コンサルも好き。商売も好き。楽しみながら働き、お客さんに喜んでもらいながら夢を叶える

「やりたいことは早くやろう」―。3.11後、半年間の隠居生活を経て独立したコンサルタントの新たな目標とは?

「コンサルタントのワークスタイル」、今回のインタビューは宮地哲平さん。
船井総研を経てコンサルタントとして独立された宮地さんですが、どのようなご経験を経て、将来はどのような働き方をイメージされているのでしょうか。穏やかな話しぶりの中にも熱い想いを感じさせていただきました。

宮地 哲平

今回のインタビューにご協力いただいたプロフェッショナル人材・コンサルタント

早稲田大学社会科学部卒。船井総合研究所にて農林水産業、建設業、環境ビジネスに専門特化した経営コンサルタントとして7年間従事した後、独立。コンサルティングサービスとして、ビジネスモデル再構築から、商品開発、営業体制構築、DM・提案書・Web・カタログの企画立案、仕入先開拓・営業実行支援、組織・マネジメント体制構築等を提供。

宮地 哲平

3.11後に隠居暮らしを経て独立コンサルタントへと転身

-現在は独立コンサルタントとしてご活躍中の宮地さんですが、退職後はすぐに独立なさったのでしょうか?

宮地さん(以下、敬称略):いえ、しばらくは実家に戻ってゆっくりしようと思っていたので、半年くらい隠居していました。大学以来ずっと生活の拠点にしていた東京から地元の福岡に戻って、やることと言えば、散歩と筋トレくらいでした(笑)。ただ、もともと自分で事業をしたいという気持ちは学生時代からずっとあったので、「また東京に戻ることになるだろうな」と思いながら、いくつかの事業を始めていました。そして、ちょうど半年ほど経った頃にFreeConsultant.jpで面白そうな案件を見つけたのがきっかけで、みらいワークスさんとのお付き合いがはじまり、翌週には東京のプロジェクトに参加させていただいていました。

-隠居暮らしですか!? それは新しいスタイルですね(笑)。

宮地:ちょうどその頃、田舎暮らしとかワークライフバランスとか、そういうものがブームになっていた時期でもありました。2013年とか2014年、東日本大震災の後です。

-確かに、このインタビューを受けてくださった方の中にも、3.11をきっかけに働き方を変えた人は多いですね。

宮地:僕も3.11に影響を受けています。やりたいことは早くやろうと思うようになったので、「地元に帰る」「事業を始める」という決断をしたのもその影響です。それまでも漠然と「ずっと東京で暮らすのではなく、いつかは地元に戻りたい」という気持ちを持っていました。決して、船井総研の仕事に不満があったわけではないのですが、ただ、日に日に「一度、地元に帰ろう」という気持ちが強くなっていました。

-ちなみに、船井総研ではどういったお仕事をなさっていたのでしょうか?

宮地:船井総研では、いわゆる経営コンサルティングの活性化と、それから新規事業の立ち上げ支援が中心でした。農林水産業界と建設業界、環境ビジネスに特化していたのですが、例えば、農林水産業界では、農水産品の六次化という言葉が出る前から、産地と消費地を直接つないで新しい流通をつくるプロジェクトを主導していました。そのプロジェクトは、大手機械メーカーのクライアントからの「過去、機械を使ってくれてお世話になってきた一次産業従事者が今ピンチだから、彼らのお手伝いができるようなビジネスモデルを作れないか」という依頼から始まったものでした。

建設業界でも、省エネや創エネの話がメディアに出る前から、それらのテーマを実際に売上や利益に結びつけるビジネスモデルを企業に落とし込む支援をしていました。ある日、ニュースや新聞で「未利用品」や「省エネ」という言葉を見たときに、「こんな専門用語がメディアに出るほど、業界が注目されてきたのか」と嬉しくなったのを覚えています。いずれも省庁や業界団体と連携しながら支援させていただいていました。

-水産や建設といった業界を選ばれた理由は何だったのでしょうか?

宮地:水産業を選んだのは、10代の頃のスーパーでのアルバイトがすごく楽しかったからです。船井総研に入ったのも、小売業、特にスーパーマーケットで日本の名だたる企業を支援しているという話を知ったからです。まぁ、僕が入社した時は小売業ではなくてサービス業に強くなっていて、小売業の部隊は既になくなってしまっていたのですが(笑)。建設業に関しては、水産業からのつながりです。水産業と建設業は地域の雇用の受け皿になっていることが多く、それらの業界を活性化するお手伝いをしたいと思ったのがきっかけです。

強く持っていた「自分の力で生きていけるようになりたい」という想い

-独立したいという想いは昔から持っていらっしゃったのでしょうか?

宮地:そうですね。会社の看板を借りて仕事をするのではなくて、看板を作れるような人間、自分の力で仕事ができるような人間になりたいという気持ちが強かったです。極端な例ですが、戦後は日本が焼け野原になってしまったところから、仕事や生活を始めた人が多数いたわけで。自分もそのように、何もなくなってしまったとしても生きていける生命力のある人間になりたいと思っていました。

-なるほど。地元で仕事をしたいという気持ちも、今もお持ちですか?

宮地:いえ、今は東京で働いていきたいと思っています。やはり、一度地元に戻ってみたことで考え方も変わりましたし、みらいワークスさんから紹介してもらったプロジェクトがすごく刺激的で楽しい仕事だったということもあります。それらのプロジェクトには、各業界の、あるいは日本の、世界の、というレベルで最先端の取り組みをしているものが多くありました。そのようなプロジェクトに携わる機会には、やはり地元では出会えないので。

-それは確かにその通りですよね。実際に独立してみて、いかがですか?

宮地:独立してよかったです。やはり自分の時間を自分でやりたいことに使えるようになったというのが一番よかった部分です。船井総研時代も楽しかったのですが、当時はとにかく出張が多くて、羽田から始発の飛行機に乗るために朝4時や5時に家を出て、22時に会社に戻って打合せをして、家に着くのは夜中の1時なのに翌日はまた移動して、土曜は会議をして日曜は資料を作って、という生活をしていたので、それに比べたら今はもう・・・(笑)。

-ものすごい生活だったのですね。

宮地:今は船井総研も労務管理が厳しくて、昔話となってしまったようですが(笑)。ただ、会社員だった頃は大変ながらも、年に一度の研修旅行があったり、みんなでワイワイ会議をして苦労を分かち合ったりしていたので、そういうものがなくなったという意味では独立して寂しい気持ちも少しありますね。

学生時代から好きだった“商売”への挑戦

-みらいワークスの印象を教えてください。

宮地:今だから言えますが、最初にホームページの案件紹介を見た時は「本当にこんなに面白そうな仕事があるのかな」と思いました。案件の内容はしっかりしている感じを受けたのですが、Webにそんなうまい話が転がっているのか??」と思いました。でも、話を聞いてみるとどうも本当らしいぞと(笑)。それ以降、大変お世話になっています。

当時はこういうサービスを提供している会社なんて全然ありませんでしたし、助けられている人は多いのではないでしょうか。自分で営業するとなると、それだけで時間もお金も必要なので、そこを代わりにやっていただいて、自分は本来やりたいことに時間を使えるというのは、非常にありがたいなと思います。

-嬉しいお言葉ありがとうございます。この先はどのような働き方をイメージしていらっしゃるのでしょうか?

宮地:コンサルは好きなので今の働き方もいいのですが、今後はコンサルも続けつつ別の事業も始めてみたいなと思っています。今考えているのは物販の事業なのですが、コンサルタントとして働きつつ挑戦して、どこかのタイミングでブレイクすれば事業の方に集中したいなと。

-なぜ物販なのですか?

宮地:仕入れというか、売れそうなものを探すのが楽しいです。昔から何かを仕入れて売るということに興味があって、スーパーでアルバイトをしていた時もそうだったのですが、実際にお金が動くというか、お金を出してまで買いたいと言ってくれる人に、その欲しいものを届けるというのが楽しくて。

-なるほど。“商売”にご興味がおありなのでしょうか?

宮地:まさにそんな感じです。船井総研に入った時も、“商売”を商売にしている会社、売上・利益アップを支援してフィーをいただく会社というのが、他になかったから選んだという部分もあるので。実は、独立後にWEB自社サービスの開発にも携わっているのですが、Webスタートアップには、なかなか売上が立たないモデルも多くて「このサービスは本当に顧客に求められているのだろうか」という状態になってしまう例もあります。

一方で町の八百屋さんや魚屋さんは昔ながらの方法ですが、そこに目を向けてみると、店主が商品の良さを伝えて、財布を開くお客さんがいて、実際にお金が動いているわけです。僕もそういった、物が動く、お金が動く、その人が欲しているものを対面で届けられる、喜んでもらえる、そういう仕事がしたいと思っています。

 

 

-本日はお忙しい中、貴重なお話ありがとうございました!

ほとんど休みのない激務の日々と退職後の隠居生活という両極端を経験し、現在は独立コンサルタントとしての仕事を楽しみながら、将来は自ら事業も手掛けたいとおっしゃる宮地さん。今回お聞かせくださったお話からは、“コンサルタントとしての仕事とご自身の事業のうち、どちらかが「日々の糧を得るための仕事」でどちらかが「夢を実現するための仕事」である”という二項対立ではなく、“どちらとも楽しい仕事であり、やり続けたい仕事である”という価値観が感じられました。

「コンサルタントとして働きながら、自分の事業も展開したい」、そういった方々を支えることで、未来に向けて挑戦する方が増える世の中に少しでも貢献していきたいとみらいワークスは考えています。

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