SNSの動画ライブ配信とは?セミナー中継などのビジネス活用も進む

作成日:2018/03/23

 

SNSなら、動画のライブ配信が個人でも簡単にできる

SNSなら、動画のライブ配信が個人でも簡単にできる_1

 

2016年頃から、FacebookやTwitter、LINE、インスタグラムなど多くのSNSでは動画のライブ配信(生放送)機能が充実し始めました。動画のライブ配信というと、いわゆるタレントなどの芸能人が活用するイメージが強いかもしれませんね。ところが最近ではビジネスへの活用も広まっており、記者発表やセミナーの動画をライブ配信している企業も出てきています。

 

また、動画のライブ配信というと、「コストがかかる」「専門スキルが必要」と思われがちです。でも実際にはほとんどのSNSでは、画質やクオリティを重視しなければスマートフォンだけで簡単にライブ配信を行なうことが可能企業だけではなく、フリーランスなど個人でも利用しやすいというのが大きなメリット。

 

SNSのライブ配信機能は、フリーコンサルタントの方にとってもこれから活用できるアイテムになる可能性があります。例えばコンサルティングに関連するセミナー動画をライブ配信していけば、ご自身のコンサルティング業務のPRにつながります。

 

今回は、SNSの動画ライブ配信の動向や企業の活用事例をご紹介。特にビジネス用途で使われるFacebookとTwitterのライブ配信機能についてもまとめました!

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SNSで動画ライブを配信するメリット

SNSで動画ライブ配信をするメリットは、主に4つあります。

(1)コストや手間をかけず、手軽にライブ配信できる

Facebook、Twitterの場合、SNSのアプリがあればスマートフォンを使って簡単にライブ配信が可能です(Twitterの場合、以前別のアプリをインストールする必要がありましたが、現在は不要になっています)。個人が行なう配信であれば、大掛かりな機材や専用のスタッフを準備する必要はありません。そのためフリーランスなど個人単位でも、コストをかけずに手軽にライブ配信を行なうことができます。

(2)SNSフォロワーへ拡散しやすい

SNSと連動しているため、ライブ配信を行なう告知を事前に周知しやすいというのもメリット。フォロワーが拡散してくれればより多くの視聴者を集めることができます。また、ライブ配信終了後も、動画は残しておくことができます。ライブ配信するごとにコンテンツを増やしていけるというメリットがあります。

(3)双方向性がある

SNSを使ったライブ配信では、配信中も視聴者とのコメントのやり取りができます。 生放送なので、視聴者からのフィードバックがすぐに得られるというメリットがあります。

(4)視聴者数などの効果測定ができる

たいていのSNSでは、ライブ配信の再生数や視聴者数を把握することができます。さらに視聴者の属性(年代やエリアなど)がチェックできる点も大きなメリットではないでしょうか。

 

SNSでの動画ライブ配信、ビジネスでの活用事例

SNSでの動画ライブ配信、ビジネスでの活用事例_2

 

ライブ配信ができる、と言っても実際にどういう使い方をすればいいのかわからないという方も多いかもしれません。ビジネスシーンで最近多いのは、記者発表会やプレスリリースなどのイベントで、その様子をライブ中継するパターン。リアルタイムで配信できる点を活用し、会場に行けない一般ユーザーでもイベントに参加した臨場感が味わえます。

例えばPanasonicの乾電池エボルタの記者発表イベントや、雑誌「ELLE」が行なった働く女性向けイベントなどの様子もライブ配信されました。

 

こうした大規模イベントだけではなく、中小企業が行なうセミナーの様子をライブ配信するパターンもあります。例えば経理クラウドソフトを扱うfreee社や、POSレジシステムを扱うスマレジ社では、Facebookのライブ配信機能を利用して、自社サービスに関するセミナー動画を配信しています。

 

こうしたセミナーのライブ配信では、視聴者からの意見や質問にもライブ配信中にすぐに対応しているのが大きな特徴。双方向性をうまく生かして、ユーザーサポートに近い使い方をする企業が今後はさらに増えてくるかもしれません。

 

Facebookの動画ライブ配信は、30代・40代にリーチできるのがポイント

Facebookの動画ライブ配信は、30代・40代にリーチできるのがポイント_3

 

国内の月間アクティブユーザーが約2,700万人いるといわれているFacebook。他のSNSと比べてやや利用者の年齢層が高いのが特徴で(メインは30代から40代)、ビジネス利用も進んでいます。

Facebookでライブ配信を行ないたい場合、スマートフォンであれば他のアプリも不要。従来の投稿とほとんど同じ操作でできます。なおPCからもライブ配信は可能ですが、その場合別途ソフトウェアが必要です。ビジネス向けのライブ配信実績も多く、本コラムで紹介したfreee社やスマレジ社の事例はFacebookのライブ配信機能を使っています。

出典:Facebook「公開ツールからのライブ動画」

<Facebookライブ配信の特長>

・スマートフォン、PCともにライブ配信が可能
・ライブ配信した動画は自動的に保存される
・視聴者数などのデータ分析ができる

 

Twitterの動画ライブ配信機能なら、ハッシュタグを使って幅広くリーチできる

Twitterの動画ライブ配信機能なら、ハッシュタグを使って幅広くリーチできる_4

 

膨大なユーザー数を誇るTwitter。国内の月間アクティブユーザーは約4,000万人にも達しています。利用者は20代から30代がメインで、若年層向けのプロモーションにもよく利用されるSNSです。

Twitterもライブ配信には力を入れており、2015年には動画配信アプリを提供するPeriscope社を買収。現在TwitterではPeriscopeの仕組みを使ったライブ配信が可能です。

Twitterの場合、ライブ配信でもハッシュタグをつけることができるのが特徴。フォロワーだけではなく、テーマに関心のある方へリーチできるメリットがあります。もともとTwitterはリアルタイムでのやりとりが多いSNS。ライブ配信との親和性も高いと言えそうです。

<Twitterライブ配信の特長>

・スマートフォンで可能
・ライブ配信した動画は自動的に保存される(以前は24時間で削除されましたが仕様が変わりました)
・ハッシュタグをつけて幅広く告知ができる

 

 

 

フリーコンサルタントの方の場合、ご自身のセミナー内容をライブ配信していくと、新しいビジネスチャンスにつながる可能性もあります。広い会場を用意する必要もありませんし、参加者としても遠方からわざわざ赴く必要もありません。内容ももちろん自由に決められます。

ライブ配信が終了した後も動画を残しておけるので、ストックしていけるメリットもあります(もちろん削除もできますので、あくまでライブ配信だけしたいというときも問題ありません)。SNSでライブ配信をする場合既存のフォロワー向けに行ないますが、基本的には不特定多数のユーザーに公開することになります。その前提で配信する内容を検討しましょう。個人でも手軽に利用できるSNSの動画ライブ配信機能、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?

 

(株式会社みらいワークス FreeConsultant.jp編集部)

 

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