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新卒2年目で独立、起業。“若さ×行動力”から得た経験や知識で、多様性のある人生を走り続ける

“仕事と家庭”あるいは“フリーランスでしかできないことと会社員にしかできないこと”。どれも諦めたくないという気持ちから、自分だけの働き方を模索し続ける女性にお会いしてきました。

「コンサルタントのワークスタイル」、今回のインタビューは五十川慈さん。
新卒で人材ベンチャーに就職してわずか1年半で独立し、フリーランスに移行したという五十川さん。
その後ぶつかった壁とは?今後目指す働き方とは?圧倒的な行動力と深い内省から発せられるお話の数々に、勇気がわいてくること間違いなしのインタビューです。

今回のインタビューにご協力いただいたプロフェッショナル人材・コンサルタント

コンサルタント・プロフェッショナル画像
五十川 慈(いそがわ めぐみ)

九州大学卒業後、新卒で人材コンサルティングのベンチャー企業である株式会社アイ・パッションに入社。年間MVPを受賞後、新卒2年目で独立し、2014年10月よりキャリア女性のための転職サービスを手掛ける株式会社LiBに参画。

株式会社LiB:https://www.libinc.co.jp/

「起業には“準備完了”というタイミングなんてない」と23歳で独立

「起業には“準備完了”というタイミングなんてない」と23歳で独立

 

-23歳という若さで独立なさった五十川さんですが、まずはそのタイミングで独立という道を選んだ経緯を教えていただけますか?

五十川さん(以下、敬称略):もともと、25歳までには絶対独立しようと思っていました。新卒の時は株式会社アイ・パッションという人材ベンチャーを選んだのですが、ベンチャー企業のトップにアプローチして学生とのマッチングを行なうという事業だったので、いろんな経営者の方とつながることができますし、どんなふうに起業すればうまくいくかといったことも学べるかなと思い入社しました。実際、厳しいながらも充実した毎日で、大変良い経験を色々とさせていただきとても感謝しています。

ただ、入社して1年半たった頃に「起業に関しては“準備完了”というタイミングなんて絶対来ないな」と結論に至りました(笑)。いつ始めてもきっと「あれもこれもやっておけばよかった」と思うでしょうし、それならもう、結婚もしていなくて子供もいない、自分だけのために動ける今のうちに始めよう、と思ってフリーになりました。

 

-以前から独立したかったというのは何か理由があったのですか?

五十川:個人的な話でお恥ずかしいのですが、中学3年生の時に同居していた祖父が亡くなったことが原体験になっています。もともと祖父のことは大好きだったのですが、当時は反抗期だったこともあり、亡くなる1年前くらいからは祖父と話すよりも友人と話すほうが楽しくなってしまって、、祖父が亡くなってからそのことをとても後悔しました。祖父は肺気腫という病気のため酸素ボンベなしでは歩けない状態で、家からも出られませんでした。私が日々の体験を話すことで外の世界とつながることができていたのかもしれないのに、亡くなる前に何もできなかったことが悔やまれました。

その体験を経て、「高齢者の方や障害を持っている方など世界が限られてしまうような人たちをポジティブに助けるような何かができたら楽しいかもしれない」、「最先端のテクノロジーを使って、そういう人たちが自分一人でもいろんな世界を見に行けるようなものが作れたらいいな」と思うようになりました。ただ、当時は企業としてそういう取り組みをしているところはあまりなかったので、それなら将来、起業して自分でやってみるというのもひとつの道だなと思ったのです。それが高校生の頃でした。ただ、実際に独立した時には、最初にやる事業としてその方向は選ばなかったのですが。

 

-なるほど。独立当初はどのようなお仕事をなさっていたのですか?

五十川:1社目が人材系だったこともあって、すぐにご飯を食べられるという意味ではやはり人材関連がメインでした。主には人事代行で、どういう人材を何人くらい採用するかという戦略を一緒に考えるところから入り、媒体選定、説明会の詳細検討、フローや研修の設計、実際の面接まで対応していました。その他に、他社さんの業務委託として人材紹介もやっていました。

 

-それまでのご経験を活かして独立なさったのですね。企業に所属していたのは1年半だったとのお話でしたが、独立当初からお仕事は順調だったのでしょうか?

五十川:本当に周りの方々のおかげなのですが、立ち上がりからまったく苦労しませんでした。振り返ると、当時の私にとっての一番の武器は「絶対にできるだろう」という過信だったと思います。結局その高い鼻は、1年後にはボキボキに折られることになるのですが(笑)。

 

-立ち上がりからまったく苦労なさらなかったというのはすごいですね! 1年半という短期間で「一人でもやっていけるノウハウを身に付けた」という確信を持てたのはなぜなのでしょうか?

五十川:今振り返ると、やはり1社目がとてもいい会社で、とにかく自信を付けさせてもらったからだと思います。当時の私は社内唯一の女性営業職で、受話器を持っている手を置く暇がないくらいの勢いで働いていたのですが、ラッキーなことに1年目で年間MVPをいただきました。実際には周りの方々に助けていただいたからこその受賞だったのですが、当時は「私、一番になれた!」という自信になりましたし、実績があるような気分にもなれました(笑)。独立後の営業にやたらと強気で行けたのも、1社目で自信が付いていたからだと思います。

壁を乗り越えた先にあった“チームで働く楽しさ”

壁を乗り越えた先にあった“チームで働く楽しさ”

 

-非常に順調な立ち上がりに思えるのですが、「1年後には鼻を折られた」とのことでした。具体的には何があったのでしょうか?

五十川:一言でいうと「この働き方ではスケールしないな」と思ったのです。

私は家族が大好きなので、独立した背景にも「親を楽にさせるために稼ぎたい」、「子供を持っても稼げる自分でいるためには、子供と寝ていてもお金が入ってくるような仕組みを自分で作らないといけない」という気持ちがありました。ですが、当時の私にできる範囲の人材系の仕事はどちらかと言えば“自分の稼働時間がお金に変わるだけ”という働き方になりがちだったので、一人分食べるくらいは確かに稼げるのですが、働く時間を減らすとその分収入も減るような働き方しかできませんでした。

ではどうすればいいのかと考えた時に思いついた道は2つあり、ひとつは社員を抱えて会社組織として働く場を作ること、もうひとつはWEBサービスなどを作って自分が手を動かさなくても収益が上がっていくような仕組みを持つことでした。でも、当時の私には人を雇う覚悟もなければWEBサービスを作るための知識もなく、「あぁ、私は“自分の時間を使って稼ぐ”以外の方法を知らなすぎる」「修行し直さないと厳しい」と思ったのが当時の一番の壁でした。

 

-とはいえ、20代前半という若さでそのことに気づけたというのは素晴らしいですよね。では、再度就職なさったのはその壁を乗り越えるためだったのでしょうか?

五十川:結果的にはそうなのですが、かといって転職活動をしたわけではありませんでした。現在勤務している株式会社LiBには、2014年4月の創業後すぐに業務委託として関わり始めたのですが、実現しようとしている世界観にも共感できましたし、ボードメンバーから学べることも多そうだったので、特に他の企業と比較検討などはせずに半年後には社員になりました。当時はボードメンバー以外の社員は私ともう一人だけという、本当に立ち上げたばかりの状態でした。

 

-なるほど。それから2年半、実際に社員として働いてみていかがですか?

五十川:LiBに入社して初めて「チームで働くのっていいな」と思いました。女性に特化した転職支援サービスを行うLiBは、「開発」「マーケティング」「カスタマーサポート」など多くの役割を担うメンバーが存在します。実は、こういう形でチームで協力するという働き方はLiBに入るまで経験したことがありませんでした。

最初こそ人数は少なかったものの、自分とは違う分野での経験があるメンバーに恵まれて、時には容赦ないフィードバックをもらったり、時にはカバーしてもらったりしながら、お互いに得意分野でバリューを発揮しあって最終的にお客様にも成果を返すという働き方ができるようになり、チームって最高だなと初めて思いました。

 

-そうすると、再度フリーランスに戻るという道は現時点ではあまり考えられないという状態ですか?

五十川:いえ、戻るという選択肢もあると思います。今ならフリーランスとして、他の分野に強い方々に協力していただきながらみんなでいいものを作るといういわゆるチームとしての働き方をイメージできているので。自分ひとりで頑張ることだけがフリーランスというわけではないと今は思えます。

 

-なるほど、フリーランスという立場は同じでも働き方には多様性があるというのは面白いですね。フリーランスの時のご経験は、今のお仕事にどのように活かされていますか?

五十川:人脈という意味では、特にお仕事をいただく場面で、当時の経験は非常に活きていると思います。今考えても、私が社会人としての5年間をそれなりにやってこられたのは本当に周りの方々のおかげでした。1社目の時のお客様にもフリーランス時代のお客様にも何度も救っていただきましたし、今でもお声がけいただくのですが、そういったお客様とのあいだに、肩書や所属組織とは関係ない一個人としての私を見ていただけるような関係性を築くことができたのは、とても大きな財産になっています。

フリーランスに向いているのは“自分の決断を正解にしていく方法を考えられる人”

フリーランスに向いているのは“自分の決断を正解にしていく方法を考えられる人”

 

-今後はどういう働き方をしていきたいと思っていらっしゃいますか?

五十川:またフリーランスに戻るのか会社員として勤めていくのかは決めていないのですが、年齢とともに大事にしたいものも変わりつつあるのは確かですね。地元の福岡に戻ってプライベートとのバランスを取りながら働いていけたらいいなと思っています。ベンチャー企業向けの人事代行であれば、福岡でもフリーランスでやっていけるだけのニーズはあると思いますし、東京でのスタンダードが1~2年遅れて福岡で広まった時に既に知見があるという点では、むしろ地方都市の方が稼ぎやすいかもしれないとも思っています。

 

-五十川さんが感じる、フリーランスに移行しやすい職種や向いている性格などはあると思いますか?

五十川:職種面ではいかに専門性を身に付けられるかという点がポイントだと思うので、広報や経理はフリーになりやすいのではないかと思います。反対に一般的な総務業務は、どんなに幅広く対応できてもリモートで働きにくい上に企業側も委託業務を設計しづらいので、難しいかもしれません。

性格という点では、“正解を探すのではなく、自分の決断を正解にしていく方法を考えられる人”の方がフリーランスには向いていると思います。“楽観的な人”と言い換えてもいいのかもしれませんが、始めてしまってからうまくいく方法を考えたり協力者を探したりすることができる人の方が、フリーランス向きなのではないでしょうか。

 

-なるほど。五十川さんのように若い時期にフリーランスとして働くことについてはどのようにお考えですか?

五十川:その人の性格や状況、フリーランスになりたい理由などにもよりますが、基本的にはお勧めしたいですね。私の場合、若い時に一度フリーになったという経験自体が珍しいので、それだけで話せるネタがひとつ増えましたし、周りの人との差別化もできました。あとはやはり、若い時の方が周りの方々にも「助けてやろう」と思っていただきやすい気がします(笑)。

若さゆえに自分を過信していて、現実も知らないし知識もないのに偉そうで、でも彼なり・彼女なりにとても頑張っている、というような若い人がいたら、今の私でも応援したくなると思うので。私自身も、フリーランスで働いている頃、周囲の方に助けていただいたり、本気で怒ってくださる方に支えていただきましたが、もし30代に入っていたら同じように助けてもらえたかわからないと思います。

お金の稼ぎ方という面でも、フリーランスになると“目標を達成しなくても給料が入ってくる”という感覚がなくなるので、ずっとフリーでいるにせよ企業に戻るにせよ、働くことに対する目線や目標の捉え方が変わるという意味で、その後、働きやすくなるのではないかと思います。

 

-本当にポジティブで格好いいですね!最後に、今後挑戦してみたい働き方があれば教えてください。

五十川:最近イメージしているのは、フリーランスと正社員のダブルワークです。大学時代に地元の福岡でカフェを経営していたことがあり、いずれまたそういう“人が集える場”を創りたいと思っているので、土日はカフェを開き、平日のうち半分は正社員として働く。残り半分はフリーランスで人事の仕事をするというようなビジョンも描いています。企業でしかできないこともフリーランスでしかできないこともあって、どちらも楽しいので両方やりたいなと。

 

 

-本日はありがとうございました!人生を楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきて、こちらまでワクワクしてくるようなお話ばかりでした。

インタビュー後、「2年後くらいにもう一度お話を聞かせてください」とお願いすると、「全然違うストーリーになっているかもしれませんね」と笑っていらした五十川さん。ご経験に基づく自信と圧倒的な行動力があるからこそ、変化を受け入れ柔軟な働き方を選べるのかもしれません。

五十川さんもおっしゃっていた通り、一言でフリーランスといってもその働き方は多岐に渡ります。働き方の多様性が広がりさまざまな選択肢が存在する、そんな社会の実現に、みらいワークスはこれからも貢献していきたいと考えています。

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