目の前の仕事の積み重ね。その先に、“日本の働き方”を変えるプラットフォームが待っている

作成日:2017年7月4日(火)
更新日:2017年7月11日(火)

日本の働き方を変えたい。そのためのプラットフォームを創りたい。プラットフォームを創るということは、“継続させる”という責任が生まれます。みらいワークス社員ひとりひとりが仕事を積み重ね、プロフェッショナルの挑戦の場を提供し続けます。

先週、『【働き方改革】~「人生100年時代 × 第4次産業革命」に必要とされるプロフェッショナル人材の新しい働き方~』(http://mirai-works.co.jp/topics/release006/)というタイトルでプレスリリースをうちました。
我々みらいワークスへはさまざまなプロフェッショナル人材の方々がいらっしゃいますが、その中で「これからベンチャーを起業する」「転職しようと考えている」「プロフェッショナルとして独立したい」などの選択肢を目の前にして、自分がどの道を選択すべきか、といったご相談をいただくことが多いです。世の中には幾多の人材紹介会社がありますが、みらいワークスにそのようなご相談をいただけるのは、独立や起業をした方々の転職支援も行なっている企業がそもそも少ないという現実があるからでしょう。
 

短期間で何社もの会社への転職を繰り返している人は、いわゆる“ジョブ・ホッパー”と呼ばれ、やはり人材紹介からは避けられてしまいます。今ではだいぶ価値観が変わってきた印象ですが、“一生のうちで転職は3回まで”などと言われていて、それ以上の回数だと転職が多すぎる、と評価する大企業もいまだに多いのが実態なのではないでしょうか。

もともとは企業に勤めていて、それなりに実績を残した方がその経験をもとに独立するというのが、独立プロフェッショナルの王道なパターンです。その後活躍されて、そのまま独立プロフェッショナルとして働き続ける方もいらっしゃいますし、一人会社を立ち上げて独立プロフェッショナルとして活動しながら何かビジネスを起こし、ベンチャー企業として社員を増やす方もいます。その一方で独立して働くのが合わず、組織に戻るという意思決定をする方もいます。また、独立して5年が経過し、「独立してからの経験を組織で活かしたいから再就職したい」というご相談も受けることもあります。ご結婚されて子供が小さいので、この5年間は組織に所属して生活を安定させ、その後また独立に再チャレンジしたい、そんなことを話してくださった方もいました。

先日、独立コンサルタントとして活躍されている方のIoTベンチャーへの転職をご支援させていただきました。その方は50歳を超えており世間一般的には転職は厳しいともいわれる世代ですが、見事転職を成功させ、現在急成長中のIoTベンチャーで活躍されています。新しい職場は、大企業での豊富なご経験や、独立コンサルタントとして幾多のプロジェクトを推進してきたそのご経験が活かせる場となっており、このIoTベンチャーの成長をさらに加速させるご縁になればと願っております。
『独立する』ということは、今までは片道切符で一度独立したらもう組織人には戻れない、そんな世界観をイメージしていましたが、このような方々の話を聞いていると、独立はキャリアの中での通過点のひとつである方もいるのだなと気づきます。今、世の中では『働き方改革』が進み、このような多様な働き方、多様なキャリアを実現できる社会へと変化しようとしています。みらいワークスはそれを支えるプラットフォームになっていくことが求められています。

人生100年時代

100歳時代の戦略的人生設計書、「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」が世界的にもベストセラーになりましたが、日本でも昨年発売され、さまざまなメディアで取り上げられて話題になっていました。この本の中では今後人が100年も“健康”に生きる時代が到来し、これまでの『20歳前後まで教育を受け、仕事に就き、60歳前後で引退する』というスタイルが過去のものになりつつあり、「知識やスキルを再取得しながら自分の生き方に関して考える」ステージ、「組織に雇われず独立して働く」ステージ、「異なる活動を同時並行で行なう」ステージ、この3つのステージを行き来して人生を設計する時代に突入すると予見しています。

英国の方が書いた本ですが、日本でも同じことが起きていると感じており、実際にみらいワークスにご登録いただいている方々は、既にこの働き方を実践しています。しかしこのような働き方を支える社会インフラはまだ存在していないのが実態なので、そのプラットフォームが必要です。すなわち、“独立”“起業”といった選択肢を“転職“と同じレベルの選択肢として捉え、自分の状況に合った最適な選択肢を選ぶ。みらいワークスは、この新しい働き方をする時代への移行を支えるプラットフォームとなってまいります。

そしてこのような新しい働き方のプラットフォームとなるにあたり、新たなる覚悟を求められると感じています。今もかなりの人数のプロフェッショナル人材の方々に挑戦の場を提供させていただいておりますが、プラットフォームには『継続性』も重要な要素で、大切にしなければならないと考えています。
プラットフォームを活用している方々は、それを見込んでビジネスを展開する方もいらっしゃいます。弊社をご活用いただいている方の中には、自身でビジネスを起こしている社長も多く、自社ビジネスがマネタイズするまでの収入を得る手段として、みらいワークスのプラットフォームを活用しています。起業した最初の数年はみらいワークスのプラットフォームを活用しながらキャッシュフローをまわしていた方も、自社ビジネスが軌道にのってきたので、今は全くみらいワークスを利用しなくなった。そんな起業家の方もいます。そのような実例を見ても、弊社サービスが起業家を支える仕組みにもなりつつある、ということが言えるのではないかと思います。

新しい働き方のプラットフォーム

では、そのような状況の中で、突然そのプラットフォームが無くなったらどうなるでしょうか。何人もの起業家が新たな収入源を見つける必要が出てきますし、ビジネスを継続できなくなる方もいるかもしれません。このような観点から考えると、みらいワークスのサービスを利用いただく方が増えれば増えるほど、「自社にとって収益性がどうだ」といった単純な話ではなく、エコシステムを支えるプラットフォームとして責任を持って事業を継続しなければならないということです。事業を継続する為にはプラットフォームを拡大させ続けなければなりませんし、みらいワークスとしての利益を確保し、財務基盤を強めなければなりません。

我々はプロフェッショナル人材が挑戦するエコシステムを支えるプラットフォームとして、“覚悟”をもってこのビジネスと向き合っていかなければならないと改めて感じています。そしてみらいワークスのメンバーが日々取り組んでいる目の前の仕事一つ一つがこのプラットフォーム創りに繋がっており、どれも責任もってあたるべき仕事です。全員の力を合わせ、一人でも多くのプロフェッショナルに挑戦の場を提供することで、日本の働き方を変えていきます。