フリーランスとアルバイトの違いは?自分に合った働き方を選ぼう

作成日:2025/09/02

働き方の選択肢が多様化する中で、「フリーランス」と「アルバイト」のどちらが自分に合っているのか、迷う方は少なくありません。

 

フリーランスは自由度が高く、自分のスキルや成果が収入に直結する一方で、収入の安定性や事務作業など自己管理が求められます。

 

一方、アルバイトは決まった時間に働き、安定した給与や福利厚生を得られる点が魅力ですが、収入や働き方に一定の制約があります。

 

この記事では、両者の違いやメリット・デメリットを整理し、自分に合った働き方を見極めるポイントを解説します。

 

目次

■フリーランスとアルバイトの5つの主な違い
(1)契約形態|業務委託契約と雇用契約
(2)報酬の決まり方|成果報酬と時給制
(3)働き方の自由度|時間や場所を自分で決められるか
(4)仕事における責任の範囲|業務全体を負うか部分的に負うか
(5)税金の手続き|確定申告か年末調整か

 

■フリーランスとして働くメリット
(1)成果が直接収入に繋がり、高収入も目指せる
(2)働く時間と場所を自分でコントロールできる
(3)専門スキルを活かしてキャリアを築ける

 

■フリーランスとして働くデメリット
(1)月々の収入が不安定になりやすい
(2)確定申告などの事務作業を自分で行う必要がある
(3)仕事の獲得から納品まで全て自己責任となる

 

■アルバイトとして働くメリット
(1)毎月の収入が安定し、見通しを立てやすい
(2)未経験からでも始めやすい仕事が多い
(3)社会保険などの福利厚生を受けられる場合がある

 

■アルバイトとして働くデメリット
(1)収入アップには上限があることが多い
(2)勤務時間や場所に制約がある
(3)専門的なスキルアップがしにくい場合がある

 

■【自分はどっち?】フリーランスとアルバイトの向き不向き
(1)フリーランスがおすすめな人の特徴
(2)アルバイトがおすすめな人の特徴

 

■まとめ

 

フリーランスとアルバイトの5つの主な違い

外でパソコン作業をしている女性

フリーランスとアルバイトの違いは、大きく5つのポイントに整理できます

 

最も根本的なのは「契約形態」の違いですが、そこから報酬の決まり方、働き方の自由度、仕事の責任範囲、税金の手続きといった多くの要素に影響が及びます。

 

ここからは、フリーランスとアルバイトの違いを具体的に見ていきましょう。

 

違い1:契約形態|業務委託契約と雇用契約

フリーランスとアルバイトの最も根本的な違いは、企業と結ぶ契約形態にあります。

 

フリーランスが企業と結ぶのは「業務委託契約」で、これは特定の業務の完成を目的とした契約です。企業とは対等な事業者同士の関係にあたります。

 

一方、アルバイトは「雇用契約」を結びます。企業の指揮命令下で労働を提供する立場であり、労働基準法などによって保護されます。

 

この契約形態の違いが、以降の働き方や報酬体系にも大きな影響を与えます。

 

☆あわせて読みたい
『フリーランス必見!業務委託など契約形態の違いや独立時の注意点』

 

違い2:報酬の決まり方|成果報酬と時給制

報酬の体系も、フリーランスとアルバイトの違いが明確に現れる点です。

 

フリーランスの報酬は、主に成果報酬制で支払われます。

 

成果報酬とは、納品した成果物の対価として報酬が支払われる仕組みで、案件ごとに金額が設定されるのが特徴です。スキルや実績に応じて単価交渉が可能で、高収入を得るチャンスがあります。

 

対照的に、アルバイトは時給制が一般的です。働いた時間に応じて給与が支払われるため、毎月の収入を予測しやすく安定しています

 

しかし、働ける時間や時給には上限があるため、収入が大幅に増えることはあまり期待できません。

 

違い3:働き方の自由度|時間や場所を自分で決められるか

働き方の自由度は、フリーランスとアルバイトの違いを実感しやすい要素の一つです。

 

フリーランスは、基本的に働く時間や場所を自分で決められます。クライアントと合意した納期さえ守れば、個人の裁量でスケジュールを組み立てることが可能です。

 

一方、アルバイトは、雇用主によって勤務地や勤務時間が指定されます。定められたシフトに従って働く必要があり、働く場所や時間を自由に選べません

 

ライフスタイルに合わせて柔軟に働きたい場合はフリーランス、決められた枠組みで働きたい場合はアルバイトが適していると考えられます。

 

違い4:仕事における責任の範囲|業務全体を負うか部分的に負うか

仕事に対して負う責任の範囲にも、フリーランスとアルバイトの違いがあります。

 

フリーランスは、個人事業主として案件の受注から納品まで、業務遂行に関する全ての責任を単独で負います。成果物の品質はもちろん、納期遅延や情報漏洩などのトラブルが発生した場合も、自身で対応しなくてはなりません。

 

それに対してアルバイトは、企業の指揮命令系統の一部として、与えられた業務範囲内での責任を負います。業務上のミスが発生した場合でも、最終的な責任は監督者や企業が負うことが一般的です。

 

違い5:税金の手続き|確定申告か年末調整か

税金に関する手続きは、両者の間で明確に異なります。

 

フリーランスは、毎年2月16日から3月15日の間に、自身で「確定申告」を行う必要があります。確定申告とは、1年間の所得とそれに対する税金を計算し、税務署へ申告・納税する手続きです。経費の計上なども、自分で行わなければなりません。

 

一方、アルバイトの場合、給与から所得税が天引き(源泉徴収)され、年末に企業が「年末調整」を行ってくれます。これにより、納めるべき税額が精算されるため、原則として自分で確定申告を行う必要はありません。

 

コンサル登録遷移バナー

 

フリーランスとして働くメリット

パソコン作業をしている女性

ここからは、フリーランスならではの代表的なメリットを3つに分けて解説していきましょう。

 

成果が直接収入に繋がり、高収入も目指せる

フリーランスは、自身のスキルや実績、営業努力がそのまま収入に反映されます
成果報酬型の案件が多いため、高い専門性や質の高い成果物を提供できる人は、高単価案件を獲得しやすくなります。

 

会社員やアルバイトのように給与に上限があるわけではなく、実力次第で収入を大幅に伸ばすことも可能です。

 

さらに、クライアントとの交渉によって報酬を調整できるため、自身の市場価値を高めるほど収入アップのチャンスが広がります

 

☆あわせて読みたい
『フリーランスの年収目安はいくら?手取りの平均や職種別収入の相場』

 

働く時間と場所を自分でコントロールできる

フリーランスは、働く時間や場所を自分で決められる自由度の高さが魅力です。
納期さえ守れば、いつ・どこで作業するかは完全に個人の裁量に委ねられます。

 

柔軟性があるため、育児や介護と両立したり、平日昼間にプライベートな予定を入れたりすることも可能です。

 

さらに、複数のクライアントと契約して収入源を分散させるなど、自分のライフプランに合わせた働き方を主体的にデザインできます。

 

専門スキルを活かしてキャリアを築ける

フリーランスは、自分の得意分野や専門スキルを直接仕事に活かせる点でも有利です。案件を自分で選択できるため、特定分野の経験を深めて専門家としてのキャリアを積み上げやすくなります。

 

実績を重ねることで、より条件の良い案件ややりがいのある仕事に挑戦する機会も増加。企業の方針や人事異動に左右されず、自身の強みを最大限に発揮しながら市場価値を高めていけるのは、フリーランスならではの醍醐味です。

 

 

フリーランスとして働くデメリット

電卓とペンを持つ人の手元

フリーランスは自由度の高い働き方ができる一方で、安定性や負担の面で避けられないデメリットも存在します。

 

ここからは、フリーランスの代表的なデメリットを3つに分けて解説していきましょう。

 

月々の収入が不安定になりやすい

フリーランスの収入は、案件の有無や規模に左右され、月ごとに大きく変動する可能性があります

 

アルバイトのように、決まった時間を働けば必ず給与が発生するわけではなく、仕事を継続的に獲得し続けなければ収入は途絶えてしまいます。

 

また、景気の影響やクライアント都合による契約終了など、自分ではコントロールできない要因も少なくありません。

 

安定した収入を得るためには、複数の収入源を確保したり営業活動を継続したりと、計画的な行動が欠かせません。収入の不安定さは、フリーランスが直面する最も大きな課題の一つです。

 

確定申告などの事務作業を自分で行う必要がある

フリーランスは事業主として、本業だけでなく、経理や税務といった事務作業もすべて自分で処理しなければなりません。

 

日々の売上や経費の記録、請求書・領収書の整理に加え、年に一度は確定申告を行って所得税を納める必要があります。

 

確定申告を怠ると、追加で税金が発生したり、ペナルティを課される可能性もあります。

 

事務作業には、相応の時間と手間、専門知識が必要です。会社員やアルバイトなら企業が代行してくれる部分を、すべて自己責任で行わなければならない点は、フリーランスにとって大きな負担となります。

 

☆あわせて読みたい
『フリーランス・個人事業主の確定申告のやり方は?経費になるものの例も紹介』

 

仕事の獲得から納品まで全て自己責任となる

フリーランスは、営業活動による仕事の獲得から契約、実務、納品、請求に至るまで、すべてを一人で完結させる必要があります

 

業務上でトラブルが起きたり、クライアントと意見が対立したりした場合も、頼れる上司や同僚はおらず、自分で解決にあたらなければなりません。

 

さらに、体調不良や予期せぬ事情で働けなくなれば、そのまま収入の減少につながります。リスクを背負いながら活動するためには、強い自己管理能力と責任感が不可欠です。

 

☆あわせて読みたい
『フリーランスの仕事の取り方は?案件獲得までの準備や注意点を解説』

 

アルバイトとして働くメリット

腕を組み笑顔の男性

アルバイトは、生活の安定を重視したい人や新しい分野に挑戦したい人とってに、安心感と柔軟性を兼ね備えた働き方です。

 

働いた時間に応じて確実に給与が支払われるため収入の見通しが立てやすく、未経験から始めやすい仕事も数多く用意されています。

 

ここからは、アルバイトならではの代表的なメリットを3つに分けて見ていきましょう。

 

毎月の収入が安定し、見通しを立てやすい

アルバイトの最大のメリットは、収入が安定していることです。基本的に時給制であり、定められたシフトで働いた時間分の給与が確実に支払われます。

 

そのため、毎月の収入額を正確に予測でき、家賃や光熱費などの固定費を含めた生活設計を安定して立てられます

 

フリーランスのように案件の有無によって収入が大きく変動する心配がなく、精神的な安心感を得やすい点は大きな利点といえるでしょう。

 

安定した基盤の上で生活したいと考える人にとって、アルバイトは魅力的な働き方です。

 

未経験からでも始めやすい仕事が多い

アルバイトは、特別なスキルや職務経験がなくても応募できる求人が豊富にあります

 

多くの職場で業務マニュアルが整備されており、先輩スタッフや上司からの指示を受けながら仕事を覚えられるため、未経験の業界や職種にも挑戦しやすい環境です。

 

フリーランスのように即戦力として高い専門性を求められるケースは少なく、社会人経験が浅い人や新しいキャリアを模索している人にとって、仕事を始めるためのハードルが低いといえます。

 

働きながら実務経験を積めるのも、アルバイトならではの利点です。

 

社会保険などの福利厚生を受けられる場合がある

アルバイトであっても、法律で定められた労働時間や日数の条件を満たせば、健康保険や厚生年金保険といった社会保険への加入が可能です。

 

社会保険に加入することで、病気や怪我の際に医療費の自己負担が軽減されたり、将来受け取る年金額が増えたりといったメリットがあります。また、雇用保険に加入していれば、失業時に手当を受け取れる可能性もあります。

 

フリーランスは、国民健康保険や国民年金に全額自己負担で加入する必要があるため、企業が保険料を一部負担してくれる社会保険制度は、アルバイトにおける大きな利点です。

 

アルバイトとして働くデメリット

アルバイトは収入の安定性や始めやすさといったメリットがある一方で、働き方の自由度やキャリア形成の面では制約が多く存在します。

 

ここからは、アルバイトの代表的なデメリットを3つに分けて詳しく見ていきます。

 

収入アップには上限があることが多い

アルバイトの収入は「時給×労働時間」で算出されるため、収入には自ずと上限が存在します

 

昇給の機会があったとしても、その幅は限定的であることが多く、フリーランスのように自身のスキルや交渉力で収入を大幅に引き上げるのは困難です。

 

より多くの収入を得るためには、労働時間を増やすか、時給の高い他の仕事を探すしかありません。自身の頑張りや成果が給与に直結しにくいため、高い収入を目指したい人にとっては物足りなさを感じる可能性があります

 

勤務時間や場所に制約がある

アルバイトは雇用契約に基づき、雇用主が指定する場所と時間で働く必要があります。決められたシフト通りに出勤し、定められた休憩時間を取ることが求められます。

 

フリーランスのように「今日は自宅で作業する」「午後は予定があるので早めに切り上げる」といった、個人の都合に合わせた柔軟な働き方はできません

 

プライベートの予定と仕事のスケジュール調整に制約が生じるため、時間や場所の自由度を重視する人にとっては、デメリットに感じられるでしょう。

 

専門的なスキルアップがしにくい場合がある

アルバイトの業務は、マニュアル化された定型的な作業や補助的な役割であることが少なくありません。

 

そのため、仕事を通じて高度な専門知識や特殊なスキルを習得する機会は限られる傾向にあります

 

もちろん職種にもよりますが、フリーランスのように案件ごとに新しい技術を学んだり、裁量権を持って業務改善に取り組んだりするような経験は積みにくいです。

 

将来的に専門性を高めてキャリアアップを目指す場合、仕事とは別に自己学習の時間を確保するなどの努力が必要になることがあります

 

【自分はどっち?】フリーランスとアルバイトの向き不向き

2つのパズルのピースがはまるイメージ

フリーランスとアルバイトにはそれぞれ大きなメリットとデメリットがあり、どちらが適しているかは人によって異なります。

 

大切なのは「自分の強みや価値観、生活スタイルに合った働き方を選ぶこと」です。

 

ここからは、フリーランスに向いている人、アルバイトに向いている人の特徴を具体的に見ていきましょう。自分自身に当てはめながら読み進めてみてください。

 

フリーランスがおすすめな人の特徴

フリーランスという働き方は、特定の分野で専門的なスキルや実務経験を持っている人におすすめです。

 

自分の能力を活かして高収入を目指したいという意欲がある場合、成果が直接報酬に反映されるフリーランスは、大きなやりがいを感じられます。

 

また、自己管理能力が高く、スケジュールやタスクを自律的に進められることも重要な適性です。

 

時間や場所に縛られず、自分のペースで働きたい人や、主体的にキャリアを築いていきたいと考えている人にとって、フリーランスは最適な選択肢となり得ます。

 

☆あわせて読みたい
『フリーランスになるには?未経験から開業で必要とされるスキル・手続き方法・経験とは?』

 

アルバイトがおすすめな人の特徴

アルバイトは、毎月決まった収入を安定的に得たい人におすすめです。生活設計を立てやすく、収入の変動による精神的な負担を避けたい場合に適しています。

 

また、未経験の業界や職種に挑戦してみたい人にとっても、研修制度が整っていることが多いアルバイトは始めやすい選択肢です。

 

仕事とプライベートの時間を明確に分けたい人や、社会保険のような福利厚生を重視する人にも向いています。

 

複雑な事務作業や営業活動はせず、決められた業務に集中したい人にとって、アルバイトは安心して続けられる働き方といえるでしょう。

 

まとめ

スマホを手にしながらパソコンで作業をする男性

フリーランスとアルバイトにはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらが自分に合うかは「スキル」「収入」「ライフスタイル」「リスク許容度」によって変わります

 

安定を重視するならアルバイト、自由や高収入を目指すならフリーランス、と自分の価値観に合わせて選ぶことが大切です。

 

フリーランスなら専門スキルを活かして高収入や柔軟な働き方を目指せますし、アルバイトなら安定収入と福利厚生を確保しながら経験を積むことができます。

 

今回の内容を参考に、自分にとって最適な働き方を見極め、将来のキャリア設計に活かしてみてください。

 

→→転職を検討中の方はコンサルネクストで無料登録
→→フリーランスの方はこちらからコンサル登録

 

(株式会社みらいワークス フリーコンサルタント.jp編集部)

 

コンサル登録遷移バナー

 

◇おすすめ記事◇
フリーランスとフリーターの違いとは?働き方やメリットを比較