プロジェクト管理ツールを厳選紹介【2025年】おすすめと選び方
作成日:2025/10/30
働き方の選択肢が多様化する現代において、プロジェクトを円滑に進めるための「プロジェクト管理ツール」の重要性が増しています。
情報共有と進捗の可視化をサポートするプロジェクト管理ツールは、プロジェクトの成果向上に寄与し得る要素の1つです。適切なプロセス設計や運用と併用することで、効果が期待できます。
しかし2025年現在、市場にはさまざまなプロジェクト管理ツールが存在するため、自社のニーズに合ったツールを選ぶのは容易ではありません。
本記事では、数あるプロジェクト管理ツールの中から厳選したおすすめのツールを紹介します。また、最適なツールを選ぶためのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
■ プロジェクト管理ツールとは何?
(1) プロジェクト管理とは?
(2) プロジェクト管理ツールを導入する必要性
(3) タスク管理ツールとの違い
■ プロジェクト管理ツールを活用するメリット
(1) チームの状況を把握できる
(2) プロジェクトを効率的に進められる
■ プロジェクト管理ツールを使用するデメリット
(1) コストがかかる
(2) 運用開始時は生産性が下がる
■ プロジェクト管理ツールの選び方のポイント
(1) インストール型・クラウド型
(2) 機能
(3) 費用
■ おすすめプロジェクト管理ツール12選を厳選紹介
(1) Trello:カード形式で直感的な管理
(2) Jooto:カンバンとガントチャートの併用
(3) Notion:情報と作業を一元化
(4) Lark:多機能オールインワンツール
(5) TimeCrowd:業務時間や工数を可視化
(6) Backlog:課題を軸に進行管理
(7) Asana:目的とタスクを連動
(8) monday.com:フロー設計で自動化
(9) Wrike:WBSとガントでチーム統率
(10) Jira Software:アジャイル開発に強み
(11) Lychee Redmine:オンプレミス対応
(12) OBPM Neo:オンプレで原価管理
プロジェクト管理ツールとは何?

適切なプロジェクト管理ツールを選ぶためには、「プロジェクト管理ツールとは何か」を理解するのが重要です。
まずは以下の3点を押さえ、ツール選びに必要な知識を深めていきましょう。
(1)プロジェクト管理とは?
プロジェクト管理とは、決められた期限や予算、スコープの中で、「人」「モノ」「お金」「情報」「時間」といったリソースを計画的に調整し、進み具合を管理することです。
品質やコスト、納期、リスクなどのバランスを取りながら、プロジェクトを成功に導く目的で行います。
一般的にプロジェクト管理の対象になるのは、新商品開発やシステム導入、イベント運営のように、始まりと終わりが決まっている仕事です。
プロジェクト管理では、目標の明確化から始め、計画を作り、実行し、監視・コントロールを行い、完了後の振り返りまでを一貫して行います。
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(2)プロジェクト管理ツールを導入する必要性
ビジネスの複雑化が進むなか、中規模および大規模の案件では、専用のプロジェクト管理ツールの導入が有力な選択肢となりやすいと考えられます。
小規模でシンプルなプロジェクトでは、スプレッドシートやExcelをメインとした管理が可能な場合もあるでしょう。
しかし、関係者やタスクが多岐にわたるプロジェクトにおいては、手動でのタスク・進捗管理に限界が生じやすく、管理状況によってプロジェクトの遅延やコスト超過、品質低下につながるケースもあり得ます。
プロジェクト管理ツールを使えば、タスクやリソース配分、リスクなどを把握しやすくなり、チーム内のコミュニケーションの円滑化にもつながります。
適切な運用ルールと組み合わせることで、計画通りの進行と品質確保を後押しできるため、プロジェクト管理ツールの導入は効果的といえるでしょう。
(3)タスク管理ツールとの違い
プロジェクト管理ツールとタスク管理ツールは混同されやすいですが、それぞれ目的や機能が異なります。
タスク管理ツールは、個人やチームのタスクの効率的な管理に特化しており、主に日々の業務やToDoリストの管理に用いられます。具体的な例として、個々の担当者が持つタスクの進捗を把握したり、期限を管理したりする役割が挙げられます。
一方、プロジェクト管理ツールを用いる目的は、プロジェクト全体の目標達成に向けて、予算やリソース、スケジュールなど多岐にわたる要素の一元的な管理です。
タスク管理ツールが「何をすべきか」を管理するのに対し、プロジェクト管理ツールは「何を、いつまでに、誰が、どのように行うか」といった全体像を管理する点が大きな違いです。
そのため、プロジェクトの規模や複雑性、導入の目的、課題によって、どちらのツールを選ぶべきかが異なります。
無料のツールも存在するため、まずはそれぞれの機能や選び方について比較検討し、自社のニーズに合ったツールを導入しましょう。
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プロジェクト管理ツールを活用するメリット

プロジェクト管理ツールを活用する代表的なメリットを2点に分けて解説します。
(1)チームの状況を把握できる
プロジェクト管理ツールを活用すると、タスクの割り当てや進捗、期限、担当者、優先度を一元的に確認でき、チーム全体の状況を把握しやすくなります。
全体像が共有されることで各メンバーの役割理解が進み、連絡の抜け漏れや認識のズレを防げるでしょう。
(2)プロジェクトを効率的に進められる
プロジェクト管理ツールに搭載されている「ガントチャート」や「カンバン」などの機能を用いると、計画や実績が管理しやすくなり、プロジェクトを効率的に進められます。
あわせて、工数やコストの把握、リソース配分の最適化、タスクの優先順位付けが行いやすくなるため、品質や生産性の向上に寄与すると考えられます。
プロジェクト管理ツールを使用するデメリット

プロジェクト管理ツールの使用には、メリットだけではなくデメリットも存在します。
(1)コストがかかる
プロジェクト管理ツールの料金は、機能や利用規模によって幅があり、上位プランほど高額になる傾向があります。
加えて、初期設定やデータ移行、教育・サポート体制の整備といった「見えにくいコスト」にも留意が必要です。
試験導入や要件定義を通じて、総保有コストを見積もったうえで検討するといいでしょう。
(2)運用開始時は生産性が下がる
新しいツールやワークフローへの移行期には学習曲線が生じ、短期的に生産性が低下する可能性があります。
プロジェクト管理ツールが既存のプロセスやシステム、運用習慣とマッチしない場合、手戻りや混乱を招くリスクも否定できません。
導入前には機能だけでなく、「定着のしやすさ」「他システムとの連携要件」「運用ルール」を含めたチェンジマネジメントの見通しを総合的に評価することが重要です。
プロジェクト管理ツールの選び方のポイント

プロジェクト管理ツールは、「インストール型かクラウド型か」「機能」「費用」の3点を意識すると、適切に選択しやすい傾向があります。
それぞれのポイントについて詳しく解説するので、ツール選びの参考にしてください。
(1)インストール型・クラウド型
プロジェクト管理ツールは、主に「インストール型(オンプレミス)」と「クラウド型(SaaS)」に分けられます。
インストール型は自社のサーバやPCに導入して使うため、社内ネットワーク内で完結する設計なら、インターネットがなくても運用できます。一方で、初期導入や保守・更新は自社負担となり、費用や手間がかかりがちです。
クラウド型は、Web・インターネット経由でどこからでもアクセスでき、初期費用を抑えやすく、更新も自動化されます。
API連携を活用した他システムとのつながりも比較的スムーズです。ただし、月額課金が発生し、ネット接続に依存する点は留意が必要です。
たとえば、厳格なセキュリティポリシーのもとで社内にデータを閉じたい場合は、インストール型が候補に挙がります。リモートワークが多く、外部サービスと連携して運用を効率化したい場合は、クラウド型がフィットしやすいでしょう。
プロジェクトの規模や体制に加え、総保有コスト・既存システムとの連携要件・現場の運用習慣との相性まで含めて、どちらを選ぶか検討することが大切です。
(2)機能
プロジェクト管理ツールを選ぶ際には、「自社で何を管理したいのか」を起点に必要な機能を整理するのが重要です。
プロジェクト管理ツールは機能が幅広く、提供元やプランによって得意分野が異なります。代表的な可視化機能がある一方で、工数の割り当てや予実管理の機能は、上位プランの加入や外部アプリの連携が前提となる場合があります。
たとえば、工程全体を時系列で示す「ガントチャート」や、作業の状態を列で整理する「カンバン」に対応するツールは多く、「プロジェクトの工程や、タスクの状況を把握したい」といったニーズは満たしやすいでしょう。
一方で、リソース配分や予算・実績の追跡などは、専用の機能を搭載したツールの選定や、外部連携の設定が必要になるケースが見られます。
プロジェクト管理ツール導入の目的を明確にしたうえで機能の要件を逆算すると、最適なツールを選びやすくなり、導入後の効果も高められるでしょう。
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(3)費用
プロジェクト管理ツールの導入にあたって欠かせない費用の検討は、まず「誰がツールを使うのか」を考えることから始めましょう。
ツールの費用は、1ユーザーあたりの月額課金が主流です。ただし、ユーザー数無制限の定額や席数ごとの段階制など、料金体系はツールによって異なります。
価格帯は製品・プランで大きく変わるため、年払いの割引や、上位プランでのみ提供される機能の有無までを含めて比較するのが重要です。
あわせて、総保有コストの視点も欠かせません。導入時の設定・データ移行・利用者教育・サポート体制・外部サービスとの連携に伴う追加費用など、見えにくいコストまで見積もると、月々のランニングコストを把握できるでしょう。
無料で試せるフリーのソフトウェアもあるので、いくつかのツールを使いながら検討するのも1つの手です。
おすすめプロジェクト管理ツール12選を厳選紹介

ここでは、使いやすいおすすめのプロジェクト管理ツールを厳選して紹介します。
使い方が比較的わかりやすいツールを上部で、専門性の高いツールを下部で紹介しているので、自社のニーズにマッチしたプロジェクト管理ツールを探してみてください。
(1)Trello:カード形式で直感的な管理
Trelloは、カードで視覚的にプロジェクトを管理できるツールです。プロジェクトボードにタスクをカードとして配置し、進捗に合わせて移動させるカンバン方式を採用しています。
直感的な操作で利用できるため、プロジェクト管理ツールの利用が初めての方でも導入しやすい点がメリットです。
無料プランでも基本的な機能が充実しており、テンプレートを活用することで、簡単にプロジェクト運用を開始できます。
(2)Jooto:カンバンとガントチャートの併用
Jootoは、カンバン方式をベースに、ガントチャートでも進捗を把握できる日本のプロジェクト管理ツールです。
シンプルでわかりやすい画面設計なので、ドラッグ&ドロップでスケジュールを調整する流れが自然に身につきます。
また、チェックリストを用いた「子タスク」相当の細かい管理も可能です。タスク単位でコメントやファイルが添付でき、やり取りを一箇所に集約できます。
なお、無料プランも用意されていますが、ユーザー数や容量などに上限があるため、本格運用では有料プランを検討するとよいでしょう。
(3)Notion:情報と作業を一元化
Notionは、ワークスペースを状況に合わせて設計できる柔軟なツールです。
プロジェクト管理だけでなく、情報共有やドキュメント作成、タスク管理まで1つの場所にまとめやすく、プロジェクトやチームの前提をそろえる土台になります。
テンプレートやテーブル、カンバン、カレンダーなどの機能を活用し、必要に応じて項目やレイアウトを調整すれば、自社の運用に合ったワークフローを無理なく形にできます。
用途や要件により、外部サービスとの連携や自動化を組み合わせるケースもありますが、「まずは情報を集約し、見える化する」基盤として導入しやすい点が強みです。
(4)Lark:チームのオールインワンツール
Larkは、チャットを中心に、カレンダー・ドキュメント・ビデオ会議・タスク機能が1つにまとまったオールインワンツールです。
チームメンバー同士のやり取りから予定調整、タスクの割り当て、進捗共有までを同じ環境で扱えるため、情報が分散しづらくなります。
プロジェクト管理の面では、タスク・担当者・期限を軸に、カンバンやガントチャートなどで可視化できます。あわせてデータベースを柔軟に設計できるため、自社の運用に合わせた画面や項目へ調整しやすいのも魅力です。
なお、工数の最適な配分などの高度なリソース管理が必要な場合は、外部ツールや追加設定の併用を検討するとよいでしょう。
(5)TimeCrowd:業務時間や工数を可視化
TimeCrowdは、「メンバーがどの業務にどれだけの時間を使っているか」を可視化し、プロジェクトの工数管理を支えるツールです。リアルタイムで記録状況を確認でき、チームや期間、カテゴリー別のレポートで実績を整理できます。
時間単価を設定すれば、プロジェクトごとの人件費やコストを算出できるため、予算の策定や人員配置の検討に生かせます。
進捗管理は別のツールや運用で補い、レポート比較や連携によって「計画と実績のズレ」を点検すると、プロジェクト管理の精度が上がるでしょう。
特に時間や工数の見える化を進めたい企業にとって、TimeCrowdは実用的な選択肢と考えられます。
(6)Backlog:課題を軸に進行管理
Backlogは、「課題」を起点に進行を管理するツールです。課題には不具合や機能要望といった内容を記録し、担当者・期限・優先度を設定して追跡します。
課題に基づいてプロジェクトの状況を管理することで、早めに遅延の兆しに気づき、適切な対応につなげやすくなります。
さらに、GitやSubversionのリポジトリを内蔵しているため、コードと課題を同じ場で扱える点も、開発プロジェクトにとって心強い特徴です。
(7)Asana:目的とタスクを連動
Asanaは、チームの目標と日々の仕事を結びつけて進行を見渡せるツールです。目標機能により、プロジェクトやタスクをチーム目標に紐づけて追えるため、各メンバーは自分の業務が全体にどう貢献するか把握しやすくなります。
また、「ルール」機能による自動化で定型作業を減らしたり、チーム全体のキャパシティをチェックする「ワークロード」機能でリソース配分の調整に生かしたり、便利な機能が多い点も特徴です。
外部の連携先も豊富で、Slack・Microsoft Teams・Google Workspace・GitHubなどに接続できます。既存のワークフローにも組み込みやすく、現場に取り入れやすいツールといえるでしょう。
(8)monday.com:フロー設計で自動化
monday.comは、ガントチャートやカンバン、カレンダーといった複数のビューで進行を追えるプロジェクト管理ツールです。
ボードやビュー、オートメーション、連携機能を組み合わせて自分たちの業務手順を設計し、日々の仕事を1つの場で動かす土台として機能します。
状況をリアルタイムに確認できるため、「誰が、何を、どこまで進めているか」をチームで共有しやすくなります。ルールベースの自動化を設定すると、通知や担当変更などの定型作業を減らすことも可能です。
業務フローを設計して自動化することで、メンバーは細かい作業に追われづらくなり、重要な業務に集中できるでしょう。
(9)Wrike:WBSとガントでチーム統率
Wrikeは、WBS(Work Breakdown Structure)の考え方に沿って作業を階層タスクやテンプレートで分解し、ガントチャートでマイルストーンなどを確認しながら進行管理できるツールです。
リソースの割り当てや進捗をカスタムダッシュボードやレポートで把握しやすく、規模の大きい案件でも状況整理に役立ちます。
また、タスクのコメントに加えてレビューや承認の機能があり、業務上のやり取りを1つに集約できる点も特徴です。
さらに、厳格な権限設定や暗号化管理などのセキュリティ機能が整っており、社外への漏洩が厳禁なプロジェクトにも対応できます。
(10)Jira Software:アジャイル開発に強み
Jira Softwareは、アジャイル開発に最適化された、システム開発・ソフトウェア開発向けのプロジェクト管理ツールです。
スクラムやカンバンに対応し、バックログの整理からタスクの進行、バグの追跡、リリースまでの流れを把握できます。
バーンダウンやベロシティ、コントロールチャートといったアジャイルの指標に基づくレポートにより、ソフトウェア開発チームのエンジニアと関係者が、チームの現状と改善の糸口を客観的に確認できます。
タスクがリリースやバージョンに紐づき、担当や期限、依存関係を一画面でチェックできるため、各メンバーは自分の作業の位置づけを掴みやすく、計画の調整と進行管理がしやすくなるでしょう。
(11)Lychee Redmine:オンプレミス対応
Lychee Redmineは、プロジェクト管理ツールであるRedmineを拡張し、さらに使いやすくするツールです。クラウドだけでなくオンプレミスにも対応しており、自社環境での導入・運用が可能です。
基本のガントチャートやカンバンに加えて、出来高を軸に計画と実績を追えるEVM、工数やコストの管理、クリティカルチェーンによる工程最適化など、実務で求められる機能をそろえています。
上記の機能を組み合わせることで、Redmine標準だけでは見えづらい指標を可視化し、要件の厳しいプロジェクトでも状況を把握できます。
また、導入や運用に関する情報提供やサポートも用意されているため、体制づくりとあわせて段階的に活用範囲を広げていく進め方にも適しているでしょう。
(12)OBPM Neo:予算や原価を管理
OBPM Neoは、原価・工数・進捗を1つの基盤で扱える日本のプロジェクト管理ツールです。
工数や見積、勤怠などのデータと連動し、予算管理や原価の把握、予算対実績の確認を行いやすくします。
最新の入力に基づいてコスト超過の兆しを早めに捉え、対策へつなげられる点が特長です。
厳密な原価管理で収益性を高めたい現場にとって、良い選択肢となるでしょう。
まとめ

プロジェクト管理ツールは、プロジェクトを効率的に進めるための重要な選択肢の1つです。進捗状況やタスクの割り当てを明確にし、コミュニケーションの円滑化や遅延リスクの軽減に貢献します。
さまざまな種類のツールが存在するため、「インストール型かクラウド型か」「必要な機能は何か」「費用はどのくらいか」といった点を考慮し、自社のプロジェクトの規模や運用体制に合ったツールを選ぶことが重要です。
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