フリーランスだからこそ身につけたい集中力アップの方法

作成日:2018/11/14

 

フリーランスに求められる集中力

フリーランスに求められる集中力-1

 

毎日会社に通勤し、基本的にオフィスで仕事をすることが多い会社員に対して、フリーランスは通勤の必要もなく、在宅での仕事が多くなります。時間の使い方も自由で周囲から邪魔されることも少なく、自分の思うように仕事を進めることができて効率よく仕事ができる……かと思いきや、そうとも言い切れないのが実状です。

 

通勤の必要がないため朝起きる時間も不規則になりがちで、時間が自由に使えると思うとダラダラ過ごしてしまうことも少なくありません。何より、家で一人で仕事をしていると、テレビやネットニュースを読みふけってしまったり、手元のスマートフォンでついSNSやゲームにそれてしまったりといった“誘惑”も多いもの。気づくと何時間も別のことをしてしまい、締め切り前にあわてて仕事を進めたことがある方も多いでしょう。

 

しかし、フリーランスだからこそ、質の高い仕事を期日までに納品しなければ、仕事を獲得することができません。会社で仕事をあまりしない人を「給料泥棒」と言うことがありますが、フリーランスの場合は仕事をしなければ収入が減るだけです。せっかく獲得した仕事で質の低い仕事をしてしまったり、納期が遅れるようなことがあれば、クライアントの信頼を失ってしまうことにもつながります。

 

そのためにも、フリーランスの方こそ、モチベーションアップして集中力を維持し、仕事の生産性と効率をきちんと確保する必要があります。集中力は、さまざまな方法で高められます。そのテクニックを身につけていきましょう。

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睡眠、食事、運動・・・生活を整える

睡眠、食事、運動……生活を整える-2

 

家で仕事をすることが多いフリーランスの場合、生活のリズムが不規則になることは少なくありません。規則正しい生活を心がけていても、あるとき仕事に追われて徹夜をしてしまい、そこからリズムが崩れてしまうこともあります。しかし、不規則な生活は体内時計を狂わせ、自律神経の働きを乱れさせてしまいます。そうなると、パフォーマンスを維持することができません。

 

大切なのは、適度な睡眠をとること、それからきちんと栄養をとることです。忙しいときは睡眠時間が削られがちですが、近年は睡眠の研究が進み、成功者ほど睡眠を重要視しているとも言われています。睡眠が足りないと作業効率が落ちますし、睡眠時間を確保することが最終的に生産性を高めることにつながります。

 

食事も、手軽なファストフードばかりでは栄養が偏り、健康を保つことができません。栄養バランスに配慮した食事をとって健康を維持するのは、仕事を円滑に進めるための最低限の“土壌”です。加えて、イライラするのを防止するカルシウムや、集中力アップを助ける働きのあるマグネシウムなど、仕事をするのに役立つ栄養もあります。ただし、食べすぎてしまうと眠気を覚えやすくなるので要注意です。

 

もう1つ、運動も非常に重要な要素です。忙しいと運動する時間がなかったり、どうしても後回しにしがちですが、体を動かすことは脳の活性化につながりますし、仕事を続けていくためには体力の維持は不可欠です。自宅で仕事をしているだけでは、気づかぬうちに体力が落ちていて、それが集中力低下の一因になっているということもあります。努めて歩くようにしたり、1日5分、10分のストレッチや簡単なトレーニングから始めてみましょう。

 

 

仕事しやすい環境を整える

仕事しやすい環境を整える-3

 

集中力を高めるための環境を整えることも大切です。仕事をスムーズにするための整理整頓を行なう、気を分散させてしまうような要素を減らす、集中力を高めやすい作用を及ぼす要素をセッティングするといったことに気をつけてみましょう。

 

まず前提として、仕事をする部屋や机の上は片付けておくこと。仕事に必要なものをすっと取り出すことができる、反対に、仕事に必要ないものは目に入らないようにしておきましょう。視界に入る物が多いと脳の処理能力が分散してしまい集中を妨げるといった論文もあります。

 

気が散る原因になりやすいのは、テレビ、スマートフォン、資料以外の本などでしょう。テレビは仕事部屋に置かない、本は片付けるといったように、仕事の際はこうしたものを身の回りから離すようにします。スマートフォンは仕事で使うこともあるかもしれませんが、触らない時間を決めたりするのが有効です。

 

音は「適度に音やBGMがあったほうがいい」という方もいれば、「完全に静かなほうが仕事がしやすい」という方もいて、人それぞれです。音やBGMがあったほうがいいという方は、radiko.jpでラジオを聞いたり、SpotifyやAWAPrime Musicなどのサブスクリプション型音楽サービスを利用するのが便利です。

 

 

集中するためのテクニックを知る

集中するためのテクニックを知る-4

 

集中力を高めるためには、さまざまなテクニックがあります。そうしたテクニックを活用することによって、集中力をより高めやすくなります。

 

ToDoと計画を管理する

今日行なうべき仕事を付箋に書き出したりToDoアプリでまとめておくと、「しなければいけないことが多すぎて、何をしたらいいか混乱してしまう」といったパニック状態や、「次に何をしようかと迷っているうちに仕事以外のことをしてしまう」といった集中力の低下を防ぐことができます。

 

長時間かかると思われる仕事はなかなか手をつけづらく、仕事の途中でも集中力が下がりがちです。そんなときは、その仕事を完遂するまでにするべきことを細分化してみましょう。細分化したステップの1つに着手すると考えることで心理的な負担を下げることができ、そのステップを終えたらチェックするようにすると達成感が生まれます。

 

時間を管理する

仕事に集中するうえで、「締め切り意識」は大きな後押しになります。仕事に着手する前に「その仕事を何時までに終えるか」をイメージしておきましょう。その時間どおりに仕事を終えることができれば、次の仕事に気持ちよく向かえるようになり、モチベーションアップにもつながります。

 

また、「ポモドーロ・テクニック」という方法もおすすめです。これは、「1時間仕事をしたら10分休憩をとる」「25分作業して5分休む」といったように、短いインターバルをはさみながら仕事をする方法で、集中力維持・締め切り効果・適度なリフレッシュ効果といった作用で仕事の効率を高めます。

 

時間の使い方という点では、朝・昼・夕方といった時間帯の使い分けも合わせて考えたいもの。一般的に、朝のほうが脳が活発に働くとされています。重要な仕事や考える仕事などは午前中に済ませ、ルーティンワークや作業的な要素の多い仕事を午後にするといった使い分けをしてみましょう。

 

 

 

このように、集中力を維持・向上させるためにはさまざまな準備やテクニックがあります。何もせずに漫然と仕事をしているのではなく、こうしたことを意識して実行するよう心掛ければ、仕事のしやすさは格段に上がるでしょう。

しかしそれでも、集中力を24時間保ち続けることはできません。どうしても集中できないときは、休憩が必要だと体が訴えているのかもしれません。そんなときは、一旦仕事から離れてみましょう。深呼吸してストレッチするのは、新鮮な酸素を体に取り入れ、肩こりや腰痛予防にもなります。15分から30分程度昼寝をすると、驚くほど頭がすっきりします。そうしたことがしやすいのも、家で仕事をするフリーランスならでは。

休憩したあとは、再び仕事をするための“スイッチ”をきちんと入れましょう。仕事をする前の“スイッチ”がルーティンになると、体が自然と反応して仕事に向かいやすくなるという効果もあります。そして、とにかくまずは仕事に向かってみると、集中力もモチベーションもついてきます。

 

(株式会社みらいワークス FreeConsultant.jp編集部)

 

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