ITコンサルタントは年収1000万円を達成できる?年齢別の平均年収も解説

最新更新日:2025/03/05
最新作成日:2023/01/31

 

求人情報を探す際、最も注目する項目が「年収」でしょう。今回は、比較的高年収だといわれるITコンサルタントの年収を年代別、会社員とフリーランス別に紹介します。また、ITコンサルタントの仕事内容やITコンサルタントという職業について、多くの人が口にする疑問をQ&Aで解説します。

 

目次

 

■ITコンサルタントとは?
(1)ITコンサルタントの仕事内容
(2)システムエンジニア(SE)・システムコンサルタントとの違い
(3)ITコンサルタントに必要な資格は?

 

■ITコンサルタントの年収とは?
(1)ITコンサルタントの年代別の平均年収
(2)フリーランスのITコンサルタントはさらに高収入
(3)ITコンサルタントの年収が高い理由

 

■ITコンサルタントが年収を上げる方法
(1)スキルを向上する
(2)資格を取得する
(3)転職する
(4)独立する

 

■ITコンサルタントになるには?
(1)システムエンジニアから目指す場合
(2)IT業界未経験から目指す場合

 

■ITコンサルタントに向いている人とは
(1)市場経済に関心がある人
(2)好奇心旺盛な人
(3)忍耐力がある人

 

■ITコンサルタントに不向きな人
(1)マイナス思考の人
(2)成長意欲が乏しい人

 

■ITコンサルタントの求人とは?
(1)ITコンサルタントを募集する企業
(2)フリーランスITコンサルタントの案件

 

■ITコンサルタントに関するQ&A
(1)ITコンサルタントに求められるスキルは?
(2)ITコンサルタントのキャリアパスは?
(3)ITコンサルタントは激務?
(4)「ITコンサルタントはやめとけ」といわれるのは?

 

■フリーランスのITコンサルタントには年収1000万円は夢じゃない!

 

 

ITコンサルタントとは?

ITコンサルタント

 

コンサルタントという職種は企業の課題を解決する専門家ですが、中でもITコンサルタントは、クライアント企業の経営戦略をヒアリングし、ヒアリング内容に沿ったIT投資計画の策定および導入・支援が仕事です。費用対効果やスケジュールを含め、必要なシステムの分析もITコンサルタントの役割です。

☆あわせて読みたい

『【ITコンサルタントとは】激務?学歴や資格は必要?未経験からなるには?仕事内容や年収、SIerとの違いを解説!』

(1)ITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントの仕事内容は、クライアント企業の業界や分野・方針によってさまざまです。メインは、IT技術をつかった企業経営サポートとなるでしょう。ITの側面から企業の戦略を策定し、システムの見直しや最適化、効果検証などを行います。

 

具体的には、最初にクライアント企業の経営者やプロジェクトの責任者に経営課題や業務についてのヒアリングを行うことから始まります。集めた情報を分析して企業が抱えている課題の解決に向けた提案を行います。


提案が通れば、課題解決に向けてプロジェクトを統括・管理していきます。必要な人材を集めて課題解決に向けたシステム設計・開発・運用をしていく中で、プロジェクト全体のマネジメントがITコンサルタントに期待されています

(2)システムエンジニア(SE)・システムコンサルタントとの違い

ITコンサルタントは、同じく情報システム開発において重要な職種であるシステムエンジニア(SE)と混同されることがあります。両者の仕事の違いを説明すると、ITコンサルタントの仕事内容は企業の経営課題を浮き彫りにすることと課題解決に向けた提案です。採用された提案に必要なシステムを設計・開発するのがシステムエンジニアです。

 

つまり、システムエンジニアの仕事内容は、ITコンサルタントの依頼に沿って最適なシステムを構築することです。システムエンジニアよりITコンサルタントの方が上流工程を担うといって良いでしょう。エンジニアが転職でキャリアアップをしたいなら、ITコンサルタントは有力な候補となる職種です。

 

また、ITコンサルタントは、システムコンサルタントとも混同されがちです。「Information Technology」を略したITです。IT技術にまつわる施策をコンサルティングをするのが、ITコンサルタントです。

 

一方、システムコンサルタントのシステムには系統、仕組みなどの意味があります。IT技術以外の分野も含めたシステムづくりをコンサルタントとして支援するのがシステムコンサルタントというわけです。

 

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『ITコンサルタントとSEの違いは何?必要なスキルや転職方法を解説』

 

(3)ITコンサルタントに必要な資格は?

実は、ITコンサルタントには必ず取得しておかなければならない資格というものはありません。しかし「的確な提案ができるだけの知識やノウハウを持っている」とアピールするため、資格を取っておいて損はありません。

 

例えば「中小企業診断士」がこれに該当します。中小企業診断士は、国家資格であり経営コンサルタント向けの資格です。

 

また、ITコーディネータも保有しているとITへの知識が一定レベルあると認められます。この資格があれば、ITと経営の知識があり、システム構築を主導できると証明できます。

 

さらに、プロジェクトマネージャ(PM)試験を受けておくのも一つの方法です。この試験はITプロジェクトの成功請負人とも称されるもので、合格すればプロジェクトの責任者としてプロジェクト運営にまつわるすべてを管理できる能力を証明できます。

 

他にも、システム監査技術者、会計士・税理士、簿記といった資格もITコンサルタントと親和性が高い資格といえるでしょう。資格取得には、スクールに通うだけではなくオンラインスクールで学ぶ方法もあります。オンラインスクールなら、ネット環境さえあれば好きな時間に学習できるため受講者が増えています。

 

 

ITコンサルタントの年収とは?

年収イメージさわやか


ITコンサルタントの平均年収は、他の職種の平均年収と比較すると、男女ともにかなり高年収です。企業に正社員として所属する場合、新卒2年目で年収650万円超えになるケースもあるようです。ITコンサルタントの年収について、さらに深掘りします。

 

(1)ITコンサルタントの年代別の平均年収


ITコンサルタントの年代別の平均年収は、20代で500万円、30代で730万円、40代で900万円と同年代の平均年収よりはるかに高い金額です。これはあくまで平均年収なので、20~30代で年収1000万円を稼ぎ出すITコンサルタントも少なくありません。

(2)フリーランスのITコンサルタントはさらに高収入

フリーランスで活躍するITコンサルタントの中には、年収1000万円を超える報酬を受け取る人が普通に存在します。実際に、弊社株式会社みらいワークスのサービス「フリーコンサルタント.jp」のITコンサルタント向け案件では、専門分野にもよりますが、100%稼働と仮定して50万~200万円程度の月額報酬が多いです。年収にすると600万~2400万円程度で、ボリュームゾーンは1200万~1600万円ほどと、多くの人が掲げる目標「年収1000万円」を超えています。


フリーランスには、福利厚生など企業に正社員として所属していたら受けられるメリットはないものの、正社員のメリットを上回るような高年収が期待できます。現状、優秀なITコンサルタントは引く手あまたです。今後もITコンサルタントに対しては一定の高いレベルの年収が維持されるとみられています。

(3)ITコンサルタントの年収が高い理由

ITコンサルタントの仕事は業界の中でも高い能力と技術が必要な仕事です。2021年に経済産業省が発表した「DXレポート2.1」によると、企業共通の人材育成のジレンマとして「技術が陳腐化するスピードが速く、時間をかけて学んだとしても、習得したときには古い技術となっている」「即座に新技術を獲得できる人材は引き抜かれてしまう」という課題が挙げられています。

 

裏を返せば「技術の習得が早くITトレンドの動きに合わせて自己研鑽できる人材」「プロジェクトの進行に穴を開けないようフレキシブルに業務がこなせる人材」が求められているということです。こうした実状から、ITコンサルタントにはヘッドハンティングが多く、優秀な人材が引き抜かれないよう、多くの企業では雇用条件の見直しが繰り返されています

 

会社員ITコンサルタントであれば「企業に長く所属してもらう」、フリーランスITコンサルタントには「企業と長く取引してもらう」ために雇用条件の質が向上しているのです。こうした流れを受け、ITコンサルタントとして転職や新規案件の獲得を繰り返すことで、より一層高い年収を得られるようになった人もいるようです。

出典:経済産業省 DXレポート2 2020年

ITコンサルタントが年収を上げる方法

緑色の右肩上がりの棒グラフと矢印

ITコンサルタントが年収アップを狙うには、どのような方法があるのでしょうか。ここでは、4つの方法を解説します。

(1)スキルを上げる

ITコンサルタントとしてスキルを向上させると、年収アップにつながります。既に保持するスキルの専門性をさらに上げることで、難易度の高い業務が遂行できるようになるでしょう。会社の場合は出世につながり、フリーランスの場合は高単価の案件獲得への道が開けます。

 

「スキル向上」はITや経営に関するスキルに限らず、論理的思考力やコミュニケーション能力も高いレベルを要します。IT分野は変化が速いため、常に情報収集し続ける必要もあります。

 

他には、マネジメント能力を磨くことが重要です。ITコンサルタントはさまざまなメンバーと仕事をします。そういった時にマネジメント能力が高いと、プロジェクトが円滑に進み市場価値が上がります。マネジメント能力は、高年収につながりやすいスキルです。

(2)資格を取得する

ITコンサルタントは資格を取得すると、年収アップが狙えます。資格は客観的なスキル証明に役立ち、勤めている企業やクライアントに評価されるでしょう。

 

資格を取得することで、意識の高さもアピールできます。特に難しい資格であれば、注目される機会が多くなります。

 

例えば「応用情報技術者試験」は、高度なITの知識と、経営戦略やマネジメントに関する知識を保持していることを証明できます。「ITストラテジスト」を取得すれば、IT戦略に関する知識を得られます。

 

それぞれ難易度は高い資格ですが、取得すれば出世や案件獲得にも良い影響があるはずです。

(3)転職する

ITコンサルタントとして年収を上げるなら、転職を検討しましょう。今勤めている企業では、希望に沿った年収やキャリアが見込めない可能性があるからです。企業に変わることを求めるよりも、条件に合う企業へ転職した方が現実的です。

 

転職活動を行う際、自分が保持するスキルの中で、高年収につながる所をアピールできれば、大幅な年収アップも期待できます。複数の企業での経験は財産となるため、前向きに転職を検討してみましょう。

 

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(4)独立する

ITコンサルタントとして独立すると、年収アップが期待できます。企業でITコンサルタントとしての経験を積んだ後は、独立も検討してみてください。

 

弊社が運営する案件サイト「フリーコンサルタント.jp」では、フリーランスのITコンサルタントの年収は1200〜1600万円がボリュームゾーンとなっています。一方で求人ボックスによると、会社員の平均年収は645万円というデータが出ています。

 

フリーランスの方が、会社員の倍以上の年収を狙えるでしょう。

 

ただし、独立には大変な面もあります。営業活動や確定申告などを自ら行うことや、仕事が無くなる不安が尽きないことがその一例です。独立する前に、向き不向きやリスクを事前に確認しておきたいものです。

 

参考:求人ボックス給料ナビ|ITコンサルタントの仕事の年収・時給・給料

ITコンサルタントになるには?

電話をしながらオフィスの前を歩くビジネスマン

ITコンサルタントになるには、どういった流れがあるのでしょうか。

 

ITコンサルタントになる経路について、「システムエンジニア」と「IT業界未経験」の2つのパターンで紹介します。

(1)システムエンジニアから目指す場合

システムエンジニアの経験があれば、ITコンサルタントへキャリアチェンジが可能です。システムエンジニアの業務経験が、ITコンサルタントでの仕事で活きるからです。

 

システムエンジニアは、ITコンサルタントの指示に従ってシステム開発を行います。それゆえにITコンサルタントは、システムエンジニアの経験があると下流工程への理解が深くなり、仕事に直接的に活かすことができるでしょう。

 

プロジェクトマネージャーに昇進していると、さらにキャリアチェンジはスムーズです。プロジェクトマネージャーとITコンサルタントは、どちらもクライアントの折衝や提案を行うため、共通する部分があるからです。

(2)IT業界未経験から目指す場合

IT業界未経験からITコンサルタントを目指すには、前職と共通する部分があることが必須です。採用担当者に「自社で活躍してくれる」というイメージが湧きやすいからです。

 

例えば前職が技術営業の場合、ITの知識を活かしてクライアントに提案を行う点が共通しています。また医療関係、金融関係の場合、それぞれの分野のクライアントが多いコンサルティングファームに採用されやすいです。

 

ITへの知識が乏しくても、他のコンサルタントの経験があればキャリアチェンジが可能です。どのコンサルタント職種であっても、クライアントの経営課題を見定めて、改善方法を提案する点が共通しています。

 

ITコンサルタントは新卒でも募集されているため、全くの未経験でも採用される可能性は残されています。ポテンシャルの高い若者であることや、仕事内容への理解は必須であることを把握しておきましょう。

ITコンサルタントに向いている人とは

会議室で話し合うスーツ姿の男女

ここからは、ITコンサルタントに向いている人の特徴を解説します。自分に当てはまる特徴があるのか、確認していきましょう。

(1)市場経済に関心がある人

ITコンサルタントは、市場の動向を理解している人に向いています。市場経済への関心が高いと、業界や社会の動向から変化を先読みできます。知識を活かして、クライアントに対して最善の提案をすることが可能です。

 

市場経済、IT、経営戦略などの学習を続けられる人も、ITコンサルタントに適しています。ITコンサルタントとして活躍するには、常に最新のトレンドや技術を学び続ける必要があるからです。

(2)好奇心旺盛な人

ITコンサルタントは、好奇心旺盛な人に向いています。新しい情報や業務に対しても柔軟に対応し、新しいアイデアを生み出す必要があるからです。

 

変化を楽しみ成長の機会と捉えられると、ビジネスパーソンとしてどんどん成長していけるでしょう。

 

クライアントへの最適な提案に向けて、新しい情報を収集し続けることも、ITコンサルタントの仕事のひとつです。そのため、新しいテクノロジーを積極的に取り入れる柔軟な思考がある人にも向いています。

(3)忍耐力がある人

ITコンサルタントは激務の職場が多く、忍耐力のある人に向いています。プロジェクトが忙しい時期は、夜中まで仕事をすることも珍しくはありません。そのような職場環境にも耐えられる精神力と体力を要します。

 

ITコンサルタントは成果を出すために、多くの情報を集めて、分析や仮説を繰り返していきます。仮説検証を繰り返し最善の施策を決定したとしても、クライアントに良さが伝わらなければ採用にはなりません。

 

このように業務に時間がかかるため、忍耐力は欠かせません。

 

例えスキルがあっても、体力が乏しければ業務で力を発揮できません。年収が高い、やりがいがあるなどの大きな魅力がある分、大変なことも多いと理解しておきたいものです。

ITコンサルタントに不向きな人

会社でパソコンを操作するビジネスマン

続いて、ITコンサルタントに不向きな人の特徴を紹介します。向いている人の特徴とあわせて確認し、ITコンサルタントの仕事への理解を深めましょう。

(1)マイナス思考の人

マイナス思考の人は、ITコンサルタントに向いていない可能性があります。

 

ITコンサルタントは業務過多で、精神力や体力を要します。マイナス思考が強いと、ハードな仕事に耐えられないかもしれません。

 

プロジェクトが多忙な中で自分がリフレッシュできる方法を見つけたり、プロジェクトの合間に有給休暇を取得したりして、自分に合う休息方法を見つけることも、業務のひとつといえるでしょう。

 

また、ITコンサルタントはチームで仕事を行います。マイナス思考が強いと、チーム全体の雰囲気を悪くしてしまう可能性があるため、向いていないと捉えられます。

(2)成長意欲が乏しい人

成長意欲が乏しいと、ITコンサルタントとして活躍できない可能性があります。ITコンサルティング業界は競争が激しく、常に成長しなければ生き残れないからです。

 

特に、ITに関する情報はトレンドの変化が速いため、身に付けたスキルが古くなるスピードも速いです。企業へ最善のIT戦略を提案するには、常に学び続ける必要があります。

 

また、新しい技術や市場の変化への対応に抵抗感がある人にも、向いていない可能性があります。自分が成長することを楽しめない人には、不向きな仕事といえるでしょう。

ITコンサルタントの求人とは?

大企業

 

ITコンサルタントの求人には、どのような特色があるのでしょうか?

 

たとえば、大手正社員向け求人サイトに掲載されているITコンサルタントの求人を見てみましょう。20代~30代が活躍中とされるIT企業で募集が行われている業務は、プロジェクトの企画から品質向上の提案・実施における管理・監督です。求人の対象となるのは、ソフトウェアの開発・インフラ構築・ITコンサル経験者とされています。学歴については不問です。

 

気になる年収は、650万円~1000万円と募集情報に提示されています。経験・業績・貢献度に応じて決定されますが、年に2回給与は改定されるので定期的な昇給が期待できます。平均年収例として30代900万円という金額が募集情報に記載されています。


休日は年間120日以上で、完全週休2日(土・日)、夏季休暇や年末年始休暇、有給休暇(10日~20日)などが付与されます。福利厚生面も一般的な上場企業と同じように産前産後、育児、介護休業制度やスキルアップ応援(資格取得支援)制度などが整っています。

(1)ITコンサルタントを募集する企業

一般企業の中にもITコンサルタントを募集する企業がありますが、主な就職先として上がるのがITコンサルティング専門の企業です。一般的なコンサルティングファームのイメージより、ITに特化していて大規模企業であることから「ITコンサルティング企業」と呼ばれます。具体的な企業名をあげると「アクセンチュア」「野村総合研究所」「日本IBM」などが代表的です。


新卒・中途問わず、志望するIT人材が多いSIerもITコンサルタントの就職先として注目を集めています。SIerには、多くのSEやプログラマーが所属し、企業の課題解決のためのシステム構築を受注します。依頼内容に沿ってシステムの設計・運用・保守を請け負う企業です。「富士通」「NEC」「NTTデータ」などが代表的です。

(2)フリーランスITコンサルタントの案件

ITコンサルタントとして実績がある人なら、フリーランスとしてさらに高年収を目指すことも可能です。弊社のフリーコンサルタント.jpのようなコンサルタント専門のマッチングエージェントサイトなどでは、常にITコンサルタント向けの案件が紹介されています

 

例をあげてみると、求人元はITコンサルティングファームでエンド(派遣先)は建設業。ベンダーをコントロールし、IT戦略の企画~導入のプロジェクトを担うのが、任務です。対象者には、システム開発の実務経験が求められるほか、建設業経験者、建築学科修了者が歓迎条件として付け加えられています。

 

勤務地は東京23区、勤務形態は完全出社ですが、月額報酬として100万~130万円が提示されています。このようにエンド先企業の業界への知見が必要とされたり、常駐を条件にされたりする場合がありますが、フリーランスのITコンサルタント向けの案件は高年収が設定されています。

ITコンサルタントに関するQ&A


Q&A

 

ITコンサルタントにまつわるQ&Aをご紹介します。

 

(1)ITコンサルタントに求められるスキルは?

ITコンサルタントに求められるのは、ITやDX・システムに関するスキルや知見・実績です。同時に求められるのは経営戦略や業務改善などにまつわる経営スキルです。


技術者としての職歴が長い人は、コミュニケーション能力もITコンサルタントに求められるスキルの一つと考えておいたほうが良いでしょう。備わっているすべてのスキルを発揮するには、論理的思考力が必要です。さらに、論理的思考で導いた答えを適切に表現できる言語化能力を磨くとよいでしょう。

(2)ITコンサルタントのキャリアパスは?

企業でITコンサルタントとして十分な経験を積んだ後は、フリーランスとして独立直後から活躍できる可能性が高まります。全国各地のさまざまな企業がITコンサルタントを喉から手が出るほど欲している状況が今後も続くとみられているからです。


フリーランスITコンサルタントとして活躍後は、企業やITコンサルタントに特化したコンサルティングファームの戦略パートナー・顧問として活躍するキャリアパスも描けます。

(3)ITコンサルタントは激務?

ITコンサルタントに限らず、コンサルタントは激務になりがちです。しかし、フリーランスでクライアント企業と契約する場合、本人の希望や担当エージェントの腕次第で、日によって勤務時間の配分を調節できたり勤務形態をリモートにできたりするでしょう。

 

ITコンサルタントとして転職活動を進める際は、契約時や転職エージェントとの面談時に、参画条件についてしっかり擦り合わせを行いましょう。

 


ただし、未経験からITコンサルタントを目指す場合やフリーランスのITコンサルタントとして実績を作る必要がある場合は、多少は激務でも任務を遂行する意識が必要とされるでしょう。

(4)「ITコンサルタントはやめとけ」といわれるのは?

理由はさまざまですが、ITコンサルタントの需要が高騰するのに合わせて、ITコンサルタント自体の人数も増えたことから、現職のITコンサルタントがライバルが増えないように「やめとけ」とうそぶいているという説があります

 

ただし、2020年に改訂された「DXレポート2」でも「レガシー企業文化からの脱却」・「ユーザー企業とベンダー企業の共創の推進」の必要性を説いています。

 

つまり、クライアントとなるベンダー企業の経営層が、いまだに企業運営にレガシー文化を引きずっていることがITコンサルティングの障壁となっていることがうかがえます。こうした経営層と現場の板挟みになるのがITコンサルタントです。

 

結果として「IT人材としての技術・知見を発揮できなかった」「プロジェクトが進まず、最終的に激務を招いた」といった声もあり、ITコンサルタントがハードな職種であることは確かかもしれません。

 

しかし、どのような職業でも評価は人によりけりです。どのようなハードな職業も、誰かにとっては天職です。適性や気持ちの持ち方一つで感じ方は変わります。不安な人は、まず信頼できるエージェントを見つけて相談するところから始めましょう。

 

 

フリーランスのITコンサルタントには年収1000万円は夢じゃない!

お金を育てる

 

ITコンサルタントは、新卒時から比較的高年収の職種です。実績を積んだり、フリーランスとして独立すれば年収1000万円超えも夢ではありません。仕事内容が多岐にわたり、ITに関する知識だけでなくクライアント企業の業界への知識やコミュニケーション能力も必要となるため、人によって合う・合わないはあるでしょう。

 

それでも、安定的に案件や転職求人が見つかるITコンサルタントは、チャレンジする価値があります。まずは、信頼できるマッチングエージェントに登録しましょう。

(株式会社みらいワークス FreeConsultant.jp編集部)

 

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