独立コンサルタントが理想と現実に悩まないための4か条とは?

最終更新日:2019/09/30
作成日:2016/06/03

 

コンサルティングファームで、ある程度経験を積んだコンサルタントとして気になるのが今後の方向性。今では社内キャリアアップや上位クラス求人への転職といった選択肢だけではなく、独立起業という選択肢もあります。フリーのコンサルタントとして独立する場合「やりたい仕事ができる」「自分の時間が自由に使える」「煩わしい人間関係から解放される」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

2017年に独立開業した方へ実施されたアンケート調査によれば、開業動機の1位は「仕事の経験・知識や資格を生かしたかった」(52.8%)ですが、2位には「自由に仕事がしたかった」(49.0%)という回答となっています(※1)。あらためて自由を求めて独立や起業する人が多いことがよくわかります。

※出典:日本政策金融公庫総合研究所「2017年度新規開業実態調査」~アンケート結果の概要~

とはいえフリーコンサルタントとして独立すれば、すぐにこうした自由が手に入るわけではありません。実際に独立したフリーのコンサルタントの方に話を聞くと「集客など想定外の仕事も多く、理想と現実の収入の違いなどに悩んでいる・・・」という課題を持つ人も多いようです。独立には勢いも大切ですが、失敗経験をしないためには独立前から準備をしておくことが重要。そこで独立や起業したコンサルタントが失敗経験につながりやすい「時間」「収入」「人間関係」「仕事のやりがい」という4つの課題について、どのように準備しておくべきか解説します!

 

 

目次

■クライアント都合で自分の時間がない・・・解決するためのコツ
(1)仕事に集中できれば、自分の時間は生み出せる
(2)自分がいなくても仕事が回る、という仕組み作りづくり

 

■コンサルとして独立後収入が増えない・・・失敗しないための下準備とは
(1)常に複数案件を持ち、安定収入を目指す

 

■フリーランスは人間関係から解放されるものの、孤独対策が必須
(1)学び直しや勉強会・交流会を通じて交流する
(2)ITサービスを使って人間関係をスリム化

 

■仕事のやりがいを重視するフリーランスが使うべきサービス
(1)やりたい仕事に出会うために紹介サービスを活用

 

■まとめ

 

※本コラムは、2019年1月11日に「世間から見た独立コンサルタントの”誤解”と”幻想”」を再構成したものです。

 

クライアント都合で自分の時間がない・・・悩みを解決するためのコツ

クライアント都合で自分の時間がない…解決するためのコツ_1

 

フリーコンサルタントとして起業する動機のひとつと言えば、プライベートな時間を確保したいというもの。コンサルティングファームで多い長時間労働をなんとかしたい、というケースもあれば、結婚や出産などライフスタイルの変化にあわせて働き方を見直したいというケースもあります。プライベートな時間を確保するという課題は、なかなか転職では解決しづらいもの。そのため独立や起業を考える方が多いようです。

 

フリーランスとして起業すれば、働く場所や時間帯を自分で決めることができるのが会社員との大きな違い。毎日オフィスへ出勤する必要がないため、通勤時間だった時間を別のことに有効活用することもできます。また9時~17時というような勤務時間に縛られないため、早朝や深夜など自分のライフスタイルにあわせて働く時間帯を決められるというメリットがあります。

 

とはいえクライアントの事情によって左右されることも多いのが、コンサルティング業務。ありがちなのが、クライアントの都合で、空けていた週末が仕事で埋まってしまったという失敗経験。自分なりに準備をしていても、クライアント側の急な変更があると予定が狂ってしまいます。またフリーコンサルタントは基本的に個人単位で仕事を請けるもの。やりがいがある一方、他のメンバーに代わってもらうということが難しいのも事実です。大事なプライベートの予定が入っている日に、打ち合わせやプレゼンなどが入ってしまった!という失敗経験を持つ方も多いようです。

 

フリーランスでは、同僚や部下など他のメンバーに代わってもらうということが難しいという大きな課題があります。こんな時の解決策は、失敗経験を見るのではなく、成功体験から学ぶのが近道ではないでしょうか。freeconsultant.jpでは、これまでフリーランス経験のある70名以上の方にインタビューを実施しています。その中から時間管理に成功している事例を紹介しましょう。

高橋さんのインタビューはこちら:https://freeconsultant.jp/workstyle/w052

(1)仕事に集中できれば、自分の時間は生み出せる

外資系コンサルティングファームを経て独立開業、現在は人材系専門コンサルタントとして複数企業からの案件を担当している高橋智恵実さん。フランスでのインターンシップ経験のある高橋さんの場合、海外で主流のワークライフバランスを重視した働き方を求め、独立に至ったそうです(独立後はさまざまな苦労もあったとのこと)。高橋さんの時間管理術は、複数案件を抱えていてもあえて「今日はこれをやる!」と集中して取り組むこと。会社員時代よりも、独立後のほうが集中力が上がったと語っています。また高橋さんは空いた時間を利用し、自分がこれから立ち上げたい新規ビジネスの構想を練るなど、有効に活用しています。

(2)自分がいなくても仕事が回る、という仕組み作りづくり

とはいえ、長期休暇が取りづらいという点が高橋さんの悩み。これは起業したフリーコンサルタントに共通する悩みかもしれません。高橋さんは、将来自分のビジネスを持ち自分自身で回さなくてよい仕組みを作ることを目指しているそうです。フリーのコンサルティング業務においても、自分の時間を確保するために、例えばITを活用して業務の一部が自動的に回るようにする、コンサルティング業務以外の事業を持つといった方法が考えられます。

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コンサルとして独立後収入が増えない・・・失敗しないための下準備とは

仕事のやりがいを重視するフリーランスが使うべきサービス_4

 

コンサルタントは専門職のため、高収入の求人もそれなりにあります。こうした求人情報をチェックし、転職で収入アップを目指す人もいます。しかしその一方で、独立によって収入アップを狙う人も増えているようです。起業すればコンサルティング業務を直接受託できますので、それだけ自分に入る額も増えるはず。また会社員では、仕事の成果が出ても給与に反映されるかどうか曖昧なこともあります。一方フリーランスは「成果が収入に直結する」というイメージがあります。

 

とはいえ、コンサルタントとして独立してすぐに収入がアップするとは限りません。起業後は、会社員時代の実績よりもフリーランスとしての実績が求められます。また起業したばかりの頃は、仕事のオファーが不安定になる状況も起こりがちです(専門分野に絞ったコンサルタントの場合は特に注意が必要)。コンサルタントの独立は経費がそれほどかかりませんが、どうしてもIT関連などの初期費用は発生します。そのため「経費ばかりで収入が増えない」という失敗経験を持つフリーコンサルタントもいます。またMBAや中小企業診断士など多くのコンサルタントが持つ資格があれば収入に直結する、とも限りません。会社員の肩書や資格に頼りすぎず、独立前から収入に関する準備はしておきたいところです。

 

(1)常に複数案件を持ち、安定収入を目指す

安定した収入につなげる対策のひとつが、パラレルワーク。規模が大きくても1社との取引だけに頼ってしまうとリスクが高くなりますので注意しましょう。フリーのコンサルティング案件では、クライアントの都合などさまざまな事情で契約が急に終了することもあります。むしろ小・中規模の取引を複数持つというスタンスも検討すべきではないでしょうか。こうした複数の仕事を進める働き方に慣れるためにも、会社員時代からパラレルワーク・副業にチャレンジしておくのがおすすめです。従来副業といえばIT系がメインでしたが、IT分野以外にもさまざまな副業ができる時代。副業向きな求人情報も増えています。

 

 

フリーランスは人間関係から解放されるものの、孤独対策が必須

独立後収入が増えない…失敗しないための下準備とは_2

 

会社員の大きな悩みが人間関係。コンサルティングファームでは「上司からの指示がずれている」「部下のコーチングまでやるのは大変」という状況もありがちです。そこで独立すれば煩わしい人間関係から解放される、と思う方も多いはず。確かに独立起業後は、上司や同僚・部下との人間関係からは解放されます。しかしその一方で取引先との交渉や営業・集客活動をはじめ、外部の人とのやり取りは自分ひとりで担当することになります。つまり外部の人との人間関係を築く必要があることは知っておきましょう。

 

また独立後に人間関係のストレスが減った一方で、孤独に悩む人も多いようです。チームで仕事をする機会の多いコンサルタント。独立後、仕事について語りあえる同僚や仕事を評価してくれる上司がいないことに戸惑うケースもあるようです(中には孤独に悩んだ結果、再度企業へ転職する人も)。フリーコンサルタントの宿命ともいえる孤独感ですが、もちろん解決策はあります!

(1)学び直しや勉強会・交流会を通じて交流する

フリーランスの方は、空いた時間を使って自分のやりたいことにチャレンジできるのが大きな強み。そこで大学などで学び直したり、IT系の勉強会に参加してみたりという方法がおすすめです。こうした場に参加すればスキルアップにつながるだけではなく、さまざまなジャンルの人とつながることができます。単なる交流会でもよいのですが、“〇〇を学ぶ”というように目的を持つ場のほうが、より深い交流ができるのではないでしょうか。実際に独立後MBA資格を取るためにビジネススクールで学び、多くの仲間と出会ったというコンサルタントの方もいます。また自治体などが開催している開業講座を通じて仲間を作る方法もあります。

 

なお、みらいワークスではフリーコンサルタントの方が参加できる「みらコミュ」というプロフェッショナル人材同士のビジネス交流会を不定期で開催しています。ITなど異なるテーマでの専門家によるスピーチで、最新情報を提供。勉強会だけではなく、フリーコンサルタントの方同士が交流できる機会も設けています。ひとりで仕事をすることが多いフリーランスのコンサルタントだからこそ、交流できる場所へ積極的に参加してみましょう!新たな人間関係が築け今まで疎遠だった業界の人脈なども広がります。またフリーコンサルタント同士で協力体制が築ければ、自分が苦手な専門分野を他のフリーコンサルタントに助けてもらうということも可能になります。

(2)ITサービスを使って人間関係をスリム化

フリーランスでは、経理業務などの事務作業を外部に委託するケースも多いでしょう。信頼できる相手に任せるという方法もありますが、やはり細かいやり取りが増えれば人間関係に悩むきっかけにもなりかねません。最近ではフリーランス向けの経理ITサービスも増えていますので、こうしたサービスを利用することで煩わしいやり取りを減らすことも検討しましょう。また営業活動が大変、というフリーランスの方も多いのではないでしょうか。こんな時はブログやSNSなどを集客ツールとして活用しましょう。自分の実績やスキルを広くアピールできますので、自分が他の仕事に集中している間にも自動的に集客できるメリットがあります。

 

また取引先とのやり取りの手法も見直ししたいところ。電話やメールなど従来の通信手段だけではうまくコミュニケーションが取れず、人間関係の悪化につながることもあります。ビジネスチャットサービスなどを取り入れた結果コミュニケーションがスムーズになった事例もありますので、ITツールの導入も検討しましょう。

 

 

仕事のやりがいを重視するフリーランスが使うべきサービス

フリーランスは人間関係から解放されるものの、孤独対策が必須_3

 

やりたい仕事に集中したい、という理由で転職や独立を考えるコンサルタントの方も多いかもしれません。確かにフリーランスになれば、請ける仕事は自分で決めることができます。とはいえ実際にフリーコンサルタントとして活動し始めると、収入のために希望しない仕事をする必要も出てきます。またクライアントの意向にあわせて、仕事を進めなければならない場面もあり「想定以上に自由に仕事が選べない」という失敗経験を持つコンサルタントも。

やりたい仕事に集中するためには、まず現在持っている業務を効率化するところからはじめましょう。今の業務を効率化できれば、空いた時間を活用してやりたい仕事や立ち上げたいビジネスに関わる時間を作り出すことができます。実際にクライアントからの受託案件をこなしつつ、社会貢献活動にも取り組んでいるコンサルタントの方もいます。パラレルワークとして、収入を得る仕事とやりがいを求める仕事を並行して進めるというのが現実的ではないでしょうか。

(1)やりたい仕事に出会うために紹介サービスを活用

フリーコンサルタントの募集では、転職時の求人情報のように事前に詳細を知ることが難しいことも。なかなか自分のやりたい仕事が見つからないと悩む時は、案件紹介サービスを利用するという方法もあります。紹介サービスを通じて詳しい募集内容をチェックできるという点は大きなメリット。

転職紹介サービスといえば、自分にマッチする求人情報のほか、一般には非公開の求人情報を提供してくれます。コンサル案件紹介サービスも、基本は転職紹介と同様。自分にマッチする案件を紹介してくれたり、質の高い非公開案件を紹介してくれたりというサポートを提供しているところもあります。ひとりで新規のコンサルティング案件を探すというのは、どうしても限界があります。紹介サービスでは取り扱い案件数が多いところもあり、自分のやりたい仕事に出会える可能性が高くなります。

みらいワークスではフリーコンサルタント向けにさまざまな業界・規模の案件を紹介しています。:https://freeconsultant.jp/project

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今やコンサルタントのキャリアプランは、転職以外にも多くの選択肢があります。自由を求めてフリーコンサルタントとして独立を目指す人も増えているようですが、その一方でさまざまな面で課題に直面するのも事実。確かに求人に応募して株式会社へ転職する、という形と比べれば、起業にはさまざまなハードルがあります。中には、独立によって最終的に失敗経験をしてしまったと感じる人も・・・。

しかし、今ではフリーランスの方が利用できるITツールやサポートサービスが増えています。つまり独立開業を目指す人にとっては、環境が整ってきているということ。実際にfreeconsultant.jpでインタビューをしたフリーランスの方の中には、独立したことで自分らしい働き方を実現できた方、やりがいのある仕事にチャレンジできている方もいます。失敗を恐れすぎず、時間・収入・人間関係・やりがいという4つのポイントを踏まえて、独立前からしっかり下準備をして臨みましょう!

 

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

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