フリーランスになるには?未経験から開業で必要とされるスキル・手続き方法・経験とは?
最終更新日:2025/05/22
作成日:2022/12/26
「フリーランスになりたいけど、何から始めればいいのかわからない」という不安を抱えていませんか?
本記事では、未経験からフリーランスになるための準備や手続き、案件獲得の方法まで、わかりやすく解説します。
フリーランスを始めやすい職種や、年収相場もあわせて紹介するので、自分に合った働き方を見つけたい方はぜひ参考にしてください。
目次
■フリーランスと個人事業主の違い
(1)フリーランスとは
(2)個人事業主とは
■【未経験者向け】フリーランスはスキルなしでもなれる?
(1)未経験でも始めやすい職種一覧
(2)スキルを身につける方法
(3)ポートフォリオで案件獲得を目指す
■フリーランスになるために必要な5つの準備
(1)どの分野で独立するか決める
(2)必要なスキルと経験を整理・強化する
(3)生活費の貯金をしておく
(4)確定申告・税金・保険の基礎を学ぶ
(5)副業で実績を積む
■フリーランスになったら最初にやるべき手続き一覧
(1)開業届と青色申告承認申請書の提出
(2)健康保険・国民年金の切り替え
(3)事業用口座・クレジットカードの作成
(4)会計ソフトの導入と確定申告の準備
■フリーランスとして仕事を取るには?案件獲得の方法
(1)人脈を作っておく
(2)セルフブランディングに取り組む
(3)マッチングサービスに登録する
■フリーランスの年収・収入モデルはどれくらい?
(1)職種別の年収例
(2)初年度の収入の目安と生活の工夫
(3)複業や法人化による収入アップの方法
フリーランスと個人事業主の違い

フリーランスと個人事業主はほぼ同義語として使われていますが、本来の意味合いには違いがあります。
(1)フリーランスとは
フリーランスとは、働き方を指す言葉です。一つの企業と雇用契約を結ぶのではなく、独立した立場として「委託業務や自営業を行う働き方」をフリーランスと呼びます。
会社の規則に縛られることなく、自分で仕事を選べる立場としてフリーランスを目指す人が増えています。
(2)個人事業主とは
個人事業主とは、税務上の所得区分の一つです。個人で仕事を請け負い、報酬を得ている場合、税務署に「開業届」を出すことで正式に個人事業主として登録されます。
フリーランスの多くは個人事業主に該当しますが、全員がそうとは限りません。
たとえば、会社に勤めながらスキマ時間に仕事を請け負う人もおり、こうした働き方は「副業」や「複業」「パラレルワーク」と呼ばれます。中には、法人化してフリーランス的に働く人もいます。
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『フリーランスの定義とは?個人事業主・自営業との違いや仕事の例を解説』
フリーランスで働くメリット

フリーランスのメリットは、働く時間や場所、仕事内容を自分で選べる自由度の高さにあります。
また、得意分野や興味のある領域に特化でき、案件ごとに働くスタイルを調整できるのも魅力です。勤務時間の調整がしやすく、育児や介護、資格の勉強などと両立しながら働く人もいます。
ただし、クライアントによっては常駐や定時対応を求められるケースもあるため、契約時に働き方の条件をすり合わせておくことが大切です。
フリーランスの報酬は、会社員より高単価で契約できる場合が多く、スキルや実績次第では、年収アップも十分に見込めます。
さらに、定年という概念がないため、自分のライフスタイルや体力に合わせて長く働けるのもメリットの一つです。
フリーランスで働くデメリット
フリーランスになると自由な働き方を実現できますが、すべての責任を自分で負わなければなりません。
スケジュールや体調の管理に加え、収入の確保や契約のリスク対応も、基本的には自分自身で行います。
特に大きな不安は、収入の不安定さです。クライアントの都合で契約が突然終了するケースもあり、継続的に案件を探す姿勢が大事になってくるでしょう。
また、収入の見通しが立ちづらいことから、ローンやカードの審査に通りにくい点はデメリットです。
フリーランスには雇用保険や失業手当などの公的保障が原則適用されず、万が一に備えるための準備も必要です。
税金や社会保険料も自己負担のため、会社員時代と同じ生活水準を保つには、約1.5倍以上の年収が必要とも言われています。
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『フリーランスと会社員を比較。フリーランスのメリット、デメリット』
フリーランスが多い仕事の種類は?

2020年に内閣府が行った調査によると、フリーランスの人口は460万人を超えるとされています。
これほど多くのフリーランス人材が活躍している職種は、どのようなものが多いのでしょうか?
以下のランキングは、2025年3月に発表された「フリーランス白書2025」の内容をもとに、フリーランスとして働く人が多い職種をランキング形式にまとめたものです。
- 1位:クリエイティブ・Web・フォト(24.9%)
- 2位:エンジニア・技術開発(13.2%)
- 3位:出版・メディア(10.5%)
- 4位:コンサルティング(9.5%)
- 5位:通訳翻訳(7.0%)
フリーランス白書2022年の調査結果と比較すると、クリエイティブ系の仕事が4.7%増となり、動画編集やSNS運用などデジタル分野の需要が拡大しています。
また、コンサルティングも0.9%伸びており、ITやクラウド導入など専門スキルを活かした働き方が広がっています。
出典:内閣官房日本経済再生総合事務局 フリーランス実態調査結果
出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2022」 「フリーランス白書 2025」
【未経験者向け】フリーランスはスキルなしでもなれる?

フリーランスと聞くと、高い専門スキルを持った人しかなれないというイメージがあるかもしれません。
しかし実際は、スキルや資格がなくても始められる仕事や、未経験からステップを踏んで活躍している人も数多くいます。
ここでは、未経験からフリーランスを目指すための方法について詳しく解説します。
(1)未経験でも始めやすい職種一覧
未経験者でも始めやすいフリーランスの職種には、以下のようなものがあります。
- ・Webライター
- ・SNS運用代行
- ・営業サポート
- ・営業代行
- ・データ入力/文字起こし
- ・バックオフィス業務
これらの仕事は初期投資が少なく、専門資格がなくても始めやすいため、副業やスモールスタートに適しています。
特にSNSや文章作成など、普段の生活や経験を活かせる職種は、主婦や学生、会社員の副業としても始めやすいでしょう。
また、近年はAIの影響も意識する必要があります。
SNS運用や営業サポートなど、人とのやりとりが求められる仕事はAIに代替されにくく、未経験者にも取り組みやすい職種です。
(2)スキルを身につける方法
未経験からフリーランスを目指すうえで、スキルの習得は欠かせません。方法としては、大きく分けて以下の3つがあります。
・独学で学ぶ
書籍、YouTube、無料の学習サイトを活用して、自分のペースで学べます。コストを抑えられる反面、継続力と情報の取捨選択が必要です。
・オンラインスクール、講座で学ぶ
短期間で体系的に学びたい人におすすめの手法です。添削やフィードバックを受けられるコースもあり、効率よくスキルを習得できます。
・副業での実践
学びながら収入も得られる方法です。実案件を通じて経験を積むことで、実践的なスキルが身につきます。
(3)ポートフォリオで案件獲得を目指す
未経験から仕事を受注するには、「この人に頼みたい」と思わせるポートフォリオの存在が欠かせません。
ポートフォリオとは、自分のスキルや実績をまとめた資料で、クライアントに自分の能力や作業の品質を伝える役割を果たします。
たとえば、Webライターなら自身のブログ記事、SNS運用代行なら投稿実績、営業サポートなら資料作成の例など、自分の強みを具体的に提示することが大切です。
ポートフォリオが完成した後は、クラウドソーシングサービスなどで初心者向け案件に応募し、少しずつ経験を積んでいきましょう。
実績が増えると信頼性が高まり、スキルの向上と継続的な案件獲得にもつながっていきます。
フリーランスになるために必要な5つの準備

フリーランスとして独立するには、ただ勢いで会社を辞めるのではなく、事前の準備が重要です。
準備を怠ると、仕事が取れなかったり、生活費が足りなかったりして早期に挫折してしまうリスクもあります。
ここでは、フリーランスになるために必要な準備について解説します。
(1)どの分野で独立するか決める
まずは、どの分野でフリーランスとして働くかを明確にしましょう。
自分の好きや得意だけでなく、「需要があるか」「収入につながるか」「継続できそうか」といった視点も大切です。
在職中の経験を活かした独立を選ぶ人が多い一方で、「マーケティング経験を活かしてコンサル業に挑戦したい」といったキャリアチェンジも可能です。
コンサルタントは、自身の知見や経験を価値として提供できるため、フリーランスに向いている分野のひとつといえます。
また、主要な分野を絞っておくと、開業準備や必要な資金の見通しが立てやすくなります。
漠然とした不安を具体的な行動に変えるためにも、方向性を定めておくことが大切です。
(2)必要なスキルと経験を整理・強化する
独立する分野が決まったら、その領域で求められるスキルや知識を重点的に強化しましょう。
たとえば、文章力や資料作成、提案力、デザイン、マーケティング知識など、実際の案件で役立つ実務スキルに焦点を当てるのがポイントです。
あわせて、これまでの職務経験や副業、趣味の活動なども棚卸ししてみましょう。
「社内でマニュアルを作っていた」「イベントの運営を手伝った」という経験も、視点を変えれば強みになります。
スキルと経験を組み合わせて、自分ならではの価値を整理しておくと、案件獲得の場面でも説得力が増す提案が行えるでしょう。
(3)生活費の貯金をしておく
フリーランスとして独立した直後は、すぐに安定した収入を得るのが難しいケースも少なくありません。
また、案件によっては報酬の支払いが1~2ヶ月先になる場合もあります。
生活費や税金、保険料などの出費に備えて、最低でも3〜6ヶ月分の生活費を貯金しておくとよいでしょう。
また、収入が不安定な時期でも焦らず行動できるよう、家賃や通信費などの固定費を見直して、支出を抑えておくことも大切です。
金銭的な余裕は、精神的な安定にもつながり、仕事の判断力や継続力を高めてくれます。資金に余裕があると、新しい案件にも前向きにチャレンジしやすくなるでしょう。
(4)確定申告・税金・保険の基礎を学ぶ
フリーランスになると、確定申告や税金、保険の手続きはすべて自分で対応しなければなりません。
会社員のように年末調整で完了するわけではないため、所得や経費、税率、保険制度の基本を理解しておく必要があります。
独立前の準備としては、まずは青色申告と白色申告の違いや、経費に計上できる項目、住民税、健康保険や年金の仕組みをざっくりとでも把握しておきましょう。
たとえば、国税庁の公式サイトや税理士監修の入門記事などを活用し、確定申告書の書き方や帳簿管理について事前に学習しておくと、実際の手続きもスムーズに進められます。
(5)副業で実績を積む
フリーランスとして独立を目指すなら、副業から始めてみるのが現実的な選択肢です。
会社員として収入の安定を保ちながら、自分が興味のある分野の案件を受けてみることで、仕事の進め方や自分の適性を把握しやすくなります。
案件探しには、クラウドソーシングサービスやマッチングサービスを活用すると効率がよく、初心者にもおすすめです。
また、副業で得た収入は生活費とは分けて管理し、将来の開業資金として準備しておくと、独立後の資金面での不安も軽減されます。
ただし、勤務先によっては副業を禁止していたり、守秘義務に配慮が必要な場合もあります。始める前に必ず就業規則を確認し、会社のルールを守って慎重に進めましょう。
フリーランスになったら最初にやるべき手続き一覧

フリーランスとして活動を始めるには、仕事の準備だけでなく、各種の手続きも必要です。
開業届の提出や社会保険の切り替えなど、フリーランスになったら最初に行うべき基本的な手続きを紹介します。
(1)開業届と青色申告承認申請書の提出
フリーランスとして働き始めたら、まず税務署に「開業届」を提出しましょう。
これは、個人事業主として正式に登録するための手続きで、屋号付きの口座開設や各種制度の利用にも役立ちます。
なお、開業届を出さなくても仕事を始めることは可能ですが、今後の活動を円滑に進めるうえでも、あらかじめ提出しておくと安心です。
提出のタイミングは、原則として事業開始から1か月以内ですが、遅れても罰則はありません。
また、「青色申告承認申請書」もあわせて提出しておくと、青色申告が利用できるようになります。
青色申告には、最大65万円の所得控除や赤字の繰越といった節税メリットがあり、多くのフリーランスが利用しています。
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(2)健康保険・国民年金の切り替え
会社員を辞めてフリーランスになると、社会保険から「国民健康保険」と「国民年金」への切り替えが必要です。
手続きは、退職後14日以内にお住まいの市区町村役場で行います。必要なものは以下の通りです。
- ・本人確認書類(運転免許証など)
- ・年金手帳または基礎年金番号通知書
- ・退職日が確認できる書類(離職票、健康保険資格喪失証明書など)
※令和2年12月25日付で厚生労働省関係省令が改正され、原則として押印は不要
また、退職前に加入していた会社の健康保険を「任意継続被保険者」として最長2年間継続する選択肢もあります。切り替え前に保険料を比較し、自身の状況に合った保険を選びましょう。
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(3)事業用口座・クレジットカードの作成
フリーランスとして活動を始めたら、事業用の銀行口座やクレジットカードを用意しておきましょう。
生活費と事業経費を分けておくと、収支の管理がしやすくなり、確定申告に必要な記録もスムーズに整理できます。
また、取引内容が明確になることで、帳簿の記入ミスも防ぎやすくなり、日々の経理作業の負担も軽減できます。
屋号付きの口座を開設できる金融機関もあるため、事業としての信頼性を高めたい場合は検討してみましょう。
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(4)会計ソフトの導入と確定申告の準備
フリーランスは日々の収支を記録し、年に一度自分で確定申告を行う必要があります。会計業務を効率化するには、会計ソフトの導入がおすすめです。
最近の会計ソフトは、取引データの自動取得や帳簿の自動作成に対応しており、簿記の知識が浅くても使いやすい設計になっています。
特に、事業用の銀行口座やクレジットカードと連携すれば、明細の自動取り込みや仕訳の簡略化ができ、記帳や確定申告の負担を大幅に減らせます。
開業初期から会計ソフトを導入しておくと、日々の記録や税務処理をスムーズにでき、申告時にあわてる心配も少なくなるでしょう。
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フリーランスとして仕事を取るには?案件獲得の方法

フリーランスとして安定して働くには、継続的に仕事を得る仕組みづくりが欠かせません。
ここでは、未経験者でも始めやすい案件獲得の方法を3つに絞って紹介します。
(1)人脈を作っておく
フリーランスとして安定して仕事を得るには、人とのつながりを築いておくことが大切です。
前職の同僚や取引先、副業で関わったクライアントなど、すでにある関係性を活かすのはもちろん、セミナーや交流会、SNSを通じて新たなつながりを作るのも効果的です。
仕事の紹介や相談相手として頼れる人脈は、独立後の大きな支えになります。自分の専門分野に関連するコミュニティに参加して、積極的に交流しておきましょう。
(2)セルフブランディングに取り組む
フリーランスとして継続的に仕事を得るには、「この人に仕事を依頼したい」と思ってもらえる存在になることが重要です。
そのためには、自分の専門性や強みを明確にし、発信していくセルフブランディングが欠かせません。
SNSやブログ、ポートフォリオを通じて、自分のスキルや実績、仕事に対する姿勢を具体的に伝えることで、共感や信頼を得やすくなります。
こうした積み重ねが、直接の案件依頼や問い合わせにつながるケースも少なくありません。
独立前からセルフブランディングを意識しておくと、仕事の幅が広がり、案件獲得のチャンスもぐっと高まります。
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(3)マッチングサービスに登録する
案件を安定的に獲得するには、マッチングサービスの活用が効果的です。
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスでは、初心者向けの小規模案件が多く、実績づくりに適しています。
まずは、報酬やスケジュール、内容が明確な案件からスタートし、丁寧なコミュニケーションを心がけることで、継続依頼や報酬アップが見込めます。
また、ITやコンサルティングなど特定分野でキャリアを築きたい場合は、専門エージェントの活用も一つの方法です。
たとえば弊社のコンサルタント向け案件に特化した「フリーコンサルタント.jp」では、独立前の相談から案件紹介、キャリア支援まで対応しており、フリーランスの第一歩をサポートしています。
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フリーランスの年収・収入モデルはどれくらい?

フリーランスとして独立する際、収入面の不安を抱える方も多いでしょう。
(1)職種別の年収例
フリーランスの収入は、職種や働き方、スキルによって大きく変動します。
ここでは、未経験からでも始めやすい職種について、公開されている案件単価などを参考に、年収の目安を編集部で推定しました。
実際の収入は、稼働時間やスキルにより上下するため、目安として参考にしてください。
- ・Webライター:約200〜400万円
- ・SNS運用代行:約300〜500万円
- ・営業サポート:約200~400万円
- ・営業代行:約400〜600万円
- ・データ入力・文字起こし:約200〜300万円
- ・バックオフィス業務:約200〜500万円
※フリーランス白書2019、フリーランス白書2023、データで見る日本のフリーランス、新・フリーランス実態調査 2021-2022年版などを元に算出
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『フリーランスの年収目安はいくら?手取りの平均や職種別収入の相場』
(2)初年度の収入の目安と生活の工夫
フリーランス1年目は、営業活動や実績づくりに時間を取られるため、収入が安定しにくい時期です。
2021年4月に発表された「フリーランス名鑑」の調査によると、フリーランス1年目の年収は以下のような結果となっています。
- 1位:200万円以下(82%)
- 2位:300万円台(12%)
- 3位:400万円台(5%)
年収200万円を月収に換算すると約16万円程度になります。つまり、月10〜15万円からのスタートとなるケースも少なくないということです。
こうした収入状況をふまえると、 初年度は「生活費をどれだけ抑えられるか」が重要なポイントになります。
家賃や通信費などの固定費を見直し、支出を記録してムダを減らす工夫が効果的です。
出典:フリーランス1年目のときの平均年収は◯◯万円!フリーランス初年度の収入事情を調査
(3)複業や法人化による収入アップの方法
フリーランスとして収入を安定・拡大させるには、複業を視野に入れるのも有効です。
たとえば、ライター業に加えてSNS運用代行や講座の開催、コンサルタントであればセミナー登壇や執筆など、複数の収入源を持つことで収益の底上げが期待できます。
異なる仕事の組み合わせから、売上の増加に加え、人脈の広がりや新たな機会の創出といった相乗効果も生まれるでしょう。
また、一定の売上が見込めるようになったら法人化を検討するのも一手です。
法人化には設立手続きや管理の手間があるものの、節税や信用面でのメリットがあり、法人でなければ取引できない企業とも仕事がしやすくなります。規模拡大や次のステップとして有効な選択肢です。
まとめ

未経験からでもフリーランスとして独立することは可能です。ただし、成功するためには、スキル習得や実績づくり、手続き、収入計画など、事前の準備が欠かせません。
本記事では、フリーランスの特徴から始まり、未経験者におすすめの職種、必要な準備や手続き、案件の獲得方法、収入の目安までを網羅的に解説しました。
「自分にもできそう」と思えた方は、まずは副業から始めてみるのがおすすめです。
具体的な行動を一つずつ積み重ねていくことで、あなたらしいフリーランスの働き方が見えてくるはずです。
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(株式会社みらいワークス フリーコンサルタント.jp編集部)
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