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セルフブランディングの手順と注意点!フリーランス必読コラム

最終更新日:2019/09/30
作成日:2018/01/29

 

セルフブランディングの重要性は知りつつも、なかなか実行に移せてはいないフリーランスの方も多いのではないでしょうか?ここでは、セルフブランディングのメリットや注意したいポイントをまとめ、わかりやすいセルフブランディングの方法をご紹介していきます。これを機に、ご自身のブランディングについてもう一度考えてみませんか?

 

目次

■セルフブランディングとは?
(1)セルフブランディングの定義
(2)パーソナルブランディングとの違い
(3)セルフブランディングとセルフプロモーションの違い

 

■フリーランスがセルフブランディングを行なうメリット
(1)信頼感が上がり、継続した発注につながる
(2)自分の価値が上がれば、売上もアップ
(3)書籍発行や講演など、新たなビジネスにつながる
(4)自分の方向性が明確になり、キャリアプランが立てやすい

 

■メリットを活かすための手順とは?
(1)まずは自分自身の本質を理解する
(2)自分自身のSWOT分析
(3)複数のジャンルを組み合わせる

 

■デメリットを生まないための注意点
(1)セルフブランディングが持つデメリットとは
(2)デメリットを最小限にするための注意点

 

■フリーランスにおすすめ!セルフブランディングのPRツール
(1)セルフブランディングには時間がかかる
(2)名刺
(3)自分自身のwebサイトやブログ
(4)ソーシャルメディア

 

■まとめ

 

※本コラムは、2019年9月26日に「フリーランスに必須のセルフブランディングとは?」を再構成したものです。

 

セルフブランディングとは?

(1)セルフブランディングの定義

セルフブランディングとは、自分自身を「ひとつの商品」として考え、顧客に対する自分の価値を高めるための戦略です。

 

一般的なマーケティング分野でのブランディングとは「商品の価値を高める」という意味ですが、それをそっくり自分自身に当てはめます。例えば「品質が高い」「デザインがよい」「サポートが丁寧」といったブランドイメージを顧客に持ってもらい、あなた自身またはあなたの仕事に価値を感じてもらうことが狙いです。

(2)パーソナルブランディングとの違い

言葉の響きはパーソナルブランディングと似ています。意図的にブランド化を求めるところなどはよく似ているため、同じような意味で使われることも多いです。しかし、セルフブランディングとパーソナルブランディングには明確な違いがあります。

 

パーソナルブランディングは、組織や会社内の一個人をブランド化すること。一方、セルフブランディング組織に所属しない完全な個人のブランド化を意味することが多いため、フリーランス人材のブランド化は、セルフブランディングということになります。

(3)セルフブランディングとセルフプロモーションの違い

セルフブランディングは「自己PR戦略」とも言えます。しかし、あくまで「プロモーション」ではなく「ブランディング」というところがポイント。

 

セルフプロモーション自分の営業や宣伝活動のことを指し、自分自身を売り込むためにどんな販促物を作ったらいいか、集客のためにどんなところでPR活動をしていったらいいかといったPR方法を考えるのが一般的です。

 

一方、セルフブランディング自分のパーソナリティをもとに、マーケティング戦略を考えます。そのため、まずは自分自身の本質を見極めなければなりません。セルフブランディングの方法については、詳しく後述します。まずはセルフブランディングが持つメリットをご紹介します。

 

 

フリーランスがセルフブランディングを行なうメリット

(1)信頼感が上がり、継続した発注につながる

フリーランスがビジネスをしていく上で、もっとも大変なことの1つが継続した受注を得ること。単発案件をいくつも抱えるよりも、「できれば継続案件が欲しい」と安定したプロジェクト参画を希望するフリーランスも多いものです。

 

しかし、企業の目線で考えると、完全な一個人であるフリーランスに仕事を依頼するのは、企業に所属している人に仕事を依頼するよりも、やや不安があるというのが本音でしょう。その不安感を払しょくする、それがセルフブランディングの役割の1つです。

 

たとえば、SNSや自分のブログ記事などを通じて、過去の実績やプロフィールを詳しく紹介したとします。その実績は、信頼感へと繋がりやすいでしょう。また、あなたの仕事の質も伝えやすくなりますので、SNSやブログを上手にビジネスに利用することをおすすめします。

 

実際、SNSやブログ経由で仕事を得るフリーランスは少なくありません。もちろん、SNSやブログをやっているから仕事を得られるのではなく、どのような情報や記事、メッセージなどを発信しているのかが大切です。SNSやブログを集客目的などビジネス流用させるのであれば、自身の記事内容やプロフィールに気を配る必要があります。

(2)自分の価値が上がれば、売上もアップ

ほとんどのフリーランス人材が、「仕事の単価を上げたい」と考えていることでしょう。単価をアップさせる方法としてもセルフブランディングは有効と言えます。仕事を周囲に認めてもらうことを繰り返していけば、徐々にあなた個人がブランド化されていきます。すると、今まで一緒にビジネスをしてこなかったクライアントも、案件の打診が来たり、単価交渉も可能になるかもしれません。この単価交渉の場面が、フリーランスの難しい部分でもありますが、自身をブランド化することが良い影響を与えてくれることも少なくありません。

 

また、セルフブランディングが周囲に浸透していくと、おのずと集客にも繋がります。自分で営業をかけなくても、SNSやブログが宣伝部隊となったり、過去に一緒にプロジェクトを実行したビジネス仲間からの紹介などで、仕事を獲得するケースも少なくありません。

 

SNSの中では、特にfacebookをビジネスツールとして使用する人が多いですが、facebookに利用率が高いのは、記名性の高いSNSだからと言われています。しかし、TwitterやInstagramにはfacebookにはないビジネスツールとしての魅力もあるため、ご自身が目指すブランディングに合わせて利用するSNSを選択すると良いでしょう。拡散力や誘導力など、TwitterやInstagramが得意とする点もあります。誰に向けてどのような形でセルフブランディングをしたいかによって、SNSを使い分けるのも効果的です。

 

フリーランスの中には「SNSはあくまで入り口」とし、自分のブログ記事に誘導するためにSNSを使用する人も大勢います。SNSには色々な制約があるため、SNS単体でビジネス展開させるのは悩ましい点も多いからでしょう。その点、自分のブログならば、かなり自由度が高まります。ただし、自分のブログをビジネスの母体にしたくても、顧客にブログ記事をなかなか見つけてもらえないデメリットがあるため、一度SNSを挟み、ブログへと誘導するのです。そのような方法をはじめとしてさまざまな施策でブログへの来訪者を増やし、知名度を高めていきましょう。

(3)書籍発行や講演など、新たなビジネスにつながる

特に専門性を打ち出すブランディングの場合、直接的なコンサルティング依頼以外にもさまざまな仕事のオファーが来る可能性があります。

 

代表的なオファーは、コラムの執筆書籍発行講演依頼など。「特定ジャンルの専門家」というブランドが確立できれば、新しい仕事のチャンスは広がります。

 

当然収入アップも期待できますし、それ以上に知名度のアップが大きな副産物となります。知名度が上がれば、メディアに取り上げてもらえる機会も増えますし、さらに人脈が広がり仕事も増えるという好循環もセルフブランディングの狙いの1つです。

(4)自分の方向性が明確になり、キャリアプランが立てやすい

フリーランスとして活動していると「とりあえず来る仕事は受ける」というスタンスの方も多いようです。「一旦仕事を断ると次からは発注がないかもしれない」と恐れてしまう方も多いのではないでしょうか?

 

セルフブランディングに成功すれば、「この人は〇〇分野の専門家」というイメージが浸透し、次第に他の仕事は減っていきます。このような形で仕事がそぎ落とされていくことは、けっして悪いことではありません。

「自分のキャリアプランに合わせてプロジェクトに参画する」ということですので、より効率的な仕事の仕方と言えるでしょう。「なんでもやります」の姿勢もときには大事ですが、一定のキャリアを積んだ後は、仕事を選ぶことも大切。セルフブランディングは仕事を選びやすくする方法でもあるのです。

 

 

メリットを活かすための手順とは?

(1)まずは自分自身の本質を理解する

セルフブランディングの出発点。それは、これまでの自分自身の経験を振り返ることから始まるのが一般的です。

 

まず、過去の成功実績と失敗実績を時系列に並べて整理しましょう。改めて振り返ってみることで、忙しく稼働している中では見落としていた実績などを掘り起こすることができるかもしれません。

 

さらに、周囲からの評価も追加していくと良いでしょう。一個人からの評価でもかまいませんし、企業のような大きな組織からの評価でもかまいません。他者からの評価を自身のプロフィールに加えることで、より魅力的で信頼を置ける人物として表現することができます。

 

ポイントは、自分自身の評価も企業のような他社からの評価も、あくまで客観的な目線で行なうこと。自分を客観視することがセルフブランディングの始まりです。

(2)自分自身のSWOT分析

マーケティング手法の1つでもあるのですが、企業が事業計画や戦略立案するときには、基本的な分析フレームワーク「SWOT分析」を使うことがよくあります。

 

SWOT分析とは、Strength自分の強み)Weakness(自分の弱みといった自分自身の価値だけではなく、Opportunity機会)、Threat(脅威といった外部要因も組み合わせて分析すること。このマーケティング分析を自分自身に当てはめます。

 

マーケティングで使用するSWOT分析を自分自身に行なうことで、自分というブランドの強みや弱み、今後やらなければならないことなどが具体的に見えやすくなるでしょう。また、普遍的な自身の本質だけではなく、今のトレンド競合との関係性も整理しやすくなるのが強みです。

 

もしも、「一人で自分の本質的なことを知るのは難しい」と思うのであれば、セルフブランディングのワークショップに参加すると良いかもしれません。他者の視点が新たな気付きを与えてくれる機会になることも多いようです。

(3)複数のジャンルを組み合わせる

SWOT分析である程度方向性が決まったら、自分の独自性専門性に焦点をあててみましょう。フリーランスの方の場合、大手企業との違いを明確にする戦略が必要です。たとえば、あえて大手企業が手を出せないニッチな分野に絞り込むといった、いわば隙間産業のような形でビジネス展開させるのが有効なことも多いでしょう。また、複数のジャンルを組み合わせるという方法も、ときには有効です。

 

ここで1つの具体例を紹介します。

紹介するのは、フリーランスで活動している行政書士の方です。この方は親族を介護した経験を活かし、高齢者向けの相談に特化していきました。つまり、ターゲット層を明確にしたのです。その結果、今ではこの分野の専門家として、テレビなどのメディアに出演したり、雑誌記事やコラムで情報発信をしたりというように活動範囲をどんどん広げています。各メディアを通じて「高齢者向けの相談ならこの人!」というイメージが確立されたから、と考えることができるでしょう。

 

 

このように仕事に直接関係ないと思われる活動や趣味なども、独自性につながってセルフブランディングに大きく役立つ可能性があります。ただし「何でもできます」というのは危険。幅広いジャンルをカバーするには、個人で活動するフリーランスは大手企業と比べてどうしても不利になります。分野を絞り込んでいくことがフリーランスのセルフブランディングには欠かせないでしょう。

 

ブランディングというと「品質のよさ」をイメージするかもしれませんが、品質だけとは限りません。それなりの品質でも、納期が早かったり競合が少なかったりという独自性を打ち出すケースもあります。重要なのは立ち位置方向性を決める、いわばポジショニング。なお、低コストというのもひとつの優位性ですが、ここを前面に出しすぎると価格競争になりかねないので注意が必要です。

 

 

デメリットを生まないための注意点

(1)セルフブランディングが持つデメリットとは

さまざまなメリットのあるセルフブランディングですが、活用法を間違えるとかえって自分の仕事の幅を狭めてしまう可能性もあります。たとえば、セルフブランディングで培ったイメージが固定化し過ぎてしまうことです。

 

セルフブランディングでは「一貫性」が重要なポイントで、共通のイメージが続かなければセルフブランディングにはなりません。ただし、この一貫性がマイナスに働くこともあります。セルフブランディングがうまくいって、ある程度の共通イメージを持たれるようになると、その後の方向転換が難しくなるというデメリットが生まれるでしょう。

 

たとえば、自分が携わってきたジャンルそのものが衰退しようとしている時、他のジャンルに移行しなければ、今後の仕事が危ぶまれます。このような時は、急激な変更ではなく、徐々にスライドしていくなどのソフトランディングを意識することで上手くイメージチェンジを図ることが出来たというケースもあります。

(2)デメリットを最小限にするための注意点

特定のジャンルにこだわらなくては、フリーランスとしての成功はなかなか達成しづらいもの。しかし、自分がこだわってきたジャンルそのものが衰退してしまった時に、新しいビジネスに移行しづらいというのがセルフブランディングのデメリットです。

 

このデメリットを最小限にするためには、自分の仕事だけではなく業界全体の力も常に意識すること、そのためには競合相手に常にアンテナを張ることも大切でしょう。業界全体が衰退の方向へと向かっている時に早めにキャッチアップできれば、方向転換を迅速に行なうことができます。

 

 

フリーランスにおすすめ!セルフブランディングのPRツール

(1)セルフブランディングには時間がかかる

セルフブランディングは、結果が出るまでに時間がかかるPR方法です。そのため、少しずつ育てていくような感覚で取り組むのが一般的です。

 

もし会社員からフリーランスに転身する予定ならば、在職中からセルフブランディングを進めておくのも良いでしょう。会社員としての仕事とともに副業などの活動を通じて実績を積んでおけば、自分の強みやこだわりをアウトプットする準備ができます。これなら、フリーランスになってからも、スムーズにセルフブランディングの効果を発揮できるはずです。

 

また、セルフブランディングは顧客に伝わらなければ意味がありません。セルフブランディングを成功させるには、正しいイメージを広く伝えることがポイント。そのための代表的なツールを今一度おさえておきましょう。

(2)名刺

初対面の時に渡す名刺も、実は重要なセルフブランディングツール。特に、フリーランスでは自由に肩書をつけられるのが大きなポイントです。顧客に与えたいイメージをそのまま肩書きにするのも有効でしょう。

 

名刺に刻まれた肩書きによって、より良いイメージを醸成することができるかもしれません。

(3)自分自身のWebサイトやブログ

個人で仕事をする際の入り口は、多くの場合webサイトもしくは自分のブログ記事です。そのため、フリーランスとして活動するのならば、Webサイトやブログを設けておくことが有効です。

 

たとえば、フリーランスのコンサルタントであれば、これまで手掛けた案件経歴などの基本情報のほか、自分の目指す方向性信念といった個人的なことも支障のない範囲で公開しておきたいところ。ただし過去の仕事内容については守秘義務もありますので、オープンにできる情報かどうかの精査は確実に行ないましょう。

 

また、一方的に更新するだけでは誰にも見てもらえない可能性もあるため、検索エンジン対策(SEO)などの方法を駆使して、より多くの人にブログ記事を見てもらう施策も必要です。

(4)ソーシャルメディア

前述したように、FacebookTwitterといったソーシャルメディアを通じて、セルフブランディングに成功している方も増えています。気軽にコメントのやりとりができる点や、他の人とのつながりが持ちやすいなど多くのメリットがあります。また、業種や業態によっては、メールの文化はすでに廃れつつあり、SNSでのメッセージのみで仕事が進んでいくことも珍しくないようです。

 

ただしSNSでは「炎上」に気を付けたいところ。汚い言葉遣いや相手を冒涜するような発言には注意を払いましょう。良いことも悪いことも、拡散しやすいというのがソーシャルメディアの特徴です。

 

 

 

大手企業のコストをかけたブランディングとは違い、フリーランスのセルフブランディングは、地道な作業の積み重ねです。長期戦だからこそ戦略を立てて、信頼感・優位性・独自性を意識したブランディング方法が重要です。

 

自分自身の方向性を自分で決められるのは、会社員にはないフリーランスの大きなメリットのひとつ。なりたい自分になるための方法として、セルフブランディングを活用してみてはいかがでしょうか。

 

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

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