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「ペルーアマゾンに残る伝統文化を広めたい」

現代社会は便利さと引き換えに失ってきたものがたくさんある。それでも本当に“豊かである”と言えるのだろうか。
本来人間と切り離すことのできない“自然”。その一部として生きていく伝統文化と植物療法とは?


「プロフェッショナリズム」、今回のインタビューは渡邊由美さん。
バックパッカーでありながら、フリーのコンサルタント兼イベントプロデューサーとしてもご活躍中の渡邊さん。さらに今後は南米のアマゾンで新しいビジネスを立ち上げるご予定とのことで、これまでの働き方や起業を決意した経緯、これから目指すライフスタイルなど、渡邊さんらしさ満載のお話を伺ってきました。
そして、なんと今回は弊社の登録コンサルタントでもあり、以前ワークスタイルインタビューにもご登場いただいた中島勇造さんのお店”吉祥寺珈琲”にてインタビューを行ないました。

今回のインタビューにご協力いただいたプロフェッショナル人材・コンサルタント

コンサルタント・プロフェッショナル画像
渡邊 由美(わたなべ ゆみ)

慶應義塾大学法学部卒業後、外資系戦略コンサル会社に入社。リサーチアナリストとして勤務した後、2011年よりフリーコンサルタントとして活動。2014年9月より旅行系のベンチャー企業にて事業開発部マネージャー兼広報に従事し、2015年9月より再度フリーランスに転向。コンサルタントのほか、イベントプロデューサーとしても活動中。

フリーコンサルタントとして働きながら、大好きな南米アマゾンに“戻る”生活

フリーコンサルタントとして働きながら、大好きな南米アマゾンに“戻る”生活

 -南米のアマゾンで新しいビジネスを立ち上げるご予定の渡邊さんですが、まずはこれまでのキャリアを簡単に教えてください。

渡邊さん(以下、敬称略):大学卒業後、1年間バックパッキングをしてから、戦略系のコンサルティングファームに入社し2010年から1年間南米に行き、帰国してからはほぼずっと個人事業主として働いています。南米は初めて行った時に大好きになって、中でもペルーのアマゾンにはフリーランスになってからも3年に1度くらいのペースで長期滞在しています。前回は2013年でした。今後、自分の人生を何に使っていくかを考えた時に、本当に世界のためになることに時間を使いたいと思いました。さまざまな選択肢を吟味した結果、自分が最も情熱をかけてきたアマゾンのために時間を使いたいと考え、戻ることにしました。

-人生の使い方を考えた結果、アマゾンに「行く」のではなく「戻る」ことにされたのですね。海外志向はもともと強かったのでしょうか?

渡邊:海外が身近なものになったのは高校時代です。熊本県内の高校だったのですが、英語教育にとても熱心な学校で、さらに英語を担当してくださった先生が元バックパッカーで「熊本を出て、どんどん海外に行きなさい」というタイプの先生だったのです。そういう環境で高校1年生の頃から海外の影響を受けたのが、海外を好きになった最初のきっかけでしたね。ただ、当時は「自分もバックパッカーみたいな生き方をしたい」と思っていたわけではなく、政治に興味があったので、漠然と「国連で働きたい」と考えていました。

-そんな中、大学卒業後にコンサルティングファームを選んだ理由は何かあったのですか?

渡邊:就職活動の時に「国連にはコンサルティング会社や投資銀行を経て来ている人が多い。新卒はそういうところにまず入って経験を積んでおくといいよ」と言われました。就職活動では色々な業種の方とお会いさせていただいたのですが、実際にコンサルタントの方ともお話をして、一番面白かったのです。コンサルティングの技術というのは特殊ですし、興味を持ちました。

-フリーコンサルタントとしてはどのような分野のお仕事に携わっていたのですか?

渡邊:新エネルギー関連と新興国関連の仕事をプロジェクトベースで受けていました。フリーランスになったのが2011年だったので、東日本大震災の影響で新エネルギー関連の仕事がたくさんあり、そうやって以前勤めていた会社からの案件を受け始めたのをきっかけに、個人事業主としての仕事が始まりました。2013年まではずっとそのスタイルで働きながら、プロジェクトに入らない時期には数ヶ月間の旅行をするという生活をしていましたね。

-やりたいテーマの仕事がある時だけ働くというのは、まさに理想的な働き方ですよね。その後、再度事業会社に社員として入られたそうですが、このキャリアチェンジにはどういう理由があったのでしょうか?

渡邊:気づいたらコンサルを長くやっていたので、一度事業の経験も積んでおきたいと思って転職しました。でも結局1年で辞めて、今はまたフリーランスとして働いています。

あとは最近、もう一つ新たなキャリアとしてプロデュースの仕事も経験しました。海外のマルチメディアのイベントで「議論対話をするアンドロイドを紹介する」という仕事でした。ロジカルな部分に特化するコンサルティングの仕事とは違い、コンテンツにより深く踏み込んで、クリエイティブな部分に関しても積極的に意見を出しながらその「コンテンツ自体を一緒に創っていく」。これまでになかった経験で、新たな視点を得ることができたプロジェクトでした。

 

◆協力:吉祥寺珈琲(http://www.kichijojicoffee.com/)◆

※営業日が限られているため、お出かけになる際は事前にHPをご覧ください。

☆中島勇造さんインタビューページ:http://freeconsultant.jp/workstyle/w003

ペルーアマゾンの植物療法を正しく広めていく

ペルーアマゾンの植物療法を正しく広めていく

-今回ペルーで立ち上げようとしているビジネスについて教えてください。

渡邊:アマゾンには民間療法として生活に根付いている「シャーマニズム」という植物療法があるのですが、海外から来た人がその治療を受けるために滞在できるような施設を現地で運営したいと思っています。

「シャーマニズム」とは、わかりやすく言うと植物を用いた医療のようなものです。アマゾンの植物療法といっても想像もつかない方が多いと思います。“シャーマニズム”という言葉は、日本ではまだ浸透していませんが、欧米では近年西洋医学では治癒が難しい領域を扱う医術として大変な注目を集めています。現地にはセレモニーセンターと呼ばれる現地の植物療法を体験出来る施設が多数存在しています。

私も7月には現地に行く予定なのですが、運営する植物療法のセンターは既に建設中で、一緒に生活をするシャーマンと連絡を取りながら話を進めているところです。

-なるほど。そんな文化があるなんて全く知りませんでした。日本ではあまりなじみのないシャーマニズムですが、出会ったきっかけやビジネスのテーマにしようと思った背景を教えていただけますか?

渡邊:シャーマニズムに出会ったのは2010年に初めてペルーに訪れた時です。当時私は仕事で心と体のバランスを崩し、いわゆる心の病というものを初めて体験したのですが、その時にペルーアマゾンのシピボ族という民族が伝承してきたシャーマニズムと植物療法によって助けられました。

この出来事をきっかけに、以前から抱いていた現代社会への疑問がより明確になりました。つまり、「物質的には豊かになった私たちの生活は、本当の豊かさと呼べるだろうか?」ということです。
環境と人間の分離を徹底化することで発達してきた科学技術は、 私たちの生活を便利にはしましたが、精神的な病は増え、環境を破壊しつづけています。私たちの文明は、「便利さ」を代償に病気になること・公害の発生を選択しつづけてきたといっても過言ではありません。
しかし、 どんなに便利で物質的に豊かな暮らしが実現しても、 そもそもこの世に「自然」がなければ私たち人類は生きていくことができません。生存に必要な酸素・食料、全ては植物を起点に供給されているからです。私たち人間は、自然が織りなす生態系の一部であって、 自然と人間を切り離して生きていくことには無理があるのです。
この点、シピボ族が培ってきたシャーマニズムと植物療法とは, 植物から生き方を学び、 自分たちを取り巻く全環境と共生していくための知恵です。世界との一体感を取り戻すことで、私たちが失ってきた精神的な豊かさも培っていくのです。
しかし、私たちはアマゾンの森を破壊し続けているというのが現状なのです。

“森”と“都市”のハイブリッドライフを目指して

“森”と“都市”のハイブリッドライフを目指して

-コンサルティングファームの社員、事業会社の社員、フリーコンサルタント、フリーのプロデューサーという四つの経験をしてこられたわけですが、それらの経験は今後の事業の立ち上げにどう活きてくると思いますか?

渡邊:事業全体を俯瞰してリスクや課題・コスト・人材をマネジメントするという点では、コンサルティングとプロデュース両方の仕事の知識が活きていると思います。事業会社では広報の仕事をしていたので、今後自分のビジネスの情報をどう世の中に出していけばいいかということを考える時に、その経験も役に立つのではないかなと。

-コンサル出身の方はどちらかというとロジックで理解できる方向に進みがちだと思うので、敢えてそうではない方向に舵を切るというのは珍しいですよね。

渡邊:そうですよね。ただ、もともとはロジックで説明しきれないものの方が好きです。今では、好きなものを世の中にうまく伝えるための技術としてコンサルティングの手法がすごく役に立っています。特にシャーマニズムのように“感情”と“体験談”で終わってしまいがちなものに関しては、理性的に整理したり科学的な説明とうまく組み合わせたりすることで、社会への根付き方や広がり方も違ってくると思うので。

-この先、10年後はどんな状態になっていたいと考えているのでしょうか?

 

渡邊:うーん、想像つかないな・・・(笑)。強いて言うならば、これから立ち上げる予定のビジネスを続けながら、その過程で身に付けた知識や経験を何らかの形で世の中に出せているといいなと思います。本、映像、写真など、手段はわかりませんが、センターを運営しながら、そこで生み出されるものをプロデュースしたり、制作したりして世の中に広め伝えていく、そんな存在になれていたらいいなと。

そして、1年のうち8ヶ月を森で暮らして、4ヶ月を都市で暮らす、そんなライフスタイルが実現できたら理想的ですね(笑)。

 

-「地方」と「東京」のパラレルライフというのは今までもありましたが、「森」と「都市」のハイブリットライフ、これは画期的なライフスタイルですね!今回は大変興味深いお話をありがとうございました。ペルーでの新ビジネスが成功するよう、私たちも日本から応援しています。

 

「実体験があるからこそ、同じように悩んでいる人たちにもシャーマニズムの素晴らしさを伝えたい」とおっしゃっていた渡邊さん。「周りからも“自由だよね”ってよく言われます」と話す笑顔の裏には悩み苦しみ抜いた経験があり、だからこそたどり着いた“本当の豊かさ”への気づきや「シャーマニズムを広めたい」という使命にも似た決意が、日本から遠く離れたアマゾンの森での起業への想いを支えているのかもしれません。

次回インタビューは、今回、素敵な場所を提供してくださった“吉祥寺珈琲”の主、中島さんが登場します。フリーコンサルタント同士の対談をぜひお楽しみに!

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