【フリーコンサルタント単価】相場は?スキル別・レベル別の想定年収を解説

最終更新日:2023/09/06
作成日:2022/05/12

 

コンサルタント業界では「フリーランスのコンサルタントは単価が高い」といわれています。では、フリーランスコンサルタントの単価の相場は、具体的にはいくらくらいなのでしょうか?弊社、株式会社みらいワークスが運営する「フリーコンサルタント.jp」を参考に、専門領域・スキルやポジションレベル別に単価の相場を紹介します。

 

 

目次

 

■フリーコンサルタント案件の単価相場

 

■フリーコンサルタントの想定単価(領域・スキル別)
(1)経営戦略
(2)PMO
(3)IT・システム
(4)業務改善
(5)人事・組織
(6)マーケティング
(7)財務会計

 

■フリーコンサルタントの想定単価(レベル別)
(1)アナリスト
(2)コンサルタント
(3)マネージャー
(4)シニアマネージャー
(5)パートナー

 

■フリーコンサルタントが単価を上げる方法

 

■フリーコンサルタントが高単価案件を狙う際の注意点

 

■フリーコンサルタントが高単価案件を狙うなら「FreeConsultant.jp」

 

 

フリーコンサルタント案件の単価相場

案件概要を確認するエージェント

 

コンサルタントが独立し、フリーランスとして活動する場合の案件単価の相場は、いくら位なのでしょうか。弊社が提供するサービス「フリーコンサルタント.jp」からコンサルティング案件全体の単価を参考にすると、稼働率100%と仮定して月額50万~220万円程度の提示です。ボリュームゾーンは月額報酬100万~150万ほどで、年収に換算すると1200万~1800万円程度になると予想できます。

 

ただし、フリーランスになるコンサルタントの中には、長期休暇をしっかりとることを目的としていたり、家庭の事情を優先したりするために独立に踏み切った人もいるでしょう。こうしたケースでは、年間を通して100%稼働を想定していないため、年収1000万円前後が相場です。

 

年収1000万円以上は、弊社のようなフリーランスのコンサルタントと企業のマッチングエージェントでは、よく目にする金額です。上流人材のマッチングエージェントを利用するメリットとして「単価の高い案件が多いこと」ばかりに目が行きがちですが「エージェントが間に入るため、休暇や報酬についてさらなる交渉が可能」「スキルや経験ポジションのレベルによって案件の幅が広がる」などもメリットとして検討材料にしましょう。

ページ内コンサル登録遷移バナー

 

☆あわせて読みたい

『フリーコンサルタントは副業でも稼げる?単価・種類・注意点を解説!』

 

 

フリーコンサルタントの想定単価(領域・スキル別)

単価アップの単純図形


フリーランスのコンサルタントと一括りにしがちですが、専門分野や領域、スキルによって、単価に違いが生じます。プロ人材と企業のマッチング事業を行う弊社、株式会社みらいワークスの「フリーコンサルタント.jp」の案件を参考に、主な領域・スキル別に単価の目安を紹介します。

 

(1)経営戦略

株式会社みらいワークスの「フリーコンサルタント.jp」で紹介可能な経営戦略関連の案件の単価は、100%稼働と仮定して月額70万~150万円程度の提示が目立ちます。平均100万円前後から応相談という案件が多いです。

 

(2)PMO

PMO関連の案件の単価は、100%稼働と仮定して月額60万~250万円と提示額に幅があります。コンサルタントのレベルや工程のレベル、内容、クライアント企業によって単価に差がありますが、平均は120万円程度と考えるとよいでしょう。SAP関連のPMOコンサルティング案件が突出して高単価という傾向があります。

 

☆あわせて読みたい

『【フリーランス PMO】年収は?必要なスキルや資格は?つまらない?メリット・デメリットも解説』

『【PMOの役割とは】PMとの違い(仕事内容・意味・職種)と向いている人、業務に必要な資格・スキルセットを解説!』

 

(3)IT・システム

IT/システム関連の案件の単価は100%稼働と仮定して、50万円~180万円程度の提示です。弊社のボリュームゾーンである100万~150万円くらいの月額報酬の提示が多いです。また、IT/システム関連の案件の特徴として「リモートOK」の案件が多いことも、案件選択の際に参考になるでしょう。

 

(4)業務改善

業務改善関連の案件単価は、100%稼働と仮定して月額80万~250万円と幅広いです。単価100万円以下の案件もありますが、120万以上の案件が目立ちます。とくに、ERPを利用した業務改善案件などは高単価が提示されています。

 

(5)人事・組織

人事・組織関連の案件単価は、100%稼働と仮定して月額60万~150万円前後の提示が多いです。稼働率20%~80%程度、リモート可能といった案件も多く、人事・組織戦略分野のコンサルティング実績がある人は副業としてトライしてみるのもおすすめです。

 

(6)マーケティング

マーケティング関連の案件の単価は100%稼働と仮定して、60万~150万円前後の提示です。マーケティングといっても業界は保険からECまで幅広いですが、ボリュームゾーンは100万円前後で、フルリモート案件が多いのが特徴といえるでしょう。

 

(7)財務会計

財務会計関連の案件単価は90万~150万円と100万円台前半がほとんどです。財務会計関連でもSAPに絡んだ案件では、ほかの案件に比べて高い報酬が設定されています。

 

 

フリーコンサルタントの想定単価(レベル別)


フリーランスのコンサルタントの単価は、コンサルタント自身のレベルによっても差が生じます。ポジションレイヤー別に想定単価を紹介します。

(1)アナリスト

アナリストは業務実績が2年程度以上で与えられることが多いポジションです。アナリストへの募集案件は、100%稼働と仮定して100万~130万円程度が想定単価です。データの調査・分析が主な職務となるため、稼働率は50~60%での募集がメインで副業や並行していくつかの案件への参画も可能です。

 

年収にすると800万~1000万くらいがボリュームゾーンです。会社員コンサルタントだと、アナリストは年収400万円以上からの募集が一般的なので、かなりの高収入、さらに伸びしろがあるレベルといって差し支えないでしょう。

(2)コンサルタント

扱う分野にもよりますが、コンサルタントとして案件に参画する場合、100%稼働と仮定して80万~250万程度の報酬が見込めます。最近の傾向としてSAPのほかにSCMコンサルタントの案件も増えています。募集分野のコンサルティング実績が3年以上レベルだと参画の可能性が高い傾向です。

 


コンサルタントの年収は分野や領域によって大きく差がありますが、年収1000万円以上がボリュームゾーンでSAP/ERP分野だと2000万以上も期待できるといえるでしょう。

(3)マネージャー

今回紹介するマネージャーとは、コンサルティングファームなどに所属してればマネージャーレベルのスキルと実績があるコンサルタントを指します。本人の力量にもよりますが、コンサルティング実績が6年以上のレベルを想定しています。


このレベルの人材だと、100万円~が相場でボリュームゾーンは150万。200万円以上の単価を提示する案件も少なくありません。年収にすると1800万~2400万円クラスも目指せます。

(4)シニアマネージャー

シニアマネージャーも、コンサルティングファームなどへの所属実績としてシニアマネージャーレベルのポジション経験があるコンサルタントを指します。実績として10年程度のレベルの人物です。


シニアマネージャーレベルの案件単価は150万円以上。ボリュームゾーンとして180万くらいが相場です。稼働率にもよりますが、年収2000万円程度のシニアマネージャークラスのコンサルタントが活躍しています。

(5)パートナー

パートナーとは、コンサルティングファーム所属時代のポジションや「所属していたら」と仮定した場合に、コンサルティングファーム代表者のパートナーコンサルタントのレベル程度の経験があるコンサルタントを指します。

 

このレベルのフリーランスのコンサルタントだと一般的に100%稼働と仮定して250万円程度の案件単価が多いようです。年収3000万円以上も目指せるレベルです。

 

 

フリーコンサルタントが単価を上げる方法

単価アップ

 

今回紹介した案件単価や年収額はあくまでも相場です。フリーランスのコンサルタントとしてより高額の報酬を手にしている人も、なかなかこのレベルに到達できないという人もいます。効率的にフリーランスのコンサルタントが単価を上げるなら、スキルや資格取得などで自分自身の市場価値を高める努力が必要です。

 

また、さらに信頼できるフリーコンサルタントと企業のマッチングエージェントに登録するのが早道です。現在、フリーコンサルタントのマッチングや派遣事業を行う企業が破竹の勢いで増えていますが、創業から安定した評判があるエージェントへの登録がおすすめです。

 

理由はフリーランスのコンサルタントの強みを生かす交渉術や長期で高単価の案件を持っていること。1つの案件が終わると同じエージェントで実績として評価され、評判の良い企業に優先的に紹介してもらいやすいことなどがあげられます。

 

ページ内コンサル登録遷移バナー

 

フリーコンサルタントが高単価案件を狙う際の注意点

差し迫った様子のフリーコンサル

 

高単価案件はそれだけクライアント企業の期待値が高いといえます。フリーランスのコンサルタントは守ってくれる後ろだてがない状態です。「期待値を上回らなかった」といわれることのないよう、契約前に先方の依頼内容と自身のスキル・実績・資格などのすり合わせはしっかり行いましょう

 

また、報酬単価についても契約前のすり合わせ段階で双方に齟齬がないよう、入念に行う必要があるでしょう。業務内容に比べて単価が安いと感じる場合にはこの時点で交渉するのが一般的です。

 

こうした、契約前のすり合わせや交渉も、経験豊富なマッチングエージェントだと、きめ細やかな対応でミスマッチを防ぎます。

 

フリーコンサルタントが高単価案件を狙うなら「フリーコンサルタント.jp 」

締結を笑顔で見積もるエージェント

 

フリーランスのコンサルタントは会社員やコンサルティングファームに所属するより、高単価な案件報酬を得やすいです。半面、自分のスキルやレベル、実績をうまくアピールできないと、稼働後にクライアント企業の期待値を上回れず苦しい状況に陥る危険性も秘めています。

 

安定的に、評判の良い企業で高単価の案件に参加するために、実績のあるマッチングエージェントへの登録を検討してみましょう。

(株式会社みらいワークス FreeConsultant.jp編集部)

 

コンサル登録遷移バナー

 

 

◇こちらの記事もオススメです◇

「【フリーコンサルタント年収】独立後の実態は?未経験OK?戦略/IT/Webコンサルの単価相場の実態を解説!」