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M&Aコンサルタントの年収が高い理由と就職を成功させるための術

作成日:2019/05/22

 

現在企業給料ランキングなどで平均年収や生涯賃金の上位を占めるのは、ほとんどがコンサルティングファームのM&A関連企業です。確かにM&A業界は平均年収が1800万円とも言われており、日本の平均年収と比べると4倍もの数字を叩き出しているのは事実です。

東洋経済オンラインの生涯給料全国トップ500社ランキングでは、なんと上位4社が全てM&A関連企業となりました。ビジネスメディアのAMP(https://amp.review/tag/ma/)にも、数多くのM&Aに関する情報がアップされています。

事業再生にも欠かせないM&A関連に注目が集まる理由とM&A業界に転職するために必要な情報を詳しく解説します。

 

 

目次

■「M&A」の業務フローをフェーズごとに解説
(1)売却案件や買収ニーズの洗い出し
(2)案件とニーズのマッチング
(3)売り手と買い手の交渉
(4)取引案件の精査~デューデリジェンス
(5)契約締結
(6)クロージングからPMIまで

 

■M&Aコンサルタントとなるための必要資格とは
(1)弁護士
(2)公認会計士
(3)税理士
(4)民間のM&A資格

 

■M&Aを求める日本の事業承継事情を知る
(1)戦略の一つ「事業承継型M&A」
(2)AMPに見る日本のM&Aの実情

 

■高い年収に見合うだけの仕事
(1)ニーズに対して専門家が少なく、需要が高まるプロフェッショナル
(2)激務と言われる理由

 

■まとめ

 

 

 

「M&A」の業務フローをフェーズごとに解説

「M&A」の業務フローをフェーズごとに解説_1.1

M&Amergers and acquisitions(合併と買収)の略語ですが、まずはどういったフローで業務が進められるかフェーズごとに解説していきましょう。

企業ごとにM&A業務の詳細な仲介ステップやプレイヤーは異なるものの、一般的には一定の業務フローに従って進められていきます。

(1)売却案件や買収ニーズの洗い出し

ソーシングと呼ばれるフェーズであり、買いたい人と売りたい人をそれぞれ探し出すフェーズとなります。情報の量とスピードが物を言うため、ネットワークの広さも重要となります。

(2)案件とニーズのマッチング

探し出してきた案件をニーズに合わせて提案する、数と質が勝負のフェーズとなります。マネジメント力が必要となりますが、まずは複数社の候補を挙げるのが一般的な進め方で、必ずしもここで1社に絞り込みがかけられるわけではありません。

(3)売り手と買い手の交渉

複数の提案の中から売り手と買い手が交渉テーブルにつける案件を探し出し、基本合意契約の締結まで進めるフェーズです。ケースバイケースですが、このタイミングで相手の企業名を公表するネームクリアが選択される場合もあります。経営マネジメント力が必要とされますが、交渉が進むか否か、大まかな条件の決定を行なう重要なフェーズです。

(4)取引案件の精査~デューデリジェンス

基本合意となった案件に対し、主に売り手企業がこれまで公開してきた情報や資産状況などに虚偽などがないか精査するフェーズです。デューデリジェンス(Due Diligence)といいますが、リスク事項などが隠れていないか帳簿やドキュメント資料を検品し、ミーティングや現地調査などを含めて幅広く調査します。事実、デューデリジェンスで予想外のリスクや負の遺産が見つかり、M&Aが白紙になったケースも多々あります。

(5)契約締結

M&Aで合意に至った内容について、株式譲渡契約書や事業譲渡契約書などの契約を締結します。譲渡資産の範囲や譲渡後のルール、売却金額や金額設定などさまざまな条件に間違いのないよう決定します。

(6)クロージングからPMIまで

契約書に調印されればM&Aプロセスは終了となりますが、メディアへのプレスリリースや社内対応など色々な対応が残されています。これらの後処理がクロージングのフェーズです。また、PMIはPost Merger Integrationの略語ですが、一言で言えばM&A成立後の統合プロセスを指します。

実際には買い手企業に引き渡された後からがM&Aの本番と言われており、新しい規則の適用や文化の融合、体制の連携などが必要です。特に事業承継については売り手側にとって非常に重要な項目であり、間違いなく事業承継されるかどうかで成功不成功が分かれる事案でもあります。その場に限らず何十年という期間で事業承継が行なわれていく必要があるため、PMIは交渉の場においてもその後においても重要な項目と言えます。

 

以上のような業務フローに基づき、真にwin-winとなるM&Aを実現するのがコンサルタントの仕事であり、やりがいとなります。

 

 

M&Aコンサルタントとなるための必要資格とは

M&Aコンサルタントとなるための必要資格とは_2

M&Aに関する業務が幅広く専門性を必要とすることは、前述のフェーズからも理解できます。それではコンサルタントとして働くために必要な資格は、どういったものなのでしょうか。M&Aコンサルタントに必要な専門資格を考察する前に、まずはM&A業務に必要な有資格者とその業務内容について考えてみましょう。

実際にM&Aの各プロセスでは高度な専門知識が必要とされるため、都度、適応資格を持つ専門家に業務依頼することになります。なぜその専門家が必要となるのか、各業務内容について解説します。

(1)弁護士

交渉フェーズでは弁護士の有資格者が採用されるのが一般的です。

特に上場企業の事業再生が必要な企業再建型のM&Aでは、破産法や民事再生法など法的な側面が多く、金融関係者との交渉などにも弁護士が採用されます。また事業再生に限らず上場企業の株式の譲渡や移転など、法的構成が異なるリスクを見極めるためにも弁護士の採用は必須と言えるでしょう。企業弁護士が仲介役となり、M&Aが進められるケースもあります。

(2)公認会計士

ファイナンシャル・アドバイザリー(FA)として実務面を実行するのが公認会計士の有資格となることが多いです。上場企業の事業再生などのM&A戦略やPMI支援なども、公認会計士が担当するケースが多いようです。

(3)税理士

税理士の役割は、主に税務署に提出する申告書の作成や経営者への経営アドバイスとなります。

特にベンチャー企業などでは、公認会計士より税理士のほうがアドバイスを受けやすいと考える傾向もあります。それに伴い税理士事務所でもM&A専門部隊を持つことが増えており、M&Aの専門家を採用している事務所もあります。

(4)民間のM&A資格

M&Aに関する資格はM&AアドバイザーM&Aスペシャリストなど、M&Aに特化した資格となります。前述の弁護士や公認会計士、税理士といった専門家の意見を総合的に取りまとめるスキルを有する専門家で、実際にM&Aを成功させるために必要な資格と言えるでしょう。

M&Aアドバイザー資格はいくつかの一般社団法人や公益社団が認定していますが、養成スクールの修了者や弁護士、税理士、公認会計士の有資格者などが受験資格を持つのが一般的です。

 

つまり、M&Aコンサルタントに必要なのは、弁護士や公認会計士、税理士などの専門家をアレンジメントし、それぞれの分析データからM&Aを適切に持っていくスキルです。事業譲渡したい経営者と事業譲渡を受けたい経営者とをアドバイザーという立場で結び、M&A全体をマネジメントしていく立場と言えます。

現在活躍するコンサルタントも元々そうした専門資格の有資格者である場合もありますし、他業界からコンサルティングファームへ新たに転職した場合もあります。コンサルティングファームはあらゆるコンサルティングサービスを行なう会社ですが、コンサルティングファームで実績を積んだ人材ならもちろん、他業種でも経営マネジメントや事業再生などに携わってきた人材であれば、資格取得を目指すのにも適しているでしょう。

 

 

M&Aを求める日本の事業承継事情を知る

M&Aを求める日本の事業承継事情を知る_3

(1)戦略の一つ「事業承継型M&A」

これからM&Aコンサルタントとして活躍を目指すなら、M&A業界の動向は非常に気になる点です。AMPによれば、今、日本のM&A業界は事業承継の課題で大きく変革しています。

M&Aと聞くと大企業同士の吸収や合併などがイメージされますが、実際にはもっと身近な中小企業において応募が加速しています。日本人の平均寿命が延びていることで、中小企業を経営する経営者の高齢化が問題視されているのは周知の事実です。

 

経済産業省の発表によると、2025年に6割以上の経営者が定年時期を迎えるとされていますが、その約半数に後継者が決まっていない状態だと言います。しかも該当するおよそ半数は営業的にも経常黒字であり、このままでは累計約22兆円のGDPや650万人にも及ぶ雇用が失われると警告されているのが現状です。

なんとか経営を継続する戦略が必要とされていますが、ここで戦略の一つとして挙がっているのが事業承継型M&Aです。事業承継されれば営業形態や雇用形態が守られるうえに、黒字を持続したまま営業が続けられる期待があるでしょう。

 

ただAMPによると実際には仲介は進んでおらず、戦略は頓挫しているのが現状のようです。中小企業の事業承継型M&Aが進みにくい要因としては中小企業経営者をサポートする専門家の不足が挙げられています。今まさに求められている人材こそ、M&Aの専門家と言えるでしょう。

(2)AMPに見る日本のM&Aの実情

AMPによると、2019年1月に独立・起業に関する個人の意識調査を行なった結果、7割以上がM&Aで独立することに興味を持っていると回答しています。このことは、もはやM&Aが企業間の戦略ではなく、個人レベルの経営戦略となりつつあることを意味しているでしょう。

個人があえてM&Aを選択する理由はリスクの軽減や既存ノウハウでの効率的な経営なのですが、個人でM&Aのプロセスを知る割合はわずか2割です。AMPから見る日本の実情は、M&Aニーズが個人レベルにまで下りてきているのに対し、アドバイザーのサポートが完全に不足している状態と言えます。

参照:https://amp.review/tag/ma/

 

高い年収に見合うだけの仕事

高い年収に見合うだけの仕事_4

(1)ニーズに対して専門家が少なく、需要が高まるプロフェッショナル

前述の通り、さまざまな問題を抱える日本の経営者にとって救世主となりつつあるM&Aコンサルタント、M&Aアドバイザーの求人は非常に高まっています。実際に求人案件も多く、求人条件においては他業界の追随を許さない高額年収が提示されていますがそれもそのはずでしょう。ニーズに対して役割を担える専門家が少なく、いま需要が非常に高まっているプロフェッショナルと言えます。コンサルティングファームで提供されるサービスといえば、ひと昔前であれば経営コンサルタントが筆頭でした。年収も高く、非常に条件の良い職種でしたが、現在は経営コンサルタント職の求人で見ても、M&Aコンサルタントに比べれば低めになっています。

 

たとえば大手経営コンサルタントの初任給は年収570万円程度、5年次で年収800万円程度となっています。大手であっても700万円を超えるとハイノーマルクラスで、10年次年収でようやく1300万円と言われます。もちろん経営コンサルタントの中にも高いスキルを持つ人材はいますし、フリーの経営コンサルタント求人なら年収2000万円も視野に入ります。ただ、経営コンサルタント業全体の求人で見ると、M&Aコンサルタントの平均年収1800万円の求人案件には比較にならないと言わざるを得ません。それだけ高額収入では、M&A仲介の仕事は激務なのではと懸念されるのももっともです。結論からいえば決して楽な仕事ではありませんが、それに見合う報酬を受け取れる時点で、十分納得できる魅力的な業界とも言えるでしょう。

(2)激務と言われる理由

「激務」と一概にいっても、何をもって激務というのでしょうか。一番は、複数の案件を同時に走らせなくてはならないことが難しい点でしょう。企業と企業とを結びつける、つまり人と人の感情を結びつける取引ですから、気も遣います。経営者との人間関係も重要になりますし、オーナー企業の社長と直接やり取りをするケースが多いため、土日にも関係なく連絡が入ることもしばしばです。フォーマルな会食など付き合いもありますし、出張して会いに行くケースも多々あります。

その傍ら、膨大な資料作成や情報整理を行なう必要もありますので、常にドキュメントを整理整頓しておく必要があります。ただ、上場企業なら資料作成や情報整理などは中間部門がサポートするのが一般的ですし、職場のチームワークが堅固なら全てやりがいに変えられます。

コンサルティングファームでM&Aマネジメントを学び、経営コンサルタントからM&Aアドバイザーとして応募する人材が多いのも納得でしょう。ほかにも大手商社からの転職者や大手銀行で投資部門にいた転職者などの応募も多くなっていますので、それだけ魅力がある証拠と言えます。転職を希望するなら、最新の求人情報や希望に則した職場を得るためにプロ人材派遣業者へ人材登録するのが近道でしょう。より働きやすい理想の職場を得ることが第一です。

 

 

 

現在日本の企業の多くがM&Aを必要としており、専門家であるM&Aコンサルタントのニーズが急速に高まっています。求人案件も多く年収平均1800万円という高額収入を得られる期待もありますので、転職の際にはぜひ人材登録して活躍の場を見つけてください。

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

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