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SAP認定コンサルタント資格を取得してグローバルに働く

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SAPはご存知の通り、世界で圧倒的なシェアを持つドイツのソフトウェアメーカーです。

代表的な製品はERP(Enterprise Resource Planning)というパッケージソフトウェアですが、実に多くの企業が経営の効率化のためシステム導入しています。経営資源を全体管理し、有効活用するために役立つソフトウェアですが、システム導入にあたっては設計を担当するコンサルタントを必要とするのが一般的です。

この役割を担うのがSAPコンサルタント、もしくはSAPエンジニアであり、現在非常に注目されているポジションです。今SAPコンサルタントが注目される理由は、現行のSAP ERP環境が最新のSAP S/4 HANAへ移行されるタイミングが迫っていることが挙げられるでしょう。

将来性を考え、SAPコンサルタントとして求人案件を探すのであれば、資格認定を受けることも視野に入れて考える時期と言えそうです。

ここでは、SAPコンサルタント資格認定取得について、また現行のSAP ERPからS/4 HANAへの移行についてもお話します。

 

 

目次

■SAPコンサルタントの認定資格について
(1)ソフトウェアのバージョンアップと共に、認定資格もバージョンアップする
(2)出題範囲はSAP社の公式サイトで確認可能
(3)教育制度のある転職先も

 

■SAPコンサルタントに求められるスキルとは
(1)IT関連の知識とスキル。そしてもっとも大切なのは経営課題の分析力
(2)SAP認定コンサルタントの魅力

 

■SAPコンサルタントの平均年収は
(1)SAPのサポート終了に伴う駆け込み需要で、条件の良い案件が増えている

 

■未経験者がSAPコンサルタントになるには
(1)資格認定の他、ERP導入や運用経験、会計・人事の基幹システム業務パッケージの導入経験が武器になる

 

■高いシェアを誇る不動のソフトウェア
(1)SAP ERP環境の将来性
(2)需要が高まるSAPコンサルタントの将来性

 

■まとめ

 

 

 

SAPコンサルタントの認定資格について

SAPコンサルタントの認定資格について_1

(1)ソフトウェアのバージョンアップと共に、認定資格もバージョンアップする

SAPコンサルタントとして働くなら、SAP認定資格にも挑戦する必要があるでしょう。もちろんこうした認定資格がなくても仕事に携わることはできますが、昨今の求人案件では応募資格になることも多くなりました。

実際にSAPコンサルタントとしてプロジェクトに携わっている人材の多くが、資格認定を取得する傾向にあります。SAP認定コンサルタント資格はSAP社が主催するベンダー資格ですが、パッケージシステムについての幅広い知識を得ることが可能です。

 

ただし、この資格はソフトウェア製品に関する以上、製品とバージョンに依存するのがポイントです。つまりそのSAP ERPのバージョンが市場にある限りは資格も有効ですが、終了期日を過ぎれば最新バージョンの認定資格が必要となります。

現在のところではS4 HANA向け認定資格が最新(2019年4月現在)ですので、これから受験するのであればこちらを狙うことになるでしょう。

決して簡単ではありませんが、資格取得者はSAP認定コンサルタントとしてグローバル認定されますので、公式に名乗ることができます。資格取得者にはユーザーIDが付与されますし、サービスマーケットプレイスからSAP製品の最新情報を取得することもできるようになります。

(2)出題範囲はSAP社の公式サイトで確認可能

資格問題集もいくつかありますが、試験情報や出題範囲はSAP社の公式サイトで確認できます。S4 HANAの登場でHANA向け管理者資格の取得を目指す人が増えていますが、最新のソフトウェアなので実務経験の中で学んで行くのもなかなか難しいのが現状でしょう。

道は確かに険しいですが、もし独学で勉強するのであればテキスト素材などを見てイメージを掴むことも大切です。かなり詳細に書かれている学習素材もありかなり有効ですが、基本は英語なので翻訳しながら勉強を進める環境が必要です。

☆「SAP認定コンサルタント制度」の詳細はこちら:https://training.sap.com/content/cert

(3)教育制度のある転職先も

認定コンサルタントの威力は絶大で非常に有利な資格と言えますが、認定試験を受験するのには5万円ほどの受験費用が必要となります。

また、SAPにまったく携わったことのないエンジニアやコンサルタントがいきなり受験して合格する可能性はかなり低く、過去SAPシステム導入に携わった経験や十分な知識があることがベースとなります。

 

フリーランスを目指すのであれば、事前に取得の算段をしておくのがおすすめです。SAP社のトレーニング受講であるSAPソリューションアカデミーなどを受講することもできますが、費用が100万円近くかかるため個人負担は難しいでしょう。

多くの場合、コンサルティングファームなどが個人の将来性を見越して受講させることが多くなっています。こちらの内容は受講しなくても実務経験で埋めることも可能ですが、未経験採用を実施しているコンサルティングファームでは教育の一環としてトレーニング受講を実施する場合もあります。

 

SAPコンサルタントとして転職を目指すなら、エンジニアとコンサルティングファームとのマッチングを専門に行なっている会社へ人材登録し、SAP案件を探すのがおすすめです。

こうした教育制度が充実している案件の紹介も受けられる可能性があります。

 

 

SAPコンサルタントに求められるスキルとは

SAPコンサルタントに求められるスキルとは_2

(1)IT関連の知識とスキル。そしてもっとも大切なのは経営課題の分析力

SAPコンサルタントに求められるスキルは、企業が抱える経営課題の理解と言えるでしょう。もちろん仕事内容は機能の洗い出しや導入サポートなので、IT技術者としての知識も要求されます。

実際、コンサルティングファームのSAPコンサルタントとして活躍する人材の多くは、ITエンジニアである場合も多いです。また、コンサルティングファーム所属ではなくITエンジニアを経て認定コンサルタントとなり、フリーランスとなって活躍しているエンジニアもいます。

 

いずれにしてもIT関連の知識とスキルを有する人材ですが、コンサルティングを行なう上でもっとも大切となるのは経営課題の分析力です。

目的はクライアントの課題を解決することですので、必要な基幹システムの要件を定義し、基幹システムの設計や開発までのプロジェクトをマネジメントできる能力が求められるでしょう。

 

コンサルティングファームの求人案件でも、IT技術に加えクライアントの業務やニーズをまとめ上げるスキルや経験を持つ人材には、年収面など待遇も高い条件が提示される場合が多いです。IT技術者であることも大切ですが、社内外でのコミュニケーション能力や論理的思考能力の高さが要求されるポジションと言えるでしょう。

また、クライアントとなる企業は銀行や証券会社、グローバルメーカーなど実にさまざまな業界です。外資系企業など海外との連携も必要とされるケースが増えていますので、IT関連以外の語学にも長けていることも大きなアドバンテージになります。

(2)SAP認定コンサルタントの魅力

SAP認定コンサルタントになる魅力は、やはり圧倒的なシェアを持つソフトウェアであるという点が挙げられます。

日本でもERP分野で圧倒的なシェアを持ち、将来性も抜群で着実に売上が伸びているソフトウェアというのは信頼感があります。SAP認定コンサルタントの求人案件は常に存在し、年収もプロジェクトの仕事内容も納得できるやりがいのある仕事と言えます。

資格認定を受けて転職を狙ったり、フリーランスとなって活躍したいと希望したりするエンジニアが急増するのも納得でしょう。

 

また、クライアントが世界中の大手企業というのも大きな魅力です。SAPコンサルタントとして大手クライアントと対面し、求めるものや抱える課題を共に解決していくのは大きなやりがいです。

携わるのは基幹システムですから、上流工程から関わることが多くなります。クライアント企業の基幹システム環境を理解し、導入後もきめ細かくメンテナンスをしながら有効活用することになりますので、継続したサポートとなります。

最新システムにバージョンアップするのはもちろんのこと、今回のように完全に次世代システムへ移行する必要も発生します。

 

また、SAP側の変更のみならずクライアント企業側のビジネス環境も年々変化しますので、それに合わせて随時基幹システムの見直しや修正を行なう必要があります。つまりクライアントと共に経営課題を把握し、目指す結果のために技術を奮うのがコンサルティングの醍醐味です。

 

 

SAPコンサルタントの平均年収は

SAPコンサルタントの平均年収は_3

(1)SAPのサポート終了に伴う駆け込み需要で、条件の良い案件が増えている

一概に言えませんが、SAPコンサルタントとして働く正社員の年収は、同じIT業界でも業務システムのエンジニアや他パッケージソフトウェアのコンサルタントよりも高めの傾向にあります。

もちろん絶対ではありませんが、現在認定コンサルタントとして活躍しているポジションなら年収1000万~1500万円程度が相場でしょう。また、サポート終了に伴う駆け込み需要を見越せば、ここ数年は条件の良い求人案件が増える可能性が高いです。

 

一方、フリーランスの場合は単価計算になりますので、年収を計るのは少々難しくなります。依頼内容や規模によりかなり幅が出るものの、だいたい1件100万~200万円程度が相場でしょう。

単純計算すれば、年に5件なら500万~1000万円になりますし、10件あれば1000万~2000万円の売上になります。ただフリーランスならすべて自分のペースで仕事を進められますし、活躍しただけベネフィットも大きくなるのが魅力。

 

いずれにしてもエンジニアが転職するなら、システムについての知識や技術以外に会計や販売などの業界知識を学ぶ必要があります。コンサルタントという職種である以上、クライアントと高いレベルでコミュニケーションが取れるスキルや、課題の洗い出しと解決のスキルも求められます。

理想は数多くのプロジェクトに携わり、チームをまとめるマネジメントスキルを磨いておくことです。プロジェクトをまとめる経験を積んで来た人材や、基幹システムのマネジメントに携わって来た人材なら需要も高いでしょう。

 

 

未経験者がSAPコンサルタントになるには

未経験者がSAPコンサルタントになるには_4

(1)資格認定の他、ERP導入や運用経験、会計・人事の基幹システム業務パッケージの導入経験が武器になる

未経験からSAPコンサルタントを目指す場合、SAPの資格認定を受けることはもはや必須の領域です。20~30代前半であればERPの導入や運用経験、そして会計・人事の基幹システム業務パッケージの導入経験があれば採用される可能性も少なくはないでしょう。

ただ、ERPは企業経営の根幹に関わる基幹システムに連携していますので、人材不足と言っても「広き門」ではありません。

 

また、SAPコンサルタントの仕事は基幹システムの開発ではなくクライアントの経営課題の解決が主眼ですから、的確なヒアリング能力や、現行業務の分析能力がなければなりません。特に経営資源となる人,物,金に深く関わる経理や財務、会計などに関しては、業務フローに詳しい知識が必要です。最終的にはシステム導入を目指しますが、単にシステム導入して稼働させれば良いというわけではないのです。

 

そうしたコンサルティングの基本知識を得るためにも、SAP認定コンサルタント資格の取得はおすすめです。資格認定を受けることは、転職時に高い有効性を発揮しますし、実際に現場で生きるスキルの向上につながります。学習過程においては、SAPシステムの概要やベースとなる基礎知識を得ることもできます。また、フリーランスとして活躍する際や、将来的に経営者の立場を目指す場合にも適した勉強となるでしょう。

 

 

高いシェアを誇る不動のソフトウェア

高いシェアを誇る不動のソフトウェア_5

(1)SAP ERP環境の将来性

最後に、SAP ERP環境の将来性について考えてみましょう。

SAP ERPは現在全世界で60%弱という高いシェア率を誇りますが、非常に信頼度が高く、他のERPパッケージソフトウェアを大きく上回る高い評価を得ています。日本でも1,300社以上が導入を実施しており、40年以上の長い実績を持つ優秀なソフトウェアと言えるでしょう。

内容は人事・会計システムの他、物流システム、販売システムなどで、ERPパッケージに限れば世界No.1SAP社の売上で言えばソフトウェア業界世界第4位となります。これだけ信頼性の高いソフトウェアですからもちろん将来性も十分にありますが、今特に注目すべきなのはSAP ERPが2025年にサポート終了となる点です。

これは最新のSAP S/4 HANAへ移行するためですが、現行バージョンをシステム導入している多くの企業が、いずれ新環境への移行を余儀なくされることを意味します。予想としてはサポート終了前の2020年頃からSAP S/4 HANAへの駆け込み移行が急増すると見られており、それに伴うSAPコンサルタントの不足も予測されています。

(2)需要が高まるSAPコンサルタントの将来性

SAPコンサルタントの仕事は、クライアントに必要なSAPの機能を洗い出し、追加開発を行なったりシステム導入後の業務改善のサポートをすることです。もちろんSAPは一般的な処理業務や管理業務に必要な機能を網羅しているパッケージソフトウェアですが、そのまま過不足なく使用できる企業はほぼありません。

手を入れずに導入できればコスト的には安く済みますが、有効に機能させるためには各企業が独自に行なっている処理方法に合わせたカスタマイズが必須です。足りない機能が何か、開発が必要な部分はどこかを判断し、最適化させるのもSAPコンサルタントの役割の一つです。

そのためにはクライアントとの綿密な打ち合わせが必要ですし、クライアントの意向を本質から理解する能力が必要となります。企業にSAPシステムを新規導入する際には、事前の業務分析や改善提案から参加する必要がありますし、導入支援だけでなく導入後の業務改善も一貫して行なう責務があると言えるでしょう。

これは新規にSAP S/4 HANAを導入する企業だけでなく、現行のSAP ERPを導入している企業がSAP S/4 HANAへ移行する際にも同様に必要なプロセスです。

つまり、今後SAP S/4 HANAの導入や移行が加速するに従い、SAPコンサルタントのニーズも急速に増大し、条件の良い求人案件も急増する可能性が高いことを意味します

 

 

 

SAPコンサルタントの資格取得は高いハードルですが、スキル向上と転職成功に非常に有利に働く将来性の高い選択です。ただし、S/4 HANAの登場のようにシステムは絶え間なく進化するため、資格を取得した後も知識をアップデートできる環境が必要となります。

コンサルティングファーム求人を選ぶにしても、フリーランスで活躍するにしても、まずは最新の技術を学んで大きくステップアップを目指しましょう。認定コンサルタントを名乗れる威力は絶大ですから、ぜひ資格認定に積極的にチャレンジしてください。

☆本記事の内容は2019年4月時点によるものです。SAP認定コンサルタントの資格取得をお考えの方は、ご自身で詳細をお調べください。
https://training.sap.com/content/cert

 

 

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

 

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