フリーランスの請求書送付メールの例文【コピペOK】注意点も解説
作成日:2026/03/22
フリーランスが請求書をメールで送付することは、ビジネスマナーとして問題ありません。クライアントからメール送付を求められることもあるでしょう。
ただし、請求書は金銭のやり取りに関わる重要な書類です。メールでの送付時は相手に失礼のないよう、適切な文面を添えるようにしましょう。
この記事では、フリーランスが請求書をメールで送る際にそのまま使える例文やビジネスマナー・注意点について、わかりやすく解説します。
目次
■【例文】継続につながるフリーランスの請求書メール文
(1)印象の良いメール例文
(2)シンプルなメール例文
(3)紙の請求書を郵送した場合の例文
■フリーランスの継続案件につながるメール文の特徴
(1)引き続き対応できると記載する
(2)別途対応できる業務を伝える
(3)誰が見ても詳細がわかるように記載する
■メールでの請求書送付のメリット・デメリット
(1)メリットは「時間・コストがかからない」
(2)デメリットは「情報漏洩のリスク」
■フリーランスのメールでの請求書送付時の注意点
(1)クライアントにメール送付の了承を得る
(2)押印方法について確認する
(3)請求書をPDFファイルに変換する
(4)件名に請求書添付を記載する
(5)電子帳簿保存法改正に伴う対応をする
【例文】継続につながるフリーランスの請求書メール文

フリーランスで仕事をしていると、メールでの印象がそのまま自分自身の印象になることは珍しくありません。好印象を残すため、請求書をメールで送付する際は次のポイントに気を付けましょう。
- ・誰が読んでも確認ポイントがわかる
- ・感謝の意が添えられている
- ・(場合によって)次回の提案が添えられている
請求書に添える文面とはいえ事務的な連絡で終わらせず、次の仕事につながるようなひと工夫を加えることも可能です。
ここで、そのまま使える請求書送付時のメール例文を紹介します。悩んでいる方はぜひ活用してください。
(1)印象の良いメール例文
ここでは、クライアントに対する印象が良い、請求書送付時のメール例文を紹介します。
<件名>
【請求書送付】◯月分_案件名(氏名)
<本文>
株式会社◯◯ ◯◯部◯◯様
いつも大変お世話になっております。(氏名)です。
◯月分の請求書をお送りいたします。ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。
【添付】
- ・請求書(No.◯◯) 1通
【請求内容】
- ・請求内容:◯◯
- ・請求金額:◯円
- ・お支払い期限:◯年◯月◯日
今回の案件では、◯◯様の迅速なご対応のおかげで、当初の想定よりも深く踏み込んだ内容に仕上げることができ、心より感謝しております。
来月(◯月)以降は、現在◯◯件ほど枠に余裕がございます。もし継続案件や新規のご予定がございましたら、優先的に調整させていただきますので、お早めにお声がけいただけますと幸いです。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
(氏名)
電話番号:◯◯
(2)シンプルなメール例文
すでに信頼関係が構築されている継続案件のクライアントや、事務的なやり取りを好む相手には、要点を簡潔にまとめたシンプルなメールが適しています。
<件名>
【請求書送付】◯月分_案件名(氏名)
<本文>
株式会社◯◯ ◯◯部◯◯様
いつも大変お世話になっております。(氏名)です。
平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
◯月分の請求書を送付いたします。
お忙しいところ恐縮ですが、ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。
【添付】
- ・請求書(No.◯◯) 1通
ご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
今月もスムーズな進行にご協力いただき、ありがとうございました。次回の案件につきましても、いつでも着手可能な体制を整えております。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。
(氏名)
電話番号:◯◯
(3)紙の請求書を郵送した場合の例文
クライアントの要望により紙の請求書を郵送した場合でも、発送した旨をメールで一報入れると丁寧な印象を与えられます。
<件名>
【請求書送付】原本郵送のご案内_2026年◯月分(氏名)
<本文>
株式会社◯◯ ◯◯部◯◯様
いつも大変お世話になっております。(氏名)です。
◯月分の請求書を作成いたしましたので、確認用としてPDFファイルを添付いたします。
なお、請求書原本につきましても本日郵送いたしました。数日中にお手元に届くかと存じます。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。
【添付】
- ・請求書(No.◯◯) 1通
【請求内容】
- ・請求内容:◯◯
- ・請求金額:◯円
- ・お支払い期限:◯年◯月◯日
またお力になれることがございましたら、お気軽にお声がけください。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
(氏名)
電話番号:◯◯
メールアドレス:◯◯
印象が悪くなるフリーランスの請求書メールの例文

フリーランスとして信頼を損なわないためにも、相手への配慮に欠ける請求書メールは避けるべきです。
例えば、件名が「お疲れ様です」や「請求書」だけでは、多くのメールに埋もれて見落とされたり、迷惑メールと判断されたりする可能性があります。
本文に宛名や挨拶が一切ないと、あまりにも不親切で失礼な印象を与えることになりかねません。「誰から何の請求なのか」が一目でわかり、受け取った相手がスムーズに処理できるよう配慮することが重要です。
▼印象が悪くなる請求書送付時のメール例文
<件名>
お疲れ様です
<本文>
請求書を添付いたしました。
お忙しいところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いします。
フリーランスの継続案件につながるメール文の特徴

請求書送付メールは、単なる事務手続きの連絡手段ではなく、クライアントとの関係を強化し、継続案件につなげるための重要なタッチポイントにもなり得ます。
基本的なマナーを守りつつ、ポイントを押さえて関係継続につなげましょう。ここで、次の仕事の受注につながるメール文の具体的な特徴を解説します。
(1)引き続き対応できると記載する
継続依頼を得るには、請求書メールの文面に「今後の案件にも引き続き対応可能である」という積極的な意思を明確に含めましょう。
クライアントが次の発注先を検討しているタイミングで継続の意欲を示せれば、発注を後押しする効果に期待できます。
例えば「今回のプロジェクトでは大変多くのことを学ばせていただきました。もしよろしければ、今後の案件でもぜひお力添えさせていただけますと幸いです。」といった形です。
(2)別途対応できる業務を伝える
今回受注した業務内容だけでなく、自身が対応可能な他のスキルや業務範囲をアピールする文面を追記する方法も効果的です。
クライアントがまだ認識していない自分の能力を伝えれば、新たなニーズを喚起し、異なる分野での案件獲得につながる可能性があります。
例えば、Webライティングの案件完了後、「ライティングの他、WordPressへの入稿作業や簡単な画像編集も対応可能です。」といった文面を添えましょう。
提供できる価値を具体的に示すことで、クライアントは複数の業者に依頼する手間を省けます。ワンストップで任せられるフリーランスとして重宝される可能性も高まります。
(3)誰が見ても詳細がわかるように記載する
メール本文には、誰が見ても理解できるような請求内容の要点を、簡潔に記載しましょう。
メールを受け取る担当者と、実際に支払い処理を行う経理担当者が異なるケースはよくあります。
誰が見ても請求内容の概要をすぐに把握できるようにしておけば、クライアント側でスムーズに情報連携でき、親切な印象につながるでしょう。
添付ファイルに詳細を記載するだけでなく、メール本文にも【請求概要】などと見出しを設け、内容を箇条書きで明記するとよいでしょう。
メールでの請求書送付のメリット・デメリット

請求書をメールで送付する方法は、フリーランスにとって多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。
メリットとデメリットを正しく理解し、適切な方法で請求書を送付できるようになりましょう。ここで、メール送付がもたらす具体的な利点と、潜んでいるリスクについて解説します。
(1)メリットは「時間・コストがかからない」
請求書をメールで送付する最大のメリットは、時間やコストを節約できる点です。
郵送の場合に必要な請求書データの印刷・封入・切手の購入・ポストへの投函といった一連の作業が不要になります。
郵送費用がかからないだけでなく、作成から相手に届くまでが瞬時に完了するため、業務全体のスピードも向上します。
また、万が一、請求書の内容に不備があった場合でも、修正したファイルをすぐに再送付できる点もメリットです。
(2)デメリットは「情報漏洩のリスク」
メールでの請求書送付にひそむ無視できないデメリットは、情報漏洩のリスクが伴うことです。
例えば、宛先を誤って第三者に送信してしまう誤送信のリスクや、使用しているパソコンがウイルスに感染してデータが外部に流出する可能性が考えられます。
請求書には取引先の情報や取引内容・金額などの機密性の高い情報が含まれているため、一度流出すると深刻な問題に発展しかねません。
こうしたリスクを軽減するためには、送信前の宛先二重確認の徹底・セキュリティソフトの導入・重要なファイルにはパスワードを設定して別途パスワードを通知するなど、厳重な情報管理対策を講じる必要があります。
フリーランスのメールでの請求書送付時の注意点

フリーランスがメールで請求書を送付する際、トラブルを未然に防ぎクライアントと円滑な取引を継続するための注意点があります。
単にメールを送るだけでなく、ビジネスマナーの遵守や法的な要件への対応をしなければなりません。
プロフェッショナルとしての信頼性を高めるためにも、ここで、請求書のメール送付時の注意点を確認しましょう。
(1)クライアントにメール送付の了承を得る
請求書をメールで送付する前には、必ずその方法で問題ないかクライアントに確認し、了承を得ておくことが重要です。
企業によっては、社内の経理フローで「請求書は紙の原本でなければならない」と規定されている場合があります。
確認を怠り、一方的にメールで送付してしまうと、後から原本の郵送を求められるかもしれません。そうなると二度手間になるばかりか、支払いの遅延につながる可能性もあります。
特に初めての取引先の場合は、契約時や業務開始前に「請求書はPDFデータをメールでお送りする形でよろしいでしょうか」と一言確認を取りましょう。
(2)押印方法について確認する
法律上、請求書への押印は必須要件ではありませんが、日本の商慣習においては、押印された書類を正式なものと見なす文化が根強く残っています。
そのため、クライアントの意向に合わせて対応するのが望ましいといえます。メールで請求書を送る前に、押印が必要かどうかを確認しましょう。
もし押印を求められた場合は、一度請求書を印刷して押印し、それをスキャナで読み取ってPDFデータを作成する方法や、電子印鑑を利用する方法があります。
どちらの方法が良いかも含めてクライアントに確認し、指示に従うことで、円滑な取引関係の維持につながるでしょう。
(3)請求書をPDFファイルに変換する
メールで請求書を送付する際は、必ずファイルをPDF形式に変換してから添付しましょう。
ExcelやWordなどの編集可能な形式のまま送ると、意図せず内容が変更されたり、第三者によって金額などが改ざんされたりするリスクがあります。
また、相手方のパソコン環境によっては、フォントの違いなどからレイアウトが崩れて正しく表示されない可能性も否定できません。
PDF形式は、作成者の意図した通りのレイアウトで表示され、編集が困難であるため、ビジネス文書のやり取りにおける標準的なファイル形式とされています。
PDFへの変換のひと手間が、書類の信頼性を担保し、相手への配慮を示すことになります。
(4)件名に請求書添付を記載する
請求書を送付するメールの件名は、受信者が一目で内容を把握できるよう、具体的でわかりやすいものに設定しましょう。
クライアントの担当者は、日々大量のメールを処理しているため、「請求書の件」のような曖昧な件名では、他のメールに埋もれて見落とされたり、後回しにされたりする可能性があります。
件名には「【◯月分ご請求書】」といった用件と、「株式会社◯◯(自分の屋号や氏名)」という差出人を明記するのが基本です。
これにより、相手はメールを開封する前に重要度を判断でき、経理担当への転送といった次のアクションもスムーズに行えるようになります。
(5)電子帳簿保存法改正に伴う対応をする
メールで送受信した請求書は「電子取引」に該当し、電子帳簿保存法の規制対象となります。
2024年1月からは、電子取引で得たデータを電子データのまま保存することが全ての事業者に対して義務化されました。そのため、フリーランスもこの法令に則った対応が必須です。
送付した請求書の控え(PDFなど)は、単にパソコンに保存するだけでなく、「取引年月日」「取引金額」「取引先名」で検索できる状態で整理して保存しなくてはなりません。
ファイル名を「20240401_株式会社ABC_110000.pdf」のように、規則的に設定するなどの工夫が求められます。
また、このデータは原則として7年間保存する義務があります。
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まとめ

フリーランスが請求書をメールで送付することは、迅速かつコストを抑えられる効率的な方法です。しかし、ビジネスマナーや法的な注意点をおろそかにしてはなりません。
クライアントに失礼のない丁寧な文面を心がけ、PDF形式での送付やわかりやすい件名の設定をするようにしましょう。
加えて、電子帳簿保存法への対応といった基本の遵守が、信頼関係の維持と継続的な取引へとつながる鍵となります。
請求書の作成は、無料テンプレートやPDFテンプレートを活用しつつ、インボイス制度や電子保存の要件も踏まえて運用すれば、請求業務の負担を減らしながら信頼性も高められます。
本記事で紹介したメール例文や注意点も参考に、信頼される対応をしていきましょう。
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