クライアントから評価される人・されない人の決定的な違いとは

作成日:2017/01/25

 

クライアントから評価される人の共通点とは?

コンサルタントとしてクライアントから評価される人の共通点とは?

「我ながら人一倍頑張っているのに、クライアントから評価されていない感じがする」
「常に誠意を持って仕事にあたっているのに、コンサルタントして今ひとつクライアントから信頼されていない気がする・・・」

このような点で悩むビジネスパーソンは少なくないのではないでしょうか。サラリーマンとして会社勤めをするにしても、独立・起業を目指すにしても、クライアントからの評価は非常に重要であり、モチベーションにも大きく影響しますよね。直接クライアントと関わることの少ない社内の管理部門で働いている人であっても、マネジメント層からの評価は気になるところなのではないかと思います。

そこで今回は、クライアントやマネジメント層から評価される人に共通する特徴について、考えてみたいと思います。

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評価される人の特徴(1):反応が早い

評価される人の特徴(1):反応が早い

クライアントやマネジメント層からの評価が高い人の特徴のひとつは、とにかく「反応が早い」ということが一つとしてあるでしょう。

具体的には、例えば上司からのある依頼に対して、すぐに対応できない状況であったとしても、まずは即座に、「了解しました。」や「〇日までに対応いたします。」といったように『依頼を受けたことを認識していること』、そして『いつ頃であれば対応できるか』をすぐに返してくれるというようなことです。

このようにスピーディーに反応をしてくれると、依頼者側の立場としては、相手に依頼するかどうかを即座に判断できるためタイムロスが少なく、仮にその時は依頼しないという判断をしたとしても、次の機会にはまた声をかけてみようと思うケースも多いのではないかと思います。もちろん、お願いされたことに対してのアクションをしない、や、納期を守れない、ということも信頼を失う要因ではありますが、「依頼そのものに対しての返信・返事が遅い」ということも信頼を勝ち取れない要因の一つになるということを忘れてはいけません。

納期を守るという点でクライアントやマネジメント層の時間を無駄にしないのはビジネスマンとして当たり前のマナーですが、このような場面で相手の時間に配慮することも、小さなことではありますが非常に大事なマナーですね。

 

評価される人の特徴(2):仕事をタスクレベルに分解し、ルーチン化して処理する

評価される人の特徴(2):仕事をタスクレベルに分解し、ルーチン化して処理する

クライアントやマネジメント層から高く評価されている人は、「仕事の段取りや内容をタスクレベルにまで分解し、タスクとタスクとの合間に周囲と適宜すり合わせを行う」傾向がある、といわれています。その上で、自分や周囲の成功モデルをベースにして、タスクを型にはめてルーチン化し、抜け漏れなく、かつ業務改善の1つとして効率的に処理するのです。

例えば、「新規事業に関する提案書の作成」という仕事を、「既存事業への影響の確認」と「提案書の作成」という2つのタスクに分けて進めるとします。この2つのタスクに分けて行った仕事がうまくいったら、それを成功モデルとしてルーチン化し、以後、類似の仕事の際には同じタスク分けをして抜けや漏れがないようにするのです。このように仕事の仕方をひとつひとつ「型」にしていくと、経験を積めば積むほど「型」が洗練され、効率もアップし、抜け漏れがなくなり、より質の高いアウトプットにつながっていきます。

さらに、自分がメンバーのマネジメントする側になった場合にも、「型」があることで、メンバーに仕事を伝えやすい、教えやすいというメリットがあるでしょう。

 

評価される人の特徴(3):ムラのある仕事をしない

評価される人の特徴(3):ムラのある仕事をしない

そして、肝に銘じなければいけないのは、どれだけクライアントやマネジメント層から求められるコンサル案件を多くこなし、質の高いアウトプットを出していたとしても、その時々で仕事の質が変わってしまうようなムラがあってはいけません。信頼や評価は「継続性」から生まれると言われています。スポット的に「素晴らしい仕事をしたな!」と評価されたとしても、次の仕事の質が下がってしまってはせっかく上がりかけた評価がまたゼロリセットされてしまいます。

ビジネスの内容は業界によって異なり、時代の流れでも変化していきますが、クライアントやマネジメント層が求めているのは、継続的に安定した、かつ信頼できる仕事をしてくれる人なのではないでしょうか。いい仕事とダメな仕事が織り交ぜられたような、仕事ぶりにムラのある人は中々評価されにくい、逆にクライアントやマネジメント層の立場からすると評価しにくいといえるでしょう。

 

いかがでしたでしょうか?

「こんなの当たり前だ」と思われる方も多いでしょう。実際に当たり前だと思います。しかし、この当たり前のことを継続できるかどうかが評価を分けているのもまた事実です。本当にプロフェッショナルなコンサルタントは当たり前のことを当たり前に成し遂げているからクライアントからの信頼も厚く、継続したプロジェクトへの参画や新規の案件をご紹介いただけるのではないでしょうか。その分、営業活動に費やす時間を減らすこともでき、コンサルタントとしての業務に専念できるという好循環を生み出している方をお見受けします。独立・起業を考えている人はもちろんのこと、そうではないビジネスパーソンにとっても、クライアントからの評価はとても重要なものだと思います。報酬や給与に跳ね返ってくるという面もありますが、自分が気持ちよく働けるかどうかという面にも、相手からどう評価されているかということは大きな影響を及ぼす場合があります。

発想の転換ですが、「高い評価を得よう」とあくせくするよりも、「とにかく反応は素早くしよう」、「仕事はタスクに分けてやるようにし、仕事の仕方のパターン化も意識しよう」、と心がける方が、簡単に始められるのではないでしょうか。

 

(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)

 

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