筋膜リリース、開脚ストレッチで運動不足解消!コツややり方を解説

作成日:2018/05/28

 

運動不足に悩む社会人は多い

運動不足に悩む社会人は多い_1

 

ワークライフバランスが叫ばれる昨今ですが、働き盛りのビジネスパーソンは毎日忙しいもの。自己管理が大切だとはわかっていても、「家に着いたらぐったりしてしまう」「倒れ込むように寝て、起きたら会社に行く時間」といったように、平日は通勤とハードワークで精一杯ということも少なくないでしょう。休日は休日で、寝だめしてしまったり、ダラダラしているうちに終わってしまった李……。

 

そんな生活で気になるのが「運動不足」です。現代はさまざまな職種において、席に座ってパソコンに向かうデスクワークが多くなっています。ましてやエンジニアや内勤業務であれば、1日中ほぼ座って過ごすということも珍しくなく、恒常的に運動不足の状態になっている方はとても多いのです。肩こりや腰痛で悩む方も散見されます。

 

そうしたビジネスパーソンを中心に流行し、いまやブームが定着しつつあるのがランニングでしょう。東京都心では、皇居の外周路を利用した皇居ランを楽しむ人の姿が日々多く見られますし、日本全国で市民マラソンの大会も開催されるようになりました。

 

「ランニングでやせた」という話などを聞いて、「やってみようかな」と思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。それ以外にもさまざまな運動があり、中には本がベストセラーになるなど、新たな“流行”を生み出しているものもあります。「ランニングは負荷が重くて続かなかった」「どうしても腰が引けてしまう」という方は、いま人気の運動に目を向けて、少しずつでも体を動かし始めませんか?

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正常な血流を回復する「筋膜リリース」

正常な血流を回復する「筋膜リリース」_2

 

多くのテレビ番組で特集が組まれたり、さまざまな雑誌の表紙を飾るなど、巷で人気なのが「筋膜リリース」です。筋膜とは、筋肉を包み込む膜を指します。この筋膜はタンパク質でできており「第二の骨格」とも呼ばれていますが、構造がやわらかく、絡まったり縮んだりしてしまいやすいのです。

 

筋膜がねじれたり癒着したりしてしまうと、筋肉自体が固くなってしまい、神経や血管を圧迫することで凝りや痛みが生まれるとされています。その筋膜のねじれを元に戻したり癒着しているものを引き離すことで正常な状態に戻し、肩こりなどの症状を改善へと導くのが筋膜リリースです。ここから、筋膜リリースは「筋膜はがし」ともいわれています。もともとは、アスリートが行なっていたり、病院でリハビリや治療を目的として採用されていましたが、いまやお茶の間でも人気というわけです。

 

筋膜リリースのポイントは、“押しのばす”という点にあります。筋膜は、もとはきれいな網目状ですが、ねじれや萎縮によって複雑に絡み合ってしまっています。それを、あたかもうどんをめん棒で伸ばすときのようにゆっくりと押しのばし、ならしていくことで、もとの網目状に戻っていくというわけです。そうなることによって、血流も回復し、痛みや凝りも解消されていきます。

 

こう聞くと、筋膜リリースはストレッチと似ているようですが、筋膜リリースとストレッチには違いがあります。ストレッチは、筋肉そのものを伸ばすためのものであり、一つひとつのストレッチの対象は個別の部位にある筋肉です。筋膜リリースが働きかけるのは筋膜で、縦・横・斜めと複雑に入り組んだ筋膜を広く伸ばしてほぐしていくというものなのです。

 

 

実は男性向き!?な「開脚ストレッチ」

実は男性向き!な「開脚ストレッチ」_3

 

本が100万部を超えるベストセラーになった運動といえば、「開脚ストレッチ」です。世の中で空前の“開脚”ブームが起きたといっても過言ではありません。開脚ストレッチとは、股関節の柔軟性を高めて開脚を達成するためのストレッチで、体が堅い人でも手順を踏んでいくことで開脚できるようになるとされ、複数のベストセラーが世に出ています。

 

いろいろなストレッチがあるなかで、なぜ開脚が特に人々の関心を集めているかというと、やはり「きれいに開脚してみたい」という憧れではないかといわれています。そう考えると、開脚ストレッチは女性向きのものと思われるかもしれませんが、男性は股関節の筋肉が固くなりがちな反面、開脚の動作に向いた骨盤の形をしているのです。

 

また、開脚ストレッチは健康の改善効果にもつながります。「開脚できてすごい!」となるだけでなく、いろいろな効果が得られるストレッチなのです。そうしたことから、デスクワークに就く男性にも勧められている運動です。

 

開脚ストレッチでは、股関節を中心にストレッチを行ない体の柔軟性を高めていきます。開脚ストレッチを進めていくと、「腰痛が改善する」「姿勢がよくなる」「ダイエット効果が得られる」といった効果が期待できます。腰痛の改善はとてもメリットの大きいものでしょう。加えて、姿勢のよさや引き締まった体を手に入れられれば、見た目のイメージを改善することにもなるわけです。

 

 

まずは「ながら運動」から始めよう

まずは「ながら運動」から始めよう_4

 

筋膜リリースも開脚ストレッチも、家や会社で手軽に行ないやすい動きです。ストレッチポールやテニスボール、専用のグッズなどを使って運動する方法もありますが、道具がなくてもできる動きもたくさんあります。書籍をはじめ、テレビや雑誌などのメディアで情報も多く流れていますので、参考にしながら始めてみるといいでしょう。どちらも継続することでより効果が高まります。

 

しかし、継続的に体を動かすというのは、最初のうちはハードルの高いと思われることも。筋膜リリースや開脚ストレッチも腰が上がらないようであれば、生活のなかにちょっとした動きを取り入れる「ながら運動」から始めてみましょう。

  • ・通勤時、大股で早めに歩く
    ・駅や会社で階段を使う
    ・電車の中でつま先立ちになる
    ・コピー待ちのときにかかとの上げ下げをする
    ・手荷物をダンベルに見立ててダンベル運動

どれも目新しいものではありませんし、「そんなことをしても運動にならないだろう」と思われるかもしれませんが、ちりも積もれば山となる――生活のちょっとした時間に導入できる「ながら運動」は始めやすく、負荷も大きくないので続けやすいのです。そして体を動かすことに慣れてきたら、「ストレッチもしてみようかな」「筋膜ほぐしもしてみたい」「ランニングに挑戦してみるか」というように思えてくるかもしれません。

 

 

 

仕事で疲れたとき、何もしないで体を休めたいと思うことは多いものですが、適度な運動は心身ともに疲労回復を促す効果があるのです。「心」の疲労回復といえば、ストレス解消。そして、「体」の疲労回復は血行の促進です。軽くストレッチをしたりちょっと体を動かしたりという行動は体の血行をよくするため、疲労物質を流したり代謝を活発にすることにつながります。それによって、身体的な疲労回復につながるというわけです。睡眠やゆっくりすることを「消極的休養」というのに対して、適度な運動によって休養効果を高めることを「積極的休養」といいます。

 

つまり、「疲れているから運動できない」ではなく、「運動できないから疲れる」という循環も起こっている可能性があります。「もう少し仕事が落ち着いたら」「暇になったら」と考えず、今日から少しずつでも、生活に運動をとりいれてみませんか?

 

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

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