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個性を活かしたキャリア創りを支援 ベンチャーキャピタルから転身したキャリアコンサルタントが歩む唯一無二の道のりとは

“個性を引き出す”ための支援をしたい。内省と行動の繰り返しによりたどり着いたキャリアコンサルタントという天職。

みらいワークスがお届けする「プロフェッショナリズム」、今回のインタビューは森清華さん。
フリーのキャリアコンサルタントとして企業向けのキャリアコンサルティングを行なう傍ら、ラジオ番組のパーソナリティとして現役経営者のエピソードをビジネスパーソンに届けるという取り組みも行ない、オンリーワンのキャリアコンサルタントとしてご活躍中です。
現在の職種とは畑違いのベンチャーキャピタルからキャリアをスタートさせた森さんが、どのような経緯でキャリアコンサルタントへの転身を果たしたのか。現在に至るまでどのような転機があったのか。
きっとあなたのフットワークも軽くなる森さんの前向きなインタビュー。ぜひご一読ください。

今回のインタビューにご協力いただいたプロフェッショナル人材・コンサルタント

コンサルタント・プロフェッショナル画像
森 清華(もり さやか)

早稲田大学卒業。新卒でベンチャーキャピタル(VC)の日本アジア投資株式会社へ入社。年間数百名以上の企業経営者と出会い、投資先の発掘・投資実行・経営支援、事業会社との共同ファンド運営などに従事。IRや予算管理などの経営管理部門を経て2013年に独立。ベンチャー企業の管理体制の構築や、独立系VCのK&Pパートナーズ株式会社の創業メンバーとして企業間の事業連携促進を支援するなど10年以上企業の成長支援に従事。

2015年より企業を支える”人”の成長支援として、女性を中心とするビジネスパーソン向けに個別キャリア相談やセミナーなどの活動を開始。「自らの道を切り拓き、選択肢を広げる」をコンセプトに2016年Career Creationを立ち上げ、キャリア形成・人材育成を軸に展開。現在、組織内のキャリア形成・人材育成のための企業向けキャリアコンサルティング、教育研修、キャリアをテーマとしたラジオ番組の運営・パーソナリティなどを行なっている。国家資格キャリアコンサルタント。日本キャリア開発協会認定CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)会員。

 

◆Career Creation:http://careercreation.jp/

 

 

「キャリアは自分で作らなければならない」と気づかされたリーマンショック

「キャリアは自分で作らなければならない」と気づかされたリーマンショック

 

フリーのキャリアコンサルタントとしてご活躍中の森さんですが、独立前はどのようなキャリアを歩んでこられたのですか?

森さん(以下、敬称略):新卒で入社したのは日本アジア投資株式会社というベンチャーキャピタルでした。たくさんの経営者の方に会えるという点も魅力的でしたし、周りには就職先の候補としてベンチャーキャピタルを検討している人が全くと言っていいほどいなかったので「自分だけが知っている面白い世界がある」と感じられたのも選んだポイントでした。

 

そこではどのような業務を担当されていたのですか?

森:投資先の開拓営業から投資後の経営支援まで、幅広く担当しました。どういう業界の、どれくらいのステージの企業に、どういうポートフォリオで投資していくかなどを自分で考えながら、毎日のように経営者の方とお会いしていましたね。

入社して4年半経った頃には中国など海外拠点との連携を担当する部門に異動になり、その後は経営企画でIRや予算管理にも携わり、在籍していた8年間でフロントからミドル、バックまでさまざまな業務を経験させていただきました。

 

どのような企業に投資されたのか教えていただけますか?

森:例えば、創業間もない頃に代表のブログを読んだのをきっかけにアプローチし、投資させていただいた企業があります。私がお会いした頃は、まだシードのステージで売上もなく、投資にあたってはリスクもありましたが、初めてお話させていただいた時に感じた「この会社の目指す世界観は必ず実現されるだろう」、「この人たちなら自分たちの構想を実現するに違いない」という直感を大事にしながら詳細を詰めていきました。

 

そのような初期ステージで投資を決めるというのは非常に勇気のいる判断ですよね。反対に、失敗したケースもあるのでしょうか?

森:はい、ありました。勤務先がちょうど赤坂の日枝神社の近くだったので、失敗した時はお参りに行きました(笑)。厳しい現実に、投資をする者としての自覚と責任を感じ、投資とは何かを考えさせられました。また、リーマンショック後は経営環境が激変して大変でしたね。とはいえ、入社した頃の比較的市況のいい時期と、リーマンショックの頃の苦しい時期の両方を知ったことで自分のキャリアについても深く考えることになり、結果としてはいい経験になったと思っています。

 

ご自身のキャリアについてのお考えが深まったということですが、具体的にはどのような心境の変化があったのですか?

森:「いい時期はずっと続くわけではない」という当たり前のことを改めて実感しましたね。そう感じたことで「自分のキャリアは自分で考えなければいけないのだ」ということを突き付けられました。それまでも自分で選んでいるつもりではいたのですが、結局は会社の中に用意されている選択肢から選んでいるにすぎなかったということに、その時ようやく気づいたんです。「どういう仕事をしたいのか」、「そのためには今何をすればいいのか」ということを、会社に頼らず自分の意志で考えなければいけない。そのことを、あの時に強烈に感じました。

 

なるほど。そうすると独立もその時に決断されたのでしょうか?

森:独立を決めたのは、会社を辞めた後に行ったアメリカでの語学留学中でした。転職することも考えたのですが、直前のキャリアである経営企画やIRなどの仕事の話が多く、「嫌いではないけれど、それが本当にやりたいことなのだろうか」という状態。そんな気持ちですぐに転職するよりは、一度働くことから離れて考える時間を作ろうと思って留学を決めました。

 

サンドイッチを通して“個性を引き出すこと”の面白さに開眼

サンドイッチを通して“個性を引き出すこと”の面白さに開眼

 

では、留学中に独立を決意するような体験や出来事があったのですね?

森:そうですね。アメリカでの半年間は、日常生活の中でも常に「自分はどう思うのか」ということを問われているような毎日で、同じものを見ても人によって捉え方や感じ方は違う、ということを実感する日々だったのですが、そんな中で偶然出会った「サンドイッチ」に感銘を受けたことが独立のきっかけになりました。

 

日本でサンドイッチと言うと、大体白くて三角形で間にタマゴ、ハム&チーズなどが挟んであるというイメージで、決まったものを選ぶスタイルがほとんどだと思いますが、アメリカのサンドイッチは日本のものと違ってオーダーが難しいんです。具材はもちろん、チーズの種類からパンの焼き加減まで細かく自分で選び、店頭で頼まなければいけないので。しかもそれを英語でやりとりするので、留学中の身だった私にはとても難しい。でも美味しいから何度も通っていまして。そうしているうちに、「サンドイッチというのはなんて個性を表す食べ物なのだろう」と思うようになったんです。同じ具材の中から各々がオリジナルのオーダーをして、他の誰とも違う自分だけの味を創り上げる。その人らしさやその人だけの良さを自分で表現できる、なんて素晴らしい食べ物なんだ、と感動してしまったんですよ(笑)。

 

 

それが独立のきっかけに!?とても面白いエピソードですね(笑)。

 

森:みんなが自分の好きなもので独自のサンドイッチを作るのを見ていて、「個性を引き出す」というのは素晴らしいことだなと感じました。自分もこういうサンドイッチ屋をやりたいと。

語学学校の先生も応援してくださって、起業家や投資家が集まるインキュベーション施設を紹介していただいたのですが、そこでもみんな「いいね」、「やってみたらいいよ」と背中を押してくださいました。

 

日本で同じことを言うと「本当に大丈夫?」、「お金はどうするの?」と言われることの方が多いと思うのですが、向こうはベンチャー精神のある人が多いので、チャレンジに対して前向きな言葉で応援してくれるのですよね。そういった雰囲気にも助けられ、サンドイッチ屋を開くと決意し帰国。すぐに準備を始めました。

とはいえ、いきなり店舗を出すのはリスクも大きいと思い、他の方法を模索していたのですが、フードのデリバリー事業を運営している友人に相談したところ、「じゃあうちの会社でやったら?」という話になり、その会社の中にサンドイッチブランドを立ち上げることになりました。

 

素晴らしい行動力ですね!サンドイッチ屋から現在のキャリアコンサルタントへと転身された背景にはどのような経緯があったのですか?

森:サンドイッチブランドが立ち上がってしばらくすると、今度は「自分が本当にやりたかったのはサンドイッチ屋だったのだろうか?」という葛藤が生まれました。アメリカでサンドイッチに感動したのは事実なのですが、本当に惹かれたのは“個性を引き出すこと”であり、サンドイッチはその手段の一つだったのですよね。そのことに気づいてから、「どういう場面で人の個性を引き出したいのか」を考え始めました。そして最終的に「生き方の選択やキャリア形成において“個性を引き出す”ための支援をしたい」という想いに至ったのが、キャリアコンサルタントに転身することにしたきっかけでした。

 

そうは言っても、フリーとしてゼロからキャリアコンサルタントを目指すとなると、険しい道のりではないかと想像するのですが、どのように踏み出したのですか?

森:まずはキャリアに関してどんな悩みがあるのかを知りたいと思い、とりあえずは100人を目標にいろいろな人に会ってヒアリングをすることから始めました。

20代後半から30代の会社勤めの方にお話を伺うことが多かったのですが、やはり30歳前後で最初の壁にぶつかる方が多いようで、みなさんとても悩んでいることがわかりました。たくさんの方と会う中で、支援をするためには専門的な知識が必要だと感じる場面が増えていったのですが、ちょうどその頃、キャリアカウンセラーの資格が国家資格になるという記事を見たんです。「これは絶対に取ろう!」と決めて、ヒアリングと並行して資格取得のための勉強も始めました。

その後、2、3年は他の仕事を掛け持ちしながらキャリアコンサルタントとしての仕事の準備をし、2016年からキャリア支援の仕事一本に絞りました。

 

現在は、「キャリア形成・人材育成」を軸に法人向けに展開しており、経営者の方や人事部の方からのご依頼で社員の方々のコンサルティングや教育研修をさせていただいています。第三者だからこそのかかわりにより経営と現場の双方の本音を引き出し、人の成長や組織の改善に効果的に繋がっていくよう心がけています。対話を通じて組織とそこで働く人とのコミュニケーションの調和を図る、そこに第三者としてかかわるキャリアコンサルタントの意義を感じています。

 

100人へのヒアリング、またまたすごい行動力ですね!100人のビジネスパーソンへのヒアリングを通してどのようなことを感じられましたか?

森:まず感じたのは、自分のキャリアについて考えたり話したりする機会はなかなかないんだな、ということでした。自分のキャリアを考えたい、でも日々の業務に追われ、立ち止まって「自分はどうしたいのか」、「自分の強みや持ち味はどういうところにあるのだろうか」といったことを考える時間を持つことが難しいのだなと。だからこそ、それらを考える時間を意識的に作ったり、第三者が入って考えるための刺激を与えたり、思考の整理を手助けしたりすることに意味があるのかもしれないと感じました。そう思えたことがキャリアコンサルタントとして仕事の幅を広げていく際の後押しにもなりましたね。

 

自分だけの強みや経験を活かし、唯一無二の存在に

自分だけの強みや経験を活かし、唯一無二の存在に

 

ラジオのパーソナリティも務めていらっしゃるとお聞きしたのですが、そちらはどのような経緯で出演することになったのですか?

森:キャリア支援の仕事に絞ることを決めた2016年に、その決意をお話できる場があれば声をかけてほしいと周囲の方に伝えていたところ、ひょんなことからラジオに出演することになりました。その時は指示されるままに喋っただけだったのですが(笑)、その後、制作会社の方とお話する中で「経営者の方をゲストに招いて番組を作れるのでは?」とおっしゃっていただいたのです。

予想外の展開に驚きましたが、「道を切り開いてきた経営者の方々の話によって、キャリア形成に悩むビジネスパーソンに考えるヒントや行動のきっかけを掴んでもらいたい」と思い、すぐに企画を練りました。スポンサーを自分で探し、「人生の分岐点を語る」というテーマで番組をスタートさせました。全てが初めてで何も無い中、何より私の想いに同意して出資してくださったスポンサー企業様にとても感謝しています。

 

素晴らしいですね。ベンチャーキャピタルご出身でラジオ番組もお持ちという、キャリアコンサルタントの中でも稀有な存在でいらっしゃると思うのですが、森さんご自身のキャリアもまさにアメリカのサンドイッチのような、個性が引き出された結果生まれた唯一無二のものですね。

森:ありがとうございます。自分としても、強みや経験を活かしながら他のキャリアコンサルタントとは違う存在になりたいというのは常に考えています。

そのために大事にしていることの一つが、機会を逃さないこと。チャンスに対するアンテナを高くしておいて、実際に巡ってきたらその瞬間を逃さないようにすることです。もともと勝負事も好きなのですが(笑)、ここぞという時に「やる!」という判断ができるかどうかが大事だと思っているので、チャンスが目の前に来た時は必ず掴もうという心構えでいます。

 

では最後に、今後はどのようなキャリアを描いていらっしゃるかを教えてください。

森:キャリアコンサルタントとして組織と人をつなぐ仕事を、今後も続けていきたいです。

ラジオ番組の企画・運営の経験もキャリアコンサルティングの仕事に活かしていきたいと思っていて、最近は社内コミュニケーション活性化のための仕組みとして“社内ラジオ”という取り組みも実施しています。パーソナリティもゲストもすべて社員。文字だけでは伝わらない、音声ならではの特性を活かし、部門や役職などの垣根をこえ、社員それぞれが本音で語り、それぞれの個性を知ることにより、リアルなコミュニケーションの機会を創り出していく取り組みです。ビジネスパーソンが楽しみながら成長できる場を、これからも作っていきたいですね。

 

本日は貴重なお話をありがとうございました!

以前から“人とちょっと違うこと”が好きだったという森さん。ご自身の個性は人との出会いによって引き出されたものだとおっしゃっていましたが、留学から独立、キャリアコンサルタントへの転身と、どの局面でもご自身の想いを掘り下げ、考えを深めた上で素晴らしい行動力を発揮されていて、この内省力と行動力こそが現在の森さんのキャリアを創り上げたのだなと感じました。

唯一無二のキャリアコンサルタントとしての更なるご活躍を応援するとともに、森さんのコンセプトである「自らの道を切り拓き、選択肢を広げる」と同様、働き方の可能性を広げるためのプラットフォームを創るべく、私たちも一層努力していきたいと考えています。

 

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