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コンサルタントのワークスタイル

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震災を機に独立・起業 ”他人のため”に動くフリーランスのコンサルタントに!

リーボックジャパンなど外資系企業の日本法人社長を歴任した男が3.11を機に生き方を見つめ直して選んだ独立・起業の道とは?

「コンサルタントのワークスタイル」第11回のインタビューは、桑原寛二さん。
複数の外資系企業の日本法人で社長を務めた後、東日本大震災を機に独立され、現在はエグゼクティブ・コーチ、組織開発を手掛けるフリーランスのコンサルタントとしてご活躍されています。過去のキャリアとはまったく違う道に進まれている桑原さんに、独立のきっかけやフリーランスとして起業を決断された時の思いなど、たくさんのお話を伺ってきました。

今回のインタビューにご協力いただいたコンサルタント

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桑原 寛二(くわはら かんじ)
1956年生/男性

日本大学商学部卒業後、リーバイ・ストラウス ジャパンに入社。その後、ナイキジャパン、エスカーダジャパン、リーボックジャパン、スウォッチグループジャパン、True Religion Japan、ZoomSystems Japanと、約28年間を外資系日本法人に勤務し、会社経営・セールス・リテール・マーケティングに携わり、ブランディングを主戦略として売上と利益の最大化に貢献。現在はエグゼクティブ・コーチならびに組織開発(OD)チェンジエージェントとして、個人の本質的な「人間力」を開花させ「組織力」の向上につなげるフリーランスとしてコンサルティング活動を業界問わず展開中。

外資系メーカー勤務時に出会った研修が独立・起業のきっかけに

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ー名だたる外資系企業にお勤めの経験がある桑原さんですが、特に転機となったキャリアについて教えてください。

桑原さん(以下、敬称略):大学卒業後、国内の婦人服メーカーに3年弱勤めてからリーバイスに転職したんですが、そこでの12年目に大きな転機がありました。それまで1社目からずっと営業畑だったんですが、リーバイスでの10年目くらいの時期にアメリカで直営店の運営が始まって、日本でも直営店プロジェクトの志願者を募集し始めたんです。社員400人の中から3人しか選ばれない少数精鋭のプロジェクトで、その話を聞いた時にすごく興味が湧いたんですね。当時はGAPが日本に上陸してSPAの考え方が日本にも入ってきた時代で、これは面白そうだと思って志願して、運よくプロジェクトメンバーに選ばれました。それがものすごく転機になりましたね。少人数のプロジェクトだったので、商品開発からスタッフ募集、業務マニュアルや就業規則の作成、POSシステムの導入やシステムへのマスタ投入など、全部3人でやらないといけなかったんですが、プロジェクト内にGAPの立ち上げに参画してリーバイスにヘッドハントされたアメリカ人スタッフがいて、彼から小売りのノウハウをいろいろ教わって、本当に勉強になりました。

ーリーバイスを皮切りに、その後複数の外資系企業を渡り歩くことになるわけですが、そこにはどのような経緯があったのでしょうか?

桑原:転職については、人とのご縁やヘッドハンターからの情報がきっかけになっているケースがほとんどです。リーバイスで転機となった直営店プロジェクトは結局会社の方針転換で頓挫してしまったんですが、そのタイミングで同僚との縁もありナイキに転職し、さらに2002年にはヘッドハンターからの転職話に乗ってエスカーダに移りました。

今思うと、当時は自分の可能性への挑戦のことしか考えていませんでしたね(笑)。翌2003年にはリーバイスとナイキでジャパンの社長をしていた方からリーボックジャパンの社長のポジションについて声を掛けられまして、その後リーボックがアディダスに買収されたタイミングでまたヘッドハントされてスウォッチに移りました。スウォッチの後は、True Religion Japanという会社の立ち上げを経てズームシステムズジャパンに移り、2011年にフリーランスのコンサルタントとして独立しました。

ー現在のお仕事を始めるきっかけは何だったのでしょうか?

桑原:ナイキの時に、ある研修会社に店舗スタッフのトレーニングをしてもらったんですが、その研修がスタッフに驚異的な変化を起こしまして。一番最初のきっかけはその研修に感動したことですね。当時の経験を経て研修業界との繋がりができたんですが、その中で個人の気づきの羅針盤と言われる「エニアグラム」を永年研究している方と知り合いになって、エニアグラムを組織に対応させようということで考えられたNineDomainsという手法を日本で最初に展開するという話に興味を持ち、そのNineDomainsを学ぶための資格として2011年の8月にエニアグラムのトレーニングを受けようと予約していたところ、ズームシステムズジャパンが業績不振で経営幹部全員交代ということになってしまいまして(笑)。別に転職活動をしようと思ってトレーニングを受ける予定にしていたわけではなかったのですが、偶然そういう流れになり、きっとこれも意味がある流れに違いないということで、フリーランスのコンサルタントとしての仕事に繋がる一歩を踏み出したわけです。

3.11を経験したことで吹っ切れた迷い

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ーいつ頃から独立を意識していらっしゃったのでしょうか?

桑原:ズームシステムズジャパンを辞めることになった時、もう一度雇われ社長としてのキャリアに進むか、それとも独立してフリーランスとして起業するか、とても迷いました。独立すると言っても準備は全然できていませんでしたし、雇われ社長をやっていれば自動的に給料は入ってくるわけですから。そんな中でなぜ最終的に現在の方向を選んだのかというと、きっかけは震災なんですね。2011年の3月11日、私は仕事で1人で浜松町にいたんですが、揺れが長くて本当に死ぬかと思いました。それで自分の人生を振り返った時に、自分は何をやってきたんだと。

両親に元気な体をもらって、まだまだ元気に生きていけるにも関わらず、50数年間ずっと自分のことばかり考えていて、、、、という気持ちがワーッと湧いてきて。一方で、独立したいという気持ちは実はだいぶ以前からあったんですね。リーボックでいろんな変革を起こしてプロジェクトを成功させていた時に、自分の心をこれ以上ワクワクさせるにはもう独立してフリーランスとして起業するしかないなと思ったんです。外資系の社長って意外と権限がなくて、やりたいことが全部やりきれるわけではないんですね。ですので、上司のいないところに行きたいという気持ちは2004年頃からずっとありました。それで震災に遭って、自分の人生は思っているより短いかもしれない、やり残しちゃいけないと思いました。もちろん迷いましたし、準備不足でもあったんですが、個人事業主としてではなく結局5ヶ月後の2011年8月に会社を立ち上げました。

ーその大きな方向転換のきっかけは震災だったんですね。

桑原:方向転換したことに関しては、幼い頃に兄を亡くしたときに、死ぬことについてすごく考えさせられた、という経験の影響もあると思います。よく「限られた一生」と言いますが、何人分かの人生を一度に生きることも可能なんじゃないかなというか、いつもフレッシュな気持ちでチャンスにどんどん挑戦していきたい、自分の人生に制限を加えたくないという気持ちが昔からありましたね。
ただ、大きく方向転換したからといって過去の経験が活かせなくなるわけではありません。実際には過去のチームでの経験やエピソードを引用することが今のフリーランスのコンサルタントとしての仕事にも大変役に立っています。みらいワークスさんからご紹介頂いたプロジェクトは50人くらいのベンチャー企業の事業戦略策定と組織開発などのプロジェクトでしたが、ここでも自分の過去のエピソードを度々活用しましたね。今は、個々人が持っている本当の強みや価値に気づいてどんどん表現していける人を増やしたいという気持ちです。事業会社にいた頃は自分で引っ張ることしか興味がありませんでしたが、今は人のために働けることがとても楽しいですね。

新しい方を選べば失敗しても悔いはない

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ー独立されて大変だったことや目論見と違ったことは何ですか?

桑原:やはり営業面は侮っていましたね。長年事業会社にいて何千人という方々とのネットワークがあったので、フリーランスとして独立するにあたってもそんなに不安はなく、数を打てば当たると思っていたんです。しかし、実際はなかなか難しかったですね。話をしに行っても、ああそうですかで終わってしまって。今思うと、形のないものの説明の仕方がわかっていませんでした。すぐに提案するのではなくまずは相手が困っていることを丁寧にヒアリングする、ということに気づくのに数年かかりました。

ー逆に独立して良かったと感じることは何ですか?

桑原:一番よかったのは信条に反する仕事をやらないで済むようになったことですね(笑)。まぁ、そうは言っても独立したての頃はなりふり構わず仕事をしていた感じだったのですが。あとは仕事上における精神的なストレスが激減したことでしょうか。背中から岩が取れたというぐらい楽になりましたから(笑)。

ー今後のライフプランを教えてください。

桑原:2011年に大きな転機があり、フリーランスのコンサルタントとしての仕事を始めたわけですが、このまま行くのではなく、この先にもう一度ひとつの転機があるのではないかなと漠然と思っています。それが何かは自分でもまだわからないんですが(笑)。ただ、今は目の前のコンサルティング業務をコツコツ全力でやって、多くの人に気付きを得てもらって、それを続けていればまたいつか次のステージが見えてくるのではないかなと思っています。

ー最後に、これから独立・起業を考えている方々にメッセージをお願いします。

桑原:きちんと自分と向き合って、本質的に自分がやりたいことであれば挑戦したほうがいいですよ、と言いたいですね。そして、目の前に来ているチャンスと自分のやりたいことに接点があれば、迷わず挑戦するほうに行くべきだと思います。個人的には、分岐点があったら必ず新しい方に行くようにしてきました。新しい方を選べば、うまくいかなかったとしても悔いはないから、という思いでした。現在、個人事業主やフリーランスとしてご活躍されている方はこの考え方に同調してくださる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ー本日はお忙しい中、貴重なお話ありがとうございました!

仕事で出会った研修の素晴らしさに感動し、自らもトレーニングを受ける。震災をきっかけに生き方を変えようと即行動に移す。仕事上のキャリアだけでなく人生そのものが前向きな挑戦に満ちている桑原さんのお話は、誰にとっても刺激的で勇気の出る内容だったのではないでしょうか。「新しい方を選べば失敗しても悔いはない」という言葉も、とても印象的でした。
みらいワークスも引き続き、桑原さんのような”みらいに挑戦する人”を応援し続けます!


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