毎日一緒に働いている目の前や横にいる人は「どんな人」ですか?本当にその人のことを「知っている」のでしょうか。

作成日:2019年5月16日(木)
更新日:2019年5月16日(木)

日頃から相手を知ろうと日々積み重ねることは、「時間」を何倍も濃厚なものにする。

少し前のことになりますが、弊社がご紹介したプロジェクトにご参画いただいている方々とお食事をする機会がありました。みらいワークスの社員が増えたこともあり、以前に比べ私が直接一人ひとりのご登録者の方々とコミュニケーションを取る機会は格段に減っています。そのため、この機会を大切にしたいと思い、お会いする方々のキャリアや思考などを再度確認してから、食事の席へと向かいました。

 

私は人を覚える時、出身地や出身会社を記憶するようにしています。そうすると、会話の中で出てくる単語がヒントとなり、「この人のバックグラウンドは〇〇だ」と記憶から引っ張りだすことができ会話が弾みます。出身会社を切り口にして「〇〇社のご出身ですよね、△△さんってご存知ですか」など、会話の入り口を作ることができるので、この方法は大いに役立っています。

 

短い時間で複数人の方々とお話をする場合、事前準備を整えた方が場が和むのも早くなり、濃い時間を過ごすことができます。

これから会う方のプロフィールを再度確認しておくなどの事前準備は、ほんの少しの努力でできること。相手を知ろうとする、さらには自分のことを相手に知ってもらうことも、ちょっとした努力で実現でき、コミュニケーションを円滑にすることができます。

人間とは面白いもので、共通点を発見すると親近感を感じるもの。結果的に相手を知っていることが関係性を高めることになるのです。そのためにも、積極的に情報を発信して、お互いを知り合うことが大切だと考えています。

 

それは、社内での人間関係構築でも同じこと。会社の規模が大きくなるにつれ、人が増えるにつれ、社内であっても顔と名前が一致しないということが起こります。出勤が週に数日だけという場合や、業務上チーム外の人たちとほとんどかかわりがない場合だとなおさらですね。社内ツールを有効活用するなどして、業務が円滑に進むようにしたいものです。

 

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現在みらいワークスは、ワンフロアで全員が顔を合わせて働いています。恵比寿から引っ越してしばらく経ちますが、恵比寿では最終的にオフィスが2フロアに分かれていたこともあり、ワンフロアにいるだけでなんとなくお互いのことをわかっているような気持ちになりますが、実際は「意外と知らない」のです。

同じ場所、同じ環境で働いている者同士でも、知り合おうと心がけないと知らないままになってしまうのですね。

 

大企業となるとなおさらでしょう。会社の中でいくつも組織ができますので、組織間で人を知らないということが発生します。そのため、何か新しい物事を通す時に信頼関係作りから始める必要があり、起動にとても時間がかかってしまいます。そんなもったいない時間を要することのないように、普段から信頼関係を作り、いざ動きたい時にスムーズに取り掛かれる下準備をしておくことが重要です。

 

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では、どのようにして信頼関係の下準備を進めれば良いのでしょうか。

例えば、普段は接することのない人たちとコミュニケーションを取って関係を築き、何かあった時に相談しやすい環境を作っておくのも方法の一つ。その中で、自分の人となりや考えている方向性などを伝えておくのも良いのではないでしょうか。

3分間スピーチなどを取り入れている会社であれば、その3分間を自分を知ってもらう場に使えますね。弊社でも毎日朝会を行なっており、1日1人メンバーがスピーチしています。半年ほど前に作った部活動制度もそうです。仕事を離れた場所でコミュニケーションを取り、親睦を深めることを大切にしてほしいという想いを込めて、設立しました。

このような一つ一つの機会を通じて新しい接点が生まれ、そして高まっていく。みらいワークスメンバーには、色々な仕組みを活用してほしいと思います。

 

相手に興味を持ち、相手を知り、そして信頼関係が高まっていく。相手がこちらを知る前に、自分が相手を知ることが大切です。「人に興味を持つ」ことが、結果的に仕事のしやすさにつながります。日々意識して実践し、持続的な関係やチームワークを作っていきましょう。