早朝なら仕事や趣味が効率的にできる!「朝活」のススメ
作成日:2017/09/01
早朝から活動するメリットとは?
フリーランスというと、時間が自由に使えるというイメージがありますよね。とはいえフリーコンサルタントとしての仕事はクライアントの事情などもあって、実際にはなかなか自分の時間がとれない方も多いと思います。
一方、会社員の方がこれからフリーコンサルタントを目指す場合にも、自分の時間が取れないというのは大きな悩みではないでしょうか?長時間労働のせいで起業準備の時間が取りにくくなると、フリーコンサルタントとして独立するタイミングが遅れてしまうかもしれません。
長時間労働などの問題を解決する対策として、今注目されているのが残業の代わりに早朝から仕事をする働き方。政府でも2015年から国家公務員の始業時間を1~2時間早める「朝型勤務」を導入しました(7月~8月の2か月間のみ)。一部の民間企業でも朝型勤務が導入されています。有名なのが総合商社の伊藤忠商事。早朝勤務に深夜残業と同等の手当を支給したり、早朝勤務をする社員向けに朝食を用意したりするなどの取り組みを行なっています。
こうした朝型勤務を導入するところがある一方で、ビジネスパーソンの方の中には自主的に早起きして早朝の時間を自分なりに活用している方もいます。早朝から仕事をする方もいれば、趣味やスキルアップのために早朝の時間を使う方も。こうした個人で早朝の活動を行なうのが「朝活」。
今では朝活ができるスポットが増えており、都心のビジネスパーソンを中心に人気を集めています。朝型勤務や朝活にはさまざまなメリットがあると言われています。
1.集中できる
早朝の時間帯は、他の人々がまだ活動前なためメールや電話などで邪魔をされることが減りますよね。つまり自分のやりたいことに集中しやすくなります。
2.効率化につながる
残業などは、〇時までと決めてもつい遅くなってしまうこともありますが、早朝の場合始業時間というリミットが厳密に決まっています。制限時間があることで、効率的に時間を使えるようになります。
3.夜の時間を他のことに使える
朝活や朝型勤務を取り入れると、終業後の時間を他のことに使えるようになります。家族で夕食が取れるようになったり、普段なかなか会えない友人と会食したりという時間の使い方もできるようになります。
そこで今回はフリーコンサルタントの方・これからフリーコンサルタントを目指す方に向けて、朝活できるスポットなどをご紹介します!
☆あわせて読みたい
『フリーランス人材の悩みとは?業務委託の雇用形態とメリットデメリットを解説』
『フリーコンサルタントは副業でも稼げる?単価・種類・注意点を解説!』
早朝から仕事&勉強に集中!
フリーコンサルタントの方が早朝から仕事をするとき、またはフリーコンサルタントを目指す方が起業準備をするとき、自宅ではちょっと集中できない、という場合もあるかもしれません。そんなときは早朝からオープンしているワーキングスペースを利用してみてはいかがでしょうか?
例えば東京駅・新宿駅近くにあるワーキングスペース「グランデスク」は、なんと朝6時オープン。仕事をしたり、読書をしたり、資格などの勉強をしたり・・・自由に使えるスペースです。ほかにも早朝から利用できるワーキングスペースは、横浜みなとみらいの「bukatsudo」(朝7時オープン)など都内近郊にいくつかあります。
・「グランデスク」(東京・新宿)
都心にあるため利便性が良く、もちろん周辺環境も整っています。電卓使用可・不可で席を分けるなど、集中して過ごせる環境づくりにこだわっています。
・「bukatsudo」(横浜)
おとなのためのシェアスペース。デスク席・ソファ席が約60席あり、その時の気分に合わせて使い分けるのもオススメ。
早朝からさまざまな講座が開催されているところを利用する方法もあります。例えば「丸の内朝大学」。といっても本当の大学ではなく、丸の内エリアの施設で行なわれるさまざまな講座をまとめて“丸の内朝大学”と呼んでいます。すべての講座は早朝7時台のスタート。人気の高い講座はすぐに定員に達してしまうようです。
また渋谷の英会話スクール「We」では、早朝の英会話クラスが開設されています。この英会話学校によると、早朝は時間に限りがあるため普段より高い集中力で学習することができるとのことです。
・「丸の内朝大学」
地域学部、宇宙学部、食学部、ルーツ学部など、視野が広がりそうな講座が多数用意されています。“街全体がキャンパス”と捉えると、丸の内が見慣れた方でもちょっと違った景色に見えてきそうです。
・渋谷英会話学校「We」
早朝から行なっている英会話教室。「仕事後に通いたいけれど、疲れもあってなかなか・・・」という方、仕事前のすっきりしている頭で勉強したほうが、より吸収できるかもしれません。
早朝からスポーツでアクティブに活動!
フリーコンサルタントの方はデスクワークがほとんどで運動する時間がないことも多いかもしれません。そこで朝活として早朝の時間を利用して、スポーツを楽しむのもおすすめです。
朝活でスポーツと言えば、散歩やジョギングというイメージがありませんか?確かに散歩やジョギングも気軽にできるスポーツですが、ひとりでやるので続かなそう…と不安に感じる方も多いのでは。そんな方は、早朝から参加できるスポーツ系プログラムに参加するのはいかがでしょう。あらかじめ申し込みをしておけば、間違いなく早起きできます!
近頃のフィットネスクラブは、早朝から営業しているところもあります。例えば東京の「TIPNESS丸の内スタイル」では、平日朝7時台に「朝YOGAクラス」を設けています。
ほかにもゴルフやテニスのレッスンが早朝から受けられるところもあります。渋谷のインドアゴルフスクール「IGLスタジオ・渋谷」では水・金は7時から営業。「明治神宮テニススクール」でも朝7時からクラスを設けています。
レッスンはありませんが、早朝からボルダリングができる施設もあります。新宿のボルダリング・クライミングジム「BOULCOM」は朝7時オープン。2020年の東京オリンピックから「スポーツクライミング」競技が加わることが決まり、注目を集めているボルダリング。室内で気軽にできることもあって、ビジネスパーソンにも人気が高まっているようです。
※いずれも2017年9月1日現在。詳細はそれぞれの施設へご確認ください。
朝活をチャレンジするときのコツ
朝活は仕事だけではなく、自分の時間を確保するのに有効な手段。とはいえ「寝る時間も遅いし、朝早起きは難しい」という方もきっと多いですよね。そこで朝活を始めるコツを3つご紹介します。
(1)朝活を実践しているビジネスパーソンに学ぶ
国内・海外の著名な経営者には朝活をしている人が多い、という説もあります。こうした著名人の早朝の過ごし方を見習って、自分がどう過ごしたいかイメージしてみてはいかがでしょうか。
たとえば、ライフネット生命の副社長である岩瀬大輔氏も、朝から活動しています。仕事を始める前の朝の時間を使って、勉強会に参加したり、知人・友人と会ったりしているそうです。あるインタビューでは「時間は有限。夜は大好きな読書や自分のために使って、朝は有効に使いたいんです」と語っています。
参考ページ:「辣腕経営者の朝の過ごし方」(ウェブゲーテ)
(2)まずは起きるのが楽しみな予定を立ててみる
いきなり気が進まない予定を朝活にしてしまうと、どうしても早起きしづらいのではないでしょうか。身体が朝型に慣れるまでは「気に入っているカフェで朝食をとる」など翌日楽しみになりそうな予定を入れておくと、早起きするきっかけになります。また、朝活のためにいきなり朝4時や5時に起きることを目指すと挫折しがちです。まずは普段起きている時間を30分早めてみる、というように少しずつ慣らしていきましょう。
(3)周囲に朝活を始めることを伝える
朝活をしようと思っても、夜のスケジュールが立て込んでいて就寝する時間が遅くなってしまうと当然ながらうまくいきません。家族はもちろん、知人・友人にも朝活をはじめるので夜の予定は早めに切り上げる、ということを伝えておくのもひとつの方法です。
長時間労働や深夜残業の問題がクローズアップされている中、早朝から仕事をする朝型勤務は今後も導入するところが増える可能性もあります。あわせてビジネスパーソンが自分で早起きして自分の時間として有効活用する「朝活」も、さらに人気が高まってきそうです。
早朝は“自分だけの時間”として自由に使えるのが一番の魅力。早朝からオープンしているワーキングスペースを使って仕事はもちろん、読書や資格の勉強をすることもできます。スポーツをしたい方は、ヨガ、ゴルフ、テニス、ボルダリングなど早朝からスポーツができるスポットも増えています。とはいえ無理して朝活のために早起きして、体調を崩してしまっては意味がありませんよね。フリーランスこそ自分の体調管理も重要なタスク。コンディションにあわせて、うまく朝活を取り入れていきましょう!
(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)