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プロフェッショナル人材の活躍事例紹介。変化する日本の社会

作成日:2019/09/03

 

人生100年時代働き方改革・・・今、日本の働く環境は大きく変わろうとしています。人生のステージはこれまでのような学校、就職、引退という形ではなくなり、もっと細分化、変化すると言われています。日本は既に大企業の倒産も珍しいニュースではなくなっており、新卒で入社した会社でそのまま定年を迎えるという働き方がスタンダードではなくなっているのです。

「ポータブルスキル」という概念も生まれているように、会社に依存するのではなく一個人としてのスキルを磨き、魅力ある人材として社会を渡り歩きながら、さまざまな会社でスキルをシェアするという考え方も登場しています。プロフェッショナルの仕事を一つの会社だけに留めてしまうのはもったいないことだとも言えるでしょう。

 

ではそんな「プロフェッショナル」とは一体どのような人材を差し、どのような仕事をする人のことなのでしょうか。今回のコラムでは、日本が考えるプロフェッショナル人材事業や、企業に所属せずにフリーランスとして活躍するプロフェッショナル人材について、また実際にプロとして働く人たち自身が思うプロフェッショナルとはどんな人たちのことなのかという部分に焦点を当てて考えていきます。

 

目次

■プロフェッショナル人材とは?
(1)国も「プロフェッショナル人材の活用」に力を入れている
(2)人生100年時代、新しい働き方が広がる

 

■プロ人材の活躍事例
(1)日本の働く環境は変化している。フリーランスのプロ人材が必要とされている理由
(2)プロフェッショナル人材事業の事例
(3)プロ人材と地方企業を橋渡ししたプロジェクト「100年企業創出プログラム」
(4)自分の市場価値を高めるための秘訣~イベント開催報告~

 

■“プロ”という働き方を選んだ先駆者たち
(1)新規事業のプロフェッショナル人材 守屋 実さん
(2)コミュニケーション・調整力のプロ人材 戸田 貴智さん

 

■まとめ

 

 

プロフェッショナル人材とは?

(1)「プロフェッショナル人材の活用」に国も力を入れている

「プロフェッショナル人材事業」という取り組みについて、耳にされたことはあるでしょうか。これは、地方へ能力のある人材を送り、各道府県の事業を活性化させようという内閣府の取り組みです。

質の高い雇用を地域の各拠点に生み出し、人も仕事も良い形で循環させていくことが目的。そのために、「プロフェッショナル人材戦略拠点(プロ人材戦略拠点)」と呼ばれるプラットフォームを設置し、地域と連動しながら「攻めの経営」へと中小企業を後押しする計画です。

 

当該ホームページを見てみると、「プロフェッショナル人材活用ガイドブック」が無料でダウンロードできるサービスがあり、平成27年を皮切りに平成30年まで毎年更新されていることから、国を挙げてこのプロジェクトに力を入れていることをうかがい知ることができます。冊子には、事業の目的やスキームなどの他、実際にプロフェッショナル人材事業を活用し「攻めの経営」へと転じることができた中小企業の実例や実績が紹介されています。

 

この取り組みの事業モデルを簡単にご紹介します。

当該事業の核となるプラットフォーム(プロ人材戦略拠点)には、プロフェッショナル人材戦略マネージャーなどの拠点スタッフがいます。その拠点スタッフが金融機関と連携しながら各地域の企業経営者と新規事業などについて対話を重ね、「攻めの経営」へのシフトチェンジを応援。そして新たに生まれた雇用に対し、適したプロフェッショナル人材をマッチングさせるというものです。

 

特徴的なのは、もともとプロ人材採用という人材ニーズが中小企業側にある状態ではなく、プロ人材戦略拠点のスタッフが積極的な戦略を中小企業に提案し、事業を立ち上げるところから始まるという点。

中小企業としては、新規事業や業務改善などの事業アイディアの提供だけでなく、それを実現させるための「プロ人材の提案」もプロフェッショナル人材戦略拠点の支援によって併せて受けることができ、経営者にとって「成長戦略」と「プロ人材採用」の一挙両得の魅力的な制度と言えるかもしれません。

参照:http://www.pro-jinzai.go.jp/

(2)人生100年時代、新しい働き方が広がる

保険のCMなどでも使われ、よく耳にするようになった「人生100年時代」

2007年に日本で生まれた子どもたちの約半数が107歳より長く生きるといる試算があり、100年以上生きることが珍しくない時代が到来すると言われています。これは、健康な状態を保ちながら長く生きる」という点でも注目されており、いわゆる「余生」への概念が大きく変わるニュースでした。

長寿命社会が到来すると、人生の過ごし方が大きく変わるでしょう。これまでは20歳前後まで勉強し、その後就職。60歳前後で定年退職するという過ごし方が一般的でしたが、そもそもこの「学ぶ」「働く」「引退」という3層ではなくなると言われています。

これからは『知識やスキルを再取得しながら自分の生き方を考える』ステージ、『組織に雇われず独立して働く』ステージ、『異なる活動を同時に並行して行なう』ステージ、この3つをくるくると行き来しながら生きる時代に突入すると考えられており、この考え方は、世界的ベストセラーになった戦略的人生設計書『LIFE SHIFT』(リンダ グラットン、アンドリュー スコット著)でも書かれています。

 

この新しい時代の流れに上手に乗るためのポイントとして挙げられるのが、「変化」への適応力。自分自身が状況に合わせて変化する力や、周りの変化を感じ取る力が大切だとされています。

現に日本は、働き方改革高度プロフェッショナル制度などの取り組みも始まっており、社会が少しずつ変化し始めています。

その変化を受け入れ自分はどのような選択をするか。これまでのように「企業に所属していれば安心」という時代は終わりを迎え、一人ひとりが「自分は何のプロフェッショナルと言えるだろうか」と自問自答し、自律する力を持つことが求められる時代が到来しようとしています。

 

 

プロ人材の活躍事例

(1)日本の働く環境は変化している。フリーランスのプロ人材が必要とされている理由

冒頭でもお話した通り、ここ数年日本の働き方には大きな変化が生まれています。それは、日本の人口減高齢化などにより働き手が不足する懸念から、日本のみらいのために変化していかなければならないからです。

既に若年層が減り高齢社会へと突入している日本では、今後ますます人材不足が深刻化していきます。

前章でも取り上げましたが、国を挙げて働き方改革を推進しており、ライフステージの変化(例えば子育てや介護など)により、ビジネスの場から退いていた女性たちの労働力活用促進なども検討されています。

 

働き手の不足とは人の数が足りないこと以外に、「高いスキルを保有する人材の確保」が困難になることでもあります。いわゆるハイスペック層の人材を確保できないために戦略的、挑戦的な経営ができず、会社や、ひいては国力の衰退にもつながる恐れがあるのです。

対応が急務とされているこの課題の打開策になりうるのが、「スキルのシェア」という考え方。能力の高い人材を社会へ放出し、そのスキルを社会全体で活用するのです。

これまでの日本では、新卒入社した会社で定年まで過ごすのが最も一般的で好ましい道とされてきました。しかし、それは優秀な人材を一つの会社が抱え込んでしまうというデメリットでもあったのです。

 

そこで注目したいのが「フリーランス」という存在。プロフェッショナル人材を社会全体で上手に活用することが日本の活性化にもつながるとされているのです。

企業に所属せずにフリーで働くプロ人材が、スキル不足で困窮している企業へ必要な期間参画し、終了すればまた次の企業へと渡り歩くビジネスモデルは、人材側にとっても企業側にとってもメリットがあります。プロ人材は得意とする領域を突き詰めることができ、企業にとっても即戦力を必要な時だけ採用することができる効率の良い仕組み。今後の発展に期待が集まります。

 

また、別の角度からニーズをマッチさせ、プロフェッショナル人材と企業を結び付ける取り組みも行なわれています。次項でご紹介しましょう。

(2)プロフェッショナル人材事業の事例

先だってご紹介した、内閣府の取り組みである「プロフェッショナル人材事業」の事例です。

青森県藤崎町の事業者「株式会社 ふじさきファーマーズ LABO」。農産物やグルメを発信する会社を立ち上げる過程で、経営や戦略、マネジメントなどを担当できるプロフェッショナル人材の必要性を感じ、プロ人材の採用を検討しました。

この案件では、青森県にIターンしたいプロ人材と、経営管理への知見者が欲しい企業とのマッチングが成立しました。双方の希望が叶ったのと同時に、人口減少や産業低迷による経済の縮小という地方が抱えるさまざまな課題にも関連する動きであったことが大きなポイントと言えるでしょう。このケースだけでは与える影響は微々たるものかもしれませんが、新しい可能性を感じさせる一例となったのではないでしょうか。

参照:https://www.pro-jinzai.go.jp/jirei/pdf/jirei02.pdf

(3)プロ人材と地方企業を橋渡ししたプロジェクト「100年企業創出プログラム」

2018年10月~2019年3月においては、信州大学にて「100年企業創出プログラム」というプロジェクトも実施されました。高度な能力を持った人材を地方にも流動させるエコシステムの形成を目的とした取り組みです。

このプログラムは、週3~4日長野県内の企業で勤務し、週に1~2日信州大学にてゼミに参加するというもの。活動費として180万円支給されました。

2019年3月にプログラムが終了し、その後報告会が行なわれました。それによると、プログラム参加者が、プロジェクトで参画した企業にそのまま社員として就職したり、パラレルキャリアでアドバイザーとして関わりを持ち続けるなど、一時の人材交流で終わるのではなく「中核人材の定着」という目的を十分に果たしたものだったとのことでした。半年という時間の中で信頼関係を深め、このプロジェクトだけで終わるのではない継続的な関係へと発展しています。

参照:https://www.shinshu-u.ac.jp/project/100nen_kigyo/candidate.html
参照:https://www.shinshu-u.ac.jp/topics/2019/04/100-1.html

 

(4)自分の市場価値を高めるための秘訣~イベント開催報告~

2019年から、2月6日は「プ(2)ロ(6)フェッショナルの日」に制定されました。これを記念して、去る2月6日には「活躍する現役プロ人材に聞く!自分の市場価値を高めるための秘訣」というイベントが開催されました。

詳細:https://mirai-works.co.jp/topics/news166/

イベントでは、プロフェッショナルとして現役で活躍されている方々が登壇し、「プロフェッショナルとは?」をテーマにパネルディスカッションが行なわれました。登壇したのは、渋谷 雄大さん福澤 知浩さん、守屋 実さんの3名(詳細は各インタビューページをご覧ください)。

このディスカッションで注目すべき点は、「どうやってプロフェッショナル人材になったのか」「自分のことをいつからプロフェッショナルだと思うようになったか」という質問への解。

 

そもそも「プロフェッショナル」とはどのような人、状態を指すのでしょうか。資格や経験値で図る場合もあれば、特定領域の能力により報酬を得ることでプロと呼ぶなど、業界や職種によって定義はさまざまです。今回このイベントに参加したプロフェッショナル3名の答えは実に現実的なものでした。

 

3名に共通していたのは、案件やプロジェクトの「数をこなす」ということ。

特定領域で数をこなし経験を積む“量稽古”が結果的にプロフェッショナルへの道につながっているとの意見が一致していました。

興味深いのは、自分でその領域を突き詰めることを決めてプロになる人がいる一方、外部からの要請によってやらざるを得ない状況になり、結果として量稽古を重ね気が付いたらプロフェッショナルになっていたというケースもあることです。

このような、「最初からプロになろうと思っていなかったが、誠実に仕事に取り組んでいった結果、プロの領域にたどり着いていた」というケースはビジネスにおいて多いようです。

 

仕事をする時に「やらなければいけない」と捉えるか、「自分の経験や糧としてやってみたい」と取り組むか。その「意識の違い」こそがプロになるかそうでないのかの分かれ道なのかもしれません。このことから、プロフェッショナル人材とは特別な能力を持つ限られた人たちのことではなく、自分自身の考え方やその真剣さの度合いによって誰にでも可能性があるとも言えるのです。

 

<各プロフェッショナル人材インタビュー>

渋谷 雄大さん:https://freeconsultant.jp/workstyle/w073

福澤 知浩さん:https://freeconsultant.jp/workstyle/w045

守屋 実さん:https://freeconsultant.jp/workstyle/w029

 

 

“プロ”という働き方を選んだ先駆者たち

 

ここで、既にプロフェッショナルとして独立し活躍している先駆者たちの実例を見ていきましょう。

(1)新規事業のプロフェッショナル人材 守屋 実さん

「得意技のある人は、それだけで勝負した方が、社会の価値であり、相手も喜び、自分も儲かって三方良し」https://freeconsultant.jp/workstyle/w029

 

明治学院大学卒業後、株式会社ミスミ(現ミスミグループ本社)に入社。新市場開発室にて新規事業の開発に従事したことを皮切りに、新規事業を創出するプロフェッショナルとして独立し、各種メディアでも姿を見かけるなど精力的に活動を続けていらっしゃいます。

そんな守屋さんが新規事業のプロとして、最終的に挑戦してみたいことは何か尋ねたところ、「新規事業をたくさん創りたい。ただそれだけ」というシンプルな答えでした。

ひとつ新規事業を立ち上げるとその隣接地帯に新たな事業が見えてくる、という感覚を持っていられる間はチャレンジを続けたいと考えている守屋さん。実際のプロジェクトでは、きれいに立ち上がるばかりでなくうやむやに立ち消えになったり、メンバー離散によって終了してしまう案件なども少なくないようですが、そのような失敗パターンを多く知っていることもプロフェッショナルとして活動していく上で重要な強みと言えるでしょう。

(2)コミュニケーション・調整力のプロ人材 戸田 貴智さん

「スペシャリストたちを活かすプロフェッショナル」
https://freeconsultant.jp/workstyle/w059/

 

大学在学中に知人とビジネスをスタート。計3社を立ち上げ、ベンチャー企業にも勤務。色々なことに興味が湧いてしまうゆえにひとつのことを突き詰めることができず、スペシャリストになれないご自分にコンプレックスを持っていました。

しかし、ある時「自分がスペシャリストになるのではなく、スペシャリストを活かすプロフェッショナルになる」という考えにたどり着き、自身のコミュニケーション能力を武器として活かす道を見つけます。そして、ベンチャー企業を渡り歩きながら部門間調整業務を円滑に進めるうち、それがPMやPMOにあたる仕事だと気が付きました。

戸田さんの場合、コンプレックスに思っていた飽きやすい性格が、「好奇心旺盛」という長所としてビジネスで役立つことに気が付き、結果的にPM/PMOを得意とするプロフェッショナルの道へとたどり着いたのです。

戸田さんのケースも、百戦錬磨で現場経験を積んでいたら、結果的にプロフェッショナルになっていたという事例でしょう。彼のように「自分の中に“プロ”と言える領域がある」こと自体に気が付いていない方はもしかしたら多いのかもしれません。

 

 

 

今回のコラムでは、プロ人材戦略拠点を設置して「攻めの経営」を後押しする働き方への新しい取り組みや、「プロフェッショナル人材」の企業の活用例、プロフェッショナル人材として活躍している人たちの考えや実例などをお伝えしてきました。

時代は平成から令和へ変わり、来年には東京オリンピックが開催されます。おそらくこれからも日本は大きく変化を遂げることでしょう。大企業も「副業」「複業」という働き方を認めたり、プロ人材の採用を取り入れるなど確実に変化は始まっています。

この社会の変化を味方にするためには、「自分はこの分野のプロフェッショナルだ」という自負を持てるよう、挑戦を続けることから始まるのかもしれません。

 

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

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