コロナ禍での、新しい人間関係構築の難しさ。

作成日 2020年11月26日(木)

実践から学びを得て改善する。会社単位、個人単位でそのサイクルを繰り返し、強い会社に成長していく。

 

“トークストレート”

これはアクセンチュア社が大切にしている文化で、私もこの環境の中で育ちました。そして今もこの考え方を大切にしています。

相手との関係に亀裂が生じるのを恐れて言うべきことに口をつぐむのではなく、しっかりと伝えていくべき。そして言われた側も真摯に受け止めようという考え方です。

 

これは相手に真摯なフィードバックをするためにとても重要であり、今も大切にしている考え方なのですが、何でもはっきり言えば良いかというともちろんそうではありません。ただトークストレートに会話するというだけでコミュニケーションがうまく図れるわけではないでしょう。物事を円滑に進めるためには、何事も工夫や改善が大切です。

今回は、このトークストレートとコミュニケーションについてお話しします。

 

 

トークストレートであるためには、まず前提としてお互いにしっかりとした信頼関係が必要です。信頼関係がない人から唐突に厳しいことを言われても、素直に聞ける人はきっと少ないでしょう。

しかし同じことを言われても、信頼している人からのメッセージだと感じ方が違いますよね。自分にとって耳が痛いことでも「〇〇さんが言うなら…」と納得した経験がある方も多いのではないでしょうか。

 

トークストレートは手厳しいことを言う場面が多いので、時にはぶつかり合うこともあるはずです。大切なのは、そのぶつかり合うことから逃げずに正面から向き合い、信頼関係をより強固なものにして仕事を続けていくこと。そういう関係値を築いていくことです。

一緒に働いている人たちの中で信頼関係を作ることは、自分の仕事を着々と進めたり、相手に成果を出してもらうためにとても重要なことです。日頃から信頼関係を作ることは、チームで仕事をしていく上での重要な業務の一つであると言えるでしょう。

 

この“信頼関係を作る”という点ですが、働き方がオンライン主流になる中でのコミュニケーションや信頼関係の構築は、なかなか難しいのではないかなと思います。もちろんできないことではありませんが、しっかり目を合わせながら話すのは信頼関係を作る上で大変重要であり、やはり面と向かって話せる感覚に勝るものはありません。

オンラインで会話をすると、カメラではなく画面を見ていることが多いので当然目が合いませんよね。私もそういうちょっとしたことに違和感を感じたりしています。

しかしこれからの時代、オンラインはより一層当たり前になっていくでしょうから、難しいとばかり言ってはいられません。

 

オンラインでも工夫次第で信頼関係の構築はできると思っています。しかしやり方が難しかったり、時間がかかるというのが実感としてあります。

同じことをしても、オフラインと比べ3分の1から4分の1しか成果が上がらないと感じています。同じ成果を出すのに3倍4倍の時間がかかるということですね。しかし、逆に言えば、時間を掛ければできるということでもあり、すべてがオンラインでも問題ないと考えることもできます。

違和感や課題をどう改善していくか。この環境の中でどのように信頼関係を築いていくか。オンラインとオフラインをどう使い分けるべきか。これからチャレンジしていくべきことだと受け止めています。

 

3倍4倍の時間がかかるという点で、オフラインが望ましいと判断した弊社の事例をご紹介します。

オフラインが望ましいと判断しオンラインを基本廃止したのは、“入社後の、環境に慣れるまでの立ち上がり期間”です。

新型コロナウイルスが蔓延しはじめてからは、入社後の立ち上がり期間もオンラインを導入していました。しかし、本格的に業務をスタートさせるまでの準備期間(立ち上がり期間)はやはり対面が望ましいと考え、オフラインを標準とするように改善しました。

 

というのも、今年4月に入社した方々から、「入社していきなりオンラインで仕事をするのは正直苦労した」という話を聞いたからです。たとえリーダーやメンバー同士をオンラインでつないだままにしたとしても、関係値が何もない間柄ではやはりなかなか質問しづらいようです。それに「ちょっとした」わからないことが多すぎてキリがないようでした。

 

そのような声を受け、同じ失敗を繰り返さないために改善。新しく入社したメンバーは慣れるまでの期間は出社して業務を行ない、そのメンバーが所属しているチームは、必ず同じチームの誰かが出社し、いつでも質問できる環境を整えることにしました。

 

入社したての時期は、新しい環境で信頼関係を築いたり仕事を学んでいくために重要な期間であることはもちろん、この期間にどれだけシナプスを広げられるかによって、その後の仕事の進めやすさが変わります。とはいえ、その時期をオンラインで過ごし従来の3倍4倍の時間をかけるのは現実的ではありません。そこで、多角的な目線で検討した結果、この時期はオフラインが望ましいと考え体制を変更しました。

 

 

コミュニケーションという点では、オフラインでの環境改善に取り組んだこんな例もあります。

 

今年7月からみらいワークスにジョインしたGlocal Mission Jobs( https://glocalmissionjobs.jp/  以下GMJ)。業務の性質上、オフラインで仕事をすることが多いのですが、近しい事業に取り組んでいてかつオフラインでの仕事が多いSkill Shift( https://www.skill-shift.com/ 以下スキルシフト)と、コミュニケーションが活発になる工夫を施しました( GMJは地方転職Webプラットフォーム、スキルシフトは副業Webプラットフォームです)。

 

その工夫とは、席配置です。GMJとスキルシフトを背中合わせに配置しました。事業内容に近しいものがあるGMJとスキルシフトのシナジー、融合を狙っての改善です。物理的に席を近づけコミュニケーションを取りやすくしただけではなく、自然とコミュニケーションが活発になるよう、社内SNSでグループを設けました。

 

このような環境が後押しとなって自然と情報が行き交うようになり、会話が何気なく聞こえてくる距離感にいることで有益なやりとりが日常的に発生することを願っています。

 

 

コロナによる環境の変化に関わらず、これまでもいろいろなことに対し業務改善を図ってきましたが、もちろん思っていたよりうまく進まなかったこともあります。

 

コロナ以降の働き方の変化に合わせ社内環境を整えるべく、今もさまざまな取り組みを行なっていますが、それらの中にもうまくいくこと、いかないことというものは当然あるでしょう。しかしこのオンライン環境の中でどうやって信頼関係を築き、どのようにコミュニケーションをとっていくかということは、必ず向き合わなければならない課題です。みらいワークスのメンバーからも、それぞれの目線から感じた意見や新しい提案などが活発に上がることを期待しています。

 

 

リモート推進となり、顔を合わせる機会がとても貴重になりました。

今までだったら誰かとすれ違っても会釈程度で特に話しかけなかったかもしれませんが、そのタイミングで少し話しかけてみるなどのささやかな行動も、会社全体の信頼関係を高めていく上でとても重要なことだと感じます。たったひと言声を掛けるということが、円滑に物事を進めるのにすごく重要な役割をするものなのです。

 

声の掛け方にしても、「おはようございます」とあいさつするのと、「〇〇さん、おはようございます」と特定の誰かに向けるかで印象は大きく変わります。

弊社ではオンラインとオフラインを各チーム内で使い分けてもらっていますが、出社時はリアルな環境にいるタイミングだからできること、その中でしかできないこと、自分がどう動くべきかについて考えることを心掛けてほしいと思っています。

 

ひとりひとりの行動によって会社がより良いチームになっていくはずですし、オンラインとオフライン両方の良いところをつなぎ合わせて働ける会社に進化していけるのではないかと思います。そして、コミュニケーションを深めていくことにより、トークストレートに会話しても壊れない関係性を築いていきたいですね。このような行動の積み重ねによって会社はより強くなっていくのです。

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