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クラウド化が加速するERP市場で進化するSAP ERP

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ヒト・モノ・カネを有効活用するためのERP

ヒト・モノ・カネを有効活用するためのERP_1

 

「ヒト・モノ・カネ」は、企業経営の要となる三大資源。これらの資源を無駄なく活用して生産性を向上させるためのシステム「ERP(Enterprise Resources Planning、企業資源計画)」です。この考え方をシステムに落として、人事・給与や財務、会計など企業の主要な業務を支える「基幹システム」のことをERPと呼ぶことが多くなっています。

 

ERPシステムは、従来はパッケージ形式の製品をオンプレミスで運用する形式が主流で、そのターゲットも中堅企業や大企業がメインでした。しかし、インターネットの普及などに伴い、SaaS(Software as a Service)形式で提供される製品や、AWS(Amazon Web Services)などのIaaS(Infrastructure as a Service)基盤に実装して利用する製品が登場。

 

なかでも、3番目の形式は「クラウドERP」と呼ばれ、クラウド市場の成長を牽引するとともに、そのターゲットを中小企業にまで広げる効果を生みました。クラウドでの利用という選択肢が生まれたことで、より低コストでERPを利用することが可能になり、さまざまな企業で資源を有効利用するためのシステムを活用できるようになったのです。

 

そんなERP市場に参入する企業も増えてきていますが、世界で大きなシェアを占めるERPベンダー大手といえば、マイクロソフトオラクル、そしてその2社としのぎを削るSAP(エス・エー・ピー)です。

 

 

独SAPのフラグシップERP製品「SAP HANA」

独SAPのフラグシップERP製品「SAP HANA」_2

 

SAPはドイツの会社で、主にエンタープライズ向けの業務アプリケーション製品を手がけるヨーロッパ最大級のソフトウェア会社。そのSAPの主力製品が、ERPアプリケーション群です。代表的な製品は「SAP R/3(エス・エー・ピー アール・スリー)」で、データベースサーバー・アプリケーションサーバー・クライアントの3層アーキテクチャを採用し、クライアント/サーバーシステムに初めて対応したERPパッケージとして多く使われるようになりました。

 

その後継製品が、「SAP S/4 HANA(SAP Business Suite 4 SAP HANA、エス・エー・ピー エス・フォー・ハナ)」です。S/4 HANAは同社の第4世代のERP製品で、財務会計や人事、生産、SCM、CRMなどのモジュールから成り立ち、多様な業種で主要業務をカバーします。その動作を支えるのが、標準プラットフォームに採用したSAPのインメモリデータベース「SAP HANA」です。

 

従来のERP製品は、他社製品を含めて主要なデータベース管理システム製品から選択することができましたが、S/4 HANAで採用できるのはSAP HANAのみ。これによって、スループットの向上、「ワンファクト・ワンプレース」で重複データのないテーブル設計、従来製品に比べて10分の1程度に抑制されたデータ量などを可能にし、経営情報をリアルタイムで一元管理するためのシステムとしての完成度をさらに高めました。

 

 

顧客規模ごとに豊富なラインアップを展開

顧客規模ごとに豊富なラインアップを展開_3

 

S/4 HANAは大企業向けのフラグシップ製品でエディションも豊富ですが、その導入費用は高額で、機能も使いこなせないということも。そうしたニーズに応えるように、SAPにはそれ以外のラインアップも用意されています。

 

中小企業向けのERPパッケージ「SAP Business One(ビジネス・ワン)」は、低コストでの導入・運用が可能です。財務会計や生産管理、販売管理などのさまざまな機能が標準搭載されていて、ビジネスの成長度合いに応じた拡張が比較的自由に実現しやすい設計になっていることから、大企業の子会社や中小企業の規模における管理・統制強化に向いています。オンプレミス版とクラウド版がの提供形態が用意されており、いずれもSAP HANA上で稼働させることを前提としたバージョンもあります。

 

クラウドネイティブERPの「SAP Business ByDesign(ビジネス・バイデザイン)」は、フラグシップであるS/4 HANAと、中小企業向けのBusiness Oneの間に位置する製品です。中堅・中小企業向けの製品で、従業員数が100人から500人程度の企業にフォーカスを当てたサービスとされています。

 

最大の特徴はSaaS形式での提供あることで、オンプレミス型パッケージと比べて導入期間の短縮と導入コストの低減を図ることができます。利用料金はユーザー数に応じたライセンス体系で決められ、S/4 HANAと同様のクオリティを現実的なコストで利用することができるとされています。

 

また、ERP導入の考え方として、本社などの拠点でメインのERPとなる「コアERP」を利用し(1層目)、その他の支社や拠点、事業別にはその現場のニーズに柔軟に対応しやすいサブのERPを導入する(2層目)ことによって、グループ全体での最適化を図ることができるというものがあります。Business ByDesignは、この「2層ERP」(Two-tier ERP)のコンセプトに適したサービスとして打ち出されており、「2層目のERP」としての拡販に注力されています。

 

 

ERP業界にも押し寄せるクラウド化の波

ERP業界にも押し寄せるクラウド化の波_4

 

時代とともに柔軟にその姿を展開してきたSAPのERP製品は、堅実にシェアを伸ばしています。クラウド化の波はERP業界にも押し寄せており、ある調査ではERPを刷新するときはクラウドにしたいと考える企業が半数近くになり、ERPベンダーの売り上げを見ても4社に1社がクラウド型のサービス提供を選んでいるといいます。

 

そうした市場の動向をふまえてSAPが提供しているクラウド版ERPスイートが「SAP S/4 HANA Cloud(エス・エー・ピー エス・フォー・ハナ・クラウド)」です。「SAP HANA」をインテリジェントコアとして活用しているS/4 HANA Cloudは、S/4 HANAと同様の先端技術と、凝縮されたSAPのベストプラクティスによって、ビジネスに生かすためのより一層有効な活用が可能になります。

 

SAP S/4 HANA Cloudは、クラウド版であることによる迅速性を持ち合わせているのも大きなメリットです。ユーザー企業の業務やクラウド環境に合わせて「Fit to Standard」のアプローチで導入作業を進めることで、最適な環境をスピーディーに構築できます。アップデートも対応しやすく、新しいデジタルテクノロジーをキャッチアップしたり運用管理を容易にしやすいといったメリットもあります。

 

 

 

 

日本においても多くの企業で使われているSAPのERPソリューションですが、近年注目されていることの一つが、数年後に迎える「SAP ERP」のサポート終了です。従来型のERP製品の中で現在最も多く利用されている「SAP ERP Ver.6.0(SAP Business Suite 7)」が、2025年末にサポート終了を迎えます。そうなれば、これまでこの製品を使っていた企業は何らかの移行を余儀なくされます。

その際、現在のラインアップでいえばS/4 HANAへ移行するという選択肢が生まれることになりますが、S/4 HANAはさまざまな点で大規模に変化を遂げており、従来のオンプレミス版SAP ERPからの移行は容易ではありません。従来製品には、企業の用途に合わせて開発してきたアドオン資産もあり、それをどのように移行するかという課題もあります。世界的なトレンドである「業務システムのクラウド化」という観点からいけば、クラウド版への移行を希望する企業も現れるでしょう。

いずれにしても、SAP ERPのリプレースは単純なアップグレードの範疇に収まらない大きな事態なのです。大きなダウンタイムが許されない基幹システムという性質、企業での検討・決裁や開発作業にも長い期間がかかるだろうといった事情から、2025年のサポート終了に向けた動きは少しずつ始まっていくと見られています。SAP製品に強みをもつ「SAPコンサルタント」は、今後こうしたリプレース案件でコンサルの依頼を受けることも増えてくるでしょう。

 

 

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

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