フリーランスが業務委託で働く時に気を付ける契約内容とは?

最終更新日:2019/09/30
作成日:2019/04/18

 

「働き方改革元年」と言われる2019年。4月からは高度プロフェッショナル制度もスタートし、働き方への概念も変化し始めています。インターネット技術の著しい向上により、リモートワークや副業(複業)などの新しい働き方も現実のものになってきました。

しかし、自由であるということは自分で身を守る意識を高めなければならないということでもあります。

 

column/c223では、「フリーランス」「業務委託」「個人事業主」の違いや請負契約と委任契約の違いをご紹介しました。今回は、業務委託案件で働く時に特に確認しておきたい契約内容や、仕事を獲得するために人材紹介エージェントを利用するメリットについてお話します。

 

 

目次

■業務委託案件で働く時に特に確認しておきたい契約内容
(1)働きやすい環境は自分で用意する
(2)起こりがちなトラブル実例
(3)上記のようなトラブル防止のために、契約内容は書面での取り交わしが基本

 

■プロとして働くために、“人材紹介のプロ”と役割分担しよう
(1)将来的には「人脈」で案件を獲得する。その準備期間として、webやエージェントを活用する
(2)エージェント登録後の流れ
(3)求人情報の獲得、マッチング、案件決定、ご参画

 

■まとめ

 

※本コラムは、2019年4月18日に「会社員の「雇用契約」からフリーランスの「業務委託契約」へ」を再構成しました。

 

 

業務委託案件で働く時に特に確認しておきたい契約内容

業務委託案件で働く時に特に確認しておきたい契約内容-1

(1)働きやすい環境は自分で用意する

業務委託のメリットで大きいのは、雇用関係の元で働くよりも「自由」に働くことができるという点です。雇用される立場の場合、時には自分が望む方向ではない仕事に従事しなければならない場合もありますし、会社員としてのソーシャルな部分も求められます。

しかし、業務委託であれば得意な部分を活かすことで「〇〇の専門家」のフリーコンサルタントとして、集中して活動することができます。

特定の分野での経験値を深めることもでき、造詣が深くなるほど高収入も期待できます。専門性を身に着けることで、自身のライフステージに合わせてその時に最適な働き方が選択しやすくなるなど、働き方の多様性や可能性を広げることができます。Webなどを活用しさまざまな求人情報を見比べて、自分の今後の志向や知見を深めたい分野のプロジェクトを探しましょう。

しかしながら、自由を手に入れるということは、何からも守られなくなるということでもあります。せっかくマッチングしたプロジェクトで残念な思いをしないためにも、転ばぬ先の杖としてトラブル実例を知っておきましょう。

(2)起こりがちなトラブル実例

<報酬が支払われない>
契約した際に取り交わした書面に書かれている業務を遂行したにもかかわらず、報酬が支払われないというケースが考えられます。
しかし、留意したいのは契約内容。請負契約は「成果物主義」の働き方のため、クライアントが成果物の出来を認めない場合は報酬は支払われないということもあり得ます。一方、委任契約の場合は「業務遂行」自体が目的のため、契約した通り業務を遂行していることが認められれば報酬は支払われることになります。

 

<契約解除>
不測の事態により、クライアント側、労働者側どちらからも契約を解除する可能性はゼロではありません。どのような場合に契約の途中解除ができるのか途中解除した場合どのような手立てが必要になるのかなど、契約締結前に契約解除に関する事項の相互確認を欠かさないようにしましょう。

 

<損害賠償を請求された>
何らかの債務不履行により、クライアントから損害賠償を請求されるケースもあるかもしれません。法外な金額を請求される可能性をなくすために、どのような損害を与えた時に損害賠償をするか、また金額の上限を定めるなど、あらかじめ手立てを打っておくことが大切です。

上記のようなトラブルを避けるために、人材紹介サービスを利用するのもトラブルを未然に防ぐ手段になり得ます。
☆プロフェッショナル人材とクライアントのマッチングサービス:https://freeconsultant.jp/

(3)上記のようなトラブル防止のために、契約内容は書面での取り交わしが基本

業務委託契約書を取り交わしたり、クライアントから発注書を受け取る場合、あるいは書面の交付を受けられない場合に重要事項を箇条書きしたもので合意を得るなどの際、どのような点に注意すればいいのでしょうか。特に注意すべき主要なポイントを見ていきましょう。

 

<契約形態が「委任契約」か「請負契約」か>
委任契約は「業務を行なうこと」を約束するものであり、業務の完了義務はありません。この場合、業務の遂行期間などによって報酬が決まります。他方、請負契約は「業務を完了させること」を約束し、完成した業務の対価として報酬が支払われます。請負契約の場合、完成すべき内容が明確にされているかどうかも合わせて確認しましょう。

 

<引き受ける業務の内容>
契約形態とも関連しますが、どのような内容まで遂行する必要があるのか、細かく決めておきましょう。あとで「この仕事もお願いしていたはずなのに」「こちらはここまでしか引き受けた覚えはない」といったトラブルにつながる懸念があります。納品が伴う業務の場合は、納品や検収方法なども報酬の支払いに関連しますので、明記が必要です。求人情報や契約書をよく読んで、不明点がないか注意しましょう。

 

<報酬の金額、支払期限>
非常に重要な部分でありながら、クライアントから明確に提示されないことも少なくない部分です。金額自体または金額の算定方法、消費税や源泉徴収を含むかどうか、業務遂行にかかる必要経費を別途請求できるのかどうか、どの時点で請求可能となるのか、いつまでに支払われるのかといった点を明確にしましょう。

 

<関連する権利・義務の確認>
契約に際して秘密保持義務を負う場合は、「秘密」の定義どの範囲まで義務を負うのかといったことを確認できるようにします。業務に付随して著作権知的財産権が発生する場合は、その権利をクライアントに譲渡するのかどうかといったことも決めておく必要があります。

 

<契約の有効期限と契約の解除条件>
不必要に縛られたり不当に契約解除されることのないよう、契約がどこまで続きどのようなケースで解除されるのか、明らかにしておきましょう。
契約時に取り交わす書面については、契約書も含めて決まった形式はありません。フリーランスとクライアントの双方に誤解のないよう、わかりやすく重要な項目が明示されるようにしましょう。

 

 

プロとして働くために、「人材紹介のプロ」と役割分担しよう

プロとして働くために、“人材紹介のプロ”と役割分担しよう-2

 

会社員からフリーランスへと働き方を変え、最初のハードルとなるのが「案件の受注」、いわゆるマッチングかもしれません。中期経営計画などの会社のミッションをもとに自身が行なう業務が決まってくる会社員時代と違い、フリーランスは自ら求人情報をつかまない限り、仕事は生まれません。

そこで活用したいのがエージェントです。エージェントは、人材とプロジェクトを抱えるクライアントを橋渡しする、いわばマッチングの「プロフェッショナル」。クライアントが苦慮している部分はどのような部分なのか、それらをヒアリングし適切なコンサルやエンジニアなどへ案件を紹介しています。

 

フリーランスの方のメリットとして、エージェントの目を通し、自分でも気が付いていなかった話し方の癖なども指摘してもらえるという点があります。コストをかけずに客観的な目で見た自分を知ることができるので、独立したばかりの時期に賢く利用するのもおすすめです。

また、Webではコンサル案件だけでなくフリーランスに有用な情報を無料で提供していることも多いので、情報のキャッチアップに最適。

ここでは、エージェントを活用した場合のフリーランスが求人情報を獲得し参画するまでを見ていきましょう。

(1)将来的には「人脈」で案件を獲得する。その準備期間として、webやエージェントを活用する

よくある悩みとしては、コンサルやエンジニアなどの専門性の高い人材が、「知見のある分野で仕事をしていこう」と独立したものの、「求人情報の獲得」の営業活動は苦手でなかなか参画プロジェクトとマッチングできないというケース。

さらには、案件を獲得する活動にばかり時間を要してしまい、思ったように収入を得ることができないケースも少なくないようです。パラレルワークで既に自身の事業を立ち上げている場合、そちらにかかるコストだけが膨れていってしまう・・・という場合もあるでしょう。

 

特にエンジニアとして働いている人材は、技術は長けていても営業力を養う機会に恵まれず、思うようにプロジェクトを獲得できないということもあるのではないでしょうか。

フリーコンサルタントやフリーエンジニアなどとして活動が軌道に乗ってくると、webでの求人情報検索や営業活動をせずに、「人脈」によってプロジェクトの紹介を受け仕事を獲得しているフリーランスも多いようですが、独立前から万全の体制を整えられているフリーランスばかりではありません。

 

そこで、まずはwebでご自身に合ったエージェントを探し登録することをおすすめします。無料で登録できるエージェントもたくさんありますのでコストはほとんどかかりません。

コンサル案件などの求人情報を紹介してもらい実績を積みながら、Meetupや企業が行なうセミナーやイベントに参加して人脈を広げていくというのも一つの方法です。エンジニアは、常に最新技術の知識を仕入れることが重要です。そのためにも世間から孤立することは避けたいところ。これらのイベント情報は、SNSなどを中心にwebを活用することで比較的容易に入手できるでしょう。コストや時間をかけずに有効な情報を集めるよう心掛けたいものです。

 

また、独立して働いていくためには「セルフブランディング」が重要になってきます。会社の看板がない分、独自のキャラクターが良く伝わるようにすることが大切。どんな知見を持ちどんなキャラクターで、どんな分野が得意なのか・・・。クライアントに興味や安心感を持ってもらうためには、個性が伝わるセルフブランディングも大事にしたいところです。SNSなどで趣味や志向が伝わる記事をアップするのも良いでしょう。

前述したMeetupや企業が行なうセミナーやイベントへの参加を通して、自身と近しいセルフブランディングを上手に行なっている人が見つかり、参考になる情報を得られるかもしれません。人は、「雰囲気」からも大きな影響を受けるものです。セルフブランディングを怠ることなく、今一度「自分のカラー」を考えてみましょう。

 

フリーランス業務委託後編まとめ-3

(2)エージェント登録後の流れ

ここでは、FreeConsultant.jpを例にあげてご説明します。FreeConsultant.jpとは、コンサル案件を保有しており、フリーコンサルタント(フリーランスとして独立して活動するコンサル)の方とクライアントとをマッチングする人材紹介サービスです。

まずwebページより本サービスへコンサル登録をしていただきます。その後、専門コーディネーターより折り返しのご連絡後、レジュメをご提出いただきます。 そして弊社にご来社の上(場合によりSkype利用も可能)ご面談にてお話をお聞かせいただきます。

独立しようと考えた経緯やこれから挑戦しようと考えていること、これまで携わってきた分野などをお話ください。

弊社では、フリーコンサルタントへのコンサル案件ご紹介のほか、転職支援サービス(コンサルネクスト.jp:https://consulnext.jp/)や専門分野に特化したサービス(RPAプロフェッショナルズ.jp:https://rpa-professionals.jp/、ヘルスケアプロフェッショナルズ.jp:https://healthcare-professionals.jp/ など)もご用意しており、あえて独立ではなく転職をおすすめするなど、視野を広げてより良いステージでコンサルとして活躍できるようご支援することを心掛けています。

(3)求人情報の獲得、マッチング、案件決定、ご参画

プロジェクトの内容や稼働率など、フリーランスのプロフェッショナル人材の方それぞれに合わせ案件をご紹介します。ご紹介したコンサル案件にご興味があれば、その後クライアントと顔合わせを行ない、マッチングしたら弊社と業務委託契約を結び(場合により有期雇用契約を結ぶ場合もあります)、プロジェクト参画スタートです。

ご参画中のサポート、契約終了時には委託業務の内容についてフィードバックさせていただき、今後の更なる飛躍を応援させていただきます。定期的に求人情報をwebにて更新していますので、気になるコンサル案件がありましたらご相談ください。

 

※フリーコンサルタント.jpにご登録いただいても、コンサル案件をご紹介できない場合もございます。あらかじめご了承ください。
※フリーコンサルタント.jp のweb掲載の人気プロジェクトはすでにマッチングが完了している場合があります。あらかじめご了承ください。

 

 

 

前編、後編と2回に渡りお届けした今回のコラム。

独立して活躍していくためには、自身の得意分野であるプロジェクト遂行の他に、自分を宣伝する広報活動や契約を適切に締結する事務関連作業などといった、会社所属していた時には役割分担していた業務も自身で行なう必要があります。

それらのことを手助けしてくれるのがコンサル案件やプロフェッショナルのエンジニア案件などを紹介するエージェント。そのエージェントにも「あなたらしさ」がしっかりと伝わるよう、セルフブランディングは必須です。

ご自身のフェーズに合わせ、フリーコンサルタントを支援するエージェントのweb求人紹介など外部の力もうまく活用しながらマッチングし、業務委託などの自分らしい新しい働き方を見つけてください。

 

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

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