フリーランスWebマーケティングの年収は?案件事例や仕事内容を解説
最終更新日:2025/05/29
作成日:2021/06/25
「フリーランスでマーケティングの仕事をしたい。でも、本当に稼げるのか不安…」と感じている方は少なくありません。スキルを活かしたいのに、案件獲得や継続的な収入に課題を感じている方も多いはずです。
この記事では、そんな悩みを解決するために、以下のポイントを具体的に解説します。
- ・マーケティング案件の種類と具体例
- ・フリーランスWebマーケターの年収相場と収入モデル
- ・webマーケターに必要なスキルと案件獲得の方法
これから独立を目指す方や、より多くの案件に挑戦したい方にとって、すぐに役立つ実践的なヒントをまとめました。
目次
■フリーランスのWebマーケティングとは?
(1)フリーランスとWeb会社員マーケターの違い
(2)市場動向とフリーランス需要の拡大
■フリーランスWebマーケターの仕事内容
(1)事業会社で担う主な業務
(2)支援会社・代理店での役割
■フリーランスのWebマーケティング案件の種類と事例
(1)集客支援(SEO・広告運用・SNS)
(2)戦略設計・企画支援(Webディレクション・分析)
(3)顧客接点・ブランディング支援(PR・CS)
■フリーランスのWebマーケターに必要なスキル
(1)戦略立案・課題解決力
(2)実行スキル(広告運用・SEO・SNSなど)
(3)効果検証と分析力
(4)コミュニケーション能力と提案力
(5)自走力とキャッチアップ力
■フリーランスのWebマーケティング案件の獲得方法
(1)SNSや交流会で人脈を広げる
(2)クラウドソーシングや求人サイトを利用する
(3)フリーランス特化型エージェントを活用する
■高単価を目指すならマーケティングコンサルという選択肢も
(1)マーケティングコンサルタントの仕事内容
(2)なぜコンサル案件は高単価なのか
(3)コンサルタントへのステップアップの流れ
フリーランスのWebマーケティングとは?

フリーランスのWebマーケターとは、企業と業務委託契約や請負契約を結び、Webを通じて商品・サービスの売上拡大・認知拡大を図る仕事です。
近年は企業側のニーズも多様化しており、それに伴ってフリーランスの働き方や活躍の場も広がっています。
ここでは、会社員との違いやフリーランス需要が高まる背景を見ていきましょう。
(1)フリーランスと会社員Webマーケターの違い
会社員マーケターの場合、担当する業務領域は、企業の規模や組織体制、配属先によって大きく異なります。
大企業や分業制が進んでいる組織では、広告運用やSEO、SNS運用、メールマーケティングなどが細かく分業されており、特定の分野に特化して業務を行うケースが一般的です。
一方、中小企業では複数領域を兼任することも多く、幅広い実務経験を積むチャンスがあります。
フリーランスマーケターの場合は、案件ごとに求められる役割が異なり、広告運用やSEOなど専門性の高い領域に特化した業務を担当します。自身の得意分野を活かし、計画から実行・改善までを一貫して担うスタイルが基本です。
会社員と異なり、業務範囲や進め方を自ら設計できるのがフリーランスの特徴です。
(2)市場動向とフリーランス需要の拡大
国内のデジタルマーケティング市場は拡大を続けており、株式会社矢野経済研究所の調査によると、2023年に約3,020億円だった市場規模は、2027年には5,016億円に達すると予測されています。
この成長を支えている要因の1つが、顧客管理ツール(CRM)やマーケティング自動化ツール(MA)の普及です。ツールの導入が進んだことで、企業内に蓄積されるデータ量も増え、それらを活用する専門人材への需要が高まってきました。
特に中小企業では、人件費の制約や、常に十分な業務量を確保できないといった経営課題を抱えている場合が少なくありません。
そのため、必要なタイミングで専門知識を提供してくれるフリーランスマーケターを、外部パートナーとして活用する企業が増えています。
参考:株式会社矢野経済研究所「デジタルマーケティング市場に関する調査を実施(2024年)」
フリーランスWebマーケターの仕事内容

フリーランスWebマーケターの働き方には、主に2つのパターンがあります。
1つは事業会社で特定のサービスに関わる働き方、もう1つは支援会社や広告代理店でクライアントを支援する働き方です。
それぞれの仕事内容や関わり方の違いについて、詳しく見ていきましょう。
(1)事業会社で担う主な業務
事業会社で働くフリーランスWebマーケターは、特定の企業サービスの中長期的な成長支援を担当します。
企業のマーケティングチームと密に連携し、社員に近い立場で関わることが多いのが特徴です。
主な業務は、マーケティング戦略の立案や新規事業の立ち上げ、既存サービスの改善提案など。あわせて、SEO対策やWeb広告運用、SNS運用など施策の実行も担当します。
さらに、社内メンバーへのノウハウ提供や教育を通じて、組織全体のマーケティング力を高める役割を担う場合もあります。
1つの事業に深く関与できるため、成果が事業の成長につながる実感が得やすく、やりがいも大きいです。
一方で、社内調整や関係部署との連携といったコミュニケーション力が求められます。
(2)支援会社・代理店での役割
支援会社や広告代理店で働くフリーランスWebマーケターは、複数のクライアントの課題に対するマーケティング支援を担います。
IT・医療・美容・小売など分野が幅広く、各業界に合った戦略設計と施策実行が求められます。
業務内容は、SEOコンサルティングやWeb広告運用、SNSの企画・運用、データ分析、レポート作成などが中心です。
多くは特定の分野に特化し、プロジェクトチームの一員として決められた業務を担当します。
多様な業界や課題に触れられるため、実践的なスキルや知見を短期間で効率よく習得できるのが大きな魅力です。
一方で、複数のクライアントや案件を並行して担当することが多く、タスク管理や柔軟な対応力が求められます。
フリーランスWebマーケターの契約形態・働き方

フリーランスWebマーケターは、企業と業務委託契約を結び、期間や目的が決まっているプロジェクトごとに仕事を請け負う働き方が一般的です。
働き方の自由度も高く、時間・場所・業務内容を自分で選ぶことができます。たとえば、以下のようなパターンがあります。
- ・週に数日だけ常駐するケース
- ・完全リモートでのスポット業務
- ・成果物に応じて報酬が決まる成果報酬型
- ・戦略の立案やアドバイスに特化したコンサル契約
特に、新規事業の立ち上げやキャンペーン施策、Webサイトのリニューアルなど、短期集中型の案件が多く見られます。
自分のライフスタイルに合わせて働ける一方で、継続的に仕事を得るための営業やスケジュール管理は、自分で行う必要があります。
フリーランスのWebマーケティング案件の種類と事例

フリーランスWebマーケターが関わる案件は多岐にわたります。
ここでは、「フリーコンサルタント.jp」が取り扱っているマーケティング案件の事例を見ながら、案件の種類と業務内容・報酬単価を紹介します。
自身のスキルや興味に合わせて、どの分野に特化していくかの参考にしてみてください。
(1)集客支援(SEO・広告運用・SNS)
Webマーケティングにおいて、企業が新規顧客を獲得し、売上を伸ばすための基盤となるのが「集客支援」です。フリーランスへの依頼が多く寄せられる、代表的な領域の1つです。
SEO
SEO(検索エンジン最適化)は、Googleなどの検索結果でWebサイトを上位表示させ、検索からの流入を増やす施策です。
主な業務は、キーワード選定や記事構成の提案、コンテンツの改善などです。
【事例:大手事業会社のデジタルマーケティング、SEO対策支援】
- ・報酬:90-100万円 / 月(100%稼働時)
- ・勤務地・勤務形態:リモート
- ・稼働率:40〜60% 応相談
- ・業務内容:複数企業のSEO対策アドバイス等、デジタルマーケティング支援
※引用:<稼働率40%~60%>大手事業会社のデジタルマーケティング、SEO対策支援(受付終了)
広告運用
広告運用は、GoogleやYahoo!、Facebook、Instagramなどの広告媒体を使い、短期間で見込み顧客にリーチする施策です。
主な業務は、広告キャンペーンの企画や配信設定、運用、効果測定などです。
【事例:美容用品メーカーでのWebマーケティング支援】
- ・報酬:50-90万円 / 月(100%稼働時)
- ・勤務地・勤務形態:東京都23区内、リモート
- ・稼働率:60~100%
- ・業務内容:Web広告運用
※引用: <急募、稼働率60%~>美容用品メーカーでのWEBマーケティング支援(受付終了)
SNS運用
SNS運用は、InstagramやX(旧Twitter)などのアカウントを通じて、ユーザーとの接点を増やし、認知拡大やファンの獲得を目指す取り組みです。
主な業務は、投稿企画やスケジュール設計、運用代行、効果分析などです。
【事例:食品メーカーでの商品企画支援】
- ・報酬:130-140万円 / 月(100%稼働時)
- ・勤務地・勤務形態:愛知県、リモート
- ・稼働率:60% 応相談
- ・業務内容:パン、洋菓子等の商品企画/マーケティング支援
※引用:<愛知県/基本リモート>食品メーカーでの商品企画支援(受付終了)
(2)戦略設計・企画支援(Webディレクション・分析)
戦略設計や企画支援は、集客施策よりもさらに上流にあたる領域で、マーケティング全体の方向性や実行計画を設計する役割です。
プロジェクト管理やデータ分析も含まれるため、専門性が高く、高単価な案件が多く見られます。
Webディレクション
Webディレクションは、Webサイトの新規制作やリニューアルにおける全体設計を担い、プロジェクトを円滑に進める役割です。
主な業務は、企画立案や要件定義、進行管理、クオリティチェック、社内外の調整などです。
【事例:自社サイト総合運用支援】
- ・報酬:70-80万円 / 月(100%稼働時)
- ・勤務地・勤務形態:東京都23区内、リモート
- ・稼働率:80〜100% 応相談
- ・業務内容:WEB制作のプロジェクトマネジメント/制作ディレクション等
※引用:<2月開始/基本リモート>自社サイト総合運用支援 ※WEBプロデューサー(受付終了)
データ分析・改善提案
データ分析・改善提案は、Google Analyticsなどの分析ツールを用いて、Web施策の効果を検証し、改善点を見つける業務です。
主な業務は、KPI分析や課題抽出、改善案の立案、施策への反映、報告レポートの作成などです。
【事例:CtoCサービス企業(中古車)におけるデジタルマーケティング支援】
- ・報酬:50-110万円 / 月(100%稼働時)
- ・勤務地・勤務形態:東京都23区内、リモート
- ・稼働率:60〜 80% 応相談
- ・業務内容:CtoC向けサービス(中古車)における買い手側ユーザーの獲得支援
※引用:<稼働率60%~、基本リモート> CtoCサービス企業(中古車)におけるデジタルマーケティング支援(受付終了)
(3)顧客接点・ブランディング支援(PR・CS)
ブランディング支援は、直接的な集客だけでなく、顧客との関係構築や企業・サービスのブランド価値向上に貢献する案件です。企業の長期的な成長と顧客満足度向上に不可欠な役割を担います。
PR(広報)
PRは、企業やサービスの認知度を高め、メディア露出を通じてブランドイメージを向上させる取り組みです。
主な業務は、プレスリリース作成、メディアリレーション構築、広報戦略の立案・実行などです。
【事例:大手製造メーカーでのPR支援】
- ・報酬:80-120万円 / 月(100%稼働時)
- ・勤務地・勤務形態:東京都23区内、リモート
- ・稼働率:20〜30% 応相談
- ・業務内容:PR領域におけるアドバイザリー/ディレクション業務
※引用:<稼働率20%~>大手製造メーカーでのPR支援(受付終了)
CS(カスタマーサクセス)/ CRM(顧客関係管理)
CS(カスタマーサクセス)やCRM(顧客関係管理)は、既存顧客の満足度を高め、解約を防ぎながら、継続利用や購入単価の向上につなげる施策です。
主な業務は、顧客分析や利用状況のモニタリング、メール施策の企画・実行、効果測定などです。
【事例:カスタマーサクセス業務支援】
- ・報酬:100-130万円 / 月(100%稼働時)
- ・勤務地・勤務形態:東京都23区内、リモート
- ・稼働率:50〜 70% 応相談
- ・業務内容:データ統合/KPIの設計支援、アップセルの機会創出等
※引用: <急募/稼働率50%~/基本リモート>カスタマーサクセス業務支援(受付終了)
フリーランスWebマーケターの年収相場

フリーランスWebマーケターの収入は、スキルや担当する業務、働き方によって大きく変わります。
厚生労働省が提供する職業情報サイト「jobtag」によると、「Webマーケティング」分野の平均年収は約690万円とされており、専門職として高い水準に位置づけられています。
フリーランスの場合、年収約300〜800万円が目安ですが、広告運用やSEOなど専門性の高い領域を担うことで、1,000万円超を実現するケースもあります。
以下は、「週3日稼働(月12日)」の稼働条件での、スキルレベル別の収入モデル例です。
- ・実務経験1〜2年程度:月収20〜30万円(年収240〜360万円)
- ・実務経験3〜5年程度:月収30〜50万円(年収360〜600万円)
- ・プロフェッショナル:月収60〜80万円(年収720〜960万円)
スキルや経験だけでなく、営業力や稼働スタイル(複数案件を持つ、長期契約を得るなど)によっても収入は大きく左右されます。
※参考:Webマーケティング(ネット広告・販売促進) 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト)
フリーランスのWebマーケターに必要なスキル

フリーランスのWebマーケターとして成功するには、単に技術的な知識だけでなく、ビジネスを推進するための多様なスキルが求められます。
(1)戦略立案・課題解決力
フリーランスWebマーケターにとって、戦略立案と課題解決力は重要なスキルの1つです。
クライアントの「売上を伸ばしたい」「集客を強化したい」といった要望に対して、Webマーケティングの視点から本質的な課題を見極め、戦略を構築する力が求められます。
市場分析やターゲット設定、競合調査を踏まえ、目標に向けたロードマップを描き、ビジネス全体を理解した上でリードしていく姿勢が必要です。
戦略立案・課題解決力は、信頼関係の構築や長期的な案件継続にもつながります。
(2)実行スキル(広告運用・SEO・SNSなど)
戦略を立てるだけでなく、それを着実に形にする「実行スキル」も、フリーランスWebマーケターにとって欠かせない要素です。Webマーケティングでは、自ら施策を動かし成果につなげる力が求められます。
たとえば、Google広告やFacebook広告を活用したキャンペーン設計・運用、検索エンジンで上位表示を狙うSEO施策、SNSを活用した企画・運用・効果測定などが代表的です。
フリーランスのマーケティング案件には「集客支援」「戦略設計・企画支援」「ブランディング支援」など多様な種類があり、ここで挙げたスキルは一例に過ぎません。
案件に応じて求められるスキルは異なるため、自身の専門性を明確にし、強みを磨くことが重要です。
(3)効果検証と分析力
フリーランスWebマーケターとして成果を上げ続けるには、施策の効果を正しく検証し、次の改善に生かす分析力が欠かせません。
たとえば、Googleアナリティクスを使って、Webサイトへのアクセス数やページの閲覧時間、広告のクリック数、成約(コンバージョン)率といったデータをチェックします。
そこから、「このページは離脱率が高い」「この広告は反応が良い」などの課題や成果を読み取り、改善のヒントを見つけていきます。
ただ施策を実行するだけでなく、「なぜ効果があったのか」「どうすればもっと良くなるか」を言語化できることが、プロのWebマーケターに求められる大きな価値です。
(4)コミュニケーション能力と提案力
フリーランスとして案件を円滑に進めるためには、コミュニケーション能力と提案力が非常に重要です。
クライアントの要望を正確にヒアリングし、専門用語を避けながら分かりやすく説明する能力、そして自らの提案を納得感を持って伝えるプレゼンテーション能力が求められます。
また、進捗状況の報告や課題発生時の相談、成果が出た際の報告など、密なコミュニケーションを通じて信頼を築く姿勢も欠かせません。
こうした積み重ねが、長期的なパートナーシップや案件の安定獲得につながります。
(5)自走力とキャッチアップ力
Webマーケティング業界は変化が激しく、新しい技術やトレンドが次々に生まれています。こうした環境のなかで活躍し続けるには、学び続ける姿勢と自走力が必要です。
自ら課題を見つけて行動に移す力、そして市場の変化に合わせて新しいツールや手法を積極的に取り入れる柔軟性が求められます。
常にスキルをアップデートし、最新の知識を取り入れることで、クライアントにより良い提案と成果を届けられるようになります。
フリーランスの Webマーケティング案件の獲得方法

フリーランスWebマーケターとして継続的に案件を受注するためには、自ら積極的に営業活動を行うことが重要です。
単発案件をこなすだけでなく、長期的な関係を築けるクライアントと出会うには、複数の獲得経路を組み合わせるのがおすすめです。
(1)SNSや交流会で人脈を広げる
フリーランスが継続的に案件を獲得するには、人脈づくりが非常に有効です。SNSでは、実績やノウハウを日頃から発信し、専門性をアピールしておきましょう。
また、業界のセミナーや勉強会、交流イベントに参加することで、企業担当者や他のフリーランスと直接つながるチャンスが生まれます。
特に、オフラインの交流会では相手と対面で話せるため、信頼関係を築きやすく、紹介案件につながる可能性も高まります。
常にアンテナを張り、役立つ情報発信と積極的な交流を心がけることが、フリーランスとしての成功への近道です。
(2)クラウドソーシングや求人サイトを利用する
フリーランスとしてキャリアをスタートさせたばかりの方や、実績を積みたい方には、クラウドソーシングや求人サイトの活用がおすすめです。
特にクラウドワークスやランサーズでは、単発かつ少額から挑戦できる案件も多く、経験値を増やすのに適しています。
また、IndeedやGreenなどの求人サイトでも、業務委託や副業OKのマーケティング案件が豊富に掲載されており、報酬や内容を比較しながら選べる点も魅力です。
スキルに自信がない初心者でも応募しやすく、案件の種類もSEO、広告運用、SNS運用など多岐にわたります。自分に合った仕事を探す入り口として、有効な手段と言えるでしょう。
(3)フリーランス特化型エージェントを活用する
フリーランス特化型エージェントは、スキルや希望条件に合った案件を紹介してくれるサービスです。
Webマーケターとして独立している人の中には、エージェントを経由し、安定した働き方を実現しているケースも多く見られます。
契約交渉や請求手続きなどのサポートが受けられるため、営業にかける時間や労力を減らし、業務に集中しやすくなるのが大きなメリットです。
たとえば「フリーコンサルタント.jp」では、マーケティング分野に特化した案件が多数掲載されており、自分のスキルを発揮できるチャンスが広がります。
営業が得意でない方や、収入の安定性を重視したい方、好条件の案件にチャレンジしたい方にとって、特化型エージェントの活用は有効な選択肢の1つです。
高単価を目指すならマーケティングコンサルという選択肢も

フリーランスWebマーケターとして経験を重ねたら、「マーケティングコンサルタント」へキャリアアップするのも選択肢の1つです。
実務だけでなく、企業の課題や方向性に深く関わることで、より高い単価が見込める働き方へとつながります。
(1)マーケティングコンサルタントの仕事内容
マーケティングコンサルタントは、企業が抱える集客や売上に関する課題を抽出し、解決策となる戦略を設計・提案するのが主な役割です。
具体的には、市場や競合の分析、KPI(重要業績評価指標)の設計から、施策の立案や優先順位付けを行います。施策実行後は、分析・改善まで全体の流れを俯瞰しながら伴走します。
実際の作業は、クライアントの社内チームや外部の協力会社に任せるケースも多く、コンサルタントは上流工程での戦略的な判断が求められるポジションです。
経営視点を持ちつつ、現場で実行可能な戦略へと落とし込む力が不可欠になります。
(2)なぜコンサル案件は高単価なのか
マーケティングのコンサル案件が高単価となるのは、責任範囲の広さと提供価値の大きさが理由です。
企業の売上モデルや成長方針に深く関わる重要な判断を支える役割のため、優れた分析力や戦略設計力、経営層への提案力が求められます。こうした高度なスキルが必要とされる分、報酬水準も自然と高くなるのです。
また、施策の設計や意思決定をリードする上流工程に特化した業務が中心となるため、時間単価も上がりやすくなります。
たとえば、新規事業の立ち上げ支援や全社的なマーケティング戦略の構築といった案件は、月単価100万円を超えることも珍しくありません。
(3)コンサルタントへのステップアップの流れ
マーケティングコンサルタントを目指すには、段階的なスキル習得と実績の積み重ねが欠かせません。
まずは広告運用やSEO、SNS運用などの実務で成果を出し、信頼を積み上げていきましょう。その過程で、レポート作成やKPI設計、施策の目的と効果を言語化するスキルも磨いておくことが大切です。
次のステップとしては、実行者から提案者へのシフトを意識し、予算設計や目標設定といった上流工程の業務にも挑戦していきましょう。
あわせて、フリーコンサル特化型のエージェントに登録し、案件の傾向や必要なスキル、報酬の相場を把握しておくと、自身のキャリア設計にも役立ちます。
こうした情報収集と自己研鑽が、上流工程へのステップアップにつながります。
未経験からフリーランスWebマーケターを目指すには?

未経験からフリーランスWebマーケターを目指すには、まず基礎知識の習得と実践経験が必要です。
書籍やYouTubeなどを活用し、全体像をつかんだ上で、広告運用やSEO、SNSなど興味のある分野に絞って学びを深めましょう。短期間で実践力を身につけたい場合は、Webマーケティングスクールを活用するのも効果的です。
インプットを終えたら、次はブログ運営やSNS発信、クラウドソーシングなどを通じて、アウトプットを重ねましょう。
実績はポートフォリオにまとめておくと、自身の強みを見える化でき、クライアントからの信頼や案件獲得にもつながります。
このようなステップを踏めば、未経験からでもフリーランスWebマーケターとして活躍することが可能です。
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『【監修】マーケティング未経験者が求人に応募する前に知っておきたいマーケティングの仕事』
まとめ

フリーランスWebマーケターは、スキル次第で、働き方も収入も柔軟に選べる職種です。
SEOや広告運用、戦略立案など案件の幅も広く、着実に実績を積み重ねていくことで、高単価なコンサル案件に挑戦するチャンスも増えていきます。
継続的に案件を獲得していくには、SNSでの発信や交流会を通じた人脈づくりに加え、自分に合った案件を紹介してくれる特化型エージェントの活用が効果的です。
弊社「フリーコンサルタント.jp」は、マーケティング領域に特化したコンサル案件を多数取り扱っており、スキルや希望に応じたキャリア形成をサポートしています。
マーケターとしての専門性を高めながら、自分らしい働き方を実現していきましょう。
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(株式会社みらいワークス フリーコンサルタント.jp編集部)
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