コンテンツメニュー



コンサルタントの導入メリットに変化アリ?オールマイティ型コンサルが人気上昇中

作成日:2021/02/26

経営戦略の立案や業務プロセスの見直しを図るため、コンサルティングファームなどのコンサルティング会社を導入するケースが日本でも増えています。コンサルと言えば、戦略系コンサルタント、業務系コンサルタント、IT系コンサルタント…というように職種が分かれているのが一般的です。

 

しかし最近コンサルティング業界では、「各専門分野のスキルや知識をバランスよく持つオールマイティ型コンサルタント」のニーズが高まっていると言われます。例えば外資系コンサルティングファームのアクセンチュアでは、このオールマイティ型コンサルタントを「フルスタック・コンサルタント」と命名。こうした人材の採用や育成に力を入れています(※1)。この動きは他のコンサルティング企業でも見られるようです。

 

フリーランスのコンサルタントにとっても、コンサルティング業界におけるこの動きは気になるところではないでしょうか?そこでオールマイティ型コンサルについて、どんなメリットがあるか、またコンサルティング企業がなぜ注目しているかについてまとめました。さらにフリーランスがオールマイティ型コンサルタントを目指すためのキャリアプランについても、探っていきます!

 

目次

■扱う業務や課題の範囲が広がり、複雑化しているプロジェクト
(1)オールマイティ型コンサルに必要なスキルとは
(2)ERPコンサルタントにオールマイティ型コンサルスキルが求められる
(3)採用コンサルティングサービスもテクノロジー対応が必須?

 

■オールマイティ型コンサルタントは、多様な人材の橋渡し役
(1)グローバルプロジェクトのリーダーになれる人材ニーズが高まる
(2)コミュニケーションがプロジェクトの成功につながる

 

■従来型コンサル導入のメリットが下がっているって本当?

 

■オールマイティ型コンサルタントになるにはどうすればいい?

 

 

扱う業務や課題の範囲が広がり、複雑化しているプロジェクト

 

大手コンサルティング会社が扱う大規模プロジェクトは、海外を含め複数の会社が参加するプロジェクトが多く存在します。コンサル会社は、こうした大規模プロジェクトをスムーズに進めるために、幅広い分野のスキルと経験を併せ持つ「オールマイティ型コンサルタント」を導入、採用することにメリットを感じています。

(1)オールマイティ型コンサルに必要なスキルとは

ではオールマイティ型コンサルタントとして仕事をするには、具体的にどんなスキルが求められるのでしょうか。大手コンサルティングファームのアクセンチュアでは、オールマイティ型である「フルスタック・コンサルタント」を構成する5つの要素を以下のように提示しています(※1)。

 

①業務
②ソリューション
③テクノロジー
④グローバル・ケイパビリティ
⑤コア・コンサルティング

 

①業務:クライアントの業務内容を理解する力
②ソリューション:経営戦略の課題などにおいて解決策(ソリューション)を提案できる力
③テクノロジー:自分でプログラミングやUI設計ができ、プロトタイプをすぐに用意できる力
④グローバル・ケイパビリティ:海外とスムーズなコミュニケーションができ、調整ができる力(Capabilityは組織的能力、という意味)。
⑤コア・コンサルティング:本来のコンサルティングに関するスキルのことで、クライアントの経営や課題解決に向けて対話できる力

 

コンサルティングファームは、これら5つの要素を持ち合わせる人材を高く評価しているようです。

(2)ERPコンサルタントにオールマイティ型コンサルスキルが求められる

オールマイティ型コンサルタントを導入するメリットが高い事例のひとつが、ERP(Enterprise Resources Planning)関連プロジェクトではないでしょうか。

ERPコンサルタントのミッションは、会社経営に関わる資源を統合・効率化する、いわば業務改革のこと。業務改革のために必要なERPパッケージなどのシステム導入(もしくは見直し)を行ないます。経営者はもちろん、現場のスタッフとの綿密なやり取りは必須。つまりコアなコンサルティングスキルやソリューションスキルが求められます。

 

ERPは企業のあらゆる業務を統合管理するため、クライアントの業務プロセスについて深く理解し、業務改革につなげることがポイント。そのため業務や業界に関する知識は必須と言えるでしょう(さらに経営者の視点が求められることもあります)。

ERPではゼロからのシステム開発より、パッケージの導入が一般的ですが、システムの選定やカスタマイズなどの知識、スキルが求められます。

 

またグローバル企業におけるERPコンサルティングの場合は、「グローバルケイパビリティ」が重要になってきます。あるコンサルティング企業では、海外の現地法人向け営業支援システムを担当するERPコンサルタントを積極的に採用。コンサル会社自体も、成長の見込める新興国など海外のビジネスに注力しているというわけです。

 

ERPコンサルタントとして活躍するには、やはりIT業界経験は有利ですが、業務プロセスや経営戦略、経営ノウハウなどが求められるケースも。オールマイティ型コンサルタントの5つの要素、それぞれをバランスよく持つことが求められています。

(3)採用コンサルティングサービスもテクノロジー対応が必須?

もうひとつオールマイティ型コンサルの事例として、会社の採用活動や人事評価制度などに関わる人事、採用コンサルティングサービスをご紹介しましょう。

こうしたサービスは一見テクノロジーとはあまり関係がなさそうにも見えますが、最近ではAIなどのテクノロジーを採用活動に活用するケースもあります。

 

実際に人材サービスを手掛けているコンサルティング企業では、採用コンサルティングサービスに機械学習型AIを導入。このサービスでは、エントリーシートの読み込みをAIが代行するそうです。さらにコンサルティング企業が持つ膨大なデータをもとに、応募者が入社後どのくらい活躍するかをAIが予測する機能も。採用コンサルティングサービスにAIを活用した事例として、話題を集めています。

 

今後はこうした採用活動だけではなく、人事評価制度などにもAIの活用が広がることが予想されます。こうなるとコンサルティング企業が手掛けていた人事評価制度のコンサルも、将来時代遅れになりかねません。デジタルと関連が薄そうな人事や採用コンサルティングサービス分野でもこのような状況にあり、つまりあらゆる分野でテクノロジーの知識やノウハウが必要になってきていると言えそうです。

 

 

オールマイティ型コンサルタントは、多様な人材の橋渡し役

(1)グローバルプロジェクトのリーダーになれる人材ニーズが高まる

日本では国内人口が減少し市場が成熟化する中、日本企業においても急速にグローバル化の波が押し寄せています。多くの業界で日本企業の海外進出を狙うケースが増えている中、コンサルティング企業では下記のようなグローバルプロジェクトのリーダーになれる人材のニーズが高まっています。

 

・海外企業のM&A
・海外進出に伴う経営戦略の見直し
・国内業務の一部を新興国など海外へ移管
・国内、海外の拠点の業務プロセス改善

 

国によって経営者の考え方や経営ノウハウも違うため、こうした海外がからむプロジェクトは課題も複雑になりがちです。そのため特定の分野だけではなく、幅広いジャンルのスキルや知識が求められます。

また国内だけではなく、多様なバックグラウンドを持つ海外メンバーとのコミュニケーションスキルも必要。つまりこうしたグローバル案件においても、オールマイティ型コンサルタントを導入するメリットが高いと言えるでしょう。先述したアクセンチュアなど、大手コンサルティングファームでもこうしたグローバル案件の増加を背景に、オールマイティ型人材の採用や育成を強化しているようです。

(2)コミュニケーションがプロジェクトの成功につながる

メンバーとスムーズなコミュニケーションができるかどうかは、プロジェクトの成功を左右するとも言われます。日経コンピュータが実施した調査によれば、プロジェクトを失敗した理由の筆頭が「要件定義不足」という回答だったそう(※2)。

グローバルなプロジェクトは、一般的な国内のプロジェクトと比べて対象の業務範囲も広く、要件定義の難易度も高いと言えるでしょう。つまりグローバル化もオールマイティ型コンサルの導入につながる大きな要因と言えます。

 

 

従来型コンサル導入のメリットが下がっているって本当?

 

かつてアメリカでMBA取得者の就職先として人気だったのは、コンサルティングファームの戦略コンサルタントでした。ところが最近、戦略コンサルタントの人気が下がっているという話もあります。

その理由は「優秀な人材はコンサルティングファームなどの企業に就職するのではなく、MBAを取得後、自身で起業する」というケースが増えているからということ。こうなるとスタートアップ企業を経営する人に、戦略コンサルティングのスキルを持っている人が増えることになります。

経営者として経営ノウハウも持っているので、あえてコンサルティング会社で外部コンサルタントを導入するメリットは薄いというわけです。

 

実際に、コンサルティング業界全体では、戦略コンサル業務からデジタル関連コンサルにシフトしているという動きがあります。これは日本でも同じ状況。今後も、DX推進などデジタル領域のコンサルタントに要望が集まる可能性が高まっています。

コンサルティング会社に勤める戦略コンサルタントといえば「報酬が高い」のもメリットですが、このデジタル化のトレンドが、今後戦略系コンサルタントや経営系コンサルタントの報酬金額に影響を与える可能性もなきにしもあらず。キャリアプランの再設定を検討しても良いかもしれません。

 

例えば、新たにDX領域などのデジタル関連などのスキルを磨き、オールマイティ型になっていくという選択肢もあるのではないでしょうか。実際、業界に関係なく、多くのコンサルティング企業がオールマイティ型コンサル人材の取り合う状況になりつつあるようです。

 

もちろん、コンサル会社勤務時代に培った業務改善や経営戦略といったコンサルティング業務経験も重要です。ただし、これからはそこに加えてさらにデジタル関連、グローバル関連のスキルも求められてくるというわけです。こうしたスキルがプラスできれば、フリーランスでも仕事の幅がさらに広がり、報酬金額アップも期待できるかもしれません。

 

 

オールマイティ型コンサルタントになるにはどうすればいい?

 

こうしたコンサルティング業界の動きは、コンサルティング会社だけではなくフリーランスにも影響は大きいでしょう。現在フリーランスのコンサルタントとして活動している方は、自分の強みを維持しつつ弱みを補強することも意識しましょう。

 

弱みを補強するためには、自分なりに勉強するという姿勢がもちろん重要。一方でコンサルティング業界では「経験」が求められます。できるだけ多様な案件を経験して、自分の対応できる業務範囲を広めていきたいところです。

とはいえフリーランスとして個人で仕事を探していると、どうしても同じような案件ばかりになりがちということもよくあります。「もっといろんな選択肢から自分のキャリアプランに合う案件を見つけたい」というときは、エージェントサービスを利用する方法もあります。

エージェントサービスは取り扱う案件数が多く、選択肢の幅が広い点が大きなメリット。自分の専門性を活かしながら、今までとは違うプロジェクトに参画できるチャンスが広がるかもしれません。

 

 

 

テクノロジーの進化スピードが速まったり、企業のグローバル化が急速に進む中、経営者の抱える課題も複雑化。そこでコンサルティング会社ではオールマイティ型コンサルタントの育成に力を入れはじめました。業務プロセスや経営戦略などの専門性だけではなく、技術力も持ち合わせているのがオールマイティ型のメリット。さらにグローバルな視点を持ち、国内外の多様なメンバーの橋渡し役として活躍することが期待されています。

 

アメリカでも日本でも、現在ビジネスコンサルティング業界はDX推進などのデジタル分野のプロジェクトが急速に増えています。つまりあらゆるコンサルタントにとって、ITスキルが必須である時代になってきているということです。

ニーズの高まるオールマイティ型コンサルタントを目指すために、自分の専門性を維持しながら、新たなスキルや知識を得るチャンスを見逃さないようにしましょう。

 

<参照>
※1:https://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NXT/19/accenture0528/
※2:https://business.nikkei.com/atcl/opinion/15/100753/030700005/?P=3&mds
※3:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59217?page=2

 

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

コンサル登録遷移バナー

 

 

◇こちらの記事もオススメです◇

「フリーランスが今知っておくべきポストコロナ(アフターコロナ)の働き方

募集中のコンサルタント案件ページはコチラ


募集中の案件


最新の記事一覧
<プロが語る>Webマーケティング領域のフリーランス案件を解説
<プロ監修>フリーランスが案件を安定して受注する方法とは
独立・起業時の助成金、補助金活用術!
<プロ監修>個人で起業するには?独立前に知っておきたいこと
外部コンサルタントのメリットに企業が注目!ニーズの高い外部コンサルとは?
カテゴリ別一覧
独立・起業のノウハウ・ドウハウ
お金のこと
ビジネススキル
最新IT情報
時代の先取り
健康のこと
月別過去記事一覧
2021年4月
2021年3月
2021年2月
2021年1月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年9月
2020年8月
2020年7月
2020年6月
2020年5月
2020年4月
2020年3月
2020年2月
2020年1月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年9月
2019年8月
2019年6月
2019年5月
2019年4月
2019年3月
2019年2月
2019年1月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年9月
2018年8月
2018年7月
2018年6月
2018年5月
2018年4月
2018年3月
2018年2月
2018年1月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年9月
2017年8月
2017年7月
2017年6月
2017年5月
2017年4月
2017年3月
2017年2月
2017年1月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年9月
2016年8月
2016年7月
2016年6月
 

お電話でのお問い合わせはこちら。 03-6408-5862 受付時間:10:00~19:00 土日祝定休 お電話でのお問い合わせはこちら。 03-6408-5862 受付時間:10:00~19:00 土日祝定休

はコチラ
最近見た案件

最近見た案件はコチラ

最近見た案件

案件一覧へ