランド価値を向上

 

■マネジメントコンサルタントに必要な心構え
(1)コミュニケーション能力を磨こう
(2)変革に対する柔軟性を持つ
(3)ITに頼りすぎないこと
(4)持続的な学習意欲を持つ
(5)ストレス耐性を身につける
(6)何よりも必要なのはリーダーシップ

 

■まとめ

 

 

マネジメントコンサルティングとは?

マネジメントコンサルティングとは?
マネジメントコンサルティングとは、企業の経営戦略や事業構想に基づいて、総合的に経営をサポートするサービスです。
 
このようなサービスを担う「マネジメントコンサルタント」には、幅広い知識と経験、分析力、コミュニケーション能力、リーダーシップなどが求められます。また、信頼感を醸成し、クライアントの心を開かせる人柄も重要です。
 
経営の根幹に関わる高度な仕事であり、やりがいや達成感が大きく、年収も比較的高い傾向にあります。

 

マネジメントコンサルタントの主な仕事内容

マネジメントコンサルタントの主な仕事内容_1

(1)クライアントの要望を聞く

マネジメントコンサルタントの仕事は、主に経営者の要望を聞くところから始まります。

・売上を上げたい
・企業の知名度を上げたい
・コストをカットしたい
人材不足

このような要望を経営者から寄せられたとします。どれもありふれた依頼のように感じるかもしれませんが、解決方法はまさにケースバイケース。最善の方法で問題を解決するために、プロジェクトチーム内のアナリストが経営状態を細かく分析します。

 

多くの場合、1人でコンサルティングを行なうのではなく、集団でのプロジェクトを立ち上げてチームプレイで依頼に取り組むことが多いです。マネジメントコンサルタントのチーム内での役割はもちろんマネージャー。マネージャーとしてリーダーシップを発揮し、全体をまとめるのがマネジメントコンサルタント の役割です。

(2)問題が起こる原因を探る

たとえば経営者からの依頼が「売上を上げたい」だとしたら、売上が上がるようなシステムを作るのではなく、まずは売上が上がらない理由を探ります。原因究明をしなければ、その場しのぎのアドバイスを送ったところで数ヶ月もすればまた同じ悩みを企業が抱くようになってしまうからです。

 

経営者はもちろん、 企業のマネージャーや現場の責任者、一般社員やアルバイトまで、誰がどのような仕事をしていてどのような結果を出しているのかを分析します。問題が起こる原因が人材によるものならば、人材を入れ替えることで問題解決することもあるかもしれません。その際に優秀な求人が必要ならば、マネジメントコンサルタントが求人業務を行ないます。

 

ときには、人材そのものには問題がないこともあるでしょう。その場合、問題点は商品やサービスそのものにあるかもしれません。それならば、商品やサービスの質を改善するように経営者に進言します。

 

このように、何が原因で問題を作ってしまっているのかを分析して明確にさせるのも、マネジメントコンサルタントとしての重要な仕事の1つです。

(3)企業の経営システムを再構築

このように企業を分析して問題が起こる原因を突き詰めていくのが第一歩です。次に、問題が二度と起こらないような企業システムに作り変える業務があります。「企業を再構築する」といえばわかりやすいかもしれません。例えば、社内の人材を入れ替えたり、商品やサービスを変更したり、ITのシステムを変更したり、取引業者を変更したりなどといったことです。

 

人や商品の改善などのアナログな部分、ITのようなデジタルな部分ですが、このように企業の内部にある、ありとあらゆるものが改革の対象になります。改革はもちろんチームプレイで行ない、どの人材をどの担当にすれば目標を達成できるかなどを分析、確認することも大切です。マネージャーであるマネジメントコンサルタントにリーダーシップがあれば、チームはよくまとまるでしょう。逆にリーダーシップがなければいくら各々が優秀でもチームがまとまらず、満足いく結果は残しにくいといえるでしょう。

(4)新たな市場開拓の支援

マネジメントコンサルタントは、新たな市場開拓の支援も行います。クライアント企業が新しい市場に進出する際、その市場の分析や戦略立案をサポートします。
 
具体的には、市場の潜在性を評価し、競合他社の動向を調査し、製品やサービスの適応戦略を提案します。また、市場進出後のフォローアップも重要な業務です。

(5)リスク管理と対策

リスク管理もマネジメントコンサルタントの重要な仕事の一つです。企業の経営活動には常にリスクが伴います。これらのリスクを特定し、評価し、適切な対策を講じることで、企業の安定した運営を支援します。
 
例えば、財務リスク、法的リスク、運営リスクなど様々なリスクに対して、リスクマネジメントのフレームワークを提供し、経営者が適切な意思決定を行えるようサポートします。

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他のコンサルタントとの大きな違い

他のコンサルタントとの大きな違い_2

(1)一般的なコンサルティングとは

コンサルタント業界やマネジメントコンサルタントをわかりやすくするために、一般的なコンサルファームでの経験の積み方をご説明します。

 

一般的に、コンサルティングファームに入って最初に任せられる仕事は分析。つまり、アナリストとしての仕事です。アナリストが情報を集めて、その情報を分析し、それらを元にして他のコンサルタントがコンサルティングを行ないます。そのため、経験が浅いコンサルタント は「アナリストとしての経験しかない」ということもありえます。

 

先輩のコンサルティングを身近で学びながら経験を積んだのち、実際にコンサルティングを行なう立場になるわけですが、基本的にはチーム戦です。そのため、リーダーシップを取るプロジェクトマネージャーの指示によって動くことがほとんどです。

さらに経験を積むと、今度は自らがリーダーシップを取る“マネージャー”になります。これらが一般的なコンサルタントが歩む道の流れですが、これらのポジションとは別にパートナーというポジションもあります。経営者から依頼を受けて企業とガッチリと手を組み、企業本体とは別の路線で同じ目的を目指す存在です。セミナーを開催したり、本を出版したりする人もいます。

(2)他のコンサルとは改革方法が異なることも

上記で紹介したような一般的なコンサルタントと比較すると、マネジメントコンサルタントはもっと企業のコアな部分の改革を任される機会が多いようです。

 

たとえば、看板商品を売り出すためのコンサルティングならば、販売方法や宣伝方法ばかりに注目するのではなく、経営体制から見直します。経営を根本から変えるため時間もかかりますし、大人数のプロシェクトになることも少なくありません。マネジメントコンサルタントは、大人数のプロジェクトリーダーなのですから、当然リーダーシップが必要とされます。

(3)問題解決よりも問題が起こらない組織作り

もちろん例外もありますが、一般的なコンサルティングで扱うのは目の前の問題の解決です。一方、マネジメントコンサルタント が手がけるのは、目の前の問題を解決することではなく、今後問題が起こらないように組織そのものを変えることです。

 

後者のコンサルティングが成功すれば、一時的な問題の解決ではなく長期にわたって問題が起こりにくくなります。どちらがより優秀な解決策なのかは明らかだと思います。もちろん大きな労力と大量の時間がかかる仕事になりますが、その分やりがいもあります。

 

 

マネジメントコンサルタントとして仕事を得るためには

マネジメントコンサルタントとして仕事を得るためには_3

(1)コンサルティングファームへの入社

コンサルティングファームとは、主に企業からのコンサルティングを請け負う企業です。一般的に広く人材募集も行なっており、業界未経験でも採用している企業も多くありますので、将来的に独立コンサルタントになりたいのであればコンサルティングファームへの入社が一番の近道です。

 

ただし、コンサルタントになるのとマネジメントコンサルタントになるのとでは、やはり少し意味合いが異なるようです。前述したようにコンサルティングファームで最初に与えられる仕事は、データ分析や先輩のコンサルティングのサポートです。何年もコンサルタントとしての経験を積みながら、マネジメントコンサルタントの立場に少しずつ近づいていきます。

 

このように書いてしまうと遠回りのように感じるかもしれません。しかし、コンサルティングファームへの入社は確実にコンサルタントの仕事に携われる道の1つ。特にまだ年齢が若い人は他の業種で別の経験を積むよりも、最初からコンサルティングファームに入社または転職した方が良いかもしれません。コンサルタントとしての濃い経験を積む機会に恵まれるでしょう。

(2)マネジメントコンサルタントとしての独立

多くの人が理想とするのは、やはり独立してマネジメントコンサルタント業務に従事することでしょう。企業内でのマネジメントコンサルタント職は高年収ですが、独立して成功すれば、さらなる高年収も期待できます。独立している人の中では年収2,000万円以上の方も少なくありません。

 

しかし、独立して高収入を得るためには何か際立った特長が必要です。それも、わかりやすい長所である必要があります。過去のキャリアを長所にするのであれば、大企業のシニアマネージャークラスの経験が必要と言われています。一般的なマネージャークラスの経験値だと、アピール力が弱いと言わざるをえない厳しい世界なのです。

 

経験ではなく資格を武器にするのであれば、MBAの資格が有効と言われています。もちろん、MBAの資格取得は難易度が高いのですが、そのくらい難易度の高いものでなければ経営者の心と資金を動かすのは困難です。特にマネジメントコンサルタントの仕事は経営者の代わりに経営を引き受けるようなものですから、よほどの信頼がなければ依頼を得るのは難しいでしょう。

 

 

経営を立て直した事例

経営を立て直した事例_4

(1)労働環境と商品単価を見直した改革

続いて、コンサルティングによって経営を立て直した過去の事例を紹介します。まずは飲食業界の大手A社です。

 

A社は、かつては労働環境があまり良くなかったため現場の社員もアルバイトも定着しにくく、人員不足が原因で顧客が求めるサービスを提供できずにいました。求人募集をしてもまともに人が集まらない、そのような不毛の時期が続いていたのです。

 

そこで行なった改革は求人を外国人労働者にも広げたこと。日本人向けの求人では人が集まらずにいましたが、外国人にも間口を広げると人材不足は解消されました。そして、同じタイミングで商品単価も上げたのです。

 

この改革によって、人員不足の悩みは消え、顧客が求めるサービスも提供できるようになりリピーターが増えました。同じ時間帯に働く労働者の人数を増やしたため人件費はもちろん上がりましたが、商品価格を上げたことでトータルでの収益はむしろ上昇しています。

 

この改革での肝は、企業内の労働形態を大幅に変えたことです。外国人労働者を大量に採用することは今でこそあまり珍しくないかもしれません。しかし、珍しくなくなったのはA社の成功事例があったからこそで、その成功事例に倣った企業が増えたのでしょう。

(2)消費者の生の声を取り込んだ商品作りで業績回復

次の改革成功事例は、主にオリジナルブランドを扱う小売業のB社です。B社は知名度こそあったものの、数年間にわたり業績が上がらなかった時期が続いていました。

 

B社が行なった改革は、消費者がどのような商品を求めているのかをITを駆使しながら徹底的にリサーチして、望まれる商品作りにこだわったことです。消費者と一緒に新商品を作るプロジェクトもスタートさせました。

 

その結果、売り上げが上昇して営業利益も回復しています。一時的なその場しのぎではなく、経営スタイルを根本的に見直したことが成功に繋がった事例の1つでしょう。

(3)従業員教育とチームビルディングによる成長

続いて、従業員のスキル向上とチームビルディングを通じて経営を立て直した事例をご紹介します。
 
C社は、製造業界の中堅企業でありながらも、従業員のスキル不足と部門間のコミュニケーション不足が原因で生産性が低下していました。このままでは競争力を維持することが困難になると判断し、コンサルティングを依頼しました。
 
コンサルタントの指導のもと、技術研修やリーダーシップトレーニングを実施し、従業員一人ひとりのスキルアップを図りました。また、部門間の連携を強化するためにチームビルディングのイベントを定期的に開催し、コミュニケーションの活性化を図りました。
 
これらの取り組みの結果、従業員の士気が向上し、生産性も大幅に改善されました。さらに、部門間の協力体制が強化されたことで、製品の品質向上にも繋がり、顧客満足度も向上。結果として、C社の業績は飛躍的に回復し、競争力のある企業として再び成長を遂げることができたのです。

(4)デジタル化とプロセスの自動化で効率化を実現

次に、デジタル化とプロセスの自動化を通じて経営を立て直した事例をご紹介します。
 
D社は、物流業界の企業で、手作業による業務プロセスが多く、効率の悪さが課題となっていたため、コンサルティングを依頼し、業務プロセスの見直しとデジタル化の導入を進めることにしました。
 
最新のITシステムを導入し、在庫管理や配送管理などの業務プロセスを自動化を推進。また、データ分析ツールを活用することで、業務の進捗状況やボトルネックをリアルタイムで把握し、迅速な意思決定が可能となりました。
 
業務の効率化が進み、コスト削減にも成功。また、従業員の負担が軽減されたことで、業務に対する満足度も向上し、離職率の低下にも繋がりました。結果として、D社は効率的な運営体制を構築し、業績の改善と持続的な成長を実現しています。

(5)サステナビリティへの取り組みでブランド価値を向上

最後に、サステナビリティへの取り組みを通じて経営を立て直した事例をご紹介します。
 
E社は、アパレル業界の企業で、時代的背景により環境への配慮が求められる中、従来の製造プロセスや素材が環境負担の要因となっていました。
 
そこで、持続可能な素材の使用やエコフレンドリーな製造プロセスの導入を推進。また、リサイクルプログラムを設立し、消費者が使い終わった製品を回収し、再利用する取り組みを開始しました。
 
これらの努力により、E社は環境に配慮した企業としてのブランド価値を向上させ、消費者からの支持を得ることに成功。結果として、売上の増加とブランドロイヤルティの向上にも繋げています。

 

 

マネジメントコンサルタントに必要な心構え

マネジメントコンサルタントに必要な心構え_5

(1)コミュニケーション能力を磨こう

では、これからマネジメントコンサルタントを目指す方にとって必要な心構えとはどんなものがあるでしょうか。

 

まず、重要視されるのはやはりコミュニケーション能力です。マネジメントコンサルタントは経営者がどのようなことを望んでいるのかをしっかりと汲み取る必要があるので、十分なコミュニケーションを交わす必要があります。

 

ときには、経営者だけではなく現場のマネージャーや現場責任者、一般社員ともコミュニケーションを図る必要があるでしょう。彼らの本音を聞き出すためには、やはりコミュニケーション能力が求められます。とくに重要視したいのは現場で働いている人の生の声です。現場のモチベーションを上げることが、経営者が求める結果へと近づく足掛かりになるはずです。

(2)変革に対する柔軟性を持つ

マネジメントコンサルタントは、企業の変革を支援する役割を担います。そのため、変革に対する柔軟性を持つことが重要です。変革のプロセスは時として予期せぬ問題や抵抗に直面することがありますが、そのような状況でも冷静に対処し、柔軟にアプローチを変えることが求められます。
 
特に、大規模な変革プロジェクトでは、途中で計画を修正する必要が生じることが多いです。こうした場合に柔軟に対応できるかどうかが、プロジェクトの成功を左右します。また、変革を推進する際には、関係者全員の意見を尊重しつつ、最適な解決策を見つけ出すための協調性も必要です。
 
変革の経験を積み重ねることで、どのような状況にも対応できる柔軟性と適応力を養うことができるでしょう。

(3)ITに頼りすぎないこと

今の時代、ITをまったく使用しないビジネスは稀有です。そのため、どうしてもITを重視するコンサルティングになりがちですが、より重視しなければならないのは人の心です。特に、現場で働いている人がどのように業務に取り組んでいるのかを忘れてはなりません。

 

ITを重視しすぎてしまうと、どうしても経営システムの改善ばかりに目を奪われがちですが、ITを構築しているのは人間です。抜本的な改善のために必要だったのは、システム改善ではなく彼らのモチベーション向上の方だったという場合もあるのではないでしょうか。

 

ITはさまざまな物事を効率化してくれますが、効率化だけでは本当の改革には繋がりません。経営の神と言われた松下幸之助氏「企業は人なり」と説き、企業にとっての財産は人材であると言っていたように、人材の大切さに改めてフォーカスを当てて改革に乗り出すことも大切だと言えます。ときには、ITが生まれる前の時代の成功事例を参考にするのも良いのではないでしょうか。

(4)持続的な学習意欲を持つ

マネジメントコンサルタントとして成功するためには、持続的な学習意欲が欠かせません。ビジネス環境は常に変化しており、新しい知識やスキルを習得し続けることが求められます。最新のビジネストレンドや技術革新についての知識をアップデートすることで、クライアントに最適なアドバイスを提供することができます。
 
また、業界や専門分野に特化した知識を深めることで、より専門的なコンサルティングが可能となります。専門書籍の読書、セミナーへの参加、オンラインコースの受講などを通じて、自身のスキルを高めていくことが大切です。
 
学習意欲を持ち続けることで、常にクライアントの期待を超える価値を提供できるマネジメントコンサルタントとして成長することができます。

(5)ストレス耐性を身につける

マネジメントコンサルタントは、タイトなスケジュールやプレッシャーの中で働くことが多いため、ストレス耐性を身につけることが求められます。高いストレス下でも冷静に判断し、最適な解決策を見つけ出すためには、メンタルヘルスの管理が必要です。
 
適度な休息を取り、リラックスする時間を確保することで、ストレスを軽減し、パフォーマンスを維持することができます。また、ストレスを感じたときには、信頼できる同僚やメンターに相談することで、精神的な支えを得ることができるでしょう。

(6)何よりも必要なのはリーダーシップ

マネジメントコンサルタントは、ほとんどの場合プロジェクトリーダーを務めます。そのため、リーダーシップ力がないとプロジェクトがうまく働きません。そのため、プロジェクト内においては自分が最高責任者でありマネージャーであるという強い意識でプロジェクトを進めていく必要があります。

 

まだ経験の浅いメンバーから無謀とも思える案が出るかもしれませんが、そのような時でもまずは意見を出した考え方を尊重することが大切です。プロジェクト内でその意見を試す価値は十分にあります。

 

当たり前ですが独裁してもいけませんし、人の意見を聞きすぎてもいけません。プロジェクトの責任者であることを十分に自覚してチームをまとめていくのが、マネージャーとしての重要な役割です。

 

日頃から、少人数でも人をまとめる癖をつけて自分のリーダーシップ力を磨きましょう。大きなプロジェクトを任された時にその経験は必ず役に立ち、十分なリーダーシップを発揮できるはずです。

まとめ

マネジメントコンサルタントは経営システム自体を変えるコンサルティング業務を請け負うため、さまざまな要素を求められます。誰にでもできる仕事ではありませんが、高年収や大きなやりがいを得ることができるでしょう。

 

コンサルタントを目指すのであれば、いずれはマネジメントコンサルタントを手がけることを目標の1つとすると良いでしょう。そうすれば、必ず1人のコンサルタントとして成長でき、独立した際の成功も夢ではなくなるかもしれません。

 

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

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