オープンコミュニティ「Meetup」活用法。英語の上達で海外とつながる

作成日:2018/11/12

ローカルコミュニティ「Meetup」。ビジネスや趣味など広い分野で「同じ思考を持つ人」が集まるコミュニケーションの場です。フリーランスにとっては人脈の構築や最新知識を取得する格好の場といえそうです。参加方法や気を付ける点などを見ていきます。

 

サイボウズもすでに開催。オープンコミュニティMeetupの魅力とは

サイボウズもすでに開催?オープンコミュニティMeetupの魅力とは-1

 

日本にいながら気軽に国際交流ができるコミュニティプラットフォームとして、人気を集めている「Meetup」。2020年開催予定の東京オリンピックに向けて、仕事だけではなくプライベートでも海外の人と交流を深めたい、というプロフェッショナル人材の方にぴったりのコミュニティです。

 

「Meetup.com」というサイトでは、国際交流や英語などのコミュニティに気軽に参加できる他、自分で好きなテーマでグループを立ち上げ、仲間を集めるということもできます。

 

2002年にアメリカニューヨークで生まれたMeetupは、その後世界に広がり2018年5月時点で3700万人もの登録ユーザーがいます。なお、Web上のコミュニティプラットフォームといえば、FacebookなどのSNSをイメージする方も多いかもしれません。SNSとMeetupの大きな違いは、Meetupがあくまでリアルなイベントを前提にしているという点。日本的に言えば、Meetup.comは「オフ会のポータルサイト」という感じでしょうか。

参考:Meetup

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サイボウズでもMeetupイベントを開催

海外での知名度も高いMeetup。最近ではMeetup.comサイト上に登録しているかに関係なく、特定のテーマで集まるコミュニティイベントのことを「Meetup」と呼ぶケースも増えています。日本でも例えばグループウェアサービスを手掛けるサイボウズ社では、これまで「サイボウズ式Meetup」を10回開催(2018年9月時点)。サイボウズでは毎回異なるテーマでトークイベントや交流会を実施し、社内に限定せずさまざまなジャンルの人々が参加しています。

 

 

参加する前に知っておきたい、Meetupの基礎知識

参加する前に知っておきたい、Meetupの基礎知識-2

 

Meetupが生まれたきっかけは、2001年に発生したアメリカ同時多発テロと言われています。他のエリアから来た人と地域のグループをつなぐ目的でMeetupが立ち上がりました。つまり本来Meetupは、地域で行なわれているグループ活動を活性化するというのが主な目的。Meetup.comサイトにおいても、「世界最大のローカルコミュニティのネットワーク」という表現が掲載されています。そのためグループやイベントを探すときにも、まず自分のいるエリアの近くで探すというのがMeetupの基本(現在地から半径5キロ、10キロと指定して検索できる機能があります)。その上で興味のあるテーマなどで絞り込みます。日本でのMeetupは、2015年にサイトが日本語対応して以降じわじわとユーザーが増えていき、現在では1,500以上のグループが登録されていると言われています。

 

イベントを検索できるサービスはMeetupの他にも日本にいくつかのサービスありますが、Meetupはイベントというよりもコミュニティへ参加することがメインです。そのため単発ではなく、継続して開催されているイベントが多いという特徴があります。なおMeetupは個人の場合、基本的に無料で利用できます(ただし主催者へ参加費を支払うイベントもあります)。企業などの団体がコミュニティグループを運営する際には、プロモーションなどのサポートが付いている有料プランもあります。

 

 

英語や国際交流の他、スポーツやスタートアップなどMeetupのテーマは幅広い!

英語や国際交流の他、スポーツやスタートアップなどMeetupのテーマは幅広い! -3

 

Meetup.comは国際交流に限っているわけではなく、スポーツやカルチャー、ビジネスなどさまざまなテーマでコミュニティグループを立ち上げることができます。とはいえ現在日本にあるMeetupのグループは、主に外国人の方が主催しているものが中心。そこで外国人が集まったり、日本人と海外の人が国際交流したりするグループが多いのがMeetupの大きな特徴です。英語でのコミュニケーションが基本、というグループも目立ちます。そのため、「外国人とコミュニケーションを取りたい」「英語を話す機会を増やしたい」という方を中心に日本でもMeetupの人気が高まっています(※もちろん、日本語でもOKというグループもあります)。

 

例えば英語関連でよく行なわれているイベントのひとつが「Language Exchange」(言語交換)。これはお互いに自分の母国語を教え合うというものです。英会話のレッスンではありませんが、気軽に英語などの外国語に接することができますし、これをきっかけに外国人と友達になる機会でもあるため人気の高いイベント。日本全国各地で定期的に「Language Exchange」が開催されています。他にも、もっと手軽にカフェやパブでとりあえず集まり楽しく会話しよう!というグループもあれば、ヨガや料理教室などをバイリンガルで開催しているグループなども。

 

ビジネス系では、スタートアップの人が集まるMeetupも多く立ち上がっています。気軽な交流から新しいイノベーションにつながることも。個人で立ち上げた小規模なグループも多く、他のサイトには載らないようなローカルコミュニティが検索できるのもMeetup.comサイトの大きな魅力と言えます。Meetupをチェックしてみると、「面白そうなイベントがこんな近所で開催していたとは!」と感じるかもしれません。ローカルコミュニティとつながりを持ちたいと考えている方にはぜひMeetupの活用をお勧めします!

 

 

 

Meetupイベントに参加するときの注意点

Meetupイベントに参加するときの注意点-4

 

Meetupは気軽に参加できるイベントが多いのが特徴。とはいえあくまで目的を持って集まっているコミュニティのグループです。そのため参加する際にはあらかじめイベントの内容や参加条件などをしっかりチェックしておきましょう。例えば海外の方が集まるMeetupコミュニティグループの中には、英会話ができる方を対象にしているところもあります。こうしたイベントに英語が苦手な人がいきなり参加するのはNGです。

 

またMeetupは、個人でも好きなテーマでグループを立ち上げられるという点も魅力のひとつ。そのため多くのコミュニティグループがある一方、玉石混交でもあります。知らない人と出会えるチャンスがたくさんあるというメリットとともに、どんな人たちが集まっているのかMeetup.comサイトだけでは判断しきれない場合もあります。気になることがあれば、事前に主催者へコンタクトをとった方がよいでしょう。

 

 

好きなテーマのローカルコミュニティに参加したり、自分でグループを立ち上げて仲間を募集できたりするのがMeetupの基本。特に日本では、国際交流や英会話を楽しむ目的でMeetupを利用する人が増えています。またコミュニティイベントの総称として「Meetup」という呼び名を使うほど、知名度も急上昇中。

新しい交流の場として注目されているMeetup。スタートアップを目指す人のグループなど、フリーランスの方にとって新しい人脈を広げる機会にもなります。またビジネス以外にも、スポーツや趣味などの仲間に出会えるチャンス。Meetupを活用すれば、日本にいながらさまざまな国の人と交流することで、新しいイノベーションのヒントが得られるかもしれません!ただしMeetupが誰でも参加できるオープンコミュニティといっても、やはりグループごとに参加条件や特性があります。Meetupイベントに参加したいときは、事前に目的や参加条件をチェックすることをお忘れなく。

 

(株式会社みらいワークス FreeConsultant.jp編集部)

 

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