企業研修にも採用!ストレス発散になる笑いヨガ(ラフターヨガ)

作成日:2018/01/10

 

ビジネスにも活用が進む「笑いヨガ」とは

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毎日仕事に追われて、そういえば最近笑ってない…という方も多いのでは?実は「笑い」は心にも身体にもよい効果があると言われていて、さまざまな研究が進んでいます。

 

とはいってもフリーランスの方は一人で仕事をしていることが多く、思い切り笑うという機会は少ないかもしれません。笑うことで心も体も元気になれるプログラムとして、今人気が高まっているのが「笑いヨガ」です。

 

笑いヨガとは、笑いの動作とヨガの呼吸法を組み合わせた健康体操のこと。最近では社員向けの研修に組み込む企業も出てきており、実はビジネスシーンでも注目されています。

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■笑いヨガ(ラフターヨガ)とは?

笑いヨガでは、数人がグループになってエクササイズを行ないます。笑うことがメインですが、コメディやユーモアを使って笑うわけではありません。最初は笑う動作だけの「作り笑い」から始まります。NPO法人ラフターヨガジャパンによると、自然な笑いでも作り笑いでも体への作用は同じということが医学的に証明されているそうです。

 

ただし、笑いヨガにはコミカルな動きも多く、エクササイズ中にどんどん笑いが広がっていきます。グループで行なうため参加者同士に笑いが伝播し、いつの間にか自然な笑いにつながっていきます。

出典:ラフターヨガジャパン ラフターヨガとは

■笑いヨガの発祥・歴史

笑いヨガは1995年にインド人医師マダン・カタリア氏によって考案されました。(英語ではラフターヨガと言います)その後世界中に広がり、今では1万以上のラフターヨガクラブが活動しています。

 

日本には2006年頃に上陸しました。座ったままでもできるため、子どもからシニアまで年代を問わずできるのが笑いヨガの大きな魅力。そのため日本では学校や介護施設などを中心に、全国に広まっています。

 

ビジネスに役立つ!笑いヨガ(ラフターヨガ)の効果

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NPO法人ラフターヨガジャパンによると、笑いヨガは思い切り笑うことでストレス発散につながる精神的効果のほか、免疫力アップや血行促進など身体的効果もあると言われています。

 

また、笑いヨガにはいわゆるヨガのような全身を使った動きはないものの、ヨガの腹式呼吸も組み合わせているため、酸素を身体いっぱいに取り込める有酸素運動ができます。

 

ビジネスシーンにも笑いヨガがおすすめの理由

・普段の仕事の合間にも、気分転換方法のひとつとして活用できる
・気持ちが前向きになり、職場全体の雰囲気がポジティブになる
・リラクゼーション効果があるため、仕事のパフォーマンス向上につながる
・仕事仲間と笑いヨガを行なうことで社内コミュニケーションの活発化につながる

 

実際に笑いヨガを体験した方に感想を聞いてみると、「大きな声を出すことで、気持ちがすっきりした」「やっているうちに笑うことに慣れてきて、楽しくなった」「他の人の笑顔を見ているのもよい効果がありそう」というように、ポジティブな効果を感じている方が多いようです。

 

今の日本では、ビジネスパーソンのメンタルケアが大きな課題

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日本では長時間労働など、ビジネスパーソンのストレスが社会問題となっています。厚生労働省の「平成 28 年労働安全衛生調査」では、仕事や職業生活で強いストレスを感じる事柄がある人は59.5%という結果となりました。この数字は前年の調査よりも増えています。

 

こうした背景を踏まえ、2015年からは50人以上の従業員がいる企業に対して従業員のストレスチェックが義務付けられました。従業員のストレス対策は、企業側にとっても大きな課題。そこで手軽にできてコストもあまりかからない笑いヨガに対して、企業も注目し始めています。個人のストレス発散につながるほか、職場の環境改善のために活用するケースも出てきています。

 

会社員と違ってフリーランスの場合は、自分自身でメンタルケアに取り組む必要があります。運動や趣味など、ストレス解消法はさまざまありますが、なかなか時間が取れないという方も多いのではないでしょうか。

 

笑いヨガは簡単な運動ではありますが、特別な器具も不要、着替える手間もなく手軽にできるのが魅力。できるだけグループ単位で行ないたいところですが、ひとりで朝の時間を使って実践することもできます。忙しいビジネスパーソンにとって取り組みやすいエクササイズと言えます。

出典:厚生労働省 平成 28 年労働安全衛生調査

 

 

笑いヨガ(ラフターヨガ)にチャレンジする方法

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今すぐチャレンジしてみたい!という方は、笑いヨガの動画がYouTubeに多くアップされているのでまずはチェックしてみましょう。ただ、できればグループセッションに参加してみるほうが、周囲の方とのコミュニケーションをしながら笑いヨガが体験できておすすめです。

 

全国各地にあるラフターヨガクラブでは、さまざまな場所で笑いヨガを行なっています。近隣エリアで実施しているかどうか、検索してみましょう。中には仕事の前後に参加できるビジネスパーソン向けクラスもあります。

<笑いヨガのやり方・レッスンの流れ>

笑いヨガのやり方にはいろいろな種類がありますが、1回あたり30分から1時間というセッションが多いようです。基本的な流れは、まず簡単な笑いヨガの説明のあとインストラクターに従ってお試しで声を出しながら笑ってみます。はじめは恥ずかしさがありますが、続けていくうちにすぐに慣れます。

 

そのあとさまざまな種類の笑い動作をグループ全員で実践。隣の人と握手をしながら笑ってみたり、両手を広げながら笑ってみたり、動物のマネをしながら笑ってみたり。ちなみに各動作の最後には、参加者全員で「ヤッターヤッターイエー!」という掛け声をするのが基本です。これで参加者同士のつながりが深まります。

 

笑いの動作の合間には、休憩もかねてヨガの深い呼吸も行ないます。セッションの最後にリラクゼーションとして簡単な瞑想を行なって終了となります。日常での笑いというと、たいてい一瞬で終わってしまうことがほとんどではないでしょうか?でも笑いヨガの場合、まとまった時間笑い続けるというのが大きなポイント。長く笑うことにより、笑いの精神的・身体的効果がさらにアップするそうです。

 

 

企業研修にも取り入れられ始めている笑いヨガ。笑いの動作とヨガの呼吸を組み合わせた笑いヨガは、精神的効果や身体的効果に注目が集まっています。

 

ビジネスパーソンのメンタルケアが重視される中、笑いヨガはビジネスに役立つ効果も多くあります。ストレス解消や仕事のパフォーマンスにつながるとも言われていて、笑いヨガの人気は今後も高まっていくことが予想されます。

 

フリーランスの方にとっては、笑いヨガで笑う機会を増やせるだけではなく、笑顔の練習としても活用できます。特にフリーランスとして独立したばかりの方は、新しい方と出会う機会が多いはず。よい第一印象のためには、やはり笑顔が欠かせません!心にも身体にもよい効果が期待できて笑顔の練習にもなる笑いヨガ、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

(株式会社みらいワークス FreeConsultant.jp編集部)

 

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