コンサルタントに必要なスキルとは?転職に役立つ能力も解説

最終更新日:2025/12/09
作成日:2020/01/08

コンサルタントに興味があるものの、「どのようなスキルが求められるのか」「自分の強みをどう活かせるのか」といった疑問や不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。

 

コンサルタントに求められるスキルは多岐にわたりますが、自身の適性や専門性を理解すれば、活躍しやすかったり転職を有利に進められたりします

 

本記事では、コンサルタントに必要なスキルを種類別に解説し、コンサルタントへの転職に役立つ能力も紹介します。

 

目次

■そもそもコンサルタントとは?

 

■コンサルタントに必要なスキル一覧
(1)ロジカルシンキング(論理的思考力)
(2)問題解決能力
(3)調査・分析能力
(4)コミュニケーション能力
(5)プレゼンテーション能力
(6)ヒアリング能力
(7)プロジェクトマネジメント能力
(8)業界・領域の専門性
(9)プロフェッショナルマインド
(10)柔軟性・変化への対応力

 

■【種類別】コンサルタントに求められる専門スキル
(1)戦略コンサルタント
(2)経営コンサルタント
(3)IT(DX)コンサルタント
(4)人事コンサルタント
(5)財務・会計コンサルタント

 

■コンサルタントへの転職で役立つスキル・経験
(1)未経験からでも評価されるポータブルスキル
(2)特定の業界・業務における専門知識

 

■コンサルタントのスキルに関するよくある質問
(1)コンサルタントに資格は必要?
(2)未経験からでもコンサルタントになれる?
(3)コンサルタントは「スキルがつかない」って本当?

 

■まとめ

 

そもそもコンサルタントとは?

ノートパソコンを持ち笑顔で立つ男性と指を立てる同僚

コンサルタントとは、企業や組織が抱える課題を特定し、解決に導く専門家です。語源は「専門的な助言を行う人」という意味の英語「consultant」からきています。

 

クライアント企業だけでは解決が難しい課題に対して、専門的な知識とスキルを使い解決策を見つけ出すのが主な仕事です。

 

アドバイスと合わせて、具体的な実行支援まで担当する場合もあります。物理的な商品ではなく、知見や助言そのものを提供価値とする点が特徴です。

 

戦略系、IT系、人事系など多岐にわたる分野があり、コンサルティングファームに所属して活動するケースが多く見られます。

 

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コンサルタントに必要なスキル一覧

オフィスでファイルを抱え微笑む女性ビジネスパーソン

コンサルタントには多様なスキルが求められますが、中でも特に重要とされるのが、物事を論理的に捉え整理するロジカルシンキング、クライアントの課題を特定し解決策を導き出す問題解決能力です。

 

以下では、コンサルタントに必要なスキルについて詳しく解説していきます。

 

(1)ロジカルシンキング(論理的思考力)

ロジカルシンキングとは、物事を論理的に整理し、筋道を立てて考える能力を指します。

 

コンサルタントにとって、クライアントの複雑な課題を明確にし、解決策を導き出す上で不可欠なスキルです。情報を体系的に分析し、問題の根本原因を特定するためには、論理的な思考力が求められます。

 

また、複数の要素が絡み合う状況を構造化して本質を見極めていく力も、ロジカルシンキングに含まれます。

 

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(2)問題解決能力

問題解決能力は、クライアントが抱える課題の根本原因を特定し、効果的な解決策を立案する能力を指します。

 

コンサルタントは、表面的な問題だけでなく、その奥に潜む真の課題を見つけ出す必要があります。論理的思考力を活用して問題を分解し、優先順位をつけながら段階的に解決へと導く力が求められます。

 

多角的な視点から情報収集を行い、最適なアプローチを策定するため、問題解決能力は論理的思考力と密接に関連するスキルです。

 

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(3)調査・分析能力

調査・分析能力は、クライアントの課題解決に不可欠な客観的な事実やデータを収集し、深く掘り下げて解釈するスキルです。

 

仮説を検証し、具体的な解決策を導き出すためには、市場調査や競合分析など、さまざまな情報源からデータを効率的に集める必要があります。

 

また、収集した情報を統計的手法やフレームワークを用いて分析し、本質的な意味を理解する力も求められます。

 

正確な現状把握と問題の原因特定には、客観的なデータに基づいた精密な調査・分析が欠かせません。

 

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(4)コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、クライアントやチームメンバーとの円滑な関係構築に不可欠なスキルです。

 

コンサルタントは複雑な課題解決に向けて、相手の意見を理解するのはもちろん、自身の考えも明確に伝える必要があります

 

交渉や説得を通じて、クライアントの合意を得ながらプロジェクトを推進するためにも、高いコミュニケーション能力が求められます。

 

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(5)プレゼンテーション能力

プレゼンテーション能力は、クライアントに対して課題解決策や提案内容を明確かつ説得力ある形で提示するスキルです。

 

どれだけ優れた分析や戦略を立案しても、それを効果的に伝えられなければコンサルタントにとって意味がありません。資料の作成能力や、聴衆を引き込む話し方、質疑応答への適切な対応力が求められます。

 

相手の理解度や関心に合わせて情報を調整し、納得感のある説明を行うプレゼンテーション能力は、プロジェクトの成功を左右する要素の1つです。

 

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(6)ヒアリング能力

ヒアリング能力は、クライアントの真の課題やニーズを把握するために必要なスキルです。

 

コンサルタントは相手の言葉を聞くだけでなく、その背景にある意図や感情を理解する姿勢が不可欠です。質問を通じて情報を引き出し、潜在的な問題点を見つけ出す力が求められます。

 

傾聴の姿勢を持ち、クライアントが話しやすい雰囲気を作ることで、信頼関係の構築に繋がり、より本質的な情報にアクセスできます。

 

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(7)プロジェクトマネジメント能力

プロジェクトマネジメント能力は、プロジェクトを計画通りに進行させ、目標達成に導くためのスキルです。

 

コンサルタントは複雑なプロジェクトにおいて、全体のスケジュール管理、リソース配分、進捗状況のモニタリング、リスク管理などを主導することが多いです。

 

複数のタスクや関係者の調整をしながら、設定された期限と予算内でプロジェクトを完遂させる力が求められます。

 

問題発生時には迅速かつ的確な対応を行い、プロジェクトのスムーズな進行を維持する役割を担います。

 

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(8)業界・領域の専門性

業界・領域の専門性は、特定の分野における深い知識と経験を指します。

 

コンサルタントは、クライアントのビジネスモデルや市場環境を理解するため、対象となる業界の動向や慣習、規制などに精通している必要があります。

 

専門性が高いほど、具体的かつ実践的な解決策を提案でき、クライアントからの信頼も得やすくなるでしょう。

 

特定の業界における業務経験や専門知識を持つことは、コンサルティングプロジェクトを成功に導く上で重要な要素となります。

 

(9)プロフェッショナルマインド

プロフェッショナルマインドは、コンサルタントとして高い倫理観と責任感を持ち、常にクライアントの期待を超える成果を目指す姿勢を指します。

 

コンサルタントには、顧客の課題解決に真摯に向き合い、困難な状況でも決して諦めずに最善を尽くす熱意が求められます。また、自己成長への意欲を常に持ち、最新の知識やスキルを習得し続ける探求心も必要です。

 

客観的な視点を持ち、時には厳しい意見も明確に伝えることで、クライアントの本質的な成長を支援します。

 

(10)柔軟性・変化への対応力

柔軟性・変化への対応力とは、予期せぬ事態や環境の変化に対して、スピーディーに適応する能力を指します。

 

コンサルタントが扱う課題は常に変化し、プロジェクトの途中で新たな情報や状況が生まれるケースも数多くあります。

 

そのような場面で、当初の計画に固執せず、状況に合わせて戦略やアプローチを修正し、柔軟に対応する力が求められます。

 

変化を前向きに捉え、新しい情報を取り入れながら最適な解決策を模索する姿勢は、コンサルタントとして課題を解決する上で不可欠といえるでしょう。

 

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【種類別】コンサルタントに求められる専門スキル

会議室で資料を持ち笑顔で進行する女性リーダーと参加者

コンサルタントには多種多様な種類があり、それぞれ求められる専門スキルが異なります

 

以下では、コンサルタントの種類別に具体的な専門スキルを解説していきます。

 

(1)戦略コンサルタント

戦略コンサルタントは、企業の経営層に対し、事業戦略の立案や新規事業開発、組織再編といった経営に関わる意思決定を支援します。

 

そのため、高い論理的思考力と問題解決能力に加え、業界全体を俯瞰する視点や市場動向を深く分析する力が特に求められます。

 

戦略を策定する際は、課題の要素を分解し、ツリー構造で整理することで、多角的な視点から解決策を導き出す必要があります。

 

戦略策定のみならず、実行の可能性を考慮した上で、クライアント企業の長期的な成長につながる提案スキルが必要です。

 

 

(2)経営コンサルタント

経営コンサルタントは、企業の経営課題全般に対して専門的な視点から助言を行い、解決へと導く専門家です。

 

事業戦略の策定から業務改善、組織再編、新規事業の立ち上げ支援など、多岐にわたる領域で企業をサポートします。経営全般に関する深い知識と幅広い視野に加え、論理的思考力や問題解決能力、コミュニケーション能力が特に必要です。

 

クライアント企業の状況を正確に把握するためのリサーチ能力や、それを具体的な施策に落とし込むためのスキルも求められます。

 

課題解決に向けた計画を、シートなどのツールを活用して提示するスキルも重宝されるでしょう。

 

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(3)IT(DX)コンサルタント

IT(DX)コンサルタントは、企業のIT化やDX推進を支援する専門家です。クライアント企業の経営課題をITの力で解決し、業務効率化やビジネスモデルの変革を支援します。

 

ITコンサルタントはシステムやソフトウェアの導入、改善計画の策定を通じてIT環境の改善を担う一方で、DXコンサルタントはAI、クラウド、ビッグデータなどの最新デジタル技術を活用し、企業全体の競争力を強化する役割があります。

 

具体的には、デジタル戦略の策定や実行支援、業務プロセスの再設計、ITセットアップ、さらに従業員のデジタルリテラシーを向上させるトレーニングなど、幅広いサポートを提供できる専門知識と対応力が求められます。

 

ハードの導入だけでなく、企業の戦略や組織文化の変革にも関与し、未来に向けた企業のITマップを策定する力も重要なスキルです。

 

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(4)人事コンサルタント

人事コンサルタントは、企業の「人」に関する課題解決を専門とするコンサルタントです。採用戦略の立案、人事制度の設計・導入、人材育成プログラムの企画、組織開発など、人事に関する広範な領域を支援します。

 

人事コンサルタントに求められるスキルは、労働法規や人事関連の専門知識はもちろん、従業員のモチベーション向上や組織文化の変革を促すための洞察力、経営戦略と人事を結びつける戦略的な思考力などです。

 

経営層だけでなく、現場の従業員とのコミュニケーションを通じて、実効性のある解決策を提案し、実行まで支援します。

 

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(5)財務・会計コンサルタント

財務・会計コンサルタントは、企業の財務状況や会計処理に関する課題を解決し、経営戦略を支援する専門家です。

 

企業の財務体質を強化し、収益性の向上やコスト削減を実現するためのアドバイスを提供します。

 

財務分析・M&Aにおけるデューデリジェンス・事業再生支援・IPO支援など幅広い業務を担当するため、会計・財務に関する専門知識はもちろん、経営戦略全体を理解し、企業価値の向上に貢献するスキルが必要です。

 

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コンサルタントへの転職で役立つスキル・経験

講習会でバインダーの資料にペンでメモを取る手元

コンサルタントへの転職を成功させるためには、コンサルタントとしての適性を示すスキルセットが重要です。

 

未経験からコンサルタントを目指す場合でも、ポータブルスキルや特定の業界・業務における専門知識をアピールすれば、評価される可能性があります。

 

以下では、コンサルタントへの転職で役立つスキル・経験について解説していきます。

 

(1)未経験からでも評価されるポータブルスキル

未経験からコンサルタントを目指す場合、社会人の基礎スキルとなるポータブルスキルは高く評価される傾向にあります。

 

具体的には、コミュニケーション能力や問題解決能力、論理的思考力などが挙げられます。どのような職種や業界においても役立つ能力であり、コンサルタントのスキルとしても不可欠です。

 

前職での経験を通じてこれらのスキルアップを図り、コンサルタントとして活躍するための土台を築きましょう。

 

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(2)特定の業界・業務における専門知識

特定の業界や業務に関する専門知識は、コンサルタントへ転職する際に役立ちます。

 

例えば、外資系企業での営業経験があれば、業界特有の商習慣や課題、営業戦略における課題解決の知見を活かせます。また、ITツールを活用した業務改善の経験がある場合、デジタル化を推進したいクライアント企業への提案力が高まるでしょう。

 

これまでのキャリアで培った専門知識は、コンサルタントとして貢献できることをアピールするための材料となります。

 

コンサルタントのスキルに関するよくある質問

近代的なオフィスビルでノートパソコンを開き佇む男性

ここからは、コンサルタントのスキルに関するよくある疑問・質問について解説します。

 

(1)コンサルタントに資格は必要?

コンサルタントに必須の公的な資格はありません。しかし、実務に役立つ専門資格はいくつか存在します。

 

例えば、経営全般の知識を体系的に習得できる「中小企業診断士」の資格は、コンサルタントとしての基礎力を証明するのに役立ちます。

 

MBAの取得やIT系の資格なども、特定の専門分野で強みを発揮するために有効といえるでしょう。

 

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(2)未経験からでもコンサルタントになれる?

未経験からコンサルタントを目指すことは十分に可能です。総合コンサルティングファームや大手ファームでは、将来性のある人材を確保するため、新卒採用枠や未経験者採用枠が設けられている場合があります。

 

論理的思考力やコミュニケーション能力など、コンサルタントに必要な素養をアピールできれば、業界知識や職務経験が不足していても、採用のチャンスは得られるでしょう。

 

アナリストとしてキャリアを積める可能性もあるため、「自身の強みをいかに示せるか」が重要です。

 

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(3)コンサルタントは「スキルがつかない」って本当?

コンサルタントは、プロジェクトを通じて論理的思考力、問題解決能力、コミュニケーション能力といったビジネスの基本スキルが身につく職種です。

 

また、さまざまな業界や企業の課題に触れることで、幅広い知識や多角的な視点も養われます

 

特にマネージャーレベルになると、プロジェクト全体を統括する中でリーダーシップや組織を動かす力が磨かれる点からも、コンサルタントは多様なスキルが身につきやすいといえるでしょう。

 

まとめ

ノートパソコンのキーボードでタイピングをする手元

コンサルタントとして活躍するためには、多岐にわたるスキルを身につける必要があります。

 

特に、論理的思考力、問題解決能力、コミュニケーション能力は、どのような分野のコンサルタントを目指す上でも不可欠な要素です。

 

また、IT・人事・財務などの専門分野における知識や、特定の業界での実務経験は、コンサルタントとしての強みとなります。

 

未経験からコンサルタントを目指す場合でも、これまでのキャリアで培ったポータブルスキルや、自身の強みを明確にアピールすることで、転職を有利に進められます。

 

常に学び続け、変化に適応する姿勢が、コンサルタントに必要なスキルを身につける鍵となるでしょう。

 

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(株式会社みらいワークス フリーコンサルタント.jp編集部)

 

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