チャンスは一瞬。幸運の女神には、前髪しかない

作成日:2017年3月3日(金)
更新日:2017年7月26日(水)

チャンスが巡ってきたときに、そのチャンスに勇気をもって取り組む、そんな挑戦心をこれからも持ち続けていきたい。

「seize the fortune by the forelock. (幸運の女神には、前髪しかない。)」英語のことわざで、原文は、レオナルド・ダ・ヴィンチの言葉らしいです。
チャンスの女神には前髪しかないので、向かってくるときにつかまなければならない。通り過ぎてから慌てて捕まえようとしても、後ろ髪がないのでつかむことが出来ない。そんな教訓が込められた諺ですが、確かにそうだよな、と思わされる経験が何度もあります。チャンスをつかめた時も、チャンスをつかむのを躊躇したこともあります。
 

プライベートでつかみ損ねた経験では、もう10年以上前ですが、イタリアを旅行していてナポリに一泊した際に、青の洞窟という観光名所に行く予定で、ローマから車を運転して行って時間もカツカツだったので翌日にしようと思いましたが、翌日実際に船着き場に行くと、「波が高くて入れない、昨日来れば行けたのに」と言われて悔しい想いをしたことがあります。その為にナポリに行ったようなものに、「明日でいいっか」と思ってしまったが故に、目的を果たせずローマに戻ることになりました。

仕事でつかんだ経験は、独立コンサルタントとして活動し始めた頃に、自分自身では全く経験のない領域のプロジェクトを紹介されたことを覚えています。全く経験のない業種でクライアントも国内トップクラスの大企業、その企画室に一人で常駐するという仕事でした。決済系の新規事業のアライアンス支援でしたが、8年くらい前ですので、まだフィンテックという言葉が日本で広がる前でした。今ならば、フィンテック案件ということで、喜んで手を上げる方も多いかもしれませんね。
そしてその案件、自分がYesと言わなければ、当然のように他の人に打診することになったと思いますが、やり切れるかどうかはわからないが、なんとかやり切れるはず、と自らを奮い立たせてプロジェクトを請けることにしました。声を掛けてくれたということは、少なくとも声を掛けてくれた人は私にはやり遂げられると考えたということですので、その期待に応えたいという気持ちもありました。経験がない領域だったので、プロジェクト期間中は大変な状況が続いていましたが、今振り返ると、未経験の仕事をやり遂げることで自信を持てましたし、またあのプロジェクトに参画したことがきっかけでさまざまな出来事や出会いがありました。

FinTech協会事務局運営の受託や、フィンテック業界に特化した人材サービス事業のサービスローンチ 岡本祥治ブログこのプロジェクトもきっかけとなり、7年の年月を経て、昨年の一般社団法人FinTech協会事務局運営の受託や、フィンテック業界に特化した人材サービス事業のFinTechConsultant.jpのサービスローンチに繋がりました(トップの写真は、昨年、一般社団法人FinTech協会にてプレゼンテーションさせて頂いた際の写真です)。一つのチャンスがその後どのような展開を遂げるのかその時にはわからないものですが、瞬間、瞬間に目の前にあるチャンスに対して行動をしない人には、チャンスはなかなか巡ってこないものなのではないでしょうか。

 

先日ワークスタイルインタビューをさせていただいた20代のコンサルタントの方は、アフリカビジネスを始めるために、先日、大手コンサルタント会社を退社しました。現在はアフリカに滞在し、どんなアイテムがアフリカでうけるのか、どのくらいのプライスで売れるのかなど、自らマーケット調査を行なっているところです。 このアフリカビジネスを立ち上げることになったきっかけですが、ふとした出会いから共同創業の3人が出会い、意気投合し、一緒にビジネスをすることになったらしいのですが、出会ったのは昨年の8月頃で、そこから話が急ピッチで進み、数か月後にはすでにアフリカに足を踏み入れることになりました。チャンスをものにしようと自分で一歩踏み出したということですね。今の時点でその一歩がどのような道につながっているかはわかりませんが、ご本人に「3年後またインタビューさせてもらいます。アフリカビジネスを始めるために大手コンサルタント会社を退社し、アフリカに滞在してどんなアイテムがアフリカでうけるのか、どのくらいのプライスで売れるのかなど、自らマーケット調査 岡本祥治ブログその時までにどんなストーリーが出来上がっているのか、楽しみにしています」と伝えさせて頂きました。

我々みらいワークスのお付き合いする方々は独立・起業している方が多いので、さまざまなチャンスを目の前に、バラエティに富んだ挑戦をなさっていることだと思います。そしてそのチャンスに挑戦する皆さんをサポート出来る、そんなプラットフォームになっていきたいと考えています。

 

チャンスは一瞬ですし、目の前にそのチャンスが来た時に、それをいかにつかめるかが大切です。誰にでもチャンスは来ていると思いますが、それに気付ける人と気付けない人がいて、また気付いて行動する人だけでなく、躊躇する人、選り好みする人がいるのではないでしょうか。
みらいワークスの行動指針『みらイズム』の一つに「挑戦:私たちはみらいの為に挑戦し、挑戦を通じて自ら成長します。」という言葉があります。
チャンスが巡ってきたときに、そのチャンスに勇気をもって取り組む、そんな挑戦心をこれからも持ち続けていきたいと思いますし、みらいワークスがそんなチームでありたいなと考えています。