フリーランスならこれだけは知っておくべき!4つの家計節約術
作成日:2018/01/31
フリーランスが家計節約するには、まずお金を事業用・家計用で別に管理
会社員からフリーランス(個人事業主)になった方にとって、大きな悩みのひとつがお金の管理ではないでしょうか?特にフリーランスになったばかりの頃は収入が安定しない時期もあり、プライベートにかかる家計費も節約しておきたいですよね。またフリーランスの場合、会社員とは違って税金や社会保険料な支払いもすべて自分で行なう必要があります。手間がかかりすぎると家計の状況も把握できなくなってしまい、節約ししづらくなってしまいます。
家計を節約するために、まずはじめにフリーランスがやっておきたいのがビジネスとプライベートでお金を別に管理するということ。経費がごちゃまぜになっていると、何にどれくらい出費しているか把握できません。つまり、どこに無駄があるかどうかがわかりづらいので家計節約がしづらくなります。確定申告をするときにも、ビジネスとプライベートでお金が分かれているとスムーズです。
そこで、銀行口座を2つ所有しておきましょう。フリーランスの場合、できれば事業用口座には屋号名をつけておきたいところ。ゆうちょ銀行や楽天銀行、ジャパンネット銀行などフリーランスでも屋号名を付けた口座を開設できる銀行もあります。
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実は家計節約の味方!クレジットカードを活用するコツ
クレジットカードというと、つい使いすぎて節約にならないのでは?とも考えがちですが、実は家計節約術に欠かせないアイテム。フリーランスでも新規に発行できるクレジットカードも増えています。そこでクレジットカードで支払うメリットを2つご紹介します。
(1) 固定費などをクレジットカードで払ってポイントを貯める
クレジットカードで支払う大きなメリットがポイントを貯められるという点。最近ではインターネットの買い物はもちろん、店舗でもさまざまな費用をクレジットカードで払えることが多いですよね。
水道・電気・ガスなどの公共料金もクレジットカード払いが一般的になっています。年間で換算すると100万円以上クレジットカードで支払える可能性も!その分ポイントが貯まっておトクです。もし旅行によく行くという方なら、航空会社のマイルが貯まるクレジットカードもおすすめです。
ほかにも意外とクレジットカードで支払える可能性があるものをピックアップしました。
■住居費
最近は賃貸住宅の家賃をクレジットカードで支払えるところも出てきています。例えば大東建託の賃貸住宅では、一部の物件で入居時費用や家賃をクレジットカードで支払うことが可能。まとまった金額なので貯まるポイント数も大きくなります。またフリーランスの方で事務所を借りていたりシェアオフィスを借りていたりという方も多いと思いますが、こうした費用もクレジットカードで支払えるかもしれませんので、一度チェックしてみることをおすすめします。
■交通費
意外と毎月コンスタントにかかるのが交通費。新幹線や航空券、定期券についてはクレジットカードで支払う方も多いかもしれません。普段の電車やバスに乗るときの交通費もカード払いにするコツがあります。
suicaなどの交通系ICカードへチャージをするときに、クレジットカードで支払うのがコツ。ただし券売機でチャージする場合は要注意です。券売機では利用できるクレジットカードの種類が限定されていることがあります。Suicaなら「モバイルsuica」や「Apple pay」を利用すれば、一般的なクレジットカードでもチャージができておすすめです。
2) 支出内容が明細でわかるため、状況を把握しやすい
カードの利用明細を見れば、いつ・何に・いくら利用したかが把握できるというのもクレジットカードを使うメリット。家計簿ソフトの中にはこうしたカードの利用情報を連携できるものもあり、自動的にカードの明細から家計簿を作れることもあります。支出を把握できれば、無駄遣いも減らせる可能性がありますよね。
税金や社会保険料は、まとめて支払っておトクになるケースも
フリーランスの場合、住民税などの税金や国民健康保険、年金などの社会保険料も自分で支払い手続きをする必要があります。こうした費用についても、クレジットカード払いができる可能性があります。
「Yahoo!公共支払い」では、インターネット経由で国民健康保険や住民税、個人事業税などについて、クレジットカード払いの手続きができます。ただし注意したいのは、住んでいる市区町村によって対応が異なるという点。お住まいの市区町村で税金や社会保険料を支払う際にクレジットカードが利用できるかどうか、確認しておきましょう。
フリーランスにとって毎月の固定費といえば、国民年金の保険料。実は国民年金もクレジットカード払いに対応しています。また、2年分を一括して前納すれば約15,000円の割引が受けられます。2年分をまとめて支払う余力があれば、前納制度を利用するというのもひとつの家計節約術。さらにクレジットカード払いにすれば、ポイントも貯まります!
手間なし!家計簿ソフトを活用して、家計節約につなげる
家計の節約術として、欠かせない出費の把握。そこで家計簿として日々の出費をExcelへ入力している方も多いかもしれません。ただしフリーランスは事業用の収支も自分で管理しなければならず、ついプライベートで使ったお金の管理は後回しになりがち。こんなときにおすすめしたいのが、自分でデータを入力しなくてもよい、自動で家計簿を作成してくれるソフトです。
例えば「マネーフォワード」という家計簿ソフトでは、以下のような機能が利用できます。
(1)金融機関との自動データ連携
銀行や証券会社などのデータを自動で連携することもできるので、手動でデータを入力することなく、複数の金融機関のデータを一元管理できるのがメリット。自動でグラフも作成されるので月ごとの比較なども簡単にわかります。
(2)レシートの内容を簡単に取り込める
日々の買い物にかかった費用をソフトに取り込む際、レシートをスマートフォンのカメラで撮影すればOK。レシートの明細内容を自動で読み取りデータ化してくれます。ひとつひとつ明細を手入力する必要はなくなります。
「マネーフォワード」は、基本プランであれば無料で利用できます。(※一部機能制限があり、上位プランになれば利用できます)スマートフォン・パソコンともに利用できるクラウドサービスなので、好きな時に家計簿をチェックできるという点も便利。こうした家計簿ソフトを使えば、手間をあまりかけずに細かい出費もチェックできます。
フリーランスは会社員と違い、自分でお金のコントロールするスキルが求められます。その分自分の努力次第で、さまざまなところで家計を節約できるというメリットもあります。今回ご紹介した家計節約のコツは、いずれもベーシックなもの。とはいえ、どれもあまり手間をかけずにできる方法ばかりです。日々フリーランスとして忙しい中でも、できるところから取り組んで家計節約につなげていきましょう!
プライベートな家計節約術が身につけば、ビジネスにもきっと役立つはずです。
(株式会社みらいワークス FreeConsultant.jp編集部)
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