フリーランス・個人事業主こそ必要!怒りのコントロール法「アンガーマネジメント」

作成日:2017/05/19

 

怒りを自分自身でコントロールするメソッド「アンガーマネジメント」

怒りを自分自身でコントロールするメソッド「アンガーマネジメント」

怒りやイライラを解消する方法として、最近注目されているのが「アンガーマネジメント」です。アンガーマネジメントとは、自分自身で怒りをうまくコントロールするためのメソッドのこと。

 

コミュニケーションスキルが求められるコンサルティング業務ですが、いろいろなタイプのクライアントと接している中で、「ついイライラしてしまう…」という方も多いのではないでしょうか?しかし、コンサルティングでは常に冷静な姿勢が求められます。ちょっとしたことで相手にイライラして怒りをコントロールできずにいると、業務に支障が出てしまうこともあります。

 

会社員であれば、社内の同僚と愚痴を言い合って気持ちを発散させることもできます。でも、フリーランス・個人事業主としてコンサルティングをしている方は、なかなか難しいのではないでしょうか?特にコンサルティング業務では守秘義務があります。外部の方へクライアントについて気軽に話すわけにもいきません。

 

アンガーマネジメントは、ひとりで実践できるのでフリーランス・個人事業主の方も取り入れやすいメリッドがあります。そこで、今すぐ仕事に役立つアンガーマネジメントの代表的なメソッドを2つご紹介します。

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アメリカではビジネスパーソンを中心に幅広く使われている

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普段からストレスをためないように、休日にスポーツや好きな趣味をして過ごすことを心掛けている方も多いかもしれません。こうしたことももちろん大切ですが、仕事中にイライラしてしまったときには、その場ですぐに対処が必要になります。

 

こうしたときに自分でコントロールするためのトレーニングメソッドがアンガーマネジメント。一般社団法人日本アンガーマネジメント協会では、以下のように解説しています。

 

「アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで始まったアンガー(イライラ、怒りの感情)をマネジメント(上手に付き合う)ための心理教育です。アメリカでは、ビジネスパーソン、政治家、弁護士、医師、スポーツ選手、俳優や、職業にとらわれず、実に様々な人達がよりよい生活や仕事、人間関係を手に入れる為に技術を取得し、「アンガーマネジメント」をしています。」

 

怒りのコントロールというと、「とにかく怒らないようにする・ひたすら我慢する」というイメージを持たれるかもしれません。ところが、アンガーマネジメントでは、怒りそのものは否定せず、怒りと上手につきあい、ムダな怒りを減らすことを目的としています。

出典:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 はじめての方へ「アンガーマネジメントとは」

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アンガーマネジメントのメソッド(1)まずは6秒やりすごす

アンガーマネジメントのメソッド(1)まずは6秒やりすごす

仕事でもプライベートでも、イライラした瞬間に思わずきついことを言ってしまった…と後悔した経験はありませんか?

アンガーマネジメントでは「イライラの感情は最初の6秒が最も強い」と言われています。つまり、この6秒をうまくやり過ごすことが大切。イライラのピークが一旦過ぎれば、その後は怒りが続きにくくなります。6秒をやり過ごす方法として、アンガーマネジメントがすすめているのが「物をじっと見つめる」「その場を離れる」など、別のことに意識を向けるというものです。

 

例えば、コンサルティング業務において、クライアントと会話している中でイライラしたときを想定してみましょう。相手が目の前にいるときに、物をじっと見つめるのはおかしな人に思われてしまいますよね。こんなときは、トイレに行く、お茶を出す、などの名目で一旦その場を離れるという方法が適しています。

 

メールやチャットでやりとりしている最中にイライラしたときは、もっと自由に対応できます。音楽を聴く、散歩するなど、気分転換もかねて仕事とは別のことに意識を向ける方法もあります。すぐには、こうした対処ができないかもしれません。ただ「イライラのピークは6秒、ずっと続くわけではない」と知っておくだけでも、イライラのコントロールに役立つのではないでしょうか。

 

アンガーマネジメントのメソッド(2)怒り日記をつける

アンガーマネジメントのメソッド(2)怒り日記をつける

アンガーマネジメントでは、その場の対処法だけではなく、普段から「ムダな怒りを減らす」ためのメソッドもあります。

 

もちろんすべてのイライラ・怒りをなくすことはできません。ビジネスにおいては、怒りを表に出さなければならないシーンも時にはあります。ただ、イライラした原因がよく考えてみたらたいしたことではなかった…ということも実はよくあります。ほかにも天候のせいなど、イライラした理由が自分ではどうすることもできないことだった、というケースもあります。こうした「ムダな怒り」はできるだけ減らした方が、ストレスも減らせるはずです。アンガーマネジメントとしてムダな怒りを減らす方法のひとつが、「怒り日記をつける」というもの。

 

怒り日記の書き方はシンプルです。日記形式で「いつ、だれに、どんなことで怒りを覚えたのか、その時感じたこと、怒りのレベル」などの怒りの内容を書いていきます。なお、怒りのレベルは例えば「10段階でこの時の怒りはどれくらいになるか」という数字を書きます。あとからこの怒り日記を読み返せば、どんなときにレベルが高くなるか傾向をつかむために役立つでしょう。

 

怒りを日記形式で書く、つまりアウトプットするだけでも客観的に自分自身の状況を整理でき、また、あとから読み返すことで、自分のイライラしやすいシチュエーションや理由が把握できるようになります。こうして理解していくことで、ムダなイライラを減らすための対策も可能になります。

 

ただし、怒り日記を書くことに時間をかけすぎるのは要注意です。かえってそのときのネガティブな気持ちがよみがえってしまうこともあります。例えばEvernoteなどのアプリを利用して、できるだけすぐメモできるようにしておくことをおすすめします。また、怒り日記はあくまで自分自身で読むためのもの。仕事に関連した個人情報や機密事項を含むこともありますので、アプリやブログなどを使う場合は、外部から閲覧できないよう設定には気をつけましょう。

 

ご紹介した怒りのコントロール法「アンガーマネジメント」のメソッドは、どちらもベーシックなもので、すぐにチャレンジできる内容です。ポイントは「6秒をやり過ごす」というその場の対処法と、「怒り日記をつける」というイライラの原因を探ることを組み合わせる点。両方行なうことで、よりコントロールしやすくなります。

 

フリーランス・個人事業主の方にとって時間は貴重ですよね。アンガーマネジメントのメソッドを使ってイライラする時間を減らすことができれば、仕事のパフォーマンスもきっとアップするはずです。

 

「ペースが合わない人が相手だとイライラしてうまくいかない」などのお悩みがある方は、ひとりでも実践できるアンガーマネジメントを試してみてはいかがでしょうか?

 

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

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