フリーランスになるには?未経験で成功を目指す4つのポイント

最終更新日 2021年5月15日(土)
作成日 2021年5月15日(土)

作成日:2021/05/13

働き方が多様化する中、転職だけではなくフリーランスとしての独立を考える方が増えてきました。最近多いのが、ITエンジニアがITコンサルタントとして独立するようなケース。培った経験や技術を活かせば、フリーランス未経験でも年収アップやキャリアアップを目指せます。

ただしこういったケースの課題は、未経験のため実績が少ない点。「フリーランスとして独立してもなかなか仕事が来ないのでは?」という心配も当然あるでしょう。

またフリーランスは組織でカバーする会社員と違い、本業以外のことも対応が必要となる場面もあります。未経験の領域も基本的に自分で対応しなければならないのです。

 

こうした変化に対応するには、情報収集などの事前準備が欠かせません。実際に成功しているフリーランスのほとんどが準備期間を経て独立しています。ここでは、フリーランスになるために必要な基本的な準備ポイント4つを解説します。

 

目次

■フリーランスとして独立する前に副業で経験を積もう
(1)個人で仕事を受けるスタイルに慣れることができる
(2)自分の強みを整理できる
(3)「自分のやりたい仕事」と「収入のための仕事」が明確になる
(4)独立直後に必要な資金をイメージしやすくなる

 

■自分を差別化する「セルフブランディング」に取り組もう
(1)なぜ独立や起業にセルフブランディングが必要?
(2)セルフブランディングはマーケティング戦略立案に似ている
(3)今の自分に足りないもの、これからやるべきことも見えてくる

 

■自由に仕事を選べるフリーランスだからこそ、複数ビジネスに取り組もう
(1)複数のビジネスを持つことで相乗効果が出る
(2)複数ビジネスは、収入が安定しやすくリスク回避策にもなる
(3)フリーランスに向いている複数ビジネスを立ち上げる方法とは

 

■将来の法人化も検討しながら、資金計画を立てよう
(1)事業内容によっては早めに法人化すべきケースもある
(2)さまざまな資金調達方法をうまく活用しよう

 

 

フリーランスとして独立する前に副業で経験を積もう

 

独立することを視野に入れている会社員の方におすすめなのが副業。副業が認められている企業であれば、会社勤めで安定した収入を確保できる間に個人で仕事を受けた実績を作っておくのがベターです。副業にはフリーランスを目指す上でさまざまなメリットがあります。

(1)個人で仕事を受けるスタイルに慣れることができる

フリーランスが仕事を獲得するには、自分で営業活動を行なわなければなりません。また仕事を受けた後の対応も自分ひとりで行なうのが基本。これらは組織で働く会社員とフリーランスの大きな違いです。

 

副業も基本的には個人で仕事を受けるので、フリーランスとしての働き方を体験する良い機会となります。最近は、副業したい個人と求人を検討している企業をマッチングするサイトも増えてきました。こうしたサイトを上手に使って副業経験者になれば、個人で仕事を受けるイメージがしやすくなります。

 

起業に向けてできるだけ早いうちに副業にチャレンジして、フリーランスの働き方に慣れておきましょう。

(2)自分の強みを整理できる

会社員であれば、自分の経験や技術、適性を上司が理解した上で仕事を用意してくれますが、フリーランスに転向したら、自分から強みをアピールして仕事を獲得しなければなりません。

ここで問題となるのが、自分で思う強みと、周囲が感じる強みにはギャップがあるということ。仕事のオファーを増やすには、客観的な視点で自分の強みを整理することが大切です。

 

副業を通して、外部のクライアントから「あなたのこのスキルが欲しい」「この経験が役立つ」といった情報をもらえるかもしれません。自分では気づかなかった自分の強みや市場価値を知るきっかけになるのです。

 

ただし強みを知るだけでは不十分。フリーランスとして活躍するには、他の人とどう差別化するかもポイントです。フリーランスになるには、自分自身の営業戦略を立てる「セルフブランディング」も重要です(※セルフブランディングのコツは後述します)。

(3)「自分のやりたい仕事」と「収入のための仕事」が明確になる

「やりたいことを始めるためにフリーランスに転身する」という方も多いかもしれません。とはいえ自分がやりたい仕事だけ選んでいると、なかなか年収は増えていきません。

 

フリーランスにとって、仕事への概念は2種類あります。

収入を得るための仕事である「ライスワーク」。もうひとつは自分のやりたい仕事である「ライフワーク」です。

フリーランスは会社員と違って仕事を自由に選べるので、どちらかだけに絞る必要はありません。ただしフリーランスとして成功するには、ライスワークとライフワークのバランスを考える必要があります。

 

なお副業は、一般的に小規模な案件が中心。そのためいろいろな種類の仕事を経験できるメリットがあります。つまり副業をこなすことで、自分にとって「ライスワークは何か、ライフワークは何か」「どんなバランスが最適か」という情報が見えてくるのです(複数の仕事に取り組むコツは後述します)。

 

また副業を通じて、取引先との接点を持てることも大きなメリット。副業と独立した後の契約では仕事内容や条件が変わる可能性もありますが、取引先を確保できるのは安心感にもつながります。

(4)独立直後に必要な資金をイメージしやすくなる

フリーランスになるには、独立当初の資金準備とあわせて事業を継続するための資金計画も必須です。しかし未経験で独立するとなると、どのくらい資金が必要かイメージしづらいのではないでしょうか?

 

そこで副業という形で具体的に事業に取り組むことで、経費の目安が見えてきます。独立後にどの程度資金が必要かイメージしやすくなり、かつ独立後の資金を貯蓄することもできるので一石二鳥です(資金計画のコツは後述します)。

 

 

自分を差別化する「セルフブランディング」に取り組もう

 

フリーランスとして独立したいと思う背景には「自分の特技を生かしたい」「好きなことに注力したい」「経験を活かして収入を増やしたい」など、さまざまな理由があるはずです。

 

こうした特技や経験をフリーランスの仕事に活かすには、自分の個性を際立たせて自分自身をブランディングすることがポイント。これを「セルフブランディング」と呼びますが、未経験でフリーランスになるには、このセルフブランディングが欠かせません。

(1)なぜ独立や起業にセルフブランディングが必要?

例えばフリーランスのコンサルタントとして起業する場合、同業種のコンサルタントがすでにたくさんいるかもしれません。競合対策として差別化が必要になります。

 

しかしフリーランスとして駆け出しだからといって、仕事の単価を大幅に下げたり、どんな仕事でも選ばずに受けたりという差別化の方法は避けたいところ。

むしろ自分の強みを理解して自分の“ブランド”を持つことで差別化し、単価アップを目指しましょう。成功するフリーランスになるために、「セルフブランディングで自分をどう見せるか」も大切なポイントであることを忘れずにおきましょう。

(2)セルフブランディングはマーケティング戦略立案に似ている

セルフブランディングは、自分を商品に見立てマーケティング戦略を立てること。マーケティングを行なうためには、まず商品について正しい情報を持つ必要がありますよね。セルフブランディングでも同じ。まず自己分析をして、“自分”という商品の情報を集めるところからスタートしましょう。

あらためて客観的な視点で自己分析して、自身の強みとなるスキルなどを整理することをおすすめします。

(3)今の自分に足りないもの、これからやるべきことも見えてくる

セルフブランディングには、「起業に向けて足りないこと・やるべきことが見えてくる」というメリットもあります。

 

例えば、経営コンサルタントとしてフリーランスになる場合。依頼する企業の立場で考えれば、実績に加え中小企業診断士などの経営系資格を併せ持つ人に依頼したいはず。特にエンジニアからコンサルタントを目指すといったキャリアチェンジならば、スキルを証明できる資格は取得しておきたいところです。

 

マーケティングコンサルタントとして独立を目指すなら、Google関連の資格があればWebマーケティング分野に強いことがわかり、求人に応募する際の武器になります。

 

必ずしも資格が必要な職種ばかりではありませんが、やはりスキルを目に見える形で表現する手段として、フリーランスになった後大きな強みになります。

◆コンサルタントのブランディングについてはこちら:https://freeconsultant.jp/column/c176

 

 

自由に仕事を選べるフリーランスだからこそ、複数ビジネスに取り組もう

 

セルフブランディングで自分自身のマーケティング戦略が見えてきたら、次は具体的なビジネスの内容を固める段階。ビジネスプラン(事業計画)を準備しましょう。

 

フリーランスは自由にやりたいことにチャレンジできるのが大きなメリット。やりたいことはひとつだけではなくいくつもある、という方も多いのではないでしょうか。

 

フリーランスがビジネスプランを考える場合、ビジネスを1つに絞り込む必要はありません。フリーランスとして働くこと自体が未経験である人が、起業したての時期にあれこれ手を出すと、中途半端になる可能性はあります。しかし複数のビジネスを持つことにはさまざまなメリットもあるのです。

(1)複数のビジネスを持つことで相乗効果が出る

あるITコンサルタントの方はコンサルティング業とあわせて、プログラミングや開発業務に関するオンラインスクールをはじめました。スクールで人に教えたりカリキュラムを作ったりすることが、自分自身の知識やスキルの向上につながっているそうです。さらにIT業界以外の人と知り合う機会が増え、人脈が広がったり新しい情報が入手できたりしていると言います。

 

またあるマーケティングコンサルタントの方は、コンサルティング業務をメインとしながらインフルエンサーとしても活動しています。マーケティング情報をSNSで発信することで、フォロワー(ファン)とのコミュニケーションを楽しんでいるそう。

 

フリーランスにとって、人脈やSNSフォロワーと言ったネットワークは貴重な財産ネットワークが広がれば、仕事のオファーにつながる可能性もあります。こうして複数ビジネスが相乗効果を生み、フリーランスとしての仕事増加や収入アップなど広がりが生まれるのです。

(2)複数ビジネスは、収入が安定しやすくリスク回避策にもなる

複数ビジネスを持つと、収入が安定しやすいというメリットもあります。特に起業当初は仕事がある時期、ない時期とムラが生じます。でも複数のビジネスを経営していれば、仕事が入る時期を自分で分散させることもでき、収入を安定させやすくなります。収入目的のビジネスと自分がずっと取り組みたかったビジネス、両方の経営にチャレンジするという活動パターンもあります。

 

また複数のビジネスを持つことは、リスク回避にも役立ちます。特にフリーランス未経験で独立した際にひとつのビジネスに絞ると、失敗したときのリスクは大きくなります。

しかし複数のビジネスを持っていれば、ひとつのビジネスが何らかの理由で継続困難になっても、他のビジネスにシフトすることが可能。経営上のリスクを回避するためにも、複数のビジネスを考えておくのがベターと言えるでしょう。

(3)フリーランスが複数ビジネスを立ち上げる方法とは

まず本業と副業を分けて考える方法がおすすめ。まずは過去の経験やスキルを活かせる仕事を本業にして、チャレンジしたい分野で小規模ビジネスを副業として取り組む方法です。本業をライスワークにすることで、収入を確保しながら低リスクで新しいチャレンジできます。

 

将来の法人化も検討しながら、資金計画を立てよう

 

フリーランスとして起業する場合、まずは個人事業主という形態が一般的です。ただし事業規模が大きくなったら、法人化(会社設立)する選択肢もあります。ビジネスプランがまとまった段階で、個人事業主からどのタイミングで法人化するのか、想定しておきましょう。

(1)事業内容によっては早めに法人化すべきケースもある

法人化とも関連しますが、起業する上で欠かせないのが資金計画。フリーランスといっても業種によって必要な資金額はさまざまです。

 

例えばコンサルティング業としての起業ならそれほどまとまった資金は必要ありません。事務所を設ける場合でも、レンタルオフィスを利用すれば月額数万円程度で済みます。また人件費や材料費なども基本的にはほとんどかかりません。

 

しかしスクール開業など店舗が必要な形態での事業となると、家賃やスタッフの人件費などが必要。起業の時点である程度まとまった資金を用意しておきたいところです。

多くの資金が必要なビジネスなら、早い段階で法人化を検討しても良いかもしれません。法人化するための手続きは複雑ですが、税金や資金調達の面では個人事業主よりメリットがあるとされているためです。

 

個人事業主と法人の大きな違いのひとつが「信用」。当然会社を設立して法人になった方が信用度は高くなります。個人とは取引しない企業もあり、取引をする必要があれば法人化を検討する必要が出てきます。

◆会社設立や資金調達方法についてはこちら:https://freeconsultant.jp/column/c003

(2)さまざまな資金調達方法をうまく活用しよう

まとまった資金ができるまで待ってから転職や独立を実践する方もいます。この方法は資金面は安全ですが、起業のタイミングを見失う可能性も出てきます。タイミングを逃さないためにも、自己資金だけにこだわらずさまざまな資金調達手段も検討しましょう。

政府や自治体では起業家支援に力を入れており、起業する人向けに補助金助成金制度を設けているケースもあります。それらの情報をまとめたサイトもありますので、上手に活用しましょう。

 

また最近は、海外で一般的な「エンジェル投資家」が日本で増えてきました。エンジェル投資家とは、起業家へ投資する個人投資家のこと。フリーランスとして起業する場合でも、優れたアイデアがエンジェル投資家の目に留まれば資金提供を受けられる可能性があります。

他に、エンジェル投資家よりもう少しハードルが低いのが「クラウドファンディング」。これは、Webサイトを使って一般の人々から広く資金を募る仕組みです。

 

このように、資金調達方法の選択肢は広がっています。さまざまな資金調達方法を活用すれば、短期間に起業に必要な事業資金を準備できる可能性が生まれます。

◆エンジェル投資家についてはこちら:https://freeconsultant.jp/column/c263
◆クラウドファンディングについてはこちら:https://freeconsultant.jp/column/c124

 

 

 

フリーランスとして独立するにはしっかりとした準備が不可欠ですが、会社員としての仕事が忙しいあまり「なかなか準備する時間がとれない」という方も多いかもしれません。しかしそれではいつまでもチャレンジはできません。

 

「限られた時間を有効活用できるか」というのも、フリーランスになるために必要なスキル。ここでご紹介した「セルフブランディング」「複数ビジネスの検討」「資金計画」というポイントをおさえ、効率的に準備を進めてみてはいかがでしょうか。

まずは手軽に始められる副業からスタートしてみるのもおすすめです。

 

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

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