「どう生きたいのか?」 の先にある”独立コンサルタント”という働き方
「生き方」と「働き方」。切っても切れないこの2つの関係性をあなたは真剣に考えたことはありますか?
「みらいワークス」がお届けする新コンテンツ”コンサルタントのワークスタイル”!記念すべき第一回のインタビューは、昨年12月、地元札幌でシンクプラス株式会社を起業し、現在、みらいワークスの登録者で独立コンサルタントでもある成田哲史(なりたさとし)さん。独立コンサルタントとして活躍するとともに、資料作成代行サービスの事業展開やビジネスニュースメディア事業も検討中など、個人事業主として多岐にわたる事業を展開・計画中。
成田さんに、今までのキャリア、自ら起業し、フリーランスのコンサルタントになった理由、みらいワークスへの印象などざっくばらんにお話を伺いました。
成田 哲史
今回のインタビューにご協力いただいたプロフェッショナル人材・コンサルタント
大学卒業後、新卒で外資系コンサルティングファームアクセンチュアに入社。その後、TSUTAYAやTポイントを手掛けるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社を経て、求人メディア事業を展開する株 式会社リクルートジョブズへ。経営企画として入社し、同社にてマーケティングや戦略立案業務に従事。 同社退社後、地元である札幌に帰郷し、2015年12月、シンクプラス株式会社を設立。コンサルタントとして活躍する一方、資料作成代行サービス paperdock [ペーパードック] の立ち上げ・運営など、個人事業主として多岐にわたる事業を展開・計画中。 シンクプラス株式会社:http://www.thinkplus-net.com/ 資料作成代行サービス [ペーパードック]:https://paperdock.jp/
成田 哲史
事業会社を経たことで見えたコンサルタントの価値
ーまずは成田さんの今までのキャリアについて教えてください。
成田さん(以下、敬称略):はい。大学を卒業して最初に選んだのがコンサルティングファームの”アクセンチュア”でした。アクセンチュアでは、ERPパッケージシステムの導入プロジェ クトや部品メーカーでの業務改革プロジェクトなど、これからビジネスの世界で生きていく上で必要なことを本当に色々な経験・勉強をさせてもらったなと思い ます。
その後、事業会社への転職をし、そこで選んだのがカルチュア・コンビニエンス・クラブでした。今考えるとその当時から「いつかは独立して起業したいなぁ」という漠 然とした思いがあり、TSUTAYAをフランチャイズ展開しているCCCに行けば、フランチャイズオーナーと接しながら個人事業主として起業のノウハウやきっかけが得られ るかも、、、という安易な気持ちでしたね(笑)。ただ、入ってしまえばそんなことはすっかり忘れ、TSUTAYA事業、Tポイント事業と足かけ7年半もお 世話になりました。
その後、経営企画としてリクルートジョブズに転職し、昨年の12月、地元北海道札幌に帰郷し、個人事業主として現在の会社”シンクプラス株式会社”を設立し、今に至っています。
ーご自身での起業までに3社をご経験されていますが、新卒でコンサルティングファームを選んだのはなぜですか?
成田:うーん、一言で言うと、なんか響きがかっこよさそうだからですかね(笑)大学で専攻していたゼミと関連性もあり、OBもコンサルティング会社に行っていた方が多かったので、他の学生に比べてコンサルティング会社が身近な存在だったのも一つの要因かもしれません。
ーそこから数年後に独立コンサルタントになるわけですが、コンサルティングファームでコンサルタントをしていた時と独立コンサルタントでは、何か違いはありましたか?
成田:正直、コンサルティングファーム時代は新卒で何もわからない中での数年間だったので比較するのは難しいのですが、独立コンサルタントの場合、いわゆる社内業務が一切ないため、その分純粋にクライアントに向き合う時間が多くとれるのかなとは感じます。と言うのも、組織に属していると必然的に、若手メンバーの教育やモチベーションマネジメント、社内研修や社内メールの処理など、そういった組織に属していると当たり前にやらなくてはいけない業務、これはこれで非常に大切な業務だと思うのですが、独立コンサルタントの場合、それが全くと言っていいほどないんですよね。なので、時間的な観点だけで言うと、その分、純粋にクライアントに価値を提供する時間にフォーカスできるというのは、一つ利点かなと思います。
ー成田さんの場合、コンサルタントから事業会社を経て、改めてフリーのコンサルタントになったわけですが、事業会社を経たことで見えたことなどは何かありますか?
成田:それは非常にありますね。私の場合、事業会社の経営企画でまさにコンサルタントと一緒に仕事をしていました。なので、コンサルタントとしての立場、かつコンサルタントを使うクライアントとしての立場の両方を経験したことになります。これは改めて独立コンサルタントをやる上で、非常に強みとなる経験でしたね。
ー具体的にどのような点が役に立ちましたか?
成田:なによりも、コンサルタントの価値は何か?ということの定義を自分自身の中で出した上で、コンサルタントをやれる、ということでしょうか。コンサルタント時代は、コンサルタントの価値は何なのか、、、と悶々と考えて、答えを出せずにいた時期がありました。ただ、事業会社に行き、コンサルタントを使う立場になってはじめてコンサルタントの価値が非常にクリアに理解できたんですね。
これは人によって価値定義は違うので、正解不正解のあることじゃないと思っていますが、私はコンサルタントの価値は、画期的なソリューション提案でも、複雑な課題の整理でもなく、「物事を前に進めること」だと定義しました。そう定義できたことで、自分がコンサルタントとしてクライアントに接する時に何に重きを置いて行動すべきかがクリアになり、より価値が提供できるようになったんじゃないかなと思っています。
その他大勢の求職者ではなく、個人として見てくれる、それが”みらいワークス”の印象
ー成田さんは”みらいワークス”に独立コンサルタントとしてご登録いただいておりますが、”みらいワークス”をどのようにお知りになったんですか?
成田:実は、もともとこういった独立コンサルタントという働き方があるということを全然知らなかったんですよ(笑)札幌に帰って個人事業主として活動を始めるにあたり、起業の計画を練っていく中で「自分にできることは何だろう?」と考えていく過程で、たまたまこの独立コンサルタントという働き方を知り、すぐに登録した、というのがみらいワークスとの出会いでした。
ー出会ってからの”みらいワークス”の印象を是非お聞かせください。
成田:印象ですか?難しいですね・・・(笑)
正直言うと、”みらいワークス”の他にもう一社、独立コンサルタントの斡旋サービスに登録していたんですよ。ただ、やはり札幌に居住していたこともあって、札幌の案件はそもそもほとんどなく、もう一社はお話しすらしてもらえませんでした。「札幌の案件があったら、その時に連絡します」と。
ただそんな中”みらいワークス”は、「Skypeでいいのでまずはお話をしましょう」と言っていただけました。この対応の違いはことのほか大きかったですね。
実際に登録した後に案件を紹介する段階になってからも、営業の高橋さんや真下さんから何度となくお電話、メールをいただき、しっかりと私のスキルや事情を考慮しながら対峙していただき、ただのその他大勢の求職者としてではなく、個人事業主の”成田哲史”個人として見てくれているなと感じられ、非常に好感が持てました。
実際にこうやって”みらいワークス”の皆さんと深く関わらせていただき、その思いは更に強くなっていますね。
じゃないとインタビューとか受けてませんから(笑)
独立コンサルタントは数ある”働き方”の一つ ”どう生きたいか?”が何よりも重要
ーでは、今後のキャリアプランについて教えてください
成田:札幌に戻り、当面はコンサルタント以外のビジネスの種まきをしていきたいなと思っています。わたくしごとで恐縮なのですが、子供も生まれたばかりなので、家族との時間も大切にしながら、どこまで事業を育てられるかにがむしゃらにチャレンジする2年間にしていきたいなと思っています。まぁダメだったらまた東京でサラリーマンをやればいいさ、くらいの気持ちでできれば、それが一番いいかなと。
ー最後に、これから独立コンサルタントを志している方々へメッセージがあれば是非お願いします!
成田:独立コンサルタントという”働き方”は、あくまで数ある”働き方”の中の一つだと思うんですよね。私が独立コンサルタントだからと言って、みんなに独立コンサルタントが良いよ、と言うつもりもないですし、そうも思いません。
独立コンサルタントになるというのは目的ではなく、あくまでその前提として「どんなふうに生きたいのか?」という”生き方”があっての”働き方”だと個人的には思っています。
どう生きたいのか?そのためにはどんな働き方がフィットするのか?という順番で考えれば、おのずと独立コンサルタントが良いのか、それともサラリーマンのままがいいのか、個人事業主として自分で起業しリスクをとって事業をはじめるのがいいのか、といった”働き方”の答えが見えてくるんじゃないかなと思っています。
なので、今独立コンサルタントを志している方には、是非、まずはどう生きたいのか?という問いに真摯に向き合ってほしいなと思います。
ー本日はありがとうございました!!
成田さんはインタビューの中で「個人の生き方が多様化する中で、その働き方も多様化していく必要がある」ともおっしゃっていました。独立コンサルタントという働き方が、もっともっと市民権を得れば、働き方の多様性は確実に広がっていく、改めて私たち”みらいワークス”の事業の可能性を見いだせた気がしました。
このインタビュー記事を見て、改めて自分自身の生き方を考え抜き、その上で、みらいワークスの門を叩いてくれる人が一人でも多くいることを期待しています!